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第五章 新人戦の時期ですね
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しおりを挟む「…何、今の光景。幻ですかっ?神なのですかっっ?!」
「よかったねぇ、にぃちゃん。
今日はどんぶりで五十杯は軽くご飯おかわりできるね。」
鼻息荒く興奮気味の私をなだめるように、
さおちゃんが人気ロックバンドのいつぞやの歌詞にあるセリフを
私の背中をさすりながら優しく諭すように言った。
そして、私の傍で同じように鼻息を荒げていた人物がもう一人いた。
「ねぇ、さとち先輩めちゃくちゃ可愛くない?!」
「え、まさかの妃菜ちゃんさとち狙い!!??」
「私、あぁゆう可愛い系男子好きなんだよねぇ。」
「「「…なんと!!!」」」
私たちの声が思わず揃ってしまう程、驚きの発言をしたのは妃菜ちゃんだった。
こうしてまた一人先輩に恋する可愛い変態が爆誕したのである。
(あ、ちなみに新人戦は昔から卓球クラブに通っていたであろう、
めちゃくちゃうまい子に初戦であたりあっけなく負けました。トホホ…)
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