エッセイ 流水華

「恨み」がやる気スイッチだったからこそ、嫌なことをすぐに思い出してしまう。

こんにちは。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
　
　
毒親や閉鎖的な実家地域のことを思い出しては、しんどくなってしまうことがそれなりに多いのです。
　
もう自分には関わりのないことだし、
忘れて、自分の思うままに仕事や家事、生活を大事にしていけば良いことはわかっています。
　
しかし、それでは平和すぎてやる気が出なくなってしまうので、
そうしても嫌なことを忘れられないし、思い出してしまうのです。
　
　
独身時代や、結婚してから縁を切る前までは、
毒親や閉鎖的な実家地域の人間のことが嫌いで、恨みがあった足、復讐の気持ちが強くて、
家業と実家地域を盛り上げて、盛り立てまくったところで、スッと全ての手を引いて放置して地獄に落としてやろうと、
そのためだけに、頑張っていたのですが。
　
主人と出会い、「復讐なんて馬鹿らしい」と思えるようになって、
縁を切る決意ができました。
　
　
私が努力を惜しまなかった根本的な理由とやる気スイッチが「恨み」だったので、
それがなくなって数年は「燃え尽き症候群」になっていたのですが、それも回復してきて、
今は自分のために頑張ることにシフトチェンジしようとしています。
　
　
しかし、生まれてから「自分のために」とか「自分の好きのために」とプラスの理由で頑張ったことはありません。
　
私が好きなことを押し通してきたのは、
「親が嫌がるから」というマイナスの理由だったあのです。
　
なのでプラスの意味で好きなことを楽しんだり、頑張ったりするのに、違和感があります。
　
その違和感から、やる気が出なくなってしまうので、
おそらく、無意識のうちに毒親や実家地域であった嫌なことを思い出して、
自分のやる気を取り戻そうとしてしまうのでしょう。
　
　
その対象者が目の前にいなくて、記憶の中だけなので、
「辛い」「嫌だ」の感情が強くなってしまい、
それが「やる気」につながりません。
　
目の前にいれば、ニコニコ笑顔を向けて相手が怯むので、楽しくなるのですが。
　
　
やはり、思い出さないようにするのが一番ですよね。
　
　
私の父が幼い頃からずっと「家の中で一番偉いのは、金を稼いでいる俺だ」みたいなことを言ってきたので、
その言葉を、ひたすらに信じて下剋上を狙っていたので、
　
父に何を言われても、母や実家地域の人間に何を言われても「今に見てろや」の心の元に笑っていられたのですが。
　
　
プラスの感情で努力できるようになれたら、
本当の意味で、幸せなんだろうな、と思ってます。