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第十五章 願いを込めて…
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しおりを挟む部活を初めて早いもので二年目を迎えた私たち。
始まりがあれば、終わりもあるもので
いよいよ先輩たちの引退試合が近づいてきていたある日。
「ねぇねぇ、さおちゃん。」
「ん?どした?」
「優羽先輩たち、もうすぐ部活引退しちゃうね…。」
「そうだね~。
なんか、ずっと居た人がいなくなると思うとちょっと寂しいね~。」
「そうだよ!
さおちゃんも、慶人先輩になかなか会えなくなっちゃうの寂しいよね!!」
「だから、声がでかい!」
「あ、ごめん(笑)」
「にぃちゃんさ、優羽先輩に引退する前になんかあげたら?」
「え?!なんかって何?!」
「んー…応援の意味を込めてミサンガとかどうよ?」
「え、めちゃめちゃいいじゃん!」
そんな訳で優羽先輩の為にミサンガを作ることにした私。
もちろん、女子の先輩もお世話になっていたので、
一人ずつに色紙を作り後輩全員からのメッセージを書いて集め、
デコレーションなどをして渡すこともした。
ミサンガは優羽先輩の好きな色で作りたいと思い、メールで聞いてみることにした。
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