離縁しようぜ旦那様

たなぱ

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夫婦編

海獣王子は考える

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Side レドラ





ミルドとの出会いは偶然だった
僕が妹のメニラを傷つけた相手をもらい受けに直接レラージェ国に行った時、牢番していたミルドを遠目で見つけて…騒音とも呼べる叫び声の中で、なんでこの仕事してるんだろうってぼーっとしてる顔を見てしまったんだ、それがあまりにも可愛くて…
一目惚れしてしまったのが出会い、ミルドからしたら国際問題問題を引き起こした相手の引き渡しに出くわしただけなのに、急に自分まで欲しいと言われて連れて来られたある意味被害者だ

でも、僕の本能がなんとしても手に入れろって叫ぶから…色々理由を付け結婚相手として彼をドラレイド帝国に連れてきてしまった


人ではない存在が暮らす国、男同士の婚姻も子をなすことも普通の事として当たり前なこの国に連れてこられた牢番の中年男性ミルド
最初は何でこんな事にってずっと青ざめてて、少しだけ申し訳なくなったけど…結婚式で「一目惚れなんだ、ごめんね愛してる」って言いながら誓いの口付けをした瞬間、強張ってた表情が少しだけ驚き、和らいでいたの僕は見逃さなかった



ミルドはもしかしたら、この現実を必死に受け入れようとしてくれるのかもしれない…
そう思ったら青ざめた顔も震える四肢も…目に見える姿全てがあまりにも可愛くて、更に愛おしく思えた
僕が後悔しないほどの愛をあげるから、どうか逃げないで…って思ったんだ



海獣として成人を迎えたばかりの僕よりもだいぶ年上のお嫁さん…人族のミルド、彼を直ぐにでも抱きたい衝動に駆られるけどそこはぐっと堪え、耐える
淫紋を刻めるほどの仲であればどうとでもなるけど、そこまで至るには全てが全然足りない…

初夜の時間、ベッドで可愛い格好のまま座るミルドを見て襲わなかった僕は偉いと思う
焦っちゃ駄目だ、今までの33人の奥さんのように逃げてしまわないように、たっぷりと時間を掛けてゆっくり愛を育んで行こうって目標を立てている
初夜の後、この国に嫁いできたフリードの妻…リデン殿と面会した事もミルドの中で、妻として愛されてもいいかも?って気持ちに繋がったのかな…

あの面会からすね毛を撫でるだけで甘えてくるんだもん…本当に可愛い♡




現在愛を育む最中、互いを知り互いを理解する期間…そこでも僕の妻になったレラージェ国の牢番だった男…ミルドは本当に可愛くて優しい男で…毎日ほれ直している気がする…
今も手際よく第二王子が寝ていたシーツを交換する為に動く姿にまた胸がときめいてしまう、物凄く可愛い…



ミルドにオムツかぶれな第二王子可哀想なんて言われたら無碍にできない…まだ現段階では性奴隷穴嫁だけど、彼も反省しメニラに許して貰えれば立派な僕の妻になる、ミルドと共に僕の隣に立つ人物になるかもしれない
だからこそ僕自ら、目隠しをされ、四肢を拘束されたまま尻穴も尿道も仕置き中の第二王子を浴室へ連れて行くんだ


第二王子の反応は日に日に変化を見せている
最初は口枷を吐き出し、獣風情が!野蛮な!恥をしれ!等など酷い言葉を言って海の魔法によって酸素を奪われて気絶して…自分にされる罰、今回の件の仕置きを受け入れられないって感じだった
けど、今は徐々に大人しく仕置きを受け入れてる…そんな気がする

自分が信じていた聖女、共にここから逃げ出そうとか計画していた筈の聖女は自分の所に来ない、体液でぐちゃぐちゃに汚れた悪臭の中…終わらないメスとして扱われる快楽地獄を一人で受け続けるのはどんな気持ち何だろうね?
以外にも犯罪者にはこの方法がよく効くんだ…罪を認め全てを洗いざらい吐き出すのをこれまで何度も見てきたからその効果は本物だと分かる…



「第二王子、ミルドの優しさに感謝した方がいい…聖女はさっきも言ったけどね、キミなんてもう眼中に無いって程楽しく過ごしているんだよ?

キミの無事を願ってるのは牢番だったミルドだけ、彼は自分だって突然ここに連れてこられたのに第二王子の心配してるんだ
………そうだね、海の魔法を少しだけ弱めてあげるからミルドにお礼、言えるかな?」


僕がそう伝えながら第二王子を洗う為、湯に入ると口枷を噛み締めたまま何度も何度も頷く姿が見れた
お礼を言える子は僕好きだなぁ…ちゃんとお仕置きを受けて人生をやり直そうとする子くらい


「ふふ…ちゃんと謝れたら少しだけこの仕置きをやめてあげる時間を作ってあげようね…
でも、その前に、今日の分の責め苦を受けようか?
反省する気持ちがあって暴れないと信じて拘束外してあげるから、自分で大きく股を開いて恥ずかしい姿見せられるかな?」



目隠しをされたまま、拘束を外すけど暴れたりはしなかった
もしも暴れてたら最初からやり直しとか考えてたんだよ?これから何をされるのかも見えない状況でも第二王子は抵抗しなくなっている、嬉しいよちゃんと反省しつつあるんだね♡

久々の湯船の中で、自ら足を開き、口枷を必死に噛み締めながら痛みなど微塵もない、酷い快楽の仕置きを受ける第二王子を可愛がりながら、そろそろ次の段階に行ってもいいかな?と思う


仕置が終わったらシーツ交換ありがとうってミルドとキスをしよう、顎髭にトリートメントしてあげたい…あ、第二王子がちゃんと謝れたら今日は仕置きを少しやめて三人でご飯を食べるのもいいかも?

王宮にいる人族がミルド一人じゃ、やっぱり心細いと思うから…第二王子は早く反省して謝罪して、僕の妻に昇格して欲しいな♡
もういらないってくらいの愛を早く注ぎたい…二人に分散したらきっと丁度良くなるから…ね?




僕の愛は33人逃げるくらい重いんだ…ごめんねミルド、あと第二王子…♡
でも、愛は本物だから何も心配いらない、安心して受け入れて欲しい
























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