上 下
1 / 813
あらすじ

000-a あらすぎるあらすじと登場人物紹介(69話まで)

しおりを挟む
000-a

書籍化に伴ってクローズした、69話までの非常に荒いダイジェスト。

若くして人助けをしたために亡くなった22歳の小畑初子は、聖人になることを拒否して異世界行きを決める。孤児としてど田舎に放り出された6歳の孤児〝メイロード・マリス〟は、《異世界召喚の陣》と《生産の陣》のふたつの加護と魔法を得て、四苦八苦しながらも商売に成功し、生活資金を得る。
たくさんの新しい出会いを得て、異世界で美味しいものを作るために、さらにビッグビジネスへと動き出すメイロード。それを狙う悪者たちとも対決したりしている間に、なんだかやけに有名になってしまうのだった。



50話までに登場した 主な人物紹介

(本作を未読で、事前情報がない方がお好みの方は、50ご覧下さい。紹介には、本編には出てきていない設定も一部ございます)




■メイロード・マリス

主人公。旧姓小幡初子おばたはつこ

生前の善行から聖人として神のそばで生きるようリクルートされたが、現世を生き切っていないとキレ気味で拒否。彼女の不慮の死に責任を感じた神様から、ならばもう一度、今度は自由に生きなさい、っと異世界へ飛ばされる。

現世での死亡時22歳だったが、6歳の虚弱な女児の身体に転生。体力的には問題があるが、
異世界のものを(対価を払えば)持ち込める能力と、
この世界の素材だけで自ら作った経験のあるものはなんでも再生産可能、
という2つの特別な力を持つ。

人に美味しいものを食べさせるのが大好きで、家事大好き。趣味モノづくり。
特に正義感が強いわけではないが、火の粉を払うことには躊躇なし。子供好き。
自分の周りにいる人たちが幸せでいることを幸せに感じるタイプで、ワガママに生きるというワリに、モノづくり以外には、自分の欲求はあまりない。

外見は、深い緑色の髪を持つ美少女だが、この世界鏡があまりなく自分の姿を見たことがないため、自覚なし。


■ハルリリ

ウサギ系獣人の癒し手ヒーラー
垂れ耳でバニーっぽいナイスバディな外見のメガネ美女。薬師でもあり、シラン村で薬局を営む。常に仕事に追われている。
涙もろくてお人好し。年齢二十代後半。
本人曰く癒し手ヒーラーとしては中の下。
ニンジン愛好家で、家事は苦手。
若い頃は世界中を旅しながら薬の素材を集める生活をしていた。
メイロードの普通じゃなさに気がつきつつも、黙って見守ってくれる。


■タルク村長

遠い先祖が妖精族と繋がっている長命の鍛冶屋。すでに百歳超らしいが、外見は5-60代。今は鍛冶工房を息子たちに任せ、村長として仕事をしている。声が異常に大きい。鼻と耳が大きく垂れ下がり気味。体は筋肉質だが、身長は低い。
教養があり、世話焼きで親切。
村でのメイロードの後見人。
村のために色々してくれるメイロードに感謝しており、最近は相談事を持ち込んでくる。


■ソーヤ

メイロードが契約した妖精族。推定年齢200歳。
家事妖精で、家事全般なんでもできる。目新しくて美味しいがすべての美食家。
次々に異世界食材を使い料理を作るメイロードを見つけ、この人ならば自分の望みを叶えてくれると確信。契約し仕えることにする。
食べ物の批評を始めると止まらない。
結構毒舌。美味しそうなら虫でも平気で食べる悪食でもある。
名前は前世の双子の弟、奏也から。


■セーヤ

ホンモノの髪フェチ妖精。推定年齢300歳。
元々は鏡に憑いていたが、髪フェチ発動により、美しい髪を求めて彷徨う。
異世界シャンプー&リンスでお手入れされたメイロードの美しい緑の髪に魅了され、主人と決める。朝晩のヘアケアに命をかけている。
実務能力も高く、雑貨店は彼が中心となって取り仕切っている。
冷静沈着(髪に関することを除く)
名前は前世の双子の弟、誠也から。

※2人とも14-5歳の品の良い少年の外見だが100年を超えて生きている。
長い年月を経て、しっかりとした知性を、そして怪力を兼ね備えるが、根本的な思考回路が子供。自分の好きなもの以外には興味なし。


■ライラ・マリス(故人)

メイロードの母、雑貨店の一人娘。家事好きで村のアイドル。かなりの美人だったらしい。


■アーサー・マリス(故人)

イスで成功した商人。切れ者と評判だった。サイデムとは親友で仕事のパートナー。


■ハンス・グッケンス

通称博士。魔法学の第一人者で、魔法学校の教鞭も取り、多くの魔術師を育てた。
年齢不詳。魔術師らしいローブを羽織り、ジジくさい喋り方だが、外見は4-50歳。
専門は魔法の農業への応用で、畜産の普及がライフワークだったため、研究に専念したいと失踪。失踪10年経ってもなお、皆が必死で探している特級魔術師マスターウィザード。妻とは若い頃に死別。


■サガン・サイデム

帝国東部の巨大都市イスの商人ギルド統括幹事を務めるイスの最高権力者。
生粋の商売人。
メイロードの父とは親友であり、仕事の相棒だった。
若い時にはメイロードの母を2人で取り合い、負けた。
メイロードをわが娘のように思っており、実質的な後見人。
その商才を高く買っている。
貴族風にも取り繕えるが、基本的には口も態度も下町気質。
酒好き。独身。


■セイリュウ

神に連なる龍族。長く信仰の対象とされ、人を正しく導くために存在していたが、その鱗がエリクサーの素材であるため、仲間が殺されるという痛ましい事件が起こる。
その後人里を離れ、厭世的になり、石に潜み土に帰る選択をする。
メイロードの魔法力と御神酒に導かれて復活し、今は彼女を守護している。
酒好きで態度は軽くてチャラい。
年齢不明だが、人間になっているときは、20代の長身美形貴族風。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

今から婚約者に会いに行きます。〜私は運命の相手ではないから

毛蟹葵葉
恋愛
婚約者が王立学園の卒業を間近に控えていたある日。 ポーリーンのところに、婚約者の恋人だと名乗る女性がやってきた。 彼女は別れろ。と、一方的に迫り。 最後には暴言を吐いた。 「ああ、本当に嫌だわ。こんな田舎。肥溜めの臭いがするみたい。……貴女からも漂ってるわよ」  洗練された都会に住む自分の方がトリスタンにふさわしい。と、言わんばかりに彼女は微笑んだ。 「ねえ、卒業パーティーには来ないでね。恥をかくのは貴女よ。婚約破棄されてもまだ間に合うでしょう?早く相手を見つけたら?」 彼女が去ると、ポーリーンはある事を考えた。 ちゃんと、別れ話をしようと。 ポーリーンはこっそりと屋敷から抜け出して、婚約者のところへと向かった。

噂好きのローレッタ

水谷繭
恋愛
公爵令嬢リディアの婚約者は、レフィオル王国の第一王子アデルバート殿下だ。しかし、彼はリディアに冷たく、最近は小動物のように愛らしい男爵令嬢フィオナのほうばかり気にかけている。 ついには殿下とフィオナがつき合っているのではないかという噂まで耳にしたリディアは、婚約解消を申し出ることに。しかし、アデルバートは全く納得していないようで……。 ※二部以降雰囲気が変わるので、ご注意ください。少し後味悪いかもしれません(主人公はハピエンです) ※小説家になろうにも掲載しています ◆表紙画像はGirly Dropさんからお借りしました (旧題:婚約者は愛らしい男爵令嬢さんのほうがお好きなようなので、婚約解消を申し出てみました)

婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた

cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。 お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。 婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。 過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。 ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。 婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。 明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。 「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。 そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。 茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。 幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。 「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?! ★↑例の如く恐ろしく省略してます。 ★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。 ★コメントの返信は遅いです。 ★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。 ♡注意事項~この話を読む前に~♡ ※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。 ※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。 ※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。 ※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。 ※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません

ラフィリアード家の恐るべき子供たち

秋吉美寿
ファンタジー
英雄と女神と呼ばれるラフィリアード家の子として生まれたジーンとリミアの双子たちと彼らと関わる人間たちとの物語。 「転生」「生まれ変わり」「誓い」「魔法」「精霊の宿りし”月の石”」 類い稀なる美貌と知性!そして膨大な魔力を身に秘めた双子たちの憧れ、『普通の学園生活』を過ごさんと自分達のことを知る人もいないような異国へ留学を決意する。 二人は身分もその姿さへ偽り学園生活を始めるのだった。

自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!

ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。 ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。 そしていつも去り際に一言。 「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」 ティアナは思う。 別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか… そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。

僕は最強の魔法使いかって?いえ、実はこれしか出来ないんです!〜無自覚チートの異世界冒険物語〜

アノマロカリス
ファンタジー
僕の名前は、ホーリー・シャイニング。 一見…中二病とも思われそうなこの名前だが、勿論本名ではない。 僕の本名の聖(ひじり)輝(てる)を英語にしたのがこの名前だった。 この世界に転生する前は、僕は日本で暮らす両親不在の天涯孤独な一般の高校生だった。 友達には恵まれず、成績も標準で、女の子にモテそうな顔すらしていない。 更には金も無く、日々のその日暮らしをバイトで賄っている状態だった。 そんな僕がある時にクラスの女子に少し優しくして貰った事で、勘違い恋愛症候群に陥ってしまい… 無謀にもその子に告白をしたのだが、あっさり振られてしまった。 そして自暴自棄になり、バイト先のコンビニで有り金全てを使って大量の酒を購入してから、タワマンの屋上で酒を大量に飲んで酔っ払った状態で歩いていたら何かの拍子に躓いてしまい… 目が覚めるとそこは雲の上で真っ白な神殿があり、目の前には美しい女神様が立っていた。 それから先は…まぁ、異世界転生を促された。 異世界転生なんてあまり気乗りはしなかったので、当然断ろうとしたのだが? 転生先は公爵家の五男でイケメン、更には現世よりも圧倒的にモテると言われて受諾。 何もかもが上手い話だと思っていたら、当然の如く裏が有り…? 僕はとある特定の条件を約束し、転生する事になった。 …何だけどねぇ? まぁ、そんな感じで、物語は始まります。 今回のHOTランキングは、最高2位でした。 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

兄がいるので悪役令嬢にはなりません〜苦労人外交官は鉄壁シスコンガードを突破したい〜

藤也いらいち
恋愛
無能王子の婚約者のラクシフォリア伯爵家令嬢、シャーロット。王子は典型的な無能ムーブの果てにシャーロットにあるはずのない罪を並べ立て婚約破棄を迫る。 __婚約破棄、大歓迎だ。 そこへ、視線で人手も殺せそうな眼をしながらも満面の笑顔のシャーロットの兄が王子を迎え撃った! 勝負は一瞬!王子は場外へ! シスコン兄と無自覚ブラコン妹。 そして、シャーロットに思いを寄せつつ兄に邪魔をされ続ける外交官。妹が好きすぎる侯爵令嬢や商家の才女。 周りを巻き込み、巻き込まれ、果たして、彼らは恋愛と家族愛の違いを理解することができるのか!? 短編 兄がいるので悪役令嬢にはなりません を大幅加筆と修正して連載しています カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。

所詮は他人事と言われたので他人になります!婚約者も親友も見捨てることにした私は好きに生きます!

ユウ
恋愛
辺境伯爵令嬢のリーゼロッテは幼馴染と婚約者に悩まされてきた。 幼馴染で親友であるアグネスは侯爵令嬢であり王太子殿下の婚約者ということもあり幼少期から王命によりサポートを頼まれていた。 婚約者である伯爵家の令息は従妹であるアグネスを大事にするあまり、婚約者であるサリオンも優先するのはアグネスだった。 王太子妃になるアグネスを優先することを了承ていたし、大事な友人と婚約者を愛していたし、尊敬もしていた。 しかしその関係に亀裂が生じたのは一人の女子生徒によるものだった。 貴族でもない平民の少女が特待生としてに入り王太子殿下と懇意だったことでアグネスはきつく当たり、婚約者も同調したのだが、相手は平民の少女。 遠回しに二人を注意するも‥ 「所詮あなたは他人だもの!」 「部外者がしゃしゃりでるな!」 十年以上も尽くしてきた二人の心のない言葉に愛想を尽かしたのだ。 「所詮私は他人でしかないので本当の赤の他人になりましょう」 関係を断ったリーゼロッテは国を出て隣国で生きていくことを決めたのだが… 一方リーゼロッテが学園から姿を消したことで二人は王家からも責められ、孤立してしまうのだった。 なんとか学園に連れ戻そうと試みるのだが…

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。