離縁しようぜ旦那様





『お前を愛することは無い』



羞恥を忍んで迎えた初夜に、旦那様となる相手が放った言葉に現実を放棄した

どこのざまぁ小説の導入台詞だよ?旦那様…おれじゃなかったら泣いてるよきっと?



これは、始まる冷遇新婚生活にため息しか出ないさっさと離縁したいおれと、何故か離縁したくない旦那様の不毛な戦いと、その後の物語である
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