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可愛い奴隷をゲットだぜ!
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ルシフェルたちは酒場でたらふく飲み食いした。
満足して宿に帰ると、リション、シェニー、シリシーの3名の座天使メイドたちが先に戻っていた。
「ルシフェル様。お帰りなさいませ」
姿勢を正して頭を下げ、主人を出迎えるメイドたち。
彼女らの前には、縛り上げられた人間が転がされている。
老若男女あわせて5人。
兄妹とおぼしき幼い男女が1組で、あとは成人した男性が3人だ。
「お言付け頂きました通り、人間を5人集めて参りました。どうぞお納めくださいませ」
「――ふぁ⁉︎」
ルシフェルは焦った。
「な、なんで縛り上げてんの⁉︎ たしか人間を連れてくるとは言ってたけど、荒事はなしって話だったよね!」
座天使メイドたちが応える。
「はい。シェバト様よりそのように申しつかっておりましたので、これらの人間どもは奴隷市場で手配して参りました。どうぞご安心くださいませ。どれも正規の手続きを踏んで購入した、人の法に照らしても瑕疵のない奴隷にございます。ただ……」
座天使メイドが幼い兄妹に見る。
兄妹は弱っていた。
病にでも冒されているのか、妹の方は床に倒れたまま「……はぁ、はぁ……」と浅い息を吐いている。
そんな妹に兄は懸命に身を寄せ、盾になって守ろうとしている。
座天使メイドは続ける。
「……ただ、この様に一部健康状態が良くない奴隷がおります。私どももこんな粗悪な商品を売りつけるのかと奴隷商と交渉したのですが、かの人間どもときましたら『すぐに渡せる奴隷はこれしかいない』の一点張りでございまして……」
座天使メイドたちは揃って頭を下げる。
「至らずに申し訳御座いません。もしもルシフェル様がお気に召さないようでしたら、この品質の悪い奴隷はすぐに廃棄処分いたします」
「いやいやいや!」
ルシフェルは内心思う。
鬼だ。
この天使メイドたち、人間に対してはマジで鬼だ。
「ルシフェル様、いかが致しましょう。やはりここは廃棄――」
「ストップ! もっと優しくしてあげて!」
ルシフェルは兄妹に駆け寄る。
ふたりの手足を縛っている縄を解き、猿轡を外してやった。
すると幼い兄が懸命に願い出る。
「ご、ご主人様、お、お願いです! ボクはどうなっても構いません。でも、妹は……妹だけは助けてあげて下さい……」
ルシフェルは白目を剥いた。
なんだこの状況は。
あまりの健気さに泣けてくる。
兄は懇願し続ける。
「い、一生掛けてご主人様に尽くします。だからどうか、妹をお医者さんに……!」
兄の身体は小刻みに震えていた。
自分だって怖いのだ。
けれどもそれを我慢して、妹のために身体を張っている。
ルシフェルは目頭が熱くなった。
すぐにタブレット端末を取り出すと『情報』アプリを起動する。
兄妹の状態を『走査』した。
兄妹は極度の衰弱状態にあった。
奴隷市場でよほど酷い目にあって来たのだろう。
栄養失調は当たり前。
外見も酷いことになっている。
顔から全身にかけて打撲跡があり、無事な箇所を見つける方が難しいくらいだ。
火傷跡もある。
外傷は兄の方が酷かった。
これは身を挺して暴力から妹を庇い続けた結果だ。
しかし身体の内側は妹の方が酷い。
内臓を悪くしており、また風邪でも拗らせたのか肺炎にも罹っている。
いまにも死にそうだ。
ルシフェルは『修理』アプリを起動して実行し、兄妹を癒す。
奇跡を施されたふたりはみるみる回復していく。
朦朧としていた妹の意識が戻る。
「……あ……わ、たし……? なん、で……?」
外傷が癒され兄の身体から痛みが引いていく。
「……え? どうなって……?」
見つめ合い、困惑する幼い兄妹。
そこにジズが声を掛ける。
「ふふん! 人間、感謝するといいの! ルシフェル様がお前たちを治してくれたの!」
「そうですわ。理解したら早くひれ伏しなさいな!」
状況に理解が追いつかない兄妹は、言われるままに土下座をした。
ルシフェルに向かって頭を下げようとする。
けれどもルシフェルはそれをやめさせ、兄妹の手を取った。
優しく話しかける。
「どう? もう痛いところや苦しいところはない? 全部治したつもりだけど、まだ悪いところがあれば言ってね」
兄が尋ねる。
「な、治した? どうやって?」
「んっと、ね。俺、色々出来るんだよ。例えばこんなことも出来るよ?」
ルシフェルは『生産』アプリを起動して、料理を生産する。
創り出したメニューは先ほど冒険者酒場で食べてきたばかりの料理一式である。
たくさんある中からクリームシチューを手に取って兄妹に渡してやる。
「ほら、お食べ。お腹空いてるんでしょ? いくらでも食べていいから」
虚空から生み出された料理を前にして、兄はぽかんと口を開く。
その兄の袖を、妹が引いた。
「お、お兄ちゃん。神さま……。きっとこのひとは、神さまなんだよ」
妹の言葉をシェバトが訂正する。
「人間。間違えてはいけません。ルシフェル様は父なる神ではなく熾天使です。けれどもただの熾天使ではあられません。天上において神に最も近き遥けき明星。私どもすべての天使をお導きくださる、偉大な御方なのですよ」
◇
兄はぽかんとしたままだ。
「……天使……さま?」
呟きにルシフェルが反応する。
「あはは、なんかそうみたいなんだよね。っても信じられないと思うけど」
ルシフェルは思案する。
「……うーん、成り行きでもうタブレットの奇跡も見せちゃったし別にいいよね? ねえシェバト。翼を見せても大丈夫だと思う?」
話を振られたシェバトが応える。
「御心のままに。しかし人間どもにルシフェル様の光翼をお見せするは、あまりに勿体のう御座います。ここは私どもにお任せ下さいませ。七座天使メイド隊、ここへ」
シェバトに呼ばれた天使メイドたちが、横一列に並ぶ。
シェバトは言う。
「人間よ、刮目するのです。さあ妹たち、開翼なさい」
「畏まりました」
座天使メイドは不可視化を解いて、日曜から金曜へと順に翼を広げていく。
「日曜の座天使、リション。開翼いたします」
「月曜の座天使、シェニー。開翼いたします」
「火曜の座天使、シリシー。開翼いたします」
「水曜の座天使、レヴィイ。開翼いたします」
「木曜の座天使、ハミシー。開翼いたします」
「金曜の座天使、シシィ。 開翼いたします」
「そして私、天使メイド長であり土曜の座天使、シェバト。開翼いたします」
バサッ、バサッと純白の翼が広がっていく。
まるで白い波が連なって伝わっていくよう。
壮観な絵面だ。
座天使たちの両翼は人間の背丈ほどもの大きさがあり、翼の後方には燃え盛る車輪を背負っている。
兄妹が言う。
「……ほ、ほんとうに……天使さま、なんだ」
「お兄ちゃん、ちゃんとあたまを下げなきゃ」
「あっ」
兄は慌てて頭を下げた。
額を床に擦り付ける。
しかしルシフェルはすぐにその土下座をやめさせた。
「もうっ、そんな風にしなくていいんだって。それよりせっかく創った料理が冷めちゃうよ? ふたりともお腹、空いてるんだよね?」
ルシフェルに促されるまま、兄妹は料理に口をつけた。
長いことカビたパンの欠片くらいしか食べていなかったふたりだ。
クリームシチューの優しい味わいが沁みる。
辛い目にあい続けてきた幼い身体に栄養が行き渡る。
兄が泣き出した。
救われたことをようやく理解したのだ。
「ぅ、うぅ……美味しい、です。ご主人、さま。ありがと……ございます……」
「ひっく。お兄ちゃん、泣いちゃやだよぅ。わたしまで泣いちゃうじゃない……」
幼い兄妹は慰めあい、泣きながらクリームシチューを啜った。
満足して宿に帰ると、リション、シェニー、シリシーの3名の座天使メイドたちが先に戻っていた。
「ルシフェル様。お帰りなさいませ」
姿勢を正して頭を下げ、主人を出迎えるメイドたち。
彼女らの前には、縛り上げられた人間が転がされている。
老若男女あわせて5人。
兄妹とおぼしき幼い男女が1組で、あとは成人した男性が3人だ。
「お言付け頂きました通り、人間を5人集めて参りました。どうぞお納めくださいませ」
「――ふぁ⁉︎」
ルシフェルは焦った。
「な、なんで縛り上げてんの⁉︎ たしか人間を連れてくるとは言ってたけど、荒事はなしって話だったよね!」
座天使メイドたちが応える。
「はい。シェバト様よりそのように申しつかっておりましたので、これらの人間どもは奴隷市場で手配して参りました。どうぞご安心くださいませ。どれも正規の手続きを踏んで購入した、人の法に照らしても瑕疵のない奴隷にございます。ただ……」
座天使メイドが幼い兄妹に見る。
兄妹は弱っていた。
病にでも冒されているのか、妹の方は床に倒れたまま「……はぁ、はぁ……」と浅い息を吐いている。
そんな妹に兄は懸命に身を寄せ、盾になって守ろうとしている。
座天使メイドは続ける。
「……ただ、この様に一部健康状態が良くない奴隷がおります。私どももこんな粗悪な商品を売りつけるのかと奴隷商と交渉したのですが、かの人間どもときましたら『すぐに渡せる奴隷はこれしかいない』の一点張りでございまして……」
座天使メイドたちは揃って頭を下げる。
「至らずに申し訳御座いません。もしもルシフェル様がお気に召さないようでしたら、この品質の悪い奴隷はすぐに廃棄処分いたします」
「いやいやいや!」
ルシフェルは内心思う。
鬼だ。
この天使メイドたち、人間に対してはマジで鬼だ。
「ルシフェル様、いかが致しましょう。やはりここは廃棄――」
「ストップ! もっと優しくしてあげて!」
ルシフェルは兄妹に駆け寄る。
ふたりの手足を縛っている縄を解き、猿轡を外してやった。
すると幼い兄が懸命に願い出る。
「ご、ご主人様、お、お願いです! ボクはどうなっても構いません。でも、妹は……妹だけは助けてあげて下さい……」
ルシフェルは白目を剥いた。
なんだこの状況は。
あまりの健気さに泣けてくる。
兄は懇願し続ける。
「い、一生掛けてご主人様に尽くします。だからどうか、妹をお医者さんに……!」
兄の身体は小刻みに震えていた。
自分だって怖いのだ。
けれどもそれを我慢して、妹のために身体を張っている。
ルシフェルは目頭が熱くなった。
すぐにタブレット端末を取り出すと『情報』アプリを起動する。
兄妹の状態を『走査』した。
兄妹は極度の衰弱状態にあった。
奴隷市場でよほど酷い目にあって来たのだろう。
栄養失調は当たり前。
外見も酷いことになっている。
顔から全身にかけて打撲跡があり、無事な箇所を見つける方が難しいくらいだ。
火傷跡もある。
外傷は兄の方が酷かった。
これは身を挺して暴力から妹を庇い続けた結果だ。
しかし身体の内側は妹の方が酷い。
内臓を悪くしており、また風邪でも拗らせたのか肺炎にも罹っている。
いまにも死にそうだ。
ルシフェルは『修理』アプリを起動して実行し、兄妹を癒す。
奇跡を施されたふたりはみるみる回復していく。
朦朧としていた妹の意識が戻る。
「……あ……わ、たし……? なん、で……?」
外傷が癒され兄の身体から痛みが引いていく。
「……え? どうなって……?」
見つめ合い、困惑する幼い兄妹。
そこにジズが声を掛ける。
「ふふん! 人間、感謝するといいの! ルシフェル様がお前たちを治してくれたの!」
「そうですわ。理解したら早くひれ伏しなさいな!」
状況に理解が追いつかない兄妹は、言われるままに土下座をした。
ルシフェルに向かって頭を下げようとする。
けれどもルシフェルはそれをやめさせ、兄妹の手を取った。
優しく話しかける。
「どう? もう痛いところや苦しいところはない? 全部治したつもりだけど、まだ悪いところがあれば言ってね」
兄が尋ねる。
「な、治した? どうやって?」
「んっと、ね。俺、色々出来るんだよ。例えばこんなことも出来るよ?」
ルシフェルは『生産』アプリを起動して、料理を生産する。
創り出したメニューは先ほど冒険者酒場で食べてきたばかりの料理一式である。
たくさんある中からクリームシチューを手に取って兄妹に渡してやる。
「ほら、お食べ。お腹空いてるんでしょ? いくらでも食べていいから」
虚空から生み出された料理を前にして、兄はぽかんと口を開く。
その兄の袖を、妹が引いた。
「お、お兄ちゃん。神さま……。きっとこのひとは、神さまなんだよ」
妹の言葉をシェバトが訂正する。
「人間。間違えてはいけません。ルシフェル様は父なる神ではなく熾天使です。けれどもただの熾天使ではあられません。天上において神に最も近き遥けき明星。私どもすべての天使をお導きくださる、偉大な御方なのですよ」
◇
兄はぽかんとしたままだ。
「……天使……さま?」
呟きにルシフェルが反応する。
「あはは、なんかそうみたいなんだよね。っても信じられないと思うけど」
ルシフェルは思案する。
「……うーん、成り行きでもうタブレットの奇跡も見せちゃったし別にいいよね? ねえシェバト。翼を見せても大丈夫だと思う?」
話を振られたシェバトが応える。
「御心のままに。しかし人間どもにルシフェル様の光翼をお見せするは、あまりに勿体のう御座います。ここは私どもにお任せ下さいませ。七座天使メイド隊、ここへ」
シェバトに呼ばれた天使メイドたちが、横一列に並ぶ。
シェバトは言う。
「人間よ、刮目するのです。さあ妹たち、開翼なさい」
「畏まりました」
座天使メイドは不可視化を解いて、日曜から金曜へと順に翼を広げていく。
「日曜の座天使、リション。開翼いたします」
「月曜の座天使、シェニー。開翼いたします」
「火曜の座天使、シリシー。開翼いたします」
「水曜の座天使、レヴィイ。開翼いたします」
「木曜の座天使、ハミシー。開翼いたします」
「金曜の座天使、シシィ。 開翼いたします」
「そして私、天使メイド長であり土曜の座天使、シェバト。開翼いたします」
バサッ、バサッと純白の翼が広がっていく。
まるで白い波が連なって伝わっていくよう。
壮観な絵面だ。
座天使たちの両翼は人間の背丈ほどもの大きさがあり、翼の後方には燃え盛る車輪を背負っている。
兄妹が言う。
「……ほ、ほんとうに……天使さま、なんだ」
「お兄ちゃん、ちゃんとあたまを下げなきゃ」
「あっ」
兄は慌てて頭を下げた。
額を床に擦り付ける。
しかしルシフェルはすぐにその土下座をやめさせた。
「もうっ、そんな風にしなくていいんだって。それよりせっかく創った料理が冷めちゃうよ? ふたりともお腹、空いてるんだよね?」
ルシフェルに促されるまま、兄妹は料理に口をつけた。
長いことカビたパンの欠片くらいしか食べていなかったふたりだ。
クリームシチューの優しい味わいが沁みる。
辛い目にあい続けてきた幼い身体に栄養が行き渡る。
兄が泣き出した。
救われたことをようやく理解したのだ。
「ぅ、うぅ……美味しい、です。ご主人、さま。ありがと……ございます……」
「ひっく。お兄ちゃん、泣いちゃやだよぅ。わたしまで泣いちゃうじゃない……」
幼い兄妹は慰めあい、泣きながらクリームシチューを啜った。
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