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4 聖人候補の領地経営
614 ミッション・コンプリート!
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614
曲はとても静かに会場へと広がっていった。
伝説の楽士であるミゼルの奏でる音は、どこまでも澄み渡る青空のように爽やかな音色で、誰もが聞き馴染みのある旋律を奏で始めた。先ほどまでの、会話の邪魔にならぬよう抑えていた演奏とは違い、抑制されてはいるが訴えかけるような力のこもった調べだ。
最初の一音から、部屋にいたすべての人々がため息をつくような、楽聖ミゼルにしか出せない音色……その曲は、この世界では誰もが知る子守唄だった。
私は皆の表情が優しくなるのを感じて、ミゼルの技量に感謝しながら、その調べに誘われるように歌い始めた。
森のエントたちも眠りについた
妖精たちも葉陰に消えた
おやすみなさい かわいい子
明日の朝 また森が目覚めるまで
恐ろしい魔獣たちも眠りについた
動物たちも寝床に去った
さあ目を閉じて 愛しい子
きっときれいな夢が待っているから
ふるえなくても大丈夫
私がずっといるから
窓を揺らす風からも 獣の遠吠えからも
きっと私が守ってあげる
だからおやすみ
良い夢を
だからおやすみ
愛しい子
この世界で昔から広く歌われているこの曲は、歌詞が地方によって少しづつ違ったりするそうで、いろいろなバージョンがあるそうだ。私が歌ったのは〝森の子守唄〟というもので、一番スタンダードな歌詞だという。
ミゼルからは“やりすぎ禁止”だと釘を刺されているので、情感を込め過ぎないよう気をつけて、一音一音言葉を確認しながら丁寧に歌い進めていった。だがそれだけ気を使っても、私が歌い始めた瞬間からシルベスター公爵が目を見開き、口が少し開いた状態になっているのが見えた。
(ああ、ここまで抑えてもだめかぁ。女神さまがくれた歌声、思った以上に強力だなぁ……)
改めて楽神ソフィーラ様の加護のすごさに驚きつつも、私はとにかく歌い続けた。
子守唄なのでやさしく歌うよう気をつけながら、部屋の皆さんの様子を見ていると、前半からもうかなりの人数が目を閉じて泣き始めていた。
確かにこの歌には郷愁をそそる要素が強いが、それにしても泣き過ぎだ。
ミゼルの指示通り感情を込めすぎないよう抑えているつもりだが、全然抑制効果が出ていない。ミゼルとの練習で歌そのものがうまくなってきているせいなのだろうか。
思った以上に、私の歌声は鍛えられてしまっていたようだ。一生懸命抑えた歌い方を心掛けたにもかかわらず、最後まで効果はあまりなく、歌い終わった時には、シルベスター公爵も滂沱の涙を流していた。
(うーん、かなり情感は抑えられていたはずなんだけど……これでもだめだったか)
自分の失敗を反省しつつ、セイツェさんに鍛え上げられた、貴族風の優雅なお辞儀をする私。するとシルベスター公爵が涙をぬぐいもせず立ち上がり、思い切り拍手をし始めた。そして、それに続き、部屋中から拍手が巻き起こる。
シルベスター家もマリス家も関係なく、部屋にいたすべての人たちが、心からの拍手を送ってくれていた。
「ああ、なんという美声なのだろう。実に、実に素晴らしい演奏と歌であった。こんなにも心を揺さぶられる音楽があろうとは……メイロード、そなたの声は芸術だ。それも極上の美だ……」
公爵の顔は紅潮し、その眼は輝いている。
「お褒めいただきありがとうございます。私には良い教師がついておりますので……」
「そうか、そうであろうな。私の援助など、そなたには必要ないのだな。よくわかった」
抑えたとはいえ浄化作用のある私の歌声、シルベスター公爵も感動のあまりだいぶ毒気が抜けたらしく、穏やかで物分かりもよくなった様子だ。当然、もう少し聞かせてほしいとリクエストはされたが、それはもう時間も遅いので、と言って辞退した。
(今度は私の歌に興味を持たれ過ぎても困るからね)
ものすごく残念そうだったシルベスター公爵だが、確かに時間はすでにかなり経っていたので、あきらめてくれた。これも音楽のせいなのか、さきほどまでのねちっこいしぶとさが消えているようだ。
公爵はそのまま機嫌良く席を立ち、明日の午前中にはパレスに戻ることにしたと告げてきた。
「ここにいても、忙しいメイロードには迷惑になるだけだろう。いろいろと……すまなかったな……」
ここで私は心の中でガッツポーズ。
この言葉を引き出せれば、今回のミッションは成功だ。私としては、シルベスター公爵家との間に遺恨を残した状態にはしておきたくない。だから、あちらから引いてくれるようにうまく誘導することが、今回のミッションの目的なのだ。
「とんでもございません、公爵様。お忙しい中、わざわざこの辺境の小さな領地を訪れてくださいましたこと、心より御礼申し上げます。私共のもてなしが公爵様のご意向にかなっておりましたら、幸いでございます」
私はここでも“親しい雰囲気”は一切出さず、だが絶対に不快にもさせないよう気を配りながら言葉を選び対応する。
そこで、ここへ来た大義名分である先々代公爵の残した屋敷の処遇について思い出した公爵が、それについての権利は主張しないということを確約してくれた。
「あの屋敷の権利の他にも、必要な書類があれば、ここを立つまでに書面を用意してくれれば、すぐに署名しよう。メイロードはこの地を収めるに十分な力のある貴族だ。私も安心したよ」
「恐れ入ります。微力ながら、父と母の生まれ育ったこの地を、大事に治めてまいります」
翌日、帝都に戻るシルベスター公爵に、私が“生産の陣”を使って用意した大量のお土産を渡し、侍従のクラバさんがものすごく恐縮しながらそれを受け取ったこと。そして、公爵の持ち帰ったマジックバッグの中のメイロードソースを貴族たちにふるまって大いに面目を施したこと。そのお礼も兼ねてか、そのあと部屋に収まりきらないほどの贈り物がシルベスター公爵家から届いたこと。
「遠い領地にいる君にしてあげられることはないようだ。だが、私たちは同じ血を引く一族であることに変わりはない。帝都パレスへ来ることがあれば、ぜひわが家へ逗留してほしい」
という手紙があったこと。
その手紙に私が爆笑し
「もう私の歌の効力も切れちゃったのね。それにしても、あきらめわるーい!」
と笑ったこと。私の歌声についても噂は広まっていない様子に安心したこと。
(へたに私の歌のことを人に自慢すると“呼んできて歌わせろ”っていう話に必ずなるからね。私がそれを簡単に断るともうわかっている公爵は、それができない以上、恥をかくだけだから言えないだろうと踏んだんだ。使用人たちにもかん口令を敷いてくれたみたいだし……)
こうして、公爵迎撃ミッションは成功裡に終了。
とりあえずこの土地にいる限りちょっかいを出される心配はなくなったようだ。
さて、心配がなくなったところで、ちゃんと領地運営を頑張らないとね。
曲はとても静かに会場へと広がっていった。
伝説の楽士であるミゼルの奏でる音は、どこまでも澄み渡る青空のように爽やかな音色で、誰もが聞き馴染みのある旋律を奏で始めた。先ほどまでの、会話の邪魔にならぬよう抑えていた演奏とは違い、抑制されてはいるが訴えかけるような力のこもった調べだ。
最初の一音から、部屋にいたすべての人々がため息をつくような、楽聖ミゼルにしか出せない音色……その曲は、この世界では誰もが知る子守唄だった。
私は皆の表情が優しくなるのを感じて、ミゼルの技量に感謝しながら、その調べに誘われるように歌い始めた。
森のエントたちも眠りについた
妖精たちも葉陰に消えた
おやすみなさい かわいい子
明日の朝 また森が目覚めるまで
恐ろしい魔獣たちも眠りについた
動物たちも寝床に去った
さあ目を閉じて 愛しい子
きっときれいな夢が待っているから
ふるえなくても大丈夫
私がずっといるから
窓を揺らす風からも 獣の遠吠えからも
きっと私が守ってあげる
だからおやすみ
良い夢を
だからおやすみ
愛しい子
この世界で昔から広く歌われているこの曲は、歌詞が地方によって少しづつ違ったりするそうで、いろいろなバージョンがあるそうだ。私が歌ったのは〝森の子守唄〟というもので、一番スタンダードな歌詞だという。
ミゼルからは“やりすぎ禁止”だと釘を刺されているので、情感を込め過ぎないよう気をつけて、一音一音言葉を確認しながら丁寧に歌い進めていった。だがそれだけ気を使っても、私が歌い始めた瞬間からシルベスター公爵が目を見開き、口が少し開いた状態になっているのが見えた。
(ああ、ここまで抑えてもだめかぁ。女神さまがくれた歌声、思った以上に強力だなぁ……)
改めて楽神ソフィーラ様の加護のすごさに驚きつつも、私はとにかく歌い続けた。
子守唄なのでやさしく歌うよう気をつけながら、部屋の皆さんの様子を見ていると、前半からもうかなりの人数が目を閉じて泣き始めていた。
確かにこの歌には郷愁をそそる要素が強いが、それにしても泣き過ぎだ。
ミゼルの指示通り感情を込めすぎないよう抑えているつもりだが、全然抑制効果が出ていない。ミゼルとの練習で歌そのものがうまくなってきているせいなのだろうか。
思った以上に、私の歌声は鍛えられてしまっていたようだ。一生懸命抑えた歌い方を心掛けたにもかかわらず、最後まで効果はあまりなく、歌い終わった時には、シルベスター公爵も滂沱の涙を流していた。
(うーん、かなり情感は抑えられていたはずなんだけど……これでもだめだったか)
自分の失敗を反省しつつ、セイツェさんに鍛え上げられた、貴族風の優雅なお辞儀をする私。するとシルベスター公爵が涙をぬぐいもせず立ち上がり、思い切り拍手をし始めた。そして、それに続き、部屋中から拍手が巻き起こる。
シルベスター家もマリス家も関係なく、部屋にいたすべての人たちが、心からの拍手を送ってくれていた。
「ああ、なんという美声なのだろう。実に、実に素晴らしい演奏と歌であった。こんなにも心を揺さぶられる音楽があろうとは……メイロード、そなたの声は芸術だ。それも極上の美だ……」
公爵の顔は紅潮し、その眼は輝いている。
「お褒めいただきありがとうございます。私には良い教師がついておりますので……」
「そうか、そうであろうな。私の援助など、そなたには必要ないのだな。よくわかった」
抑えたとはいえ浄化作用のある私の歌声、シルベスター公爵も感動のあまりだいぶ毒気が抜けたらしく、穏やかで物分かりもよくなった様子だ。当然、もう少し聞かせてほしいとリクエストはされたが、それはもう時間も遅いので、と言って辞退した。
(今度は私の歌に興味を持たれ過ぎても困るからね)
ものすごく残念そうだったシルベスター公爵だが、確かに時間はすでにかなり経っていたので、あきらめてくれた。これも音楽のせいなのか、さきほどまでのねちっこいしぶとさが消えているようだ。
公爵はそのまま機嫌良く席を立ち、明日の午前中にはパレスに戻ることにしたと告げてきた。
「ここにいても、忙しいメイロードには迷惑になるだけだろう。いろいろと……すまなかったな……」
ここで私は心の中でガッツポーズ。
この言葉を引き出せれば、今回のミッションは成功だ。私としては、シルベスター公爵家との間に遺恨を残した状態にはしておきたくない。だから、あちらから引いてくれるようにうまく誘導することが、今回のミッションの目的なのだ。
「とんでもございません、公爵様。お忙しい中、わざわざこの辺境の小さな領地を訪れてくださいましたこと、心より御礼申し上げます。私共のもてなしが公爵様のご意向にかなっておりましたら、幸いでございます」
私はここでも“親しい雰囲気”は一切出さず、だが絶対に不快にもさせないよう気を配りながら言葉を選び対応する。
そこで、ここへ来た大義名分である先々代公爵の残した屋敷の処遇について思い出した公爵が、それについての権利は主張しないということを確約してくれた。
「あの屋敷の権利の他にも、必要な書類があれば、ここを立つまでに書面を用意してくれれば、すぐに署名しよう。メイロードはこの地を収めるに十分な力のある貴族だ。私も安心したよ」
「恐れ入ります。微力ながら、父と母の生まれ育ったこの地を、大事に治めてまいります」
翌日、帝都に戻るシルベスター公爵に、私が“生産の陣”を使って用意した大量のお土産を渡し、侍従のクラバさんがものすごく恐縮しながらそれを受け取ったこと。そして、公爵の持ち帰ったマジックバッグの中のメイロードソースを貴族たちにふるまって大いに面目を施したこと。そのお礼も兼ねてか、そのあと部屋に収まりきらないほどの贈り物がシルベスター公爵家から届いたこと。
「遠い領地にいる君にしてあげられることはないようだ。だが、私たちは同じ血を引く一族であることに変わりはない。帝都パレスへ来ることがあれば、ぜひわが家へ逗留してほしい」
という手紙があったこと。
その手紙に私が爆笑し
「もう私の歌の効力も切れちゃったのね。それにしても、あきらめわるーい!」
と笑ったこと。私の歌声についても噂は広まっていない様子に安心したこと。
(へたに私の歌のことを人に自慢すると“呼んできて歌わせろ”っていう話に必ずなるからね。私がそれを簡単に断るともうわかっている公爵は、それができない以上、恥をかくだけだから言えないだろうと踏んだんだ。使用人たちにもかん口令を敷いてくれたみたいだし……)
こうして、公爵迎撃ミッションは成功裡に終了。
とりあえずこの土地にいる限りちょっかいを出される心配はなくなったようだ。
さて、心配がなくなったところで、ちゃんと領地運営を頑張らないとね。
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