エッセイ 流水華

るい

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空気を読むって最終的には自分の心を殺して傷つけるだけじゃないかな。

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こんにちは。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
 
 
私は昔から「空気を読めない」などと言われ続けてきましたが、
ある人から、こう言われたことがあります。
 
 
「お前は頭の回転が早すぎて、1つを言われたら何パターンも思いついてしまうから、どれが正解かわからないんだ」と。
 
 
あと同じ人から「お前は、頭の回転が早すぎて、理解が早くて、さらに顔に出やすいから、相手が不快に感じている」とか、「理解が早いし、あらゆるパターンを思いつくから、相手がそれについて行くことができずに、相手から逆に馬鹿だと思われている」とか。
 
 
褒められているのか、貶されているのかよくわからないですが、
要約すると「天才とバカは紙一重」ということらしいです。
 
 
主人からも「あなたの思考やアイディア力は素晴らしいけれど、それを叶える環境ではないし、あなた自身に叶える能力はない」と言われて、
そう言ったことも踏まえた上で、こうやって自分の考えを綴ったり、文章を書いて丸投げすることで多少なりと収入を得る方法を選んで生きております。
 
 
まあ、どこかの誰かに響いてくれるかもしれないし、
私の知らないところで、誰かの役に立っているかもしれないし。
 
そんな、曖昧な感じで綴っている次第でございます。
 
 
でも、まあ。
人が発する言葉なんて、そんなものでしょう。
 
 
そんな方法を選ぶこと自体が、「人と交流することが苦手」であり、
あとは、人に利用されやすくなってしまい、
対人関係に関しては、極度のめんどくさがりでもあるので、
こういった「丸投げ方式」が気楽でいいなぁと。
 
 
そんなわけで、リアルの私を知る人間からは「バカ」と思われていたり、
「親の脛を齧っている娘」と思われていたりするので、
周囲から信用されないのですが、
 
私のことをきちんと理解してくれちる人たちからは、
よく相談や助言を求められたりとかしていました。
 
 
そして、それをよく思っていない人たちから、さらに悪評を広げられるという悪循環です。
 
 
とは言っても、実名を使ってブログをやっていたとき、
アクセス数は物凄かったですね。
 
それだけ、周囲は興味があったということになります。
 
 
親と縁を切ったときに、実名で活動した形跡を全て消して、
現在は、偽名でのみ活動しているので、
実名で検索しても、何も出てきませんが。
 
 
結婚したとき、主人が周囲から私についていろいろ言われたらしく、
彼曰く「あれらは、あなたに対する本能的な畏怖だよ」とのことです。
 
 
実の親がそうだったのですが、
私のことを否定して、傷つけて、自己肯定感の低すぎる人間にしてきたのは、
「そうしないと、とって食われる」という本能的な恐怖が根底にあるみたいで。
 
それが周囲の人間にも感染していって、
周囲の大多数の人間が私を否定するという状態になったと推測しています。
 
 
これは、主人と交際を初めて結婚してから明確になったのですが、
彼と出会う前から、薄々気づいてはいました。
 
 
否定されるのが嫌というか、
周囲に合わせないと、めんどくさいことが起こるので空気を読もうと努力してましたが、
それが無意味で、自身に不利益しか生まないと分かったのです。
 
実際、一度それで潰れてます。
 
 
心理学などを独学で学んだことによって気づいたのですけどね。
 
 
あと、親も周囲の人間も、私のことをボロクソにいう割には、
私のことを必要としているのですよ。
 
 
「じゃあ、私は必要ないよね。私はそれでいいから、じゃあ」と手を引くと、
相手がめっちゃ下手に出てくるんですよ。
媚を売ってくるんですよ。
 
 
それに気づいてから、自分に少しは自信を持てるようにはなりましたが、
私への批判は、さらにヒートアップして、疲れちゃったんです。
 
 
実の親からのものも酷かったので、
限界を迎えて、絶縁という形になりました。
  
 
仮に私が周囲の空気を読むような人間であれば、どういう結果になっていたのか。
 
 
心理学を学ばずにただ自分自身を否定して生きていたら、
最終的に自滅していたでしょうね。
 
 
親や周囲の言いなりになって、
相手の望む「普通」を生きることは、きっと私には耐えられない。
 
 
自分を殺すことは、もうしたくない。
 
 
だったら、空気なんて読まなくていい。
自分の意思を持っていたい。
 
 
そうだ。
私は「空気を読みたくない」とか「忖度したくない」ではないんですよ。
 
 
自分の心を殺すことは、もう二度としたくないだけ。
 
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