288 / 832
3 魔法学校の聖人候補
477 断罪
しおりを挟む
477
「さて、マバロンガ、そしてその子でありザイザロンガ工房の主人ザイザロンガよ。
私に言いたいことはないか?」
騎馬隊の騎士たちに取り囲まれたふたりは、サラエ隊長の美しい微笑みに顔を引きつらせブルブルと首を振るばかりだ。
「先ほどまでの威勢はどうした?
まぁ、〝鞍揃え〟に負けたのだから、意気消沈する気持ちはわかるが、それもお前たちの行いが招いた結果だな。この期に及んで口先ばかりの嘘が通用するとは思わぬことだ。お前たちの罪が〝ちょっとした意地悪〟程度でなかったことは、すでにわかっている。
自らの悪事をこの場でいますぐ認める以外、お前たちの道はないのだぞ!」
サラエ隊長の言葉に、マバロンガはそれでも言い訳を絞り出す。
「申し訳ございませんでした。すべては息子可愛さの愚かな親の所業でございました。チェンチェン工房では、ザイザロンガは一番弟子だったのにもかかわらず、息子のプーア可愛さに親方からいじめられてそれはそれは辛い思いをしていたのでございます。私にもその恨みがあり、チェンチェン工房に対して思わず厳しい態度をとってしまったこと、本当に大人気ない態度であったと反省しております」
マバロンガの言葉を追いかけてザイザロンガも話し出す。
「そうなのです。すべてはチェンチェン工房の親方とプーアが悪いのです。奴らに疎んじられ、いじめられて追い出された私は、自分の工房を持つしかなかった。彼らに意趣返しをしたくなるぐらい当然ではないですか!」
「ならばなぜ、工房で働いている者たちが、いまのお前の話とまったく逆の話を口を揃えて言うのだろうな、ザイザロンガ……」
「え、は?」
サラエ直属の騎士たちは、この数日、ザイザロンガ工房、マバロンガ工房の職人たちや周囲の人間から、徹底的な聞き込みを行ってきていた。その聞き込みの結果をまとめた束になった資料を手に持ったサラエ隊長は、それを座り込むふたりの前に投げた。
「チェンチェン工房の親方は高潔な男だったと口を揃えて皆が語っている。息子のプーアにはむしろ厳しすぎるほどだったこともな。真面目すぎて口下手のプーアが言い返さないのをいいことに、お前が執拗にプーアを虐めていたことも、皆口を揃えて証言しているぞ」
「あ、あいつらぁ!!」
証言の束を握りしめてザイザロンガが呻くように叫んだ。
その証言の束には、いまはザイザロンガ工房にいる元チェンチェン工房の従業員たちの証言もあり、いかにザイザロンガの仕事がいい加減で従業員を食い物にしているかも克明に記されていた。
「お前は工房にほとんどいなかったらしいな。酒を飲み女と遊び、たまにやってきて怒鳴り散らし、表に出る目立つ部分だけ手をつけて後は何もしていなかったと、誰もが言っている。お前はそれでも職人か!!」
サラエ隊長の恫喝に、ザイザロンガは再び怯えたようにブルブルと震えながら、ブツブツと自分は悪くないとつぶやき始めた。その様子を見たマバロンガは、息子を叱咤し、許しを乞おうとするがその言葉をサラエ隊長は止めた。
「その言葉は、この男たちを見てからにしてもらおうか」
その場に、3人の男が引きずられてきた。
「お前の店、ロンガロンガ商店の番頭と闇仕事も仲介していた口入屋、そして魔法使いササン」
「あう、ああ、あ」
マバロンガの顔からを滝のような汗が噴き出していた。
「お前が番頭に指示を出し、私を殺すための魔法使いをこの口入屋に紹介させ、別の罪で〝魔術師横丁〟の奥深くに潜伏していたこの魔法使いササンに依頼した。そうだな、マバロンガ!」
サラエ隊長は3人の男たちを順番に指差しながら、自らに対する〝暗殺〟が依頼された状況を正確に示した。拘束されて連れてこられたもうすでに自供済みの3人は目を伏せ観念しているようだ。
「お、おゆ、おゆるし……を。決してあなた様の命を取ろうなど、ただ〝鞍揃え〟に出られなくなるようにと……」
立っていた騎士のひとりが我慢しきれずに、マバロンガを蹴り倒した。
「ふざけるな。隊長を傷つけようとするなど、貴様万死に値する!!
お前たちのやったことが、この街の皮革に関する利権のためだということもとっくにわかっているぞ!
そんな卑しい欲のために、サラエ隊長まで手にかけようとは……
隊長! どうか私にこの場でこの男たちを切らせてください!!」
騎士たちは、自分たちの隊長の暗殺を企んだこの親子に、怒りに燃えた目を向けている。
「落ち着け!今は断罪の時だ。この街を守る者として、すべてが終わるまで、諸君らはそこで見届けてくれ!」
騎士たちは、サラエ隊長の言葉にハッとして、一歩下がって整列した。その様子にうなづいたサラエ隊長は、ガクガクと震えるだけになった親子を冷ややかに見下し、反省しながら牢屋で沙汰を待つように言った後、踵を返しふたりに背中を向けた。
だが、その〝沙汰〟の重さを知るふたりは、愚かにも立ち上がりサラエ隊長に向かっていった。許しを乞おうとしたのか、やけになったのかはわからないが、ふたりは襲いかからんばかりの勢いでサラエ隊長の背中に手を伸ばした。
その刹那、サラエ隊長の《風魔法》が、彼女へと伸ばされたマバロンガの指輪だらけの指を一瞬ですべて落とし、彼女の服をつかみかけたザイザロンガの右手首を、その鋭い風で切り落とした。
「神聖な〝鞍揃え〟の場に血を落とすな!」
サラエ隊長の一言で騎士のひとりが《火魔法》を瞬時に発動し、ふたりの傷口を焼き止血した。切られた上に焼かれ、二重の激痛にのたうち回りながら言葉にならない何かを叫んだ親子ふたりは泡を吹いて、無様にもそのまま倒れてしまった。
「こんな者たちの浅はかな計略に掛かり殺されそうになるとは、私もまだまだだな……」
サラエ隊長は、愛馬リリア号にそう声をかけ薄く笑うと、〝鞍揃え〟の勝利者たちを讃えるため会場へと戻っていった。
近いうちにきっちりとした裁きを受けることのなる男たちはどこかへと連れていかれ、その場にはギラギラとした指輪をつけたままの指ともう二度と職人として使われることのない右手首だけが残されていた。
「さて、マバロンガ、そしてその子でありザイザロンガ工房の主人ザイザロンガよ。
私に言いたいことはないか?」
騎馬隊の騎士たちに取り囲まれたふたりは、サラエ隊長の美しい微笑みに顔を引きつらせブルブルと首を振るばかりだ。
「先ほどまでの威勢はどうした?
まぁ、〝鞍揃え〟に負けたのだから、意気消沈する気持ちはわかるが、それもお前たちの行いが招いた結果だな。この期に及んで口先ばかりの嘘が通用するとは思わぬことだ。お前たちの罪が〝ちょっとした意地悪〟程度でなかったことは、すでにわかっている。
自らの悪事をこの場でいますぐ認める以外、お前たちの道はないのだぞ!」
サラエ隊長の言葉に、マバロンガはそれでも言い訳を絞り出す。
「申し訳ございませんでした。すべては息子可愛さの愚かな親の所業でございました。チェンチェン工房では、ザイザロンガは一番弟子だったのにもかかわらず、息子のプーア可愛さに親方からいじめられてそれはそれは辛い思いをしていたのでございます。私にもその恨みがあり、チェンチェン工房に対して思わず厳しい態度をとってしまったこと、本当に大人気ない態度であったと反省しております」
マバロンガの言葉を追いかけてザイザロンガも話し出す。
「そうなのです。すべてはチェンチェン工房の親方とプーアが悪いのです。奴らに疎んじられ、いじめられて追い出された私は、自分の工房を持つしかなかった。彼らに意趣返しをしたくなるぐらい当然ではないですか!」
「ならばなぜ、工房で働いている者たちが、いまのお前の話とまったく逆の話を口を揃えて言うのだろうな、ザイザロンガ……」
「え、は?」
サラエ直属の騎士たちは、この数日、ザイザロンガ工房、マバロンガ工房の職人たちや周囲の人間から、徹底的な聞き込みを行ってきていた。その聞き込みの結果をまとめた束になった資料を手に持ったサラエ隊長は、それを座り込むふたりの前に投げた。
「チェンチェン工房の親方は高潔な男だったと口を揃えて皆が語っている。息子のプーアにはむしろ厳しすぎるほどだったこともな。真面目すぎて口下手のプーアが言い返さないのをいいことに、お前が執拗にプーアを虐めていたことも、皆口を揃えて証言しているぞ」
「あ、あいつらぁ!!」
証言の束を握りしめてザイザロンガが呻くように叫んだ。
その証言の束には、いまはザイザロンガ工房にいる元チェンチェン工房の従業員たちの証言もあり、いかにザイザロンガの仕事がいい加減で従業員を食い物にしているかも克明に記されていた。
「お前は工房にほとんどいなかったらしいな。酒を飲み女と遊び、たまにやってきて怒鳴り散らし、表に出る目立つ部分だけ手をつけて後は何もしていなかったと、誰もが言っている。お前はそれでも職人か!!」
サラエ隊長の恫喝に、ザイザロンガは再び怯えたようにブルブルと震えながら、ブツブツと自分は悪くないとつぶやき始めた。その様子を見たマバロンガは、息子を叱咤し、許しを乞おうとするがその言葉をサラエ隊長は止めた。
「その言葉は、この男たちを見てからにしてもらおうか」
その場に、3人の男が引きずられてきた。
「お前の店、ロンガロンガ商店の番頭と闇仕事も仲介していた口入屋、そして魔法使いササン」
「あう、ああ、あ」
マバロンガの顔からを滝のような汗が噴き出していた。
「お前が番頭に指示を出し、私を殺すための魔法使いをこの口入屋に紹介させ、別の罪で〝魔術師横丁〟の奥深くに潜伏していたこの魔法使いササンに依頼した。そうだな、マバロンガ!」
サラエ隊長は3人の男たちを順番に指差しながら、自らに対する〝暗殺〟が依頼された状況を正確に示した。拘束されて連れてこられたもうすでに自供済みの3人は目を伏せ観念しているようだ。
「お、おゆ、おゆるし……を。決してあなた様の命を取ろうなど、ただ〝鞍揃え〟に出られなくなるようにと……」
立っていた騎士のひとりが我慢しきれずに、マバロンガを蹴り倒した。
「ふざけるな。隊長を傷つけようとするなど、貴様万死に値する!!
お前たちのやったことが、この街の皮革に関する利権のためだということもとっくにわかっているぞ!
そんな卑しい欲のために、サラエ隊長まで手にかけようとは……
隊長! どうか私にこの場でこの男たちを切らせてください!!」
騎士たちは、自分たちの隊長の暗殺を企んだこの親子に、怒りに燃えた目を向けている。
「落ち着け!今は断罪の時だ。この街を守る者として、すべてが終わるまで、諸君らはそこで見届けてくれ!」
騎士たちは、サラエ隊長の言葉にハッとして、一歩下がって整列した。その様子にうなづいたサラエ隊長は、ガクガクと震えるだけになった親子を冷ややかに見下し、反省しながら牢屋で沙汰を待つように言った後、踵を返しふたりに背中を向けた。
だが、その〝沙汰〟の重さを知るふたりは、愚かにも立ち上がりサラエ隊長に向かっていった。許しを乞おうとしたのか、やけになったのかはわからないが、ふたりは襲いかからんばかりの勢いでサラエ隊長の背中に手を伸ばした。
その刹那、サラエ隊長の《風魔法》が、彼女へと伸ばされたマバロンガの指輪だらけの指を一瞬ですべて落とし、彼女の服をつかみかけたザイザロンガの右手首を、その鋭い風で切り落とした。
「神聖な〝鞍揃え〟の場に血を落とすな!」
サラエ隊長の一言で騎士のひとりが《火魔法》を瞬時に発動し、ふたりの傷口を焼き止血した。切られた上に焼かれ、二重の激痛にのたうち回りながら言葉にならない何かを叫んだ親子ふたりは泡を吹いて、無様にもそのまま倒れてしまった。
「こんな者たちの浅はかな計略に掛かり殺されそうになるとは、私もまだまだだな……」
サラエ隊長は、愛馬リリア号にそう声をかけ薄く笑うと、〝鞍揃え〟の勝利者たちを讃えるため会場へと戻っていった。
近いうちにきっちりとした裁きを受けることのなる男たちはどこかへと連れていかれ、その場にはギラギラとした指輪をつけたままの指ともう二度と職人として使われることのない右手首だけが残されていた。
244
お気に入りに追加
13,104
あなたにおすすめの小説
称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
【完結】白い結婚で生まれた私は王族にはなりません〜光の精霊王と予言の王女〜
白崎りか
ファンタジー
「悪女オリヴィア! 白い結婚を神官が証明した。婚姻は無効だ! 私は愛するフローラを王妃にする!」
即位したばかりの国王が、宣言した。
真実の愛で結ばれた王とその恋人は、永遠の愛を誓いあう。
だが、そこには大きな秘密があった。
王に命じられた神官は、白い結婚を偽証していた。
この時、悪女オリヴィアは娘を身ごもっていたのだ。
そして、光の精霊王の契約者となる予言の王女を産むことになる。
第一部 貴族学園編
私の名前はレティシア。
政略結婚した王と元王妃の間にできた娘なのだけど、私の存在は、生まれる前に消された。
だから、いとこの双子の姉ってことになってる。
この世界の貴族は、5歳になったら貴族学園に通わないといけない。私と弟は、そこで、契約獣を得るためのハードな訓練をしている。
私の異母弟にも会った。彼は私に、「目玉をよこせ」なんて言う、わがままな王子だった。
第二部 魔法学校編
失ってしまったかけがえのない人。
復讐のために精霊王と契約する。
魔法学校で再会した貴族学園時代の同級生。
毒薬を送った犯人を捜すために、パーティに出席する。
修行を続け、勇者の遺産を手にいれる。
前半は、ほのぼのゆっくり進みます。
後半は、どろどろさくさくです。
小説家になろう様にも投稿してます。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
追放ですか?それは残念です。最後までワインを作りたかったのですが。 ~新たな地でやり直します~
アールグレイ
ファンタジー
ワイン作りの統括責任者として、城内で勤めていたイラリアだったが、突然のクビ宣告を受けた。この恵まれた大地があれば、誰にでも出来る簡単な仕事だと酷評を受けてしまう。城を追われることになった彼女は、寂寞の思いを胸に新たな旅立ちを決意した。そんな彼女の後任は、まさかのクーラ。美貌だけでこの地位まで上り詰めた、ワイン作りの素人だ。
誰にでも出来る簡単な作業だと高を括っていたが、実のところ、イラリアは自らの研究成果を駆使して、とんでもない作業を行っていたのだ。
彼女が居なくなったことで、国は多大なる損害を被ることになりそうだ。
これは、お酒の神様に愛された女性と、彼女を取り巻く人物の群像劇。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。