悪役令息はモブに愛を捧ぐ

たなぱ

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昼食時の頃

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いつもと違う既視感の世界を見た後、エアはもう少し詳しくガレリナの箱庭というゲームについて説明したい、人がいない場所に行きたいと言った
不安そうな顔をしたおれを思ってくれての提案だろう…おれもエアと二人きりになりたかった

現在、この学院ではもうすぐ魔獣生態、討伐を学ぶための合同合宿が控えている
今週、授業は午前中に終わり午後は合宿に向けて各自準備期間になっているためこれからいくらでも時間はある


なぜ授業を無くしても準備期間が設けられるか
それは毎年、耐えきれずにリタイアが多く出る合宿だからだ
闇の聖獣様が守ってくださった強い加護は、毎年ほんの少しずつ衰えている、100年ほど前からは魔獣も再びこの地を襲ってくるようになったため、その頃から少しずつ形を変え、方法を変え、我が身を守る術を生徒に教えてきた合宿というなの試験でもある

それは貴族の子息令嬢が軽く乗り越えられるほど甘くない、合宿を乗り越えられるかを想定し準備するための期間は今では授業が免除され、自身の魔力を魔石に込めたり魔法陣を描くなど、各々どうすればいいか考え準備する期間は重要なのだろう
連携や友情を学ぶこともできる
毎年あるこの合宿、おれは無過ごしていた…良い思い出も何も無だ…
だが、エアと一緒なら少しは楽しいかもしれない…
エアは今年来たばかりだが…合宿の事は知っているのか…?





4限目が終わり昼休み、各々生徒が食事へ行くか合宿の準備を始める時間、おれたちは食堂へ行かずに購買から昼食を購入して別棟にあるエアと出会った温室へ向かった
リラクゼーション効果のある薬草の花の前に置かれたベンチにエアと並んで座るのは物足りなくて、先にベンチに座りエアを膝の上に呼んだ

赤くなりながらも少し慣れてくれたのか、向かい合わせにおれの太ももを跨ぎ座るエア…かわいい
逃さないように背中に手を回しぎゅっと抱きしめ首筋に顔を埋める…エア体臭は柔らかい花のような匂いがする気がする…癒やされる…

首筋に顔を埋めたまま動こうとしないおれを引き剥がそうとはせず、ふるふると震えながら近いなど反応していたエアはそのうち諦めてそのまま、ガレリナの箱庭について説明を始めた



「り、リナルド様…僕、こらから説明しますからね!ちゃんと聞いて下さいね…??ううっ…リナルド様いい匂いする…近いぃぃぃ…………
へ、へ、へ、変な事はなしですよ!!!」

「ああ、…今はしない…」


おれの答えにきっとエアは赤くなっているだろう…でもこうしてると癒されるんだ…後でもっと触れたい…お前が可愛いのが悪い
癒やされながらおれはエアの話しを聞いた

このガレリナの箱庭はゲームだが、ソシャゲというゲーム分類であること
シナリオやイベントを進めるためにはアイテムと相手の好感度が必要となり、成人向けの方はさらに多くのアイテムが必要、そのアイテムは基本的に課金アイテムというお金を払ってショップで手に入れる物だったが、この世界では入手方法が違うはず

重要なイベントを解放しようとすればそれだけアイテムは必要になる、そのアイテムを先に入手して妨害出来ないか…そういう事だった


「重要なイベントの発生は、攻略対象者の好きな物と、魔晶石ってアイテムがイベント開放に必要なんです
好きなものは準備しやすいと思うけど普通課金で手に入ってた魔晶石はどこから入手するのか気になって」

「魔晶石は大型の魔獣を討伐した時に待機中の魔力を巻き込んで凝縮された石だな…
大型限定だから出回っている数も少ない、そうすると城の宝物庫当たりから王太子殿下のコネで入手を狙うのか…?国王陛下と父様にも伝えて持ち出しを禁止してもらえないか話してみるよ」

好きなものと魔晶石で開放するのか方法はわからないがヒロイン♂の行動を阻害できればまた何かが変わるのか…?魔晶石…そういえば…


「エア、そう言えば合同合宿の説明は受けているか?来週から行われるその合宿でも優秀者に魔晶石が褒賞として渡されたはずだ」

「合同合宿……………??????ど、どんなやつでしたっけ?」

「クラス合同で、二泊三日野営をリタイアせずに乗り切れるかを見極め、北の森での魔獣生態論の振り返りと、討伐を実践的に各自行えるか技量を確かめる為の合宿だな…たぶん留学する時に説明があったと思うが…そこでも魔晶石は手に入る
かなり大きな「い、い、い、イベントーーー!!!」……………?エア?」

おれの言葉を遮りエアは叫ぶ、イベントだと
合同合宿自体学院での催し物だがガレリナの箱庭のイベントと言うことなのか?

「さっき言ってた大きなイベントの一つがそれです!それ、その合同合宿?たぶんゲームでは討伐作戦って名前だったイベントです!
ヒロイン♂が攻略対象者と力を合わせて優勝を勝ち取ると大きなシナリオを開放できる魔晶石を無料で貰えたイベント!ついでに攻略対象と一緒に野営てなんかいい感じになれるやつです!
リナルド様、優勝を譲っちゃだめです!まずいです!」


エアが焦りながらそんなことを話す、おれの膝の上で若干飛び跳ねるように話す姿がかわいい…いや、そうじゃない
その魔晶石を譲るのは不味いってことか…


「エア、合同合宿では順位を競って優勝とかはないんだ、二泊三日の間にどれだけ普段の勉学.実技を活かせているか、それを評価し優秀な者に魔晶石は渡される…そんなにヒロイン♂に渡してはいけないものなら…エア、おれとその魔晶石取りに行くか…?」


おれもエアも元々成績優秀者だ、そんな2人が組めばどうなるか、ヒロイン♂を盛大に邪魔できるのでは?……………それよりも合同合宿をエアと一緒に過ごす楽しみの方に思考が寄っていってしまう


「野営でテントも張るし食事も自分たちで作る、魔晶石抜きにしてもおれはエアと一緒のテントで合宿したいな、ねぇ……エアはどう?」

「はひぃ…………え、それって………実質、リナルド様と………き、き、きゃ、キャンプデート♡します」



エアも楽しい何かを察したのだろう
即答だった






直近の方向性は決まった
魔晶石の入手をしにくく細工する
来週からの合同合宿でおれたちが魔晶石を手に入れる
ヒロイン♂の攻略イベントを盗撮、おれを巻き込んだ既視感の映像を国王陛下に送る
因みにエアが見たという教室でのおれの立ち位置にいた黒い影は記録石には映っていなかった…あれの調査もしたい

エアと話していると前向きになれる…今まで無かったことが起きるのは本当にエアと出会ったからなのだろうか…?





ぐうっ…………
エアのお腹が可愛く鳴る…
そう言えば昼食も食べずに真剣な話をしていた


「昼食、食べてから合宿について話し合うか?」

「はひぃ………恥ずかしい………」


おれの言葉に終始赤くなるエアは本当にかわいい



















「リナルド様っ………あの、あのっ!こんなご飯の食べ方聞いてないっ………♡ううう…恥ずかしい…推し近いやばい………こ、こんなのって……♡」


ベンチに並んで食事なんて味気ないことはしたくない、エアはおれの癒しなんだよ?誰もいないなら堪能する、先程までの不安な気持ちは消え失せていたし、真剣な話は終わりだ
太ももにエアを向かい合わせに乗せたまま、エアの口に買ってきたサンドウィッチを差し出す…おれがエアに給餌したいからだ
差し出された美味しそうなハムサンドを恥ずかしいと食べてくれないエアは真っ赤であわあわしている…襲うぞ?


「エア、お腹空いてるんだろ…食べてほしい…なぁ、おれから給餌されるのは嫌か…?口移しの方がいい…?」

口移しと言われてビクリと身体を震わせるエア
まだそれは恥ずかしいのか、手すがら食べる方が難易度が低いと断念し、おれの手に持たれたハムサンドを一口ずつ食べてくれる
小さめに開けた口がかわいい…いつもはもっと大きな口で食べるのに恥ずかしがっているのがわかって更に可愛い…
この学院の購買もクオリティはかなりの物だ、とても美味しいサンドウィッチだと思う
1切れぺろりと食べ終えたエアに、次はタマゴサンド、とお腹が膨れるまで給餌する

母鳥の気持ちはこんな感じなのか?
段々と給餌され食べることに慣れてきたエアは、早く次も食べたいとアピールしてくる…元々沢山食べるエアにサンドウィッチはお腹に溜まりにくいのかもしれない…もぐもぐとよく噛んで食べている姿は本当に可愛い

最後は魔牛の照り焼きサンドだった…肉汁とソースもたっぷりの学院で人気のメニュー
手すがら食べさせるのには向いていないそれも手に持ちエアに食べさせる
案の定、一口進むごとに手首まで垂れるソースと肉汁…服まで垂れるのは困るなとハンカチを取り出そうとした時、エアはおれの指を舐め始めた


「んっ………ちゅ♡………もったいないこれすごく美味しい…んんっ♡れろっ………れろっ♡おいひい…………」


おれの手に吸い付くように、丹念に手首まで何度も何度もエアの舌が行き来する…時々唇で指先を吸われ、最も食べたいと言わんばかりに歯を立てられた…どうしよう可愛い…………本気で無意識に誘ってるだろ?エア
本当に襲う訳にはいかないのに…誘ってくるのはずるい…ちょっと意地悪をしたくなるよな?


「エア、果実水も飲むか?」


空いた手で口に果実水を含みエアに顔を寄せる、意図を理解したのだろう、潤んだ瞳と目が合うが直ぐに閉じられ、抵抗はしてこない
唇を合わせて舌で唇を割り開くと自然とおれを迎え入れるエア、舌を捕まえ絡ませ、まだ冷たい果実水を口にとろりと流し込むと直ぐに
コクリっ…、拒否なく喉を鳴らす音が聞こえる
一度口を離しもう一口含みエアを見ると、とろんとした瞳でおれを見つめ、既に口を開けて口移しで飲まされる事を望んでいるようだった


ああ…なんでこんな可愛いんだよエア…


「ちゅ…♡んんんっ♡こくっ、こくっ♡はっ…………んんっ♡♡♡もっと………♡♡」
「これ、最後の一口な…っ……んんっ♡」
果実水の入ったボトルが空になるまで何度も何度も口移しでエアに飲ませる、舌を伸ばしもっと欲しいとねだる姿が可愛い
もう無くなったと口を離そうとするが、エアには物足りないのかおれの顔に手を当てて舌を吸ってきた


「んっ♡♡♡ちゅちゅ♡♡♡はぁ……あっ、足りない……♡♡♡リナルドさま、もっと欲しい…♡」
…………反則だと思う、なぜこのタイミングでそういう事を言うんだエア?
おれを暴走させたいとしか思えない…これはエアが悪い、おれを誘ったエアに確実に非があるよ
そんなに飲みたいならおれの魔力飲んでいいから…♡なぁ?…………エア

「ん゙んんん゙っ~~♡♡♡んっ♡はっ♡♡♡ん゙ぁっ♡♡♡ちゅ♡はいってき………ぁ゙っっ♡♡ん゙っ、ん゙っ♡♡んぶぅぅぅうう♡♡♡♡」

舌を深く絡め合い喉奥まで舐める、どろりと表現するのが正しいおれの魔力を舌先に集中させ流し込む、絡めあったままの舌にも直に侵食し、喉を焼くように入っていくであろう魔力…直接飲ませてやるよエア…♡
ビクビクと身体が跳ねる、手でおれを押し戻そうとする弱い力、しかしエアが誘ったんだ…逃さない
腰を強く抱き、後頭部を抑え激しいキスをしながら流し込んだ魔力を口の中にも塗りつけ、浸透させていく、更に口内に魔力を注ぐと飲むしか道はない


「ははっ……エア♡気持ちいい?いっぱい飲んでいいよ♡おれの魔力…んっ……ちゅ、ちゅっ♡」
「ん゙ん゙っん゙っーーー♡♡♡♡ん゙ぁっ♡♡♡まっ、んむっ♡♡♡ん゙、ん、ん゙♡♡♡♡むりっ、ぁ゙っ♡♡♡ん゙っんんんっーーーーー♡♡♡♡舌いぐのっ♡♡♡まっで♡♡♡ん゙っーー♡♡んっ♡♡んぉ゙っ♡♡♡ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙♡♡♡」
ぐちゅぐちゅ♡♡ぬちゅぬちゅ♡♡♡
ぐちゅぐちゅ♡♡♡ぐちゅ♡♡♡ぐちゅ♡♡
舌を抜き差しされる度エアの身体は跳ねる、足をもじもじとさせるが太ももの上に抑えつけられて閉じることもできない
一方的な快楽の享受に感じているようだ…




でも、まだやめてあげない
おれをそんなに誘うエアが悪いんだよ…♡







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