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第三章 王子のおでこを拝みたい
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しおりを挟む「そういえば、優羽先輩って普段どこで遊んだりしてるんですか?」
「え?んー友だちの家が多いかな。」
「だから出くわさなかったんだぁ。」
「え?(笑)出くわしたかった?」
「あ、あの片思い中に(笑)かなり出くわしたかったです。」
「何それ~。」
「まじで優羽先輩の私服拝めるならどこにでも行きますから。」
「それはヤバい(笑)」
「って、私かなりキモいこと言ってますね。すみません…。」
「や…そんな俺のこと好きなんだって思った。」
「どうゆう意味ですか!」
「ん、普通に照れる(笑)」
「…!(ズッキュン)」
優羽先輩の照れ隠しの微笑みが今日も眩しい。
結局ベンチで他愛もない話を少しして解散となった。
王子のおでこを拝むことは出来なかったが、ホクホクの一日となった。
後日さおちゃんにヘアピンの件を話した所
さすがにやりすぎたか、ごめんねと笑っていた。
もう…あれ出てきたとき心臓止まるかと思ったんだからね。勘弁してくれ。
そんな中二の冬ももうすぐ本番を迎えることとなるのであった。
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