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第一話 南の島で年下の彼と再会しました。
第一話⑩
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顔の辺りまでシェイカーを持ち上げた喜友名くんが、スナップを効かせながら手首を振り始めた。
シャカシャカ、シャカシャカと、落ち着いた雰囲気の店内に、軽快でリズミカルな音が響き渡る。
それがなんとも心地よい。
私はバーカウンターに軽く頬杖をつきながら、小気味よく耳に届くその音に身を委ねる。
「……はぁ、喜友名くんってば、そういうのも様になってるなぁ」
「バーテンダー姿のことですか? ありがとうございます。まぁ一応はこっちが俺の今の本職ですからね」
「ふふ。そうだね」
今日の彼は、昨日体験ダイビングを案内してくれたときのラフな格好と違い、服も髪も綺麗に整えてあった。
皺ひとつない真っ白なワイシャツの上に黒のフォーマルベストを重ね、爽やかなパステルブラウンのネクタイを締めている。
大人びた印象だ。
スーツ姿は一緒に会社勤めをしていた頃に何度もみたことがあるけれども、こうして改めてしっかり観察してみると、喜友名くんにはスマートな装いもよく似合っていると思えた。
ふいに喜友名くんと目が合う。
「……先輩、どうしたんです。さっきからずっと俺のこと眺めてます」
「ふぇ⁉︎ な、なんでもないよ!」
つい見入ってしまっていた。
「え、えっと……。あ、そうだ!」
あたふたしながら、誤魔化すみたいに話題を変えてみる。
「そ、そのシャカシャカするのって、バーのイメージ通りだけど、どんな意味があるの?」
「ああ、シェイカーですか? こうやって振ると濃度が違って混ざりにくい液体やクリームなんかが、しっかりと混ざるんですよ」
「へぇ、そうなんだ」
「それだけじゃないですよ。他にも理由があって、例えばシェイカー内の空気を気泡として取り込ませて、お酒の味をまろやかにする効果があったりもしますね。あと氷と一緒に振るからよく冷えますし」
「ふふふ。単に振ってる姿がかっこいいからじゃなかったんだね」
「ははは。そりゃあそうですよ」
雑談を交わし合う。
しばらくして喜友名くんがシェイカーを振るのをやめた。
フタを開け、用意していたカクテルグラスにマリーゴールドの色鮮やかな液体を注いでいく。
喜友名くんは次に、いっぱいまでカクテルの満たされたグラスをたくさんのフルーツや花で飾り付けた。
◇
「お待たせしました。さ、先輩どうぞ」
光沢が美しいダークブラウンのカウンターの向こうから、出来たばかりのカクテルが差し出された。
「……ふわぁ。綺麗……」
私はその見事な飾り付けに感嘆しながら、しげしげと目の前のショートカクテルを眺めてみる。
飾りだけでなく、カクテル本体のグラデーションも美しい。
鮮やかなパッションオレンジの色合いが底に向かうほどワインレッドに変化していく。
それがまるで絵画や芸術品のようで、なんだか飲んでしまうのが勿体なく思えてしまうほどだ。
「ねぇ喜友名くん。これはどんなカクテルなの?」
興味を引かれて尋ねてみた。
ちなみにこのお酒、喜友名くんにお任せして作ってもらった逸品である。
だって私にはカクテルの知識はあまりないのだ。
「それはオレンジとマンゴーの『泡盛カクテル』です。底に沈めた赤いやつはグレナデン。いわゆるざくろのシロップですね」
「泡盛カクテル?」
「ええ。本土ではあまり見ないけど、こっちだと泡盛を使ったカクテルって結構あるんですよ。せっかくだから先輩に味わってみて欲しくて」
「そうなんだぁ。ありがとう」
泡盛のカクテルか。
どんな味なんだろう。
ちょっと楽しみ。
「どうぞ飲んでみて下さい」
「うん、頂きまぁす」
飲もうとしてはたと気付いた。
このカクテル、どうやって持てば良いのかな。
表面張力の限界まで満々と注がれたショートグラスからは、いまにも中身がこぼれてしまいそうだ。
持ち上げたりなんかしたら確実に溢れてしまう。
私が戸惑っていると――
「最初は口から迎えてあげて下さい。そして少し飲んで、中身がこぼれなくなってからグラスを持てばいいです」
「いいの? 行儀悪くないかな?」
「ふふ、大丈夫ですよ。バーでは普通のことです」
どうやらグラスをカウンターに置いたまま口をつけても、マナー違反ではないらしい。
それならと、私は髪を耳に掛けてから顔を沈め、そのままグラスの縁に唇を添える。
音を立てずにそっと啜ると、鼻腔に感じる柑橘系の爽やかな香りとともに少しとろみのある液体がスルスルと口内に流れ込んできた。
最初に感じたのはオレンジの酸味だ。
舌が痺れるような甘酸っぱさ。
喜友名くんはさっきマンゴーを使っていると言っていたから、酸味に調和したこの甘さはそのマンゴーの甘みなのだろう。
「……ん」
十分に味わってから口の中のカクテルを飲み干す。
すると液体が喉を通ったときに、喉が熱くなるようなしっかりとしたアルコールの強さを感じた。
これ、結構度数が高いのかも。
でもとても飲みやすい。
とは言え甘くて飲みやすいだけではなく、オレンジとマンゴーの癖のないすっきりとした組み合わせに、泡盛特有の風味がちょうど良いアクセントになっている。
「フルーツと併せながら飲んでみても美味しいですよ」
私はこくりと頷いてから、促されるままグラスを飾っていた果物を手に取った。
「……ふわぁ、綺麗なフルーツ。でもこんなの見たことない。ねぇ喜友名くん、これはどんなフルーツなの?」
「ドラゴンフルーツって言う沖縄のフルーツです。それはピンクのやつだけど、ドラゴンフルーツには他にもホワイトやイエローなんて風に色んな種類があります」
「へぇ、沖縄のフルーツなんだね」
「出荷の関係でよく本土では『甘くない』とか『味が薄い』なんて言われてしまう果物ですけど、現地で食べるドラゴンフルーツはしっかりと熟してあって美味しいですよ。ぜひ試してみて下さい」
「はぁい。頂きます」
パクリと齧り付いた。
意外にも歯触りはサクッとしている。
果実全体の柔らかな手触りと食感とのギャップに驚きながら、むぐむぐと咀嚼した。
すると果肉全体に散りばめられたゴマのような小さな種が噛むごとにプチプチ弾けていく。
その食感がなんだか面白く、味についても喜友名くんの言った通り舌先に爽やかな甘みがしっかりと感じられる。
「……珍しい感じ。でも美味しい」
私は口の中のドラゴンフルーツをゆっくりと味わってから、ごくんと飲み込んだ。
ショートグラスを指で摘んで持ち上げ、唇に当ててそのままクイっと傾ける。
「んく、んく……」
オレンジとマンゴーの甘酸っぱさに、今度は底に沈んでいたグレナデンシロップが混じり合う。
ざくろのほんのわずかな苦味が、甘味を一際引き立てる。
満足感を覚えながらクイクイっとグラスを傾けて中身を飲み干すと、喉を通った泡盛の熱さが余韻として残った。
◇
「ふぅ、美味しかったぁ。私これ気に入っちゃった」
「そう言ってもらえると作った甲斐がありますね」
「喜友名くん、これお代わりもらえるかな? あと、このカクテルって名前はないの?」
思い出として覚えておきたい。
「……ふむ、カクテル名ですか。これは俺のオリジナルレシピなんで名前はないんですよ」
「あ、そうなんだ。ちょっと残念……」
「なんなら今考えてみましょうか」
喜友名くんが下あごに軽く指を添えて、考え始めた。
しばらくして――
「…………そうですね。決めました」
「どんな名前にしたの?」
「このカクテルの名前は、『詩』です」
「……え? それって……」
私の名前だ。
驚いて喜友名くんを見つめると、彼は斜め下に視線を逸らして気恥ずかしげにしながら指で鼻の頭を掻いた。
ぽつりと呟く。
「……これは俺が初めて先輩に作った、俺にとって思い出になるカクテルです。だから『詩』です」
「ふ、ふぅん。そ、そうなんだ……」
つい私も気恥ずかしくなってしまって、うまく言葉が紡げない。
きっと頬も赤くなっていることだろう。
私は照れながらも、落ち着いた照明のおかげで赤面した顔を悟られないだろうことに胸を撫で下ろした。
シャカシャカ、シャカシャカと、落ち着いた雰囲気の店内に、軽快でリズミカルな音が響き渡る。
それがなんとも心地よい。
私はバーカウンターに軽く頬杖をつきながら、小気味よく耳に届くその音に身を委ねる。
「……はぁ、喜友名くんってば、そういうのも様になってるなぁ」
「バーテンダー姿のことですか? ありがとうございます。まぁ一応はこっちが俺の今の本職ですからね」
「ふふ。そうだね」
今日の彼は、昨日体験ダイビングを案内してくれたときのラフな格好と違い、服も髪も綺麗に整えてあった。
皺ひとつない真っ白なワイシャツの上に黒のフォーマルベストを重ね、爽やかなパステルブラウンのネクタイを締めている。
大人びた印象だ。
スーツ姿は一緒に会社勤めをしていた頃に何度もみたことがあるけれども、こうして改めてしっかり観察してみると、喜友名くんにはスマートな装いもよく似合っていると思えた。
ふいに喜友名くんと目が合う。
「……先輩、どうしたんです。さっきからずっと俺のこと眺めてます」
「ふぇ⁉︎ な、なんでもないよ!」
つい見入ってしまっていた。
「え、えっと……。あ、そうだ!」
あたふたしながら、誤魔化すみたいに話題を変えてみる。
「そ、そのシャカシャカするのって、バーのイメージ通りだけど、どんな意味があるの?」
「ああ、シェイカーですか? こうやって振ると濃度が違って混ざりにくい液体やクリームなんかが、しっかりと混ざるんですよ」
「へぇ、そうなんだ」
「それだけじゃないですよ。他にも理由があって、例えばシェイカー内の空気を気泡として取り込ませて、お酒の味をまろやかにする効果があったりもしますね。あと氷と一緒に振るからよく冷えますし」
「ふふふ。単に振ってる姿がかっこいいからじゃなかったんだね」
「ははは。そりゃあそうですよ」
雑談を交わし合う。
しばらくして喜友名くんがシェイカーを振るのをやめた。
フタを開け、用意していたカクテルグラスにマリーゴールドの色鮮やかな液体を注いでいく。
喜友名くんは次に、いっぱいまでカクテルの満たされたグラスをたくさんのフルーツや花で飾り付けた。
◇
「お待たせしました。さ、先輩どうぞ」
光沢が美しいダークブラウンのカウンターの向こうから、出来たばかりのカクテルが差し出された。
「……ふわぁ。綺麗……」
私はその見事な飾り付けに感嘆しながら、しげしげと目の前のショートカクテルを眺めてみる。
飾りだけでなく、カクテル本体のグラデーションも美しい。
鮮やかなパッションオレンジの色合いが底に向かうほどワインレッドに変化していく。
それがまるで絵画や芸術品のようで、なんだか飲んでしまうのが勿体なく思えてしまうほどだ。
「ねぇ喜友名くん。これはどんなカクテルなの?」
興味を引かれて尋ねてみた。
ちなみにこのお酒、喜友名くんにお任せして作ってもらった逸品である。
だって私にはカクテルの知識はあまりないのだ。
「それはオレンジとマンゴーの『泡盛カクテル』です。底に沈めた赤いやつはグレナデン。いわゆるざくろのシロップですね」
「泡盛カクテル?」
「ええ。本土ではあまり見ないけど、こっちだと泡盛を使ったカクテルって結構あるんですよ。せっかくだから先輩に味わってみて欲しくて」
「そうなんだぁ。ありがとう」
泡盛のカクテルか。
どんな味なんだろう。
ちょっと楽しみ。
「どうぞ飲んでみて下さい」
「うん、頂きまぁす」
飲もうとしてはたと気付いた。
このカクテル、どうやって持てば良いのかな。
表面張力の限界まで満々と注がれたショートグラスからは、いまにも中身がこぼれてしまいそうだ。
持ち上げたりなんかしたら確実に溢れてしまう。
私が戸惑っていると――
「最初は口から迎えてあげて下さい。そして少し飲んで、中身がこぼれなくなってからグラスを持てばいいです」
「いいの? 行儀悪くないかな?」
「ふふ、大丈夫ですよ。バーでは普通のことです」
どうやらグラスをカウンターに置いたまま口をつけても、マナー違反ではないらしい。
それならと、私は髪を耳に掛けてから顔を沈め、そのままグラスの縁に唇を添える。
音を立てずにそっと啜ると、鼻腔に感じる柑橘系の爽やかな香りとともに少しとろみのある液体がスルスルと口内に流れ込んできた。
最初に感じたのはオレンジの酸味だ。
舌が痺れるような甘酸っぱさ。
喜友名くんはさっきマンゴーを使っていると言っていたから、酸味に調和したこの甘さはそのマンゴーの甘みなのだろう。
「……ん」
十分に味わってから口の中のカクテルを飲み干す。
すると液体が喉を通ったときに、喉が熱くなるようなしっかりとしたアルコールの強さを感じた。
これ、結構度数が高いのかも。
でもとても飲みやすい。
とは言え甘くて飲みやすいだけではなく、オレンジとマンゴーの癖のないすっきりとした組み合わせに、泡盛特有の風味がちょうど良いアクセントになっている。
「フルーツと併せながら飲んでみても美味しいですよ」
私はこくりと頷いてから、促されるままグラスを飾っていた果物を手に取った。
「……ふわぁ、綺麗なフルーツ。でもこんなの見たことない。ねぇ喜友名くん、これはどんなフルーツなの?」
「ドラゴンフルーツって言う沖縄のフルーツです。それはピンクのやつだけど、ドラゴンフルーツには他にもホワイトやイエローなんて風に色んな種類があります」
「へぇ、沖縄のフルーツなんだね」
「出荷の関係でよく本土では『甘くない』とか『味が薄い』なんて言われてしまう果物ですけど、現地で食べるドラゴンフルーツはしっかりと熟してあって美味しいですよ。ぜひ試してみて下さい」
「はぁい。頂きます」
パクリと齧り付いた。
意外にも歯触りはサクッとしている。
果実全体の柔らかな手触りと食感とのギャップに驚きながら、むぐむぐと咀嚼した。
すると果肉全体に散りばめられたゴマのような小さな種が噛むごとにプチプチ弾けていく。
その食感がなんだか面白く、味についても喜友名くんの言った通り舌先に爽やかな甘みがしっかりと感じられる。
「……珍しい感じ。でも美味しい」
私は口の中のドラゴンフルーツをゆっくりと味わってから、ごくんと飲み込んだ。
ショートグラスを指で摘んで持ち上げ、唇に当ててそのままクイっと傾ける。
「んく、んく……」
オレンジとマンゴーの甘酸っぱさに、今度は底に沈んでいたグレナデンシロップが混じり合う。
ざくろのほんのわずかな苦味が、甘味を一際引き立てる。
満足感を覚えながらクイクイっとグラスを傾けて中身を飲み干すと、喉を通った泡盛の熱さが余韻として残った。
◇
「ふぅ、美味しかったぁ。私これ気に入っちゃった」
「そう言ってもらえると作った甲斐がありますね」
「喜友名くん、これお代わりもらえるかな? あと、このカクテルって名前はないの?」
思い出として覚えておきたい。
「……ふむ、カクテル名ですか。これは俺のオリジナルレシピなんで名前はないんですよ」
「あ、そうなんだ。ちょっと残念……」
「なんなら今考えてみましょうか」
喜友名くんが下あごに軽く指を添えて、考え始めた。
しばらくして――
「…………そうですね。決めました」
「どんな名前にしたの?」
「このカクテルの名前は、『詩』です」
「……え? それって……」
私の名前だ。
驚いて喜友名くんを見つめると、彼は斜め下に視線を逸らして気恥ずかしげにしながら指で鼻の頭を掻いた。
ぽつりと呟く。
「……これは俺が初めて先輩に作った、俺にとって思い出になるカクテルです。だから『詩』です」
「ふ、ふぅん。そ、そうなんだ……」
つい私も気恥ずかしくなってしまって、うまく言葉が紡げない。
きっと頬も赤くなっていることだろう。
私は照れながらも、落ち着いた照明のおかげで赤面した顔を悟られないだろうことに胸を撫で下ろした。
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