355 / 832
3 魔法学校の聖人候補
544 魔術師ギルドへ
しおりを挟む
544
早朝に出発し、アタタガのおかげで爆速移動できたにも関わらず、やっと身分証確認と通行税支払いを済ませて表門を抜けた時には、日がもう傾きかけていた。行商人でありこの街に店も持つオルダンさん親子と再会を約束し手を振って別れた後、長時間移動と行列ですっかり疲れたこともあり、まずはこれから10日間の拠点とする宿を決めることにした。とはいってもこちらの世界の普通の宿は、スプリングすらない板製のベッドがあるだけの、山小屋に毛の生えたようなもので、居住空間の快適さはあまり望めない。
(お風呂は当然ないだろうなぁ。この10日の間は《清浄》の魔法でやり過ごすしかないな。ううつらい)
「じゃ、私がいつも泊めてもらっている宿でいいかな? 小さな宿だけど、そこのおかみさんがうちの村の出身なんで、宿代も安くしてくれるし、ご飯もおいしいよ。実は、もう連絡してあるんだ」
“天舟”を乗り過ごすことのないよう、いつも予定の一日前にセジャムの街へやってきているというトルルには、どうやら宿のあてがあるらしい。私も特にこだわりがあるわけではないので、トルルのお勧めに従って、その宿へと向かうことにした。
トルルの常宿の場所は表通りではないが、街中を動きやすいとてもいい立地にあった。小さく“ミノンの宿屋”という看板が出ているだけだが、窓から見える中の様子はとても賑やかだった。一階は居酒屋兼食堂として営業しており、たくさんの人たちが酒を片手に食事を楽しんでいる。街の人も冒険者らしき人もいて、空きテーブルなしの盛況だ。ここはどちらかといえばこの食堂の方が稼ぎとしてはメインなのかもしれない。部屋数は10部屋のみという話だし、どちらかというとペンションのような雰囲気の宿だった。
ベルのついたドアを入るとすぐ声がかかる。
「あら、トルルちゃん! もう学校へ帰る時期なのね。いらっしゃい」
カウンターの中から出てきたのは、この宿屋の女主人であるミノンさんだ。年齢は三十路を越えたぐらいか。やさしそうでぽやんとした雰囲気だが、スタイル抜群で何とも妖艶な魅力のある方だ。
(うひゃあ、これはまた美人さんだわ。ハルリリさんに色気をプラスしたらこんな感じかな? 美人女将のいる居酒屋ですか……流行るわけだね)
ミノンさんはトルルの里の出身。絶世の美女と若いころから評判の方で、セジャムのお金持ちに見初められて結婚したものの早くに旦那さんを事故で亡くしてしまった。そこで遺産を元手にこの“ミノンの宿屋”を始めたのだそうだ。
同郷のトルルにはことのほか優しくしてくれるそうで、頼れるお姉さんのような存在らしい。
「ミノンさん、セジャムへ来る人に伝言を頼んで予約をお願いしたんだけど、ちゃんと伝わってますか? 今回は長いんです。10日の宿泊をお願いします。お伝えした通り二部屋でお願いしたいんだけど、大丈夫かな?」
どうやら、トルルはこの街へ行くという人を介して、事前に予約を取ってくれていたようだ。たしかに、この宿に泊まりたいとすれば10部屋しかないのだから、予約しておくに越したことはないだろう。ミノンさんは宿帳に目を通しながら、その魅力的な笑顔で答えてくれてた。
「はいはい、聞いてますよ。そうだったわね。トルルちゃん、予約してもらって正解よ。いまセジャムの宿はダンジョンのおかげでどこも満室が続いているから……」
どうやらトルルの機転のおかげで、無事いい宿を確保できたようだ。それにソーヤのことも考えて、二部屋で予約してくれるとは。
(トルルはこういう気を使える子なんだなぁ……魔法学校ではあたふたしていることが多いけど、根はしっかりしているんだね)
その日は疲れていたこともあり、あまりの喧騒に気圧されて宿の食堂で食事を取ることは諦め、私が作ってきていたお弁当を部屋で食べた後ぐっすりと休んだ。私は先の研究の結果24時間は形を保持できることがわかった《エア・バブル》を使い、硬い木製のベッドを覆ってクッション性を与え、その上に布団を敷いて寝てみた。適度な弾力があり、なかなかの快適さだ。
あくる朝、私たちは部屋に荷物を置き、宿で軽く朝食をいただいてから“魔術師ギルド”へと向かった。ミノンさんの話では大通りに出れば、すぐに建物は見つかるという話だ。
「宿代ぐらいは稼げるお仕事があるといいんだけどな」
トルルはギルドに登録したらすぐに依頼を受けるつもりらしい。やる気があっていいが、登録にどのくらいの時間を取られるかもわからないのに、楽観的なことだ。
(それがトルルのいいところでもあるからね)
セジャム大通りに出て、町の中を進んでいくと人の数が徐々に増えていき、その先にはギルドの建物がいくつか立ち並んでいた。我々の目当ての“魔術師ギルド”は“冒険者ギルド”の隣の建物だったが、このふたつの建物の様子はとても対照的だった。
“冒険者ギルド”が大きく門をあけて、そこを騒々しく多くの人が行きかっているのに比べると、“魔術師ギルド”は美しい意匠の扉がきっちりと閉められており、人の出入りも少なくとても静かな雰囲気。初めて入る人はちょっと勇気がいる感じだ。
「ここで間違いないようだし、とにかく入ってみましょう」
私たちはおそるおそるその厚くて大きな扉を開け〝魔術師ギルド〟の中へと入っていった。扉の中は白を基調にした清潔感のある佇まいで、人はかなり大勢いるのだがやはり〝冒険者ギルド〟のような喧騒はまったくない。図書館にでも来たかような静けさだ。
さて、まずはなにはともあれ魔術師として登録しギルドカードを手にしないことには話が始まらない。私たちはまず、登録カウンターへ近づき、そこで話を聞くことにした。
受付のお姉さんに話を聞いたところ、魔法学校の卒業証書があれば特にほかに必要なものはないが、そうでない場合は実力テストがあるという。
「在学中の方の場合、一番下のランクでの登録になってしまいますね。ランクは12ということになります。この辺りは魔法屋さんレベルですね。ただ、ご不満の場合は試験を受けていただければランク10までは上げられますよ」
自分の実力を知るためにもテストを受けたいとトルルが言うので、私もその試験を受けることになった。
「では、15分後に試験会場へおいでくださいね。今回の試験は簡単なものですので、30分ぐらいで終わります。その後は試験の結果を書いた紙を、こちらにご提出ください。そこで、改めてギルドカードの発行手続きをいたします」
にこやかに受験票を渡しながら、受付のお姉さんは
「がんばってくださいね」
と私たちを送り出してくれた。私たちはありがとうとあいさつをすると試験会場へと向かい歩き出す。
「がんばろう……ね。うん!」
やや緊張気味のトルルは、受験場をにらみながら、少し上ずった声でそう言った。
早朝に出発し、アタタガのおかげで爆速移動できたにも関わらず、やっと身分証確認と通行税支払いを済ませて表門を抜けた時には、日がもう傾きかけていた。行商人でありこの街に店も持つオルダンさん親子と再会を約束し手を振って別れた後、長時間移動と行列ですっかり疲れたこともあり、まずはこれから10日間の拠点とする宿を決めることにした。とはいってもこちらの世界の普通の宿は、スプリングすらない板製のベッドがあるだけの、山小屋に毛の生えたようなもので、居住空間の快適さはあまり望めない。
(お風呂は当然ないだろうなぁ。この10日の間は《清浄》の魔法でやり過ごすしかないな。ううつらい)
「じゃ、私がいつも泊めてもらっている宿でいいかな? 小さな宿だけど、そこのおかみさんがうちの村の出身なんで、宿代も安くしてくれるし、ご飯もおいしいよ。実は、もう連絡してあるんだ」
“天舟”を乗り過ごすことのないよう、いつも予定の一日前にセジャムの街へやってきているというトルルには、どうやら宿のあてがあるらしい。私も特にこだわりがあるわけではないので、トルルのお勧めに従って、その宿へと向かうことにした。
トルルの常宿の場所は表通りではないが、街中を動きやすいとてもいい立地にあった。小さく“ミノンの宿屋”という看板が出ているだけだが、窓から見える中の様子はとても賑やかだった。一階は居酒屋兼食堂として営業しており、たくさんの人たちが酒を片手に食事を楽しんでいる。街の人も冒険者らしき人もいて、空きテーブルなしの盛況だ。ここはどちらかといえばこの食堂の方が稼ぎとしてはメインなのかもしれない。部屋数は10部屋のみという話だし、どちらかというとペンションのような雰囲気の宿だった。
ベルのついたドアを入るとすぐ声がかかる。
「あら、トルルちゃん! もう学校へ帰る時期なのね。いらっしゃい」
カウンターの中から出てきたのは、この宿屋の女主人であるミノンさんだ。年齢は三十路を越えたぐらいか。やさしそうでぽやんとした雰囲気だが、スタイル抜群で何とも妖艶な魅力のある方だ。
(うひゃあ、これはまた美人さんだわ。ハルリリさんに色気をプラスしたらこんな感じかな? 美人女将のいる居酒屋ですか……流行るわけだね)
ミノンさんはトルルの里の出身。絶世の美女と若いころから評判の方で、セジャムのお金持ちに見初められて結婚したものの早くに旦那さんを事故で亡くしてしまった。そこで遺産を元手にこの“ミノンの宿屋”を始めたのだそうだ。
同郷のトルルにはことのほか優しくしてくれるそうで、頼れるお姉さんのような存在らしい。
「ミノンさん、セジャムへ来る人に伝言を頼んで予約をお願いしたんだけど、ちゃんと伝わってますか? 今回は長いんです。10日の宿泊をお願いします。お伝えした通り二部屋でお願いしたいんだけど、大丈夫かな?」
どうやら、トルルはこの街へ行くという人を介して、事前に予約を取ってくれていたようだ。たしかに、この宿に泊まりたいとすれば10部屋しかないのだから、予約しておくに越したことはないだろう。ミノンさんは宿帳に目を通しながら、その魅力的な笑顔で答えてくれてた。
「はいはい、聞いてますよ。そうだったわね。トルルちゃん、予約してもらって正解よ。いまセジャムの宿はダンジョンのおかげでどこも満室が続いているから……」
どうやらトルルの機転のおかげで、無事いい宿を確保できたようだ。それにソーヤのことも考えて、二部屋で予約してくれるとは。
(トルルはこういう気を使える子なんだなぁ……魔法学校ではあたふたしていることが多いけど、根はしっかりしているんだね)
その日は疲れていたこともあり、あまりの喧騒に気圧されて宿の食堂で食事を取ることは諦め、私が作ってきていたお弁当を部屋で食べた後ぐっすりと休んだ。私は先の研究の結果24時間は形を保持できることがわかった《エア・バブル》を使い、硬い木製のベッドを覆ってクッション性を与え、その上に布団を敷いて寝てみた。適度な弾力があり、なかなかの快適さだ。
あくる朝、私たちは部屋に荷物を置き、宿で軽く朝食をいただいてから“魔術師ギルド”へと向かった。ミノンさんの話では大通りに出れば、すぐに建物は見つかるという話だ。
「宿代ぐらいは稼げるお仕事があるといいんだけどな」
トルルはギルドに登録したらすぐに依頼を受けるつもりらしい。やる気があっていいが、登録にどのくらいの時間を取られるかもわからないのに、楽観的なことだ。
(それがトルルのいいところでもあるからね)
セジャム大通りに出て、町の中を進んでいくと人の数が徐々に増えていき、その先にはギルドの建物がいくつか立ち並んでいた。我々の目当ての“魔術師ギルド”は“冒険者ギルド”の隣の建物だったが、このふたつの建物の様子はとても対照的だった。
“冒険者ギルド”が大きく門をあけて、そこを騒々しく多くの人が行きかっているのに比べると、“魔術師ギルド”は美しい意匠の扉がきっちりと閉められており、人の出入りも少なくとても静かな雰囲気。初めて入る人はちょっと勇気がいる感じだ。
「ここで間違いないようだし、とにかく入ってみましょう」
私たちはおそるおそるその厚くて大きな扉を開け〝魔術師ギルド〟の中へと入っていった。扉の中は白を基調にした清潔感のある佇まいで、人はかなり大勢いるのだがやはり〝冒険者ギルド〟のような喧騒はまったくない。図書館にでも来たかような静けさだ。
さて、まずはなにはともあれ魔術師として登録しギルドカードを手にしないことには話が始まらない。私たちはまず、登録カウンターへ近づき、そこで話を聞くことにした。
受付のお姉さんに話を聞いたところ、魔法学校の卒業証書があれば特にほかに必要なものはないが、そうでない場合は実力テストがあるという。
「在学中の方の場合、一番下のランクでの登録になってしまいますね。ランクは12ということになります。この辺りは魔法屋さんレベルですね。ただ、ご不満の場合は試験を受けていただければランク10までは上げられますよ」
自分の実力を知るためにもテストを受けたいとトルルが言うので、私もその試験を受けることになった。
「では、15分後に試験会場へおいでくださいね。今回の試験は簡単なものですので、30分ぐらいで終わります。その後は試験の結果を書いた紙を、こちらにご提出ください。そこで、改めてギルドカードの発行手続きをいたします」
にこやかに受験票を渡しながら、受付のお姉さんは
「がんばってくださいね」
と私たちを送り出してくれた。私たちはありがとうとあいさつをすると試験会場へと向かい歩き出す。
「がんばろう……ね。うん!」
やや緊張気味のトルルは、受験場をにらみながら、少し上ずった声でそう言った。
189
お気に入りに追加
13,104
あなたにおすすめの小説
称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
【完結】白い結婚で生まれた私は王族にはなりません〜光の精霊王と予言の王女〜
白崎りか
ファンタジー
「悪女オリヴィア! 白い結婚を神官が証明した。婚姻は無効だ! 私は愛するフローラを王妃にする!」
即位したばかりの国王が、宣言した。
真実の愛で結ばれた王とその恋人は、永遠の愛を誓いあう。
だが、そこには大きな秘密があった。
王に命じられた神官は、白い結婚を偽証していた。
この時、悪女オリヴィアは娘を身ごもっていたのだ。
そして、光の精霊王の契約者となる予言の王女を産むことになる。
第一部 貴族学園編
私の名前はレティシア。
政略結婚した王と元王妃の間にできた娘なのだけど、私の存在は、生まれる前に消された。
だから、いとこの双子の姉ってことになってる。
この世界の貴族は、5歳になったら貴族学園に通わないといけない。私と弟は、そこで、契約獣を得るためのハードな訓練をしている。
私の異母弟にも会った。彼は私に、「目玉をよこせ」なんて言う、わがままな王子だった。
第二部 魔法学校編
失ってしまったかけがえのない人。
復讐のために精霊王と契約する。
魔法学校で再会した貴族学園時代の同級生。
毒薬を送った犯人を捜すために、パーティに出席する。
修行を続け、勇者の遺産を手にいれる。
前半は、ほのぼのゆっくり進みます。
後半は、どろどろさくさくです。
小説家になろう様にも投稿してます。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
追放ですか?それは残念です。最後までワインを作りたかったのですが。 ~新たな地でやり直します~
アールグレイ
ファンタジー
ワイン作りの統括責任者として、城内で勤めていたイラリアだったが、突然のクビ宣告を受けた。この恵まれた大地があれば、誰にでも出来る簡単な仕事だと酷評を受けてしまう。城を追われることになった彼女は、寂寞の思いを胸に新たな旅立ちを決意した。そんな彼女の後任は、まさかのクーラ。美貌だけでこの地位まで上り詰めた、ワイン作りの素人だ。
誰にでも出来る簡単な作業だと高を括っていたが、実のところ、イラリアは自らの研究成果を駆使して、とんでもない作業を行っていたのだ。
彼女が居なくなったことで、国は多大なる損害を被ることになりそうだ。
これは、お酒の神様に愛された女性と、彼女を取り巻く人物の群像劇。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。