569 / 823
4 聖人候補の領地経営
758 グッケンス博士にご相談
しおりを挟む
758
「なぜ〝魔術師ギルド〟の下部組織なのだ? 職業としての確立というなら独立した組織を作り上げれば良かろう」
「それも考えましたが、〝魔法屋〟の独自ギルド設立はまだ時期尚早かと思います。それに〝魔術師ギルド〟との連携がある方が〝魔法屋ギルド〟としては利点が多いんですよ」
「なるほどな……様子を見ながら仕事の住み分けを進めて敵対しない関係を維持しながら。同時に魔術師との接点も残しておきたいというわけだ」
現在の魔法屋は隙間産業なようなニッチな仕事だ。実際問題、技術ということに関しては、魔法使いにできなくて〝魔法屋〟だけにできるということは少ない。〝魔法屋〟のメリットは安くて早いことにつきると多くの人は考えているし、個々の技術水準がまちまちということもあり、信頼性も低く見積もられている。
以前イスの魔法屋エミに伝授した《パーフェクト・バニッシュ》のように、独自のウリのある魔法屋はほとんどないし、エミは魔法学校で基礎を学んだ本格派で、魔法力量だけでなく技術水準も魔法使いとさして変わらないほど高かったので例外的だ。
となると、魔法使いが受けたがらないような仕事が魔法屋の仕事ということになる。だがその棲み分けは曖昧なので、仕事の範囲をある程度明確にし、トラブルを避けるためにも、ギルド間の連携が不可欠だと思われた。仮にこれから魔法屋の技術水準が上がれば、さらに必要になるだろう。
「ええ、現状の〝魔法屋〟には魔法使いには頼めないから仕方なく利用されているという側面があります。できる仕事も不確定で技術もピンキリなので、信用度はどうしても低くなってしまいます。そして信用度が低いから、値段もあまり取れないという人が大多数なんです。これでは、仕事として確立したものにはなり得ません」
そもそもギルドの名前が戦闘系の技量の高い魔法使いの総称である〝魔術師〟を使っていることからもわかるように、魔法使いへの依頼は魔物の討伐やダンジョン攻略、商団警備や要人保護など攻撃的な魔法が求められる依頼が多い。もちろんそれ以外の依頼も多く寄せられるのだが、ぶっちゃけていえば、そうした戦闘系の依頼の方がお金になるのでそちらが優先されるのだ。
お金にならない魔法使いには人気のない仕事はなかなか依頼が達成されず、宙に浮いてしまいがちになり、それはギルドの悩みでもあるのだ。
「なるほど……〝魔術師ギルド〟で塩漬けになりがちな仕事を〝魔法屋ギルド〟の〝仕事〟としてやらせたいわけだな」
「はい。〝魔術師ギルド〟ではなかなか請け負う人が現れないような仕事でも、技術のある〝魔法屋〟なら喜んで請け負うでしょう。お互いのギルドにいいことだと思いませんか?」
グッケンス博士はラム酒の効いたパウンドケーキを食べて目を細め、何度か頷いている。なかなかお気に入りのようだ。その横でソーヤはこのずっしりとしたケーキを丸々一本持って幸せそうに一気食いしているが、まぁ、それはいつものことなので放っておく。
ケーキを食べる手を止めた博士は、ちらっと私の方を見た。
「で、それと〝孤児院〟の子供たちとの関係はどうなる? あの子たちを、その〝魔法屋ギルド〟で抱えろと?」
私は玄米茶の湯呑みをそろそろと持ち上げながら、そうではないと笑った。
「まさか、そこまで押し付けるつもりはありませんよ。逆に、彼らには職業としての〝魔法屋〟確立のための人材になってもらおうと思っているんです」
「どういうことだ?」
「学校です! 〝魔法屋〟専門学校! そこで資格を取得してもらい、一定水準の技術を保障するシステムを作ります」
「お前さんは面白いことを考えるのぉ……」
博士は何だか楽しそうな様子で二杯目のコーヒーを啜った。
「これについては、サイデム商会とサガン・サイデム男爵個人も資金提供を申し出てくれています。私も出資しますよ。〝魔法屋〟に仕事を依頼することはサイデム商会でもよくあるそうで、技術水準が保障された魔法屋が増えることは、サイデム商会にとっても商いの街イスにとっても望ましいそうです。さらにサイデム男爵としては、貴族の義務として気の毒な立場にある子供たちの救済のために助力したいそうですよ」
「なるほどな……男爵ともなると、サイデムも気を使うものじゃの」
貴族というのは、こういった寄付や寄進をすることで自分の名声をあげる行為を定期的にするものなのだそうだ。ちょうどいいので、ガッツリ資金提供してもらうことにした。おじさまはお金持ちなので、遠慮はしない。
「お前は出資をするだけなのか、メイロード?」
さすがにグッケンス博士は、私が資金だけ出すとは思っていないようだ。
たしかに〝専門学校〟なんていう考え方や組織のついて、この世界の人は知らないわけで、ある程度私がコミットしなければ迅速に話を進めることは難しいだろう。
「表に出るつもりはありませんが、設立に関してはある程度口を出さざるを得ないでしょうね。あ、博士には名誉顧問の役を振りますからね!」
「おいおい……」
博士は困り顔だが、これぐらいの箔付けは欲しいところなので、覚悟してもらおう。とはいっても、名誉顧問なんて、名前だけでいいのだから安心してもらっていいのだけれど……
ともかく方針は決まった。
あとは気になるあの子たちと少し話をして、本格的に〝魔法屋専門学校〟設立に向けて動くぞ!
「なぜ〝魔術師ギルド〟の下部組織なのだ? 職業としての確立というなら独立した組織を作り上げれば良かろう」
「それも考えましたが、〝魔法屋〟の独自ギルド設立はまだ時期尚早かと思います。それに〝魔術師ギルド〟との連携がある方が〝魔法屋ギルド〟としては利点が多いんですよ」
「なるほどな……様子を見ながら仕事の住み分けを進めて敵対しない関係を維持しながら。同時に魔術師との接点も残しておきたいというわけだ」
現在の魔法屋は隙間産業なようなニッチな仕事だ。実際問題、技術ということに関しては、魔法使いにできなくて〝魔法屋〟だけにできるということは少ない。〝魔法屋〟のメリットは安くて早いことにつきると多くの人は考えているし、個々の技術水準がまちまちということもあり、信頼性も低く見積もられている。
以前イスの魔法屋エミに伝授した《パーフェクト・バニッシュ》のように、独自のウリのある魔法屋はほとんどないし、エミは魔法学校で基礎を学んだ本格派で、魔法力量だけでなく技術水準も魔法使いとさして変わらないほど高かったので例外的だ。
となると、魔法使いが受けたがらないような仕事が魔法屋の仕事ということになる。だがその棲み分けは曖昧なので、仕事の範囲をある程度明確にし、トラブルを避けるためにも、ギルド間の連携が不可欠だと思われた。仮にこれから魔法屋の技術水準が上がれば、さらに必要になるだろう。
「ええ、現状の〝魔法屋〟には魔法使いには頼めないから仕方なく利用されているという側面があります。できる仕事も不確定で技術もピンキリなので、信用度はどうしても低くなってしまいます。そして信用度が低いから、値段もあまり取れないという人が大多数なんです。これでは、仕事として確立したものにはなり得ません」
そもそもギルドの名前が戦闘系の技量の高い魔法使いの総称である〝魔術師〟を使っていることからもわかるように、魔法使いへの依頼は魔物の討伐やダンジョン攻略、商団警備や要人保護など攻撃的な魔法が求められる依頼が多い。もちろんそれ以外の依頼も多く寄せられるのだが、ぶっちゃけていえば、そうした戦闘系の依頼の方がお金になるのでそちらが優先されるのだ。
お金にならない魔法使いには人気のない仕事はなかなか依頼が達成されず、宙に浮いてしまいがちになり、それはギルドの悩みでもあるのだ。
「なるほど……〝魔術師ギルド〟で塩漬けになりがちな仕事を〝魔法屋ギルド〟の〝仕事〟としてやらせたいわけだな」
「はい。〝魔術師ギルド〟ではなかなか請け負う人が現れないような仕事でも、技術のある〝魔法屋〟なら喜んで請け負うでしょう。お互いのギルドにいいことだと思いませんか?」
グッケンス博士はラム酒の効いたパウンドケーキを食べて目を細め、何度か頷いている。なかなかお気に入りのようだ。その横でソーヤはこのずっしりとしたケーキを丸々一本持って幸せそうに一気食いしているが、まぁ、それはいつものことなので放っておく。
ケーキを食べる手を止めた博士は、ちらっと私の方を見た。
「で、それと〝孤児院〟の子供たちとの関係はどうなる? あの子たちを、その〝魔法屋ギルド〟で抱えろと?」
私は玄米茶の湯呑みをそろそろと持ち上げながら、そうではないと笑った。
「まさか、そこまで押し付けるつもりはありませんよ。逆に、彼らには職業としての〝魔法屋〟確立のための人材になってもらおうと思っているんです」
「どういうことだ?」
「学校です! 〝魔法屋〟専門学校! そこで資格を取得してもらい、一定水準の技術を保障するシステムを作ります」
「お前さんは面白いことを考えるのぉ……」
博士は何だか楽しそうな様子で二杯目のコーヒーを啜った。
「これについては、サイデム商会とサガン・サイデム男爵個人も資金提供を申し出てくれています。私も出資しますよ。〝魔法屋〟に仕事を依頼することはサイデム商会でもよくあるそうで、技術水準が保障された魔法屋が増えることは、サイデム商会にとっても商いの街イスにとっても望ましいそうです。さらにサイデム男爵としては、貴族の義務として気の毒な立場にある子供たちの救済のために助力したいそうですよ」
「なるほどな……男爵ともなると、サイデムも気を使うものじゃの」
貴族というのは、こういった寄付や寄進をすることで自分の名声をあげる行為を定期的にするものなのだそうだ。ちょうどいいので、ガッツリ資金提供してもらうことにした。おじさまはお金持ちなので、遠慮はしない。
「お前は出資をするだけなのか、メイロード?」
さすがにグッケンス博士は、私が資金だけ出すとは思っていないようだ。
たしかに〝専門学校〟なんていう考え方や組織のついて、この世界の人は知らないわけで、ある程度私がコミットしなければ迅速に話を進めることは難しいだろう。
「表に出るつもりはありませんが、設立に関してはある程度口を出さざるを得ないでしょうね。あ、博士には名誉顧問の役を振りますからね!」
「おいおい……」
博士は困り顔だが、これぐらいの箔付けは欲しいところなので、覚悟してもらおう。とはいっても、名誉顧問なんて、名前だけでいいのだから安心してもらっていいのだけれど……
ともかく方針は決まった。
あとは気になるあの子たちと少し話をして、本格的に〝魔法屋専門学校〟設立に向けて動くぞ!
166
お気に入りに追加
13,041
あなたにおすすめの小説
さようなら、家族の皆さま~不要だと捨てられた妻は、精霊王の愛し子でした~
みなと
ファンタジー
目が覚めた私は、ぼんやりする頭で考えた。
生まれた息子は乳母と義母、父親である夫には懐いている。私のことは、無関心。むしろ馬鹿にする対象でしかない。
夫は、私の実家の資産にしか興味は無い。
なら、私は何に興味を持てばいいのかしら。
きっと、私が生きているのが邪魔な人がいるんでしょうね。
お生憎様、死んでやるつもりなんてないの。
やっと、私は『私』をやり直せる。
死の淵から舞い戻った私は、遅ればせながら『自分』をやり直して楽しく生きていきましょう。
召喚勇者の餌として転生させられました
猫野美羽
ファンタジー
学生時代最後のゴールデンウィークを楽しむため、伊達冬馬(21)は高校生の従弟たち三人とキャンプ場へ向かっていた。
途中の山道で唐突に眩い光に包まれ、運転していた車が制御を失い、そのまま崖の下に転落して、冬馬は死んでしまう。
だが、魂のみの存在となった冬馬は異世界に転生させられることに。
「俺が死んだのはアイツらを勇者召喚した結果の巻き添えだった?」
しかも、冬馬の死を知った従弟や従妹たちが立腹し、勇者として働くことを拒否しているらしい。
「勇者を働かせるための餌として、俺を異世界に転生させるだと? ふざけんな!」
異世界の事情を聞き出して、あまりの不穏さと不便な生活状況を知り、ごねる冬馬に異世界の創造神は様々なスキルや特典を与えてくれた。
日本と同程度は難しいが、努力すれば快適に暮らせるだけのスキルを貰う。
「召喚魔法? いや、これネット通販だろ」
発動条件の等価交換は、大森林の素材をポイントに換えて異世界から物を召喚するーーいや、だからコレはネット通販!
日本製の便利な品物を通販で購入するため、冬馬はせっせと採取や狩猟に励む。
便利な魔法やスキルを駆使して、大森林と呼ばれる魔境暮らしを送ることになった冬馬がゆるいサバイバルありのスローライフを楽しむ、異世界転生ファンタジー。
※カクヨムにも掲載中です
自宅アパート一棟と共に異世界へ 蔑まれていた令嬢に転生(?)しましたが、自由に生きることにしました
如月 雪名
ファンタジー
★2024年9月19日に2巻発売&コミカライズ化決定!(web版とは設定が異なる部分があります)
🔷第16回ファンタジー小説大賞。5/3207位で『特別賞』を受賞しました!!応援ありがとうございます(*^_^*)
💛小説家になろう累計PV1,820万以上達成!!
※感想欄を読まれる方は、申し訳ありませんがネタバレが多いのでご注意下さい<m(__)m>
スーパーの帰り道、突然異世界へ転移させられた、椎名 沙良(しいな さら)48歳。
残された封筒には【詫び状】と書かれており、自分がカルドサリ王国のハンフリー公爵家、リーシャ・ハンフリー、第一令嬢12歳となっているのを知る。
いきなり異世界で他人とし生きる事になったが、現状が非常によろしくない。
リーシャの母親は既に亡くなっており、後妻に虐待され納屋で監禁生活を送っていたからだ。
どうにか家庭環境を改善しようと、与えられた4つの能力(ホーム・アイテムBOX・マッピング・召喚)を使用し、早々に公爵家を出て冒険者となる。
虐待されていたため貧弱な体と体力しかないが、冒険者となり自由を手にし頑張っていく。
F級冒険者となった初日の稼ぎは、肉(角ウサギ)の配達料・鉄貨2枚(200円)。
それでもE級に上がるため200回頑張る。
同じ年頃の子供達に、からかわれたりしながらも着実に依頼をこなす日々。
チートな能力(ホームで自宅に帰れる)を隠しながら、町で路上生活をしている子供達を助けていく事に。
冒険者で稼いだお金で家を購入し、住む所を与え子供達を笑顔にする。
そんな彼女の行いを見守っていた冒険者や町人達は……。
やがて支援は町中から届くようになった。
F級冒険者からC級冒険者へと、地球から勝手に召喚した兄の椎名 賢也(しいな けんや)50歳と共に頑張り続け、4年半後ダンジョンへと進む。
ダンジョンの最終深部。
ダンジョンマスターとして再会した兄の親友(享年45)旭 尚人(あさひ なおと)も加わり、ついに3人で迷宮都市へ。
テイムした仲間のシルバー(シルバーウルフ)・ハニー(ハニービー)・フォレスト(迷宮タイガー)と一緒に楽しくダンジョン攻略中。
どこか気が抜けて心温まる? そんな冒険です。
残念ながら恋愛要素は皆無です。
幼女からスタートした侯爵令嬢は騎士団参謀に溺愛される~神獣は私を選んだようです~
桜もふ
恋愛
家族を事故で亡くしたルルナ・エメルロ侯爵令嬢は男爵家である叔父家族に引き取られたが、何をするにも平手打ちやムチ打ち、物を投げつけられる暴力・暴言の【虐待】だ。衣服も与えて貰えず、食事は食べ残しの少ないスープと一欠片のパンだけだった。私の味方はお兄様の従魔であった女神様の眷属の【マロン】だけだが、そのマロンは私の従魔に。
そして5歳になり、スキル鑑定でゴミ以下のスキルだと判断された私は王宮の広間で大勢の貴族連中に笑われ罵倒の嵐の中、男爵家の叔父夫婦に【侯爵家】を乗っ取られ私は、縁切りされ平民へと堕とされた。
頭空っぽアホ第2王子には婚約破棄された挙句に、国王に【無一文】で国外追放を命じられ、放り出された後、頭を打った衝撃で前世(地球)の記憶が蘇り【賢者】【草集め】【特殊想像生成】のスキルを使い国境を目指すが、ある日たどり着いた街で、優しい人達に出会い。ギルマスの養女になり、私が3人組に誘拐された時に神獣のスオウに再開することに! そして、今日も周りのみんなから溺愛されながら、日銭を稼ぐ為に頑張ります!
エメルロ一族には重大な秘密があり……。
そして、隣国の騎士団参謀(元ローバル国の第1王子)との甘々な恋愛は至福のひとときなのです。ギルマス(パパ)に邪魔されながら楽しい日々を過ごします。
兄のお嫁さんに嫌がらせをされるので、全てを暴露しようと思います
きんもくせい
恋愛
リルベール侯爵家に嫁いできた子爵令嬢、ナタリーは、最初は純朴そうな少女だった。積極的に雑事をこなし、兄と仲睦まじく話す彼女は、徐々に家族に受け入れられ、気に入られていく。しかし、主人公のソフィアに対しては冷たく、嫌がらせばかりをしてくる。初めは些細なものだったが、それらのいじめは日々悪化していき、痺れを切らしたソフィアは、両家の食事会で……
10/1追記
※本作品が中途半端な状態で完結表記になっているのは、本編自体が完結しているためです。
ありがたいことに、ソフィアのその後を見たいと言うお声をいただいたので、番外編という形で作品完結後も連載を続けさせて頂いております。紛らわしいことになってしまい申し訳ございません。
また、日々の感想や応援などの反応をくださったり、この作品に目を通してくれる皆様方、本当にありがとうございます。これからも作品を宜しくお願い致します。
きんもくせい
11/9追記
何一つ完結しておらず中途半端だとのご指摘を頂きましたので、連載表記に戻させていただきます。
紛らわしいことをしてしまい申し訳ありませんでした。
今後も自分のペースではありますが更新を続けていきますので、どうぞ宜しくお願い致します。
きんもくせい
危険な森で目指せ快適異世界生活!
ハラーマル
ファンタジー
初めての彼氏との誕生日デート中、彼氏に裏切られた私は、貞操を守るため、展望台から飛び降りて・・・
気がつくと、薄暗い洞窟の中で、よくわかんない種族に転生していました!
2人の子どもを助けて、一緒に森で生活することに・・・
だけどその森が、実は誰も生きて帰らないという危険な森で・・・
出会った子ども達と、謎種族のスキルや魔法、持ち前の明るさと行動力で、危険な森で快適な生活を目指します!
♢ ♢ ♢
所謂、異世界転生ものです。
初めての投稿なので、色々不備もあると思いますが。軽い気持ちで読んでくださると幸いです。
誤字や、読みにくいところは見つけ次第修正しています。
内容を大きく変更した場合には、お知らせ致しますので、確認していただけると嬉しいです。
「小説家になろう」様「カクヨム」様でも連載させていただいています。
※7月10日、「カクヨム」様の投稿について、アカウントを作成し直しました。
願いの守護獣 チートなもふもふに転生したからには全力でペットになりたい
戌葉
ファンタジー
気付くと、もふもふに生まれ変わって、誰もいない森の雪の上に寝ていた。
人恋しさに森を出て、途中で魔物に間違われたりもしたけど、馬に助けられ騎士に保護してもらえた。正体はオレ自身でも分からないし、チートな魔法もまだ上手く使いこなせないけど、全力で可愛く頑張るのでペットとして飼ってください!
チートな魔法のせいで狙われたり、自分でも分かっていなかった正体のおかげでとんでもないことに巻き込まれちゃったりするけど、オレが目指すのはぐーたらペット生活だ!!
※「1-7」で正体が判明します。「精霊の愛し子編」や番外編、「美食の守護獣」ではすでに正体が分かっていますので、お気を付けください。
番外編「美食の守護獣 ~チートなもふもふに転生したからには全力で食い倒れたい」
「冒険者編」と「精霊の愛し子編」の間の食い倒れツアーのお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/2227451/394680824
転生赤ちゃんカティは諜報活動しています そして鬼畜な父に溺愛されているようです
れもんぴーる
ファンタジー
実母に殺されそうになったのがきっかけで前世の記憶がよみがえった赤ん坊カティ。冷徹で優秀な若き宰相エドヴァルドに引き取られ、カティの秘密はすぐにばれる。エドヴァルドは鬼畜ぶりを発揮し赤ん坊のカティを特訓し、諜報員に仕立て上げた(つもり)!少しお利口ではないカティの言動は周囲を巻き込み、無表情のエドヴァルドの表情筋が息を吹き返す。誘拐や暗殺などに巻き込まれながらも鬼畜な義父に溺愛されていく魔法のある世界のお話です。
シリアスもありますが、コメディよりです(*´▽`*)。
*作者の勝手なルール、世界観のお話です。突っ込みどころ満載でしょうが、笑ってお流しください(´▽`)
*話の中で急な暴力表現など出てくる場合があります。襲撃や尋問っぽい話の時にはご注意ください!
《2023.10月末にレジーナブックス様から書籍を出していただけることになりました(*´▽`*)
規定により非公開になるお話もあります。気になる方はお早めにお読みください! これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!》
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。