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俺は生徒会室の扉の前へ着いたのでノックをする。「どうぞ」とエルマさんの声がしたのでドアを開けると、1人でお茶を優雅に飲んでいた。しかし変な違和感を感じた俺はドアを開けたまま待っていた。

エルマ「あなた、あの日以来かしら、そんなところで立ってないで早く入りなさい」
ラングストン「エルマさんだったよね?俺をこんな罠にハメようとするなんて甘いんじゃねぇか?」
エルマ「あら、どういうことかしら?」

俺はその不思議な違和感の説明をエルマさんにする。

ラングストン「あんた、こういったよな?バカにするやつ、挑戦したいやつ、文句のあるやつ誰でも良い。かかってこい、私は最強だ。誰にも負けない…って、つまりあんたはどんな手段でもかかってこようとするやつも含めて返り討ちにしようと考えている。例えば暗殺しようと企んでいるヤツとかな」
エルマ「………」
ラングストン「何故そういえるのか、答えはこうだ。まずこの部屋にはあるべき人物が居ないのだ。そう、副会長ダグラスさんと書記のサララさん。彼女達がきっと暗殺者用に色々と仕掛けて…」
エルマ「もういいわ」

エルマは指をならすとさっきまで姿を消していたダグラスとサララが現れた。俺は自然と生徒会室の中に入る、もちろん罠が仕掛けられていないと確認した上でだ。

エルマ「あなたの言う通りよ、人間のくせに。…でどうするの?私と対決するの?」
ラングストン「違う、これを渡しに来た」

『計測不能』と書かれたランク付けの紙をエルマさんに渡す

エルマ「計測不能…」
ラングストン「計測不能の場合この学園は不合格になるのか?」

するとエルマは少し考えて口を開く 
エルマ「いいわ、私の考えたトラップを見抜いたから特別に許すわ」

エルマさんは紙にあっさりと判子を押したのであった。
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