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4 聖人候補の領地経営
792 晩餐
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〝イス趣味〟で統一された落ち着きのある内装の〝大地の恵み〟亭は、しっかりとした賓客対応で私たちを迎えてくれた。
この店は改装するたびに内装のグレードが上がっていて、いまではパレス趣味の中にどっぷり浸かっているはずのお嬢様方ですら、その細工の見事さにため息をつくほどの調度品ばかりだ。
(ここはおじさまの応接間みたいなものだし、イスの〝粋〟の展示場ってところなんだろうけど……お金かけすぎ……)
他のお客様とは違う入り口から、〝国宝級〟の調度品について詳しい説明を従業員に受けたりしながら、ゆっくりおじさま専用個室へ向かっていくと、サイデムおじさまは、部屋の入り口にきちんと立って迎えてくれた。侯爵夫人を前に堂々と挨拶を行うその姿はなかなかの貫禄だ。
そしてルミナーレ様をエスコートしながら一同を先導したおじさまはルミナーレ様を上座の席へと案内して、自分は斜め前の席へと向かう。私はおじさまの隣へ、お嬢様方にはそれぞれ店の者がつき、おじさまの対面の席へと案内される。
「ご招待をありがとう、サイデム。この〝大地の恵み〟亭は素晴らしいお店だと侯爵から聞いております。とても趣きのあるしつらえだわ。これはお料理も楽しみですわね」
「尊き御身のご期待に添えるよう、イスで最高の料理人たちは励んでくれるでしょう」
この店の料理には自信を持っているおじさまは余裕に表情でそう返した。
いよいよ食事だが、それに先立ちお嬢様方の正式な紹介が行われた。もちろんいわゆる〝釣書〟という、経歴が書かれた書類は事前に送られてきているが、ここで正式な紹介を受けるまではお見合い相手とは認められないそうだ。
エラ・クヴィレイド伯爵令嬢、イングリット・ベルジュ子爵令嬢、アナトゥーラ・フォンス子爵令嬢、カラリナ・ラーゼン男爵令嬢、シュリーノ・ファレーズ男爵令嬢、アイヒェ・インフィリス男爵令嬢……と紹介されると令嬢たちは立ち上がっておじきをし、腰をかけるという一連の挨拶を繰り返した。どの方も先程買ったばかりの装飾品を身につけ、気合の入ったおしゃれをしている。
「ようこそイスへおいで下されました。サガン・サイデムにございます。以後お見知り置きを」
おじさまもその度きちんと礼を返すが、その表情は軽い微笑みを浮かべてはいるものの、どの方にも同じようで心のうちはよくわからない。
(この段階では、まだお話もしていないし、おじさまがどなたかに好意を持ったかどうかはわからないなぁ……どうなんだろ?)
侯爵夫人を中心に談笑するおじさまは、なかなかの伊達男振りだ。派手な装飾こそ最低限に抑えられてはいるが、ひと目見ただけでその服にかけられた手間は見て取れる。派手にならぬよう細かく銀糸が縫い込まれた刺繍は、一体何ヶ月かかるのか想像もつかない、ため息が出るような見事さ。しっかり体型に合わせて縫製されているので、きっちりした印象で、さらに最近流行のボタニカルな意匠を使ったステッチなどを随所に取り入れるといった、心にくい演出も随所に取り入れられている。
この衣装と立ち振る舞いに、お嬢様方の気持ちはきっとがっちり掴まれただろうが、もちろんこの衣装はおじさまが選んだわけではない。
おじさまという人は商売として学んだ服飾の知識はあるが、本人は着飾ることになんの興味もない。人と会う予定さえなければ、シンプルなシャツに飾り気のない履きやすいパンツ、執務室にいるときは大抵ブーツも履かずにサンダルだし、ときには裸足で部屋を歩き回っているぐらいなのだ。
(おじさま曰く、子供のときには外でも靴を履いたことなどなかったそうだ。それが元気すぎるせいだったのか、貧しかったせいなのかまでは聞けなかったけど、後者が大きかったんだろうなぁとは、いままで見知ったことからなんとなくわかるんだけどね)
そういうわけで、おじさまの外面のための衣装は、サイデム商会の催事部内に設けられた衣装課の皆さんが一手に引き受けてくれている。催事部はその仕事上、それぞれの行事に相応しい衣装についてもアドバイスをし衣装作成の依頼も受けるので、その道の達人が集められているのだ。
そして衣装課からは、おじさまのその日のスケジュールに合わせたコーディネートが毎日届けられる。おじさまは、今日もいつものようにそれを着ているだけなのだ。つまり、この完璧なコーディネートの貴族服は完全なお仕着せで、似合っているとすればその手柄は衣装課のもの、センスを賞賛されるべきはおじさまではない。
とはいえ、さすがはプロのお見立て。侯爵夫人をお迎えするに相応しい気品があり、なおかつ若いお嬢様方の印象もいいという絶妙なコーディネートだ。この姿を見たら、ものすごくおしゃれな人に見える。
(ま、表面だけだけどね)
普段のおじさまの内情も知っている私は、猫被りでさわやかに営業スマイルをしているおじさまを少し薄目で見てしまったが、場にふさわしくちゃんとしているのだから責める気はない。
(でも、ここは侯爵夫人に合わせて上品ぶりっ子するしかないとはいえ、結婚するかもしれないお嬢様方に幻想を抱かせ過ぎなんじゃないの? 皆さーん、この人普段は髪もボサボサのまま、裸足でうろつきながら仕事してるんですよー)
私は心の声で毒づいてみたが、おじさまの猫被りは完璧で一部の隙もない。
実の所、サイデムおじさまという人はかなりの人たらしだ。すましていると怖い感じのする怜悧な印象なのだが、その分微笑むとものすごく印象が変わり、人懐こさすら感じさせる表情になるのだ。そしておじさまはそのことをよくわかっている。
いまも最初のキリリとした印象からの静かに微笑み、さらに破顔一笑しての営業スマイルを繰り出しながら当たり障りのない世間話を続け、お嬢様方の緊張を解きほぐしつつ、これ以上ない好印象を与えている。
(まぁ、商売人には大事なスキルとはいえ、相変わらずやりますねぇ……おじさま)
おじさまとしては見合い相手だろうとなんだろうと、ドール侯爵夫人が連れてきた顧客になるかもしれない一団だ。何があろうと好印象を崩すわけにはいかないのだろう。
晩餐が始まり、会話の合間に次々とお料理が運ばれてくる。どれも歓声が上がるほど好評でルミナーレ様もお嬢様方も、大変ご機嫌の様子だ。私からみても、今日はたしかに普段以上に華やかさがあり、凝った料理になっている。
今回の晩餐、私が同席するということで、厨房はものすごい気合の入り方だそうだ。事前に何度も私にこれでいいかという《伝令》がやってきたのには閉口したけれど、おじさまにとっても大事な一夜だ。私はお嬢様方をもてなすことに焦点を当てるようアドバイスし、女性好みの美しい盛り付けと色合い、それに食べられるお花も使ってみてはどうかと伝えておいた。
それを忠実に取り入れたメニューは、前菜の盛り合わせから、三色の野菜のジュレをガラスの器に重ね花を飾ったものや温野菜のミルフィーユ風など、色合いと断面の美しさにこだわった品がつぎつぎに運ばれた。
どれもお嬢様方は初めて食べるものだったようで、それは楽しそうに夢中で楽しんでくれ、私もとても嬉しかった。もちろん、ルミナーレ様にも好評。例の超高級ワイン〝ラボ〟もお出しして、絶賛を浴びた。
(私はコドモなんで飲めませんけどね、ああ、お水が美味しい!)
ここでひとりのご令嬢がおじさまに話を振った。
「今日は私どもの領地で作られた最初のワインをお持ちいたしましたの。ぜひ皆様にも味わっていただきたいわ」
〝イス趣味〟で統一された落ち着きのある内装の〝大地の恵み〟亭は、しっかりとした賓客対応で私たちを迎えてくれた。
この店は改装するたびに内装のグレードが上がっていて、いまではパレス趣味の中にどっぷり浸かっているはずのお嬢様方ですら、その細工の見事さにため息をつくほどの調度品ばかりだ。
(ここはおじさまの応接間みたいなものだし、イスの〝粋〟の展示場ってところなんだろうけど……お金かけすぎ……)
他のお客様とは違う入り口から、〝国宝級〟の調度品について詳しい説明を従業員に受けたりしながら、ゆっくりおじさま専用個室へ向かっていくと、サイデムおじさまは、部屋の入り口にきちんと立って迎えてくれた。侯爵夫人を前に堂々と挨拶を行うその姿はなかなかの貫禄だ。
そしてルミナーレ様をエスコートしながら一同を先導したおじさまはルミナーレ様を上座の席へと案内して、自分は斜め前の席へと向かう。私はおじさまの隣へ、お嬢様方にはそれぞれ店の者がつき、おじさまの対面の席へと案内される。
「ご招待をありがとう、サイデム。この〝大地の恵み〟亭は素晴らしいお店だと侯爵から聞いております。とても趣きのあるしつらえだわ。これはお料理も楽しみですわね」
「尊き御身のご期待に添えるよう、イスで最高の料理人たちは励んでくれるでしょう」
この店の料理には自信を持っているおじさまは余裕に表情でそう返した。
いよいよ食事だが、それに先立ちお嬢様方の正式な紹介が行われた。もちろんいわゆる〝釣書〟という、経歴が書かれた書類は事前に送られてきているが、ここで正式な紹介を受けるまではお見合い相手とは認められないそうだ。
エラ・クヴィレイド伯爵令嬢、イングリット・ベルジュ子爵令嬢、アナトゥーラ・フォンス子爵令嬢、カラリナ・ラーゼン男爵令嬢、シュリーノ・ファレーズ男爵令嬢、アイヒェ・インフィリス男爵令嬢……と紹介されると令嬢たちは立ち上がっておじきをし、腰をかけるという一連の挨拶を繰り返した。どの方も先程買ったばかりの装飾品を身につけ、気合の入ったおしゃれをしている。
「ようこそイスへおいで下されました。サガン・サイデムにございます。以後お見知り置きを」
おじさまもその度きちんと礼を返すが、その表情は軽い微笑みを浮かべてはいるものの、どの方にも同じようで心のうちはよくわからない。
(この段階では、まだお話もしていないし、おじさまがどなたかに好意を持ったかどうかはわからないなぁ……どうなんだろ?)
侯爵夫人を中心に談笑するおじさまは、なかなかの伊達男振りだ。派手な装飾こそ最低限に抑えられてはいるが、ひと目見ただけでその服にかけられた手間は見て取れる。派手にならぬよう細かく銀糸が縫い込まれた刺繍は、一体何ヶ月かかるのか想像もつかない、ため息が出るような見事さ。しっかり体型に合わせて縫製されているので、きっちりした印象で、さらに最近流行のボタニカルな意匠を使ったステッチなどを随所に取り入れるといった、心にくい演出も随所に取り入れられている。
この衣装と立ち振る舞いに、お嬢様方の気持ちはきっとがっちり掴まれただろうが、もちろんこの衣装はおじさまが選んだわけではない。
おじさまという人は商売として学んだ服飾の知識はあるが、本人は着飾ることになんの興味もない。人と会う予定さえなければ、シンプルなシャツに飾り気のない履きやすいパンツ、執務室にいるときは大抵ブーツも履かずにサンダルだし、ときには裸足で部屋を歩き回っているぐらいなのだ。
(おじさま曰く、子供のときには外でも靴を履いたことなどなかったそうだ。それが元気すぎるせいだったのか、貧しかったせいなのかまでは聞けなかったけど、後者が大きかったんだろうなぁとは、いままで見知ったことからなんとなくわかるんだけどね)
そういうわけで、おじさまの外面のための衣装は、サイデム商会の催事部内に設けられた衣装課の皆さんが一手に引き受けてくれている。催事部はその仕事上、それぞれの行事に相応しい衣装についてもアドバイスをし衣装作成の依頼も受けるので、その道の達人が集められているのだ。
そして衣装課からは、おじさまのその日のスケジュールに合わせたコーディネートが毎日届けられる。おじさまは、今日もいつものようにそれを着ているだけなのだ。つまり、この完璧なコーディネートの貴族服は完全なお仕着せで、似合っているとすればその手柄は衣装課のもの、センスを賞賛されるべきはおじさまではない。
とはいえ、さすがはプロのお見立て。侯爵夫人をお迎えするに相応しい気品があり、なおかつ若いお嬢様方の印象もいいという絶妙なコーディネートだ。この姿を見たら、ものすごくおしゃれな人に見える。
(ま、表面だけだけどね)
普段のおじさまの内情も知っている私は、猫被りでさわやかに営業スマイルをしているおじさまを少し薄目で見てしまったが、場にふさわしくちゃんとしているのだから責める気はない。
(でも、ここは侯爵夫人に合わせて上品ぶりっ子するしかないとはいえ、結婚するかもしれないお嬢様方に幻想を抱かせ過ぎなんじゃないの? 皆さーん、この人普段は髪もボサボサのまま、裸足でうろつきながら仕事してるんですよー)
私は心の声で毒づいてみたが、おじさまの猫被りは完璧で一部の隙もない。
実の所、サイデムおじさまという人はかなりの人たらしだ。すましていると怖い感じのする怜悧な印象なのだが、その分微笑むとものすごく印象が変わり、人懐こさすら感じさせる表情になるのだ。そしておじさまはそのことをよくわかっている。
いまも最初のキリリとした印象からの静かに微笑み、さらに破顔一笑しての営業スマイルを繰り出しながら当たり障りのない世間話を続け、お嬢様方の緊張を解きほぐしつつ、これ以上ない好印象を与えている。
(まぁ、商売人には大事なスキルとはいえ、相変わらずやりますねぇ……おじさま)
おじさまとしては見合い相手だろうとなんだろうと、ドール侯爵夫人が連れてきた顧客になるかもしれない一団だ。何があろうと好印象を崩すわけにはいかないのだろう。
晩餐が始まり、会話の合間に次々とお料理が運ばれてくる。どれも歓声が上がるほど好評でルミナーレ様もお嬢様方も、大変ご機嫌の様子だ。私からみても、今日はたしかに普段以上に華やかさがあり、凝った料理になっている。
今回の晩餐、私が同席するということで、厨房はものすごい気合の入り方だそうだ。事前に何度も私にこれでいいかという《伝令》がやってきたのには閉口したけれど、おじさまにとっても大事な一夜だ。私はお嬢様方をもてなすことに焦点を当てるようアドバイスし、女性好みの美しい盛り付けと色合い、それに食べられるお花も使ってみてはどうかと伝えておいた。
それを忠実に取り入れたメニューは、前菜の盛り合わせから、三色の野菜のジュレをガラスの器に重ね花を飾ったものや温野菜のミルフィーユ風など、色合いと断面の美しさにこだわった品がつぎつぎに運ばれた。
どれもお嬢様方は初めて食べるものだったようで、それは楽しそうに夢中で楽しんでくれ、私もとても嬉しかった。もちろん、ルミナーレ様にも好評。例の超高級ワイン〝ラボ〟もお出しして、絶賛を浴びた。
(私はコドモなんで飲めませんけどね、ああ、お水が美味しい!)
ここでひとりのご令嬢がおじさまに話を振った。
「今日は私どもの領地で作られた最初のワインをお持ちいたしましたの。ぜひ皆様にも味わっていただきたいわ」
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