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文化祭で愛を誓ったら
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思いもよらないことでバランスを崩し、わたしは床に倒れ込んでしまった。
「…クククッ。いい気味」
「やっぱり、あんたなんかが律希くんにふさわしいわけがないっ」
「ちょっとメイクしたからって、そんなので律希くんの気を引こうだなんて――」
「…しずくっ!!」
わたしを見下ろす女の子たちをかき分けて、ステージから飛び降りたりっくんが駆けつけてくれた。
「大丈夫か…!?」
「う…うんっ」
…驚いた。
わたしとりっくんのお付き合いは、ヒミツのはずなのに……。
大勢が注目するこの場で、りっくんはそっとわたしの手を取った。
「突然で、驚かせてごめん。しずくの言うクールなままでいたかったけど、俺…しずくのことがめちゃくちゃ好きだから、みんなの前で宣言したいっ」
そして、りっくんに導かれ…ステージの上へ。
ステージに立つと、さっきとは比べものにならないくらい、みんなの視線が一斉に向けられているのがわかる。
〈え~っと…。あなたが、遠野律希さんが指名した、花岡しずくさんですか?」
〈は…はい〉
マイクを向けられて、ゆっくりと頷く。
〈2人は、どういったご関係で?〉
すると、りっくんがわたしに向けられたマイクを奪い取ようにして自分に向けた。
〈俺たち、付き合っています〉
りっくんの突然の『付き合っています』宣言に、体育館内はどよめく。
りっくんのファンのコなんて、めまいで倒れるくらいだ。
ここにいるわたしとりっくんの関係を知らないほとんどの人は、きっとりっくんがわたしに告白するものとばかり思っていただろう。
だから、わたしがフればまだチャンスはあると。
それなのに、すでに付き合っている。
どうしようもない展開に、女の子たちは絶望していた。
〈そうだったんですね!それではここで、彼女さんに向けて愛の叫びを?〉
〈はいっ〉
りっくんが、こんな人前で堂々とそう宣言した。
その横顔はどこか清々しく見えて…。
とてもかっこよかった。
〈…しずく!〉
〈はっ、はい…!〉
改まった場で、自然と背筋が伸びる。
〈しずくがこうして注目されることが苦手なのは知ってる…。だから、俺もそれがいいと思っていた。だけど今日、時折見せるしずくの寂しそうな顔を見て、堂々としたいと思ったんだ〉
…りっくん、気づいていたんだ。
わたしが、ミュウちゃんと仲よく撮影している様子にモヤモヤしていたことに。
『彼女』だと明かせないことに、不安になっていたことに。
〈俺は、小さい頃からずっとしずくのことが好きだった。それは、昔も今もこの先も変わらない。だから、ずっと俺のそばにいてほしい〉
りっくんのそのまっすぐな瞳に、思わず目を奪われる。
前にも告白されたことがあるというのに、大勢の場での二度目の告白に、また胸がドキドキしっぱなしだ。
〈しずく、大好きだよ〉
りっくんが、わたしにゆっくりと手を伸ばす。
まるで引き寄せられるかのように、わたしもその手にそっと自分の手を添えた。
〈わたしも大好きだよ、りっくん〉
その瞬間、体育館内が歓喜の声で湧き上がる。
さっきまであんなに殺伐とした空気だったのに、それが一変。
「なに、あの告白…。律希くん、かっこよすぎなんだけど」
「律希くんのほうがベタ惚れなら、そりゃ勝てないわ」
「かっこよかったぞー!遠野ー!」
わたしたちを祝福する声が至る所から聞こえた。
こんな注目を浴びる状況…。
今までのわたしなら、立っているのもやっとだろう。
だけど、わたしのすぐそばにはりっくんがいる。
ただそれだけで、すごく心強かった。
りっくんとともに、ステージから下りる。
「…あ、そうそう。もし、さっきみたいにしずくになにかしたら、俺が許さないから」
わたしの足を引っ掛けたコや、それを見て笑っていたコに睨みをきかせるりっくん。
女の子たちは、なにも言えずに後ずさりするしかなかった。
「クールだと思ってた律希くんが、まさかこんなにも彼女を溺愛するタイプだとは思わなかった~!」
後ろで待っていたミュウちゃんが話しかけてきた。
「ミュウに見せる顔は、仕事の顔。だから、俺がこんなだってことは、他には言うなよっ」
「なんでなんで~!?律希くんのその甘い一面知ったら、きっとファンのコはイチコロだよ?」
「そんなのはいいんだよ。俺が甘くしたいのは、しずくだけだから」
そっとわたしを抱き寄せるりっくんを見て、ミュウちゃんは「キャッ♪」と言って、恥ずかしそうに顔を覆ってみせる。
「しずく!見たよ~!」
わたしたちを見つけた芽依がやってきた。
「堂々と付き合えるようになって、よかったじゃん!」
「…うんっ!ありがとう、芽依」
すると、わたしと芽依の間をりっくんが割って入る。
「ちょっと聞きたいんだけど、しずくにメイクしたのって…篠田さん?」
りっくん、わたしがメイクしてたことに気づいてたんた…!
「そうだけど?なんかおかしかった?」
「…いや、そういうことじゃなくて」
りっくんは、どこか言いづらそうに顔を背ける。
だけどその顔は、なぜか少しだけ赤く染まっていた。
「しずくがメイクしたら、もっとかわいくなってたから…。もうしずくにメイクさせないで。撮影だって、ちっとも集中できなかったから」
それを聞いて、一瞬ポカンとしていた芽依がプッと噴き出す。
「な~んだっ。てっきり怒られるかと思いきや、なにそのノロケ!」
「べつに…惚気けてなんか。しかも、他の男がしずくに下心見せてるのにも耐えられなかった。俺だけのしずくだっていうのにっ…」
それも兼ねて、りっくんはあの場で告白したかったのだと言う。
『花岡しずくは、俺の女だ』と。
わたしのクールな彼氏は、どうやら少し心配性で、意外とヤキモチ焼きのようだった。
そのあと、わたしとりっくんは文化祭を手を繋いで2人でまわることができた。
残り少ない時間ではあったけど、わたしにとっては十分すぎるくらい。
同じ制服を着て、学校内で、ひと目を気にせずりっくんと過ごせることが、こんなにも楽しいだなんて。
そして、文化祭終了後。
「新聞部です!明日のトップニュースにしたいので、ぜひお2人のことについてインタビューさせてください!」
『学校新聞』を作っている新聞部に、わたしたちのお付き合いを記事にしたいからと、追いかけ回されるハメになった。
「べ…べつに、お話することはなにもっ…」
「ぜひ、馴れ初め話を聞かせてくださいっ!」
断っても断っても、あとをついてまわられる。
まるで、自分が芸能人にでもなったかのような気分だ。
でもそれだけ、りっくんの告白は影響力があったということだ。
「せめて、ひと言だけでも!」
「ですから、今は――」
「お話しできることは、告白大会で言った通りのままです。せっかくの2人の時間なので、そっとしてもらえると助かります」
りっくんはわたしを守るように抱き寄せると、そのまま2人いっしょに駆け足で逃げた。
「…あっ!ちょっと待ってください!」
走りが苦手なわたしをりっくんがリードしてくれて、なんとか新聞部の追っかけをまいた。
「あれ~…。確かに、こっちに走っていったような…」
まだ近くに、新聞部の人の声が聞こえる。
わたしとりっくんは息を殺して、とある場所に隠れていた。
「もしかしたら、あっちに行ったのかもしれない!」
「よし!じゃあ、探しにいこう!」
パタパタと遠のいていく足音。
ようやく張り詰めていた糸が解けて、安堵したため息をつくことができた。
「…危なかったね、りっくん」
「ああ。でもまだ油断はできないから、しばらくはここに隠れていよう」
わたしとりっくんが隠れているのは、片付けが終わった体育館の倉庫の中。
とっさにここに隠れたものの、意外と中はごちゃごちゃしていて、2人で身を寄せて隠れるのがやっと。
必然的に、りっくんと体をくっつけてしゃがんでいた。
りっくんが近距離すぎて、りっくんの吐息が髪にかかる。
「で…でも、ほんとここって狭いよね」
そんな密着な空間に耐えられなくなったわたしは、平静を装って立ち上がろうとした。
…しかし。
ゴンッ…!
りっくんと、おでことおでこをぶつけてしまった。
「いたたっ…。ごめん、りっくん。わざとじゃ――」
そのとき、腰を折るようにして前かがみだったわたしの手首をりっくんがつかむ。
そして、そのまま引き寄せたかと思ったら…。
なにも言わずに、わたしの唇にキスをした。
「り…りっくん!?突然、どうしたの…!?」
「突然もなにも、ようやく2人きりになれたんだから、しずくにキスしたかっただけ」
恥ずかしがるわたしに対して、りっくんは優しく微笑む。
「…クククッ。いい気味」
「やっぱり、あんたなんかが律希くんにふさわしいわけがないっ」
「ちょっとメイクしたからって、そんなので律希くんの気を引こうだなんて――」
「…しずくっ!!」
わたしを見下ろす女の子たちをかき分けて、ステージから飛び降りたりっくんが駆けつけてくれた。
「大丈夫か…!?」
「う…うんっ」
…驚いた。
わたしとりっくんのお付き合いは、ヒミツのはずなのに……。
大勢が注目するこの場で、りっくんはそっとわたしの手を取った。
「突然で、驚かせてごめん。しずくの言うクールなままでいたかったけど、俺…しずくのことがめちゃくちゃ好きだから、みんなの前で宣言したいっ」
そして、りっくんに導かれ…ステージの上へ。
ステージに立つと、さっきとは比べものにならないくらい、みんなの視線が一斉に向けられているのがわかる。
〈え~っと…。あなたが、遠野律希さんが指名した、花岡しずくさんですか?」
〈は…はい〉
マイクを向けられて、ゆっくりと頷く。
〈2人は、どういったご関係で?〉
すると、りっくんがわたしに向けられたマイクを奪い取ようにして自分に向けた。
〈俺たち、付き合っています〉
りっくんの突然の『付き合っています』宣言に、体育館内はどよめく。
りっくんのファンのコなんて、めまいで倒れるくらいだ。
ここにいるわたしとりっくんの関係を知らないほとんどの人は、きっとりっくんがわたしに告白するものとばかり思っていただろう。
だから、わたしがフればまだチャンスはあると。
それなのに、すでに付き合っている。
どうしようもない展開に、女の子たちは絶望していた。
〈そうだったんですね!それではここで、彼女さんに向けて愛の叫びを?〉
〈はいっ〉
りっくんが、こんな人前で堂々とそう宣言した。
その横顔はどこか清々しく見えて…。
とてもかっこよかった。
〈…しずく!〉
〈はっ、はい…!〉
改まった場で、自然と背筋が伸びる。
〈しずくがこうして注目されることが苦手なのは知ってる…。だから、俺もそれがいいと思っていた。だけど今日、時折見せるしずくの寂しそうな顔を見て、堂々としたいと思ったんだ〉
…りっくん、気づいていたんだ。
わたしが、ミュウちゃんと仲よく撮影している様子にモヤモヤしていたことに。
『彼女』だと明かせないことに、不安になっていたことに。
〈俺は、小さい頃からずっとしずくのことが好きだった。それは、昔も今もこの先も変わらない。だから、ずっと俺のそばにいてほしい〉
りっくんのそのまっすぐな瞳に、思わず目を奪われる。
前にも告白されたことがあるというのに、大勢の場での二度目の告白に、また胸がドキドキしっぱなしだ。
〈しずく、大好きだよ〉
りっくんが、わたしにゆっくりと手を伸ばす。
まるで引き寄せられるかのように、わたしもその手にそっと自分の手を添えた。
〈わたしも大好きだよ、りっくん〉
その瞬間、体育館内が歓喜の声で湧き上がる。
さっきまであんなに殺伐とした空気だったのに、それが一変。
「なに、あの告白…。律希くん、かっこよすぎなんだけど」
「律希くんのほうがベタ惚れなら、そりゃ勝てないわ」
「かっこよかったぞー!遠野ー!」
わたしたちを祝福する声が至る所から聞こえた。
こんな注目を浴びる状況…。
今までのわたしなら、立っているのもやっとだろう。
だけど、わたしのすぐそばにはりっくんがいる。
ただそれだけで、すごく心強かった。
りっくんとともに、ステージから下りる。
「…あ、そうそう。もし、さっきみたいにしずくになにかしたら、俺が許さないから」
わたしの足を引っ掛けたコや、それを見て笑っていたコに睨みをきかせるりっくん。
女の子たちは、なにも言えずに後ずさりするしかなかった。
「クールだと思ってた律希くんが、まさかこんなにも彼女を溺愛するタイプだとは思わなかった~!」
後ろで待っていたミュウちゃんが話しかけてきた。
「ミュウに見せる顔は、仕事の顔。だから、俺がこんなだってことは、他には言うなよっ」
「なんでなんで~!?律希くんのその甘い一面知ったら、きっとファンのコはイチコロだよ?」
「そんなのはいいんだよ。俺が甘くしたいのは、しずくだけだから」
そっとわたしを抱き寄せるりっくんを見て、ミュウちゃんは「キャッ♪」と言って、恥ずかしそうに顔を覆ってみせる。
「しずく!見たよ~!」
わたしたちを見つけた芽依がやってきた。
「堂々と付き合えるようになって、よかったじゃん!」
「…うんっ!ありがとう、芽依」
すると、わたしと芽依の間をりっくんが割って入る。
「ちょっと聞きたいんだけど、しずくにメイクしたのって…篠田さん?」
りっくん、わたしがメイクしてたことに気づいてたんた…!
「そうだけど?なんかおかしかった?」
「…いや、そういうことじゃなくて」
りっくんは、どこか言いづらそうに顔を背ける。
だけどその顔は、なぜか少しだけ赤く染まっていた。
「しずくがメイクしたら、もっとかわいくなってたから…。もうしずくにメイクさせないで。撮影だって、ちっとも集中できなかったから」
それを聞いて、一瞬ポカンとしていた芽依がプッと噴き出す。
「な~んだっ。てっきり怒られるかと思いきや、なにそのノロケ!」
「べつに…惚気けてなんか。しかも、他の男がしずくに下心見せてるのにも耐えられなかった。俺だけのしずくだっていうのにっ…」
それも兼ねて、りっくんはあの場で告白したかったのだと言う。
『花岡しずくは、俺の女だ』と。
わたしのクールな彼氏は、どうやら少し心配性で、意外とヤキモチ焼きのようだった。
そのあと、わたしとりっくんは文化祭を手を繋いで2人でまわることができた。
残り少ない時間ではあったけど、わたしにとっては十分すぎるくらい。
同じ制服を着て、学校内で、ひと目を気にせずりっくんと過ごせることが、こんなにも楽しいだなんて。
そして、文化祭終了後。
「新聞部です!明日のトップニュースにしたいので、ぜひお2人のことについてインタビューさせてください!」
『学校新聞』を作っている新聞部に、わたしたちのお付き合いを記事にしたいからと、追いかけ回されるハメになった。
「べ…べつに、お話することはなにもっ…」
「ぜひ、馴れ初め話を聞かせてくださいっ!」
断っても断っても、あとをついてまわられる。
まるで、自分が芸能人にでもなったかのような気分だ。
でもそれだけ、りっくんの告白は影響力があったということだ。
「せめて、ひと言だけでも!」
「ですから、今は――」
「お話しできることは、告白大会で言った通りのままです。せっかくの2人の時間なので、そっとしてもらえると助かります」
りっくんはわたしを守るように抱き寄せると、そのまま2人いっしょに駆け足で逃げた。
「…あっ!ちょっと待ってください!」
走りが苦手なわたしをりっくんがリードしてくれて、なんとか新聞部の追っかけをまいた。
「あれ~…。確かに、こっちに走っていったような…」
まだ近くに、新聞部の人の声が聞こえる。
わたしとりっくんは息を殺して、とある場所に隠れていた。
「もしかしたら、あっちに行ったのかもしれない!」
「よし!じゃあ、探しにいこう!」
パタパタと遠のいていく足音。
ようやく張り詰めていた糸が解けて、安堵したため息をつくことができた。
「…危なかったね、りっくん」
「ああ。でもまだ油断はできないから、しばらくはここに隠れていよう」
わたしとりっくんが隠れているのは、片付けが終わった体育館の倉庫の中。
とっさにここに隠れたものの、意外と中はごちゃごちゃしていて、2人で身を寄せて隠れるのがやっと。
必然的に、りっくんと体をくっつけてしゃがんでいた。
りっくんが近距離すぎて、りっくんの吐息が髪にかかる。
「で…でも、ほんとここって狭いよね」
そんな密着な空間に耐えられなくなったわたしは、平静を装って立ち上がろうとした。
…しかし。
ゴンッ…!
りっくんと、おでことおでこをぶつけてしまった。
「いたたっ…。ごめん、りっくん。わざとじゃ――」
そのとき、腰を折るようにして前かがみだったわたしの手首をりっくんがつかむ。
そして、そのまま引き寄せたかと思ったら…。
なにも言わずに、わたしの唇にキスをした。
「り…りっくん!?突然、どうしたの…!?」
「突然もなにも、ようやく2人きりになれたんだから、しずくにキスしたかっただけ」
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