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#056 : 究極(後編)
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~ 前回のあらすじ ~
カエデがしつこい投擲の精霊に胸をビンタされた。
…
……
………
「アルティメットスキル…?おおおおおーッ!」
天の声にディスられた気がするけどそんなことよりアルティメットは究極ですよ!
「いま解放したからカエデはメテオストライクを使えるの。じゃあ早速使ってみるの。その手にしている良い形の石を上に投げると同時にメテオストライクと叫ぶの。」
「えッ!いやですよ!もったいない!」
「えッ」
「えッ」
「…。」
「…。」
「…ぐ、グダグダ言ってないでとっとと投げ…あ!ちょっと待って!わかってるってばママー!だからもうちょいしたらご飯食べるからー!今ね!とっても大事な話してるからーッ!」
「……えと…やっぱり普通に喋れますよね?」
「………やっぱり帰る………………なの。」
「えと!えと!はいッ!石を上に投げてメテオストライクって言えばスキル発動するんですよねッ!?い、いきますよー!」
私は良い形の石を握り締め、空に視線を移しました。
「よいしょー!メテオーッストライキュ!」
石は放物線を描きぽてんと落ちました。
「…。」
「…。」
「…噛んだら駄目なの。」
「はい。」
「もう一度投げてみるの。」
「はい!メチェオーッストライキュ!」
また石は放物線を描きぽてんと落ちました。
「…。」
「…。」
「うん!ここで同じボケを繰り返す天丼は正解なの。良くできたの。ここで天丼しなかったら見限って私の必殺技の右ストレートを貴様の吠え面にお見舞いしてるところだったの。」
「投擲の精霊の必殺技が投擲じゃない!?」
異世界の精霊なのにやたら日本のお笑いに詳しいことには触れないようにしときました。絶対めんどくさくなるので。
「じゃあ今度こそお願いなの。」
「はい!いきます!メテオーッ!ストー…」
私が石を投げようとすると…
「んもぅ!だからママー!わかったってば!宿題は夜やるし!お風呂もこのあとすぐに入るからー!あー!すぐいくからそれは捨てないで!」
精霊さんがママさんからまた呼ばれ、
「あ!やっと見つけた!カエデお姉ちゃーん!!」
エストちゃんが駆け寄ってきました。
「あ、エストちゃん、今ね?そこの精霊のイシーダさんと…あれ?」
「え?精霊さん?どこどこ?」
エストちゃんはキョロキョロ周囲を見回す。
「えっと………精霊のイシーダさんはしつこくて、お笑いに詳しくて…絶対にキャラ作りをしてて…しつこいママさんに呼ばれて…必殺技が右ストレートで…私ね?家系だと思うの。しつこいのは。」
「…ちょっとよく分からないや…ちなみになんの精霊さんなの?」
「……投擲」
「ぇ…とうてき……?精霊って…普通は火とか水とかじゃ…」
「…。」
「…。」
「あ、それよりカエデお姉ちゃん!サクラお姉ちゃんが呼んでるよー?」
「あ!うん。わかった。行こうか。サクラに呼ばれるなんて嫌な予感しかしないけど。」(イシーダさん、また会えるよね)
…
……
………
そして宿屋の前にいたサクラと合流です。
「サクラ!サクラ!今ね!精霊さんに会ってね!新しいスキルを教えてもらったんだ!」
「へぇ?精霊?なんの精霊?」
「……投擲」
「……精霊って…火とか水とかじゃ…」
「…。」
「…。」
「もういいよ!どうでも!それよりも見ててね?見ててね!メテオーッストライキュ!」
石は放物線を描きぽてんと落ちました。
「…。」
「…。」
「カエデ?今のは噛んだの?噛みにいったのどっち?」
「………か、噛みにいきました…。」
「だよね。チラチラこっち見てたし。カエデのそういう姑息なところ昔から好きじゃないのよね。いい?お笑いってさ?偶然との調和なんだよ。準備されたトラブルなんて何も面白くないのよ。あんたお笑い舐めてんの?」
「うう…ごめんサクラー…」
ここにもお笑いに厳しい人がいました。もう色々めんどくさい。
「…サクラお姉ちゃんの前では気をつけないと…」
エストちゃんが震えていました。
「じゃあ気を取り直して!メテオーって、あ!辰美さんとタク夫さん!」
「サクラさんだー!わーい!貴女の辰美がただいま戻りましたー!」
「カエデ殿!マグロが獲れましたぞー!」
情報収集していた辰美さんと出稼ぎに行っていたタク夫さんが戻ってきました。まさかのマグロゲット!?
「おかえり。辰美とパシ夫。カエデが精霊に会って新しいスキルを覚えたらしいのよ。」
「えへへw」
「へぇー精霊!珍しいですね!」
「おお!精霊に認められたということですな。それは凄いですな。ちなみに何の精霊でしたか?…ん?……パシ夫ッ!?」
「……投擲」
「「…え……精霊…普通は火とか水とかじゃ…」」
「「「「「……………。」」」」」
「ま、まぁそれは置いといて!今から新スキルのお披露目をするとこなのよ。」
「おお!楽しみですね!」
「ふむふむ。」
みんなの期待してる視線が嬉しかった!
「えへへw では!いきますよー!メテオ!ストラーーーーーイクッ!」
シュッ!……シューーーーーン!
空に投げた良い形の石が加速して見えなくなりました。
「あれ…?石が見えなくなっちゃった…」
少しすると…
ゴゴゴ…ズズズズズ…
大きな地鳴りが…。
そして ——。
地鳴りと共に巨大な隕石が落ちてきました!
ズズズズズズズズズ…
「「「「「………ちょ?ちょちょちょッ!」」」」」
「い、いいい!?隕石!?か!かかかかかカエデー!?あ、あんたがやったの!?」
「わ、わわわわわわからないよ!」
「ぅわーッ!?わわわわわーッ!!!!!」
「小娘ーッ!?」
エストちゃんが気絶しました。
「や、やばいですよ!あんなの降ってきたらみんな死んじゃう!せめてサクラさんの胸に抱かれて死にたい!」
どさくさでサクラに抱きつく辰美さん。
「わははははは!今晩は我のマグロの解体ショーでーすぞーwww」
現実から逃げた竜王の辰夫さん。
「どうしよう!どうしよう!隕石には足が無いからドラゴンスクリューができない!」
こんな非常時にも関わらず、あくまでもプロレス技にこだわりをみせるサクラ。
私はこの人たちは何かをキメてるんだと思ってます。
そして!この混乱の最中!イシーダさんが再び現れた!
「メテオストライク…それは星をも吹っ飛ばすこともできる究極の自爆スキルなの。…ありがとうなの…これで私も……やっと……あの人のところに…逝けるの…」
「わわッ!イシーダさん!?帰ったんじゃ…?な、なんでやり遂げた目を!?ど、どこに逝くの!?」
もうパニックですよ。
「はッ!!!たたたたた!辰夫ーッ!辰美ーッ!ぜ、全力!全力!ブレスゥーーーーーッ!ブレスしろぉぅおおおおお!」
正気に戻ったサクラが慌てて号令を出しました!
「「…はッ!!……うッ!うぉおおおおおーッ!!!!!」」
ドラゴンの姿に戻った辰夫さんと辰美さんがブレスを吐きました。
ブォオオオオオオオオオオオーーーーーッ!!!!!
なんか二人とも白目むいてて面白いと思いましたけどそこは黙っておきます。
カエデは空気の読める子なのです。
…カッ!!!!!……ズッドーーーーーッン!!!!!
……………パラパラパラ…。
間一髪!ブレスが隕石を砕きました!!!!!
助かった!良かった!
私のせいで?私の手によって?うっかり滅びようとしてたこの国が救われたのです!
「「はぁはぁ…はぁはぁはぁ…」」
辰夫さんと辰美さんは肩で息をしていました。
「終わった?」
巨大な穴からひょこっとサクラがエストちゃんを抱えて出てきました。あの短時間でめっちゃ深い穴掘ってた!
「ふぅ…カエデ……恐ろしい子……!」
「こ、怖かった……」
サクラはあるかないかわからない胸を撫で下ろし、私は大きな胸を撫で下ろしました。
「…なんかイラっとした!今!イラっとしたーッ!きぃーーーーー!っておいカエデッ!そのスキル使用禁止な!」
「はい。」
サクラには禁止されたけど、いざという時は使おうと思います。
「あぁ…またダメだったなの…じゃあまたねなの…カエデ。」
「え…あ、うん。またね。スキルありがとうございました。」
そう言うとイシーダさんはスッと消えました。
「うーん…うーん…?」
サクラは空を見上げ、周囲をキョロキョロして考えごとをしてるかと思ったら…
「はいッ!はいッ!さてとッ!宿屋に戻ってご飯を食べよう!」
どうやら何も見なかったことにしたようです。
「うん!スキル使ったらお腹減っちゃったよ。」
「わはは!今日は我のマグロ解体ショーですぞー!」
「辰夫さん!はりきってますねぇー!あ!サクラさん聞いてくださいよぉー!」
「えと…この人たち…今、この国を滅ぼしかけたんだよね…?」
そんなサイコパスパーティーを見ていたエストちゃんは震えていました。
そして私たちを偵察していたキューシュー王は「そんなん反則ですばい…」と言いながら国をくれました!わーい!やったね!
ちなみにサクラが掘った穴から温泉が出てきて観光名所になりました。定期収入ゲットー!とサクラは喜んでました。
~ Happy End ~
(つづく)
カエデがしつこい投擲の精霊に胸をビンタされた。
…
……
………
「アルティメットスキル…?おおおおおーッ!」
天の声にディスられた気がするけどそんなことよりアルティメットは究極ですよ!
「いま解放したからカエデはメテオストライクを使えるの。じゃあ早速使ってみるの。その手にしている良い形の石を上に投げると同時にメテオストライクと叫ぶの。」
「えッ!いやですよ!もったいない!」
「えッ」
「えッ」
「…。」
「…。」
「…ぐ、グダグダ言ってないでとっとと投げ…あ!ちょっと待って!わかってるってばママー!だからもうちょいしたらご飯食べるからー!今ね!とっても大事な話してるからーッ!」
「……えと…やっぱり普通に喋れますよね?」
「………やっぱり帰る………………なの。」
「えと!えと!はいッ!石を上に投げてメテオストライクって言えばスキル発動するんですよねッ!?い、いきますよー!」
私は良い形の石を握り締め、空に視線を移しました。
「よいしょー!メテオーッストライキュ!」
石は放物線を描きぽてんと落ちました。
「…。」
「…。」
「…噛んだら駄目なの。」
「はい。」
「もう一度投げてみるの。」
「はい!メチェオーッストライキュ!」
また石は放物線を描きぽてんと落ちました。
「…。」
「…。」
「うん!ここで同じボケを繰り返す天丼は正解なの。良くできたの。ここで天丼しなかったら見限って私の必殺技の右ストレートを貴様の吠え面にお見舞いしてるところだったの。」
「投擲の精霊の必殺技が投擲じゃない!?」
異世界の精霊なのにやたら日本のお笑いに詳しいことには触れないようにしときました。絶対めんどくさくなるので。
「じゃあ今度こそお願いなの。」
「はい!いきます!メテオーッ!ストー…」
私が石を投げようとすると…
「んもぅ!だからママー!わかったってば!宿題は夜やるし!お風呂もこのあとすぐに入るからー!あー!すぐいくからそれは捨てないで!」
精霊さんがママさんからまた呼ばれ、
「あ!やっと見つけた!カエデお姉ちゃーん!!」
エストちゃんが駆け寄ってきました。
「あ、エストちゃん、今ね?そこの精霊のイシーダさんと…あれ?」
「え?精霊さん?どこどこ?」
エストちゃんはキョロキョロ周囲を見回す。
「えっと………精霊のイシーダさんはしつこくて、お笑いに詳しくて…絶対にキャラ作りをしてて…しつこいママさんに呼ばれて…必殺技が右ストレートで…私ね?家系だと思うの。しつこいのは。」
「…ちょっとよく分からないや…ちなみになんの精霊さんなの?」
「……投擲」
「ぇ…とうてき……?精霊って…普通は火とか水とかじゃ…」
「…。」
「…。」
「あ、それよりカエデお姉ちゃん!サクラお姉ちゃんが呼んでるよー?」
「あ!うん。わかった。行こうか。サクラに呼ばれるなんて嫌な予感しかしないけど。」(イシーダさん、また会えるよね)
…
……
………
そして宿屋の前にいたサクラと合流です。
「サクラ!サクラ!今ね!精霊さんに会ってね!新しいスキルを教えてもらったんだ!」
「へぇ?精霊?なんの精霊?」
「……投擲」
「……精霊って…火とか水とかじゃ…」
「…。」
「…。」
「もういいよ!どうでも!それよりも見ててね?見ててね!メテオーッストライキュ!」
石は放物線を描きぽてんと落ちました。
「…。」
「…。」
「カエデ?今のは噛んだの?噛みにいったのどっち?」
「………か、噛みにいきました…。」
「だよね。チラチラこっち見てたし。カエデのそういう姑息なところ昔から好きじゃないのよね。いい?お笑いってさ?偶然との調和なんだよ。準備されたトラブルなんて何も面白くないのよ。あんたお笑い舐めてんの?」
「うう…ごめんサクラー…」
ここにもお笑いに厳しい人がいました。もう色々めんどくさい。
「…サクラお姉ちゃんの前では気をつけないと…」
エストちゃんが震えていました。
「じゃあ気を取り直して!メテオーって、あ!辰美さんとタク夫さん!」
「サクラさんだー!わーい!貴女の辰美がただいま戻りましたー!」
「カエデ殿!マグロが獲れましたぞー!」
情報収集していた辰美さんと出稼ぎに行っていたタク夫さんが戻ってきました。まさかのマグロゲット!?
「おかえり。辰美とパシ夫。カエデが精霊に会って新しいスキルを覚えたらしいのよ。」
「えへへw」
「へぇー精霊!珍しいですね!」
「おお!精霊に認められたということですな。それは凄いですな。ちなみに何の精霊でしたか?…ん?……パシ夫ッ!?」
「……投擲」
「「…え……精霊…普通は火とか水とかじゃ…」」
「「「「「……………。」」」」」
「ま、まぁそれは置いといて!今から新スキルのお披露目をするとこなのよ。」
「おお!楽しみですね!」
「ふむふむ。」
みんなの期待してる視線が嬉しかった!
「えへへw では!いきますよー!メテオ!ストラーーーーーイクッ!」
シュッ!……シューーーーーン!
空に投げた良い形の石が加速して見えなくなりました。
「あれ…?石が見えなくなっちゃった…」
少しすると…
ゴゴゴ…ズズズズズ…
大きな地鳴りが…。
そして ——。
地鳴りと共に巨大な隕石が落ちてきました!
ズズズズズズズズズ…
「「「「「………ちょ?ちょちょちょッ!」」」」」
「い、いいい!?隕石!?か!かかかかかカエデー!?あ、あんたがやったの!?」
「わ、わわわわわわからないよ!」
「ぅわーッ!?わわわわわーッ!!!!!」
「小娘ーッ!?」
エストちゃんが気絶しました。
「や、やばいですよ!あんなの降ってきたらみんな死んじゃう!せめてサクラさんの胸に抱かれて死にたい!」
どさくさでサクラに抱きつく辰美さん。
「わははははは!今晩は我のマグロの解体ショーでーすぞーwww」
現実から逃げた竜王の辰夫さん。
「どうしよう!どうしよう!隕石には足が無いからドラゴンスクリューができない!」
こんな非常時にも関わらず、あくまでもプロレス技にこだわりをみせるサクラ。
私はこの人たちは何かをキメてるんだと思ってます。
そして!この混乱の最中!イシーダさんが再び現れた!
「メテオストライク…それは星をも吹っ飛ばすこともできる究極の自爆スキルなの。…ありがとうなの…これで私も……やっと……あの人のところに…逝けるの…」
「わわッ!イシーダさん!?帰ったんじゃ…?な、なんでやり遂げた目を!?ど、どこに逝くの!?」
もうパニックですよ。
「はッ!!!たたたたた!辰夫ーッ!辰美ーッ!ぜ、全力!全力!ブレスゥーーーーーッ!ブレスしろぉぅおおおおお!」
正気に戻ったサクラが慌てて号令を出しました!
「「…はッ!!……うッ!うぉおおおおおーッ!!!!!」」
ドラゴンの姿に戻った辰夫さんと辰美さんがブレスを吐きました。
ブォオオオオオオオオオオオーーーーーッ!!!!!
なんか二人とも白目むいてて面白いと思いましたけどそこは黙っておきます。
カエデは空気の読める子なのです。
…カッ!!!!!……ズッドーーーーーッン!!!!!
……………パラパラパラ…。
間一髪!ブレスが隕石を砕きました!!!!!
助かった!良かった!
私のせいで?私の手によって?うっかり滅びようとしてたこの国が救われたのです!
「「はぁはぁ…はぁはぁはぁ…」」
辰夫さんと辰美さんは肩で息をしていました。
「終わった?」
巨大な穴からひょこっとサクラがエストちゃんを抱えて出てきました。あの短時間でめっちゃ深い穴掘ってた!
「ふぅ…カエデ……恐ろしい子……!」
「こ、怖かった……」
サクラはあるかないかわからない胸を撫で下ろし、私は大きな胸を撫で下ろしました。
「…なんかイラっとした!今!イラっとしたーッ!きぃーーーーー!っておいカエデッ!そのスキル使用禁止な!」
「はい。」
サクラには禁止されたけど、いざという時は使おうと思います。
「あぁ…またダメだったなの…じゃあまたねなの…カエデ。」
「え…あ、うん。またね。スキルありがとうございました。」
そう言うとイシーダさんはスッと消えました。
「うーん…うーん…?」
サクラは空を見上げ、周囲をキョロキョロして考えごとをしてるかと思ったら…
「はいッ!はいッ!さてとッ!宿屋に戻ってご飯を食べよう!」
どうやら何も見なかったことにしたようです。
「うん!スキル使ったらお腹減っちゃったよ。」
「わはは!今日は我のマグロ解体ショーですぞー!」
「辰夫さん!はりきってますねぇー!あ!サクラさん聞いてくださいよぉー!」
「えと…この人たち…今、この国を滅ぼしかけたんだよね…?」
そんなサイコパスパーティーを見ていたエストちゃんは震えていました。
そして私たちを偵察していたキューシュー王は「そんなん反則ですばい…」と言いながら国をくれました!わーい!やったね!
ちなみにサクラが掘った穴から温泉が出てきて観光名所になりました。定期収入ゲットー!とサクラは喜んでました。
~ Happy End ~
(つづく)
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