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平凡と獣が平穏な新生活を望む話
平凡は耐えられない
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モブ×平凡注意
平凡も王女もちょっとかわいそう
「降りろ」
そう言われ護衛に見えない男に蹴られるが、四肢を縛られているおれは自分で立つこともできない
蹴られた腹が痛い、呻くおれを雑に担ぎどこかへ転がした
「ぐっ………ゲホッ…ゲホッ………はぁはぁ…………ここは…?」
床から頭だけ起こし辺りを見回す…古ぼけた教会の様な場所?
辺境伯領土へ越してきてからこんな場所見たことも無い…ここは何処なんだ…?
「まぁ!なんて汚い場所!ヘリック、ここが処分するのに最適な場所ですの?」
「そうですとも!ここは辺境伯と我が国の国境近く、魔の森の外れです
瘴気の侵食により土地が汚染され、今は使われなくなった廃教会、ここへは誰も来ませんから」
ミーシア王女とヘリックとかいう男も馬車から降りここへ入ってくる…嘘だろ…国境近くなのかここ…
てか、魔の森の外れってとんでもなく危険な場所に王女連れてくるのかよこの男…
床に転がるおれをミーシア王女はゴミでも見るような目で見てくる…まずい…この場所は想定外だ…助けを呼ぶ事すら出来ないじゃねーか…
「あなたが悪いんですよ?そんな平凡な飾り気のない顔で!私の運命の番を誑かし、魅了の魔術で捕らえて私から奪おうとするなんて…!
そんな事は許せません、処分されて当然ですのよ?お馬鹿さん」
馬鹿は王女様…あなたでは…なんて言えない…
思っても言えない…畜生蹴られた腹が痛くて泣きそうだ…
「ヘリック、さっさと計画を行いましてよ!グレス様へ助けを求めるのは護衛の一人がしてくれるのかしら?私を辱めようとして処分された哀れな性奴隷…ふふ…いいわね?奴隷の身分なら処分されようがされまいが国際問題にもなりませんもの」
お前が国際問題言うなよ…一応グレスをここへ呼ぶ予定ではあるのか…?でもそれまでおれが生きていられるか…いられないと思う…
絶望の展開な想像しか出来ない…どうしよう…
「お待ち下さい、ミーシア王女!まずはこの性奴隷の浄化の力と言うものを確認してからで、わずかな浄化がどの程度かによっては内密に飼い殺しにし、ビジネスに使えるのですよ」
「浄化の?いやですわ!ヘリック、私はこの男を直ぐ処分したいの!グレス様を奪う愚か者をさっさと消したいの!ビジネスなんて知らないわ」
「ミーシア王女…しかし……………」
「私は早く処分…………………」
「話を聞いてください……………」
床に寝そべるおれを放置して王女とヘリックとかいう男が話している
浄化の力がバレるのは困る…グレスがせっかく守ってくれているのに…そんなこと言ってる場合じゃないけど…どうする…どうしたらいい…?
考えを巡らすおれの上ではビジネスか処分かで譲れない2人の言い争いがヒートアップしていた
段々と王女の苛立つ声が大きくなる
「もう!うるさいわ!!!!王女の言う事が聞けないの!ヘリック!あなたそれでも私の側仕えなの!?もういいわ!クビよグっ………………きゃあ!!!!!!」
ドサリと目の前に倒れる王女…
王女がヘリックとかいう男に痺れを切らし、クビを言い渡した、その瞬間王女は床に倒れていた…倒れたんじゃない…王女の顔を殴り床へ倒したのはヘリックとかいう男だ…
「雌ガキが…………煩いぞ!!!大人に従わないなど言語道断…甘やかして育てられた能無しが…話を聞けないガキなど優しくできない…はぁ…
私の計画に上手く利用出来るからと付き従っていたが…全く…躾すべき案件か…?」
「痛いっ痛いわ…何するの!?私の顔になんてことするのヘリック…!不敬よ!不敬!酷い…………ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙っ!!!痛い!やめでっ!」
床へ倒れ頬を押さえ叫ぶ王女の髪を毟り取るように掴むヘリックとかいう男…その目は王女に使える側仕えでも護衛でもない…異質な物だった…
髪を鷲掴みにされ泣きわめく王女…護衛に見えない男2人はニヤニヤとその様子を…見ている…自国の王女だろう?何故助けない?なんでそんな目で…
「喚くな雌ガキ……いや王女様?大人の言うことはちゃんと聞くものなんですよ?わかりますか?
私は言いました、そこの性奴隷は浄化がわずかに使えると、それがどういう意味かわかりますか?
わずかな浄化がどの程度かによっては国を動かせる、そこにあるだけで金が入ってくる最高の商品なのですよ?
それを運命の番を害したから処分するなどギャンギャン喚き私の邪魔をすることの愚かさがわかりますか?」
「いだいっ!痛い!!!やめて、離しなさいよ!あなたの計画なんて知らないわよ!私王女よ?お父様に言いつけてやるわ!ィ゙っ…………ィ゙ヤぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ーーー!!痛い!痛い!ごめんなざいごめんなざい耳ちぎれちゃゔ!!!!」
髪と美しい狐の耳を引きちぎる勢いで掴まれ涙する王女様…王族に対する対応じゃない…このヘリックとかいう男は何を考えているんだ…
「はぁ………こんなにも喚き煩い雌ガキでは今後が思いやられますな…計画を少し変更すべきか…」
「はは、ヘリックさん、その王女も壊して飼えばいいじゃないですか?この性奴隷も浄化が使えるなら飼うんでしょ?
王女は運命の番以外の男に、性奴隷に襲われ心を壊してしまう、心が伴わないそれをヘリックさんが親身に今後支えるでいいじゃ無いですか」
「お前、ただ抱き殺す穴を増やしたいだけだろ?」
酷い笑い声が聞こえる…おれを飼うとかふざけたこと言ってんな…さらに王女を壊して飼う…?裏で操るって言うことか…?この先良いことなんて待ってない、それだけはわかる…怖い…こんな気持ちになるのは王宮でのあの時以来だ…
「全く…お前たちは…ふむ、しかしそれも一つの手か…煩い王女が静かになる…扱いやすい存在…それはいい事だな…
ミーシア王女…?どうしますか?余りにも理解できずに煩いとそこの男どもに心が壊れるまで貪られてしまいますよ…?…………まぁいずれ他国へ売る目的もあるのでそれは最終手段………
王女?次、口答えすれば犯すよう許可を出しましょう、静かにしていてくださいね」
ヘリックとかいう男の言葉にミーシア王女は泣きながら何度も頷く、信じていた相手からの裏切りだ相当のショックなのだろう
王女という身分上処女性は必須、おれを処分するためにフリでも危ういのに実際に純潔を奪われたら王女として終わりだ
ぐしゃぐしゃになった髪の毛をそのままに泣くミーシア王女を放置し、ヘリックとかいう男はおれの前に来た…しゃがみ込みおれを覗く男の表情からは何を考えているかわからない…どす黒い沼の様な目…怖い…
「性奴隷くん……いや、異世界からの迷い人くん…と言うべきでしょうか?お待たせしました
さて…素直に浄化について教えてくれるなら私たちはあなたを処分しなくて済むのです、浄化はどの程度できますか?僅かとはどの程度なのか、祈りを込め浄化するのか…違う方法なのか…
私達の期待に答えくれれば一生部屋からは出られませんが自由な生活を約束してあげれますよ…?」
監禁されて自由な生活ってなんだよ、矛盾してるじゃねぇか…畜生…正直に話してはだめだ、グレスの言う最悪の未来直行だ…一生飼われて搾取される未来…嫌だ…
「あ……すいません……おれ、おれ……自分の力が…わからないんです………ごめんなざい…怒らないでください…」
王女にキレている所を見ると生意気なのと煩いのが嫌いなはずだ…なら逆の存在で入ればいい…これ以上の暴力されたら本当に逃げられなくなる…
怒鳴る事はなくヘリックとかいう男はおれを見てくる…何を考えているか本当にわからないその目で
「確かに…あの辺境伯がお前の力はこうなんだよなど丁寧に教えるとは思えませんね…しかし嘘を付いている可能性もある…さて、異世界人くんはどちらでしょう?
最悪、その隷属の首輪の所有権を私が貰って命令できれば簡単なんですけどね…仲間が到着するまでそこまで時間もない…浄化が使えないのであればただのゴミだ、辺境伯の態度を見ていると連れ歩くリスクの方が大きいでしょう……
暴力では途中で死んでしまう事もある…ふむ…
お前たち、異世界人くんを傷付けずに吐かせなさい、快楽で身体を落としてもいい、一応ここまで来れば犯していい約束でしたからね報酬も込で、吐かせなさい」
ヘリックとかいう男は、おれが…もっとも避けたかった事を言い出した
王女の教育も同時に行う
そう言っておれの唇を舐めた方の男はおれを性的に尋問、もう一人は王女を拘束し、これからおれがされる事を見せ逆らえばこうなると刷り込みをする
そうヘリックとかいう男は言った
おれを犯すと言った男に拘束されたまま、ベロリと
また唇を舐められる…嫌だ、嫌だ…気持ち悪い…殴られたほうがマシだ…でも口を開いたら舌を入れられそうで怖い…嫌だ…嫌だ……
「おい、口開けろよ性奴隷?暴力禁止されてんだよ、やさしく天国見せてやる俺にその態度はなんだ?…………無視かよ………………おい、王女の指でも折れ、この異世界人がおれを拒否したら王女が泣くってどうだ?
いい案じゃねぇか?」
ミーシア王女の絶望的な表情がおれの目に映る
何いってんだこいつ…王女を骨折とかで傷つけたら…この国境付近なら辺境伯の…最悪、グレスの責任になる可能性だって
グレスの名声に傷が着く可能性だってあるのに…!!下手したら戦争にだって……………嫌だ…グレスが傷付く方が嫌だ…
おれが我慢すれば…全て収まるなら…
もうグレスだけって言ったのに…ごめん、ごめん…………グレス…グレス以外受け入れたくない…でも、ごめん…
おれは男へ懇願するしかない
「や、やめてください…王女様には手を出さないで…ください」
おれの震える声に男はニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべる
「そうだ、俺の言うことを拒否すれば王女が傷つくぜ?素直に情報喋るなよ?俺が十分楽しんでからだ性奴隷♡口を開けろ、舌を突き出して俺に奉仕…出来るよな?」
男は口を開けおれに近づけてくる…息がかかるほど近く、生臭い嫌な匂いがする…でも躊躇っていられない
舌を伸ばし男の乾いた唇を舐める、もっと近くへと誘う様に、男の近付いた唇に舌を割り入れ、男の舌へ自らの舌を重ね軽く扱き口内に呼び込む…
いつもグレスに、するように…グレスがしてくれるように…
男の口はむせ返るような嫌な匂いがする…清潔じゃない匂い…嫌悪感と不快感で気持ち悪くなるが拒否は出来ない
気持ち悪さで涙が出て来る…ぐちゅぐちゅと舌を絡め、舌先を愛撫し、男の口内を撫でる…唾液だけは飲みたくない…グレス以外のものは飲みたくなくてだらだらと唾液をこぼして誤魔化していた
暫く男がおれからのキスを堪能すると、満足したのか口が離される、間に唾液が糸を引き、おれは胸元まで唾液でびちゃびちゃだ
「性奴隷ちゃん♡キスうめぇじゃねぇか…相当の仕込まれてるだろ?見ろよ俺のペニス、性奴隷ちゃんのご奉仕で勃起してるぜ?」
グリグリと股間を押し付けられ…獣人特有の大きなペニスがズボンを押し上げて主張してくる…
口の中気持ち悪い…押し付けられる男の性器が気持ち悪い…気持ち悪い気持ち悪い…
よだれで濡れた口元、涙で濡れた顔を見て男は更に興奮しているようで嫌になる…
「ぁ゙ー泣き顔いいな?まじでさぁ…次は俺の…口で奉仕しようか?性奴隷ちゃん♡お前の中に入れてもらえるペニス様にご挨拶しろ
最後は後ろの穴、俺なしじゃ生きていけないくらい掘り返してやるから楽しみにしておけよ?
ヘリックさんに頼んで俺の性奴隷にしてやってもいいぜ?」
絶対に嫌だ…死んだほうがマシだ…
でも、死んだら2度グレスに会えない
………その方が嫌だ
平凡も王女もちょっとかわいそう
「降りろ」
そう言われ護衛に見えない男に蹴られるが、四肢を縛られているおれは自分で立つこともできない
蹴られた腹が痛い、呻くおれを雑に担ぎどこかへ転がした
「ぐっ………ゲホッ…ゲホッ………はぁはぁ…………ここは…?」
床から頭だけ起こし辺りを見回す…古ぼけた教会の様な場所?
辺境伯領土へ越してきてからこんな場所見たことも無い…ここは何処なんだ…?
「まぁ!なんて汚い場所!ヘリック、ここが処分するのに最適な場所ですの?」
「そうですとも!ここは辺境伯と我が国の国境近く、魔の森の外れです
瘴気の侵食により土地が汚染され、今は使われなくなった廃教会、ここへは誰も来ませんから」
ミーシア王女とヘリックとかいう男も馬車から降りここへ入ってくる…嘘だろ…国境近くなのかここ…
てか、魔の森の外れってとんでもなく危険な場所に王女連れてくるのかよこの男…
床に転がるおれをミーシア王女はゴミでも見るような目で見てくる…まずい…この場所は想定外だ…助けを呼ぶ事すら出来ないじゃねーか…
「あなたが悪いんですよ?そんな平凡な飾り気のない顔で!私の運命の番を誑かし、魅了の魔術で捕らえて私から奪おうとするなんて…!
そんな事は許せません、処分されて当然ですのよ?お馬鹿さん」
馬鹿は王女様…あなたでは…なんて言えない…
思っても言えない…畜生蹴られた腹が痛くて泣きそうだ…
「ヘリック、さっさと計画を行いましてよ!グレス様へ助けを求めるのは護衛の一人がしてくれるのかしら?私を辱めようとして処分された哀れな性奴隷…ふふ…いいわね?奴隷の身分なら処分されようがされまいが国際問題にもなりませんもの」
お前が国際問題言うなよ…一応グレスをここへ呼ぶ予定ではあるのか…?でもそれまでおれが生きていられるか…いられないと思う…
絶望の展開な想像しか出来ない…どうしよう…
「お待ち下さい、ミーシア王女!まずはこの性奴隷の浄化の力と言うものを確認してからで、わずかな浄化がどの程度かによっては内密に飼い殺しにし、ビジネスに使えるのですよ」
「浄化の?いやですわ!ヘリック、私はこの男を直ぐ処分したいの!グレス様を奪う愚か者をさっさと消したいの!ビジネスなんて知らないわ」
「ミーシア王女…しかし……………」
「私は早く処分…………………」
「話を聞いてください……………」
床に寝そべるおれを放置して王女とヘリックとかいう男が話している
浄化の力がバレるのは困る…グレスがせっかく守ってくれているのに…そんなこと言ってる場合じゃないけど…どうする…どうしたらいい…?
考えを巡らすおれの上ではビジネスか処分かで譲れない2人の言い争いがヒートアップしていた
段々と王女の苛立つ声が大きくなる
「もう!うるさいわ!!!!王女の言う事が聞けないの!ヘリック!あなたそれでも私の側仕えなの!?もういいわ!クビよグっ………………きゃあ!!!!!!」
ドサリと目の前に倒れる王女…
王女がヘリックとかいう男に痺れを切らし、クビを言い渡した、その瞬間王女は床に倒れていた…倒れたんじゃない…王女の顔を殴り床へ倒したのはヘリックとかいう男だ…
「雌ガキが…………煩いぞ!!!大人に従わないなど言語道断…甘やかして育てられた能無しが…話を聞けないガキなど優しくできない…はぁ…
私の計画に上手く利用出来るからと付き従っていたが…全く…躾すべき案件か…?」
「痛いっ痛いわ…何するの!?私の顔になんてことするのヘリック…!不敬よ!不敬!酷い…………ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙っ!!!痛い!やめでっ!」
床へ倒れ頬を押さえ叫ぶ王女の髪を毟り取るように掴むヘリックとかいう男…その目は王女に使える側仕えでも護衛でもない…異質な物だった…
髪を鷲掴みにされ泣きわめく王女…護衛に見えない男2人はニヤニヤとその様子を…見ている…自国の王女だろう?何故助けない?なんでそんな目で…
「喚くな雌ガキ……いや王女様?大人の言うことはちゃんと聞くものなんですよ?わかりますか?
私は言いました、そこの性奴隷は浄化がわずかに使えると、それがどういう意味かわかりますか?
わずかな浄化がどの程度かによっては国を動かせる、そこにあるだけで金が入ってくる最高の商品なのですよ?
それを運命の番を害したから処分するなどギャンギャン喚き私の邪魔をすることの愚かさがわかりますか?」
「いだいっ!痛い!!!やめて、離しなさいよ!あなたの計画なんて知らないわよ!私王女よ?お父様に言いつけてやるわ!ィ゙っ…………ィ゙ヤぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ーーー!!痛い!痛い!ごめんなざいごめんなざい耳ちぎれちゃゔ!!!!」
髪と美しい狐の耳を引きちぎる勢いで掴まれ涙する王女様…王族に対する対応じゃない…このヘリックとかいう男は何を考えているんだ…
「はぁ………こんなにも喚き煩い雌ガキでは今後が思いやられますな…計画を少し変更すべきか…」
「はは、ヘリックさん、その王女も壊して飼えばいいじゃないですか?この性奴隷も浄化が使えるなら飼うんでしょ?
王女は運命の番以外の男に、性奴隷に襲われ心を壊してしまう、心が伴わないそれをヘリックさんが親身に今後支えるでいいじゃ無いですか」
「お前、ただ抱き殺す穴を増やしたいだけだろ?」
酷い笑い声が聞こえる…おれを飼うとかふざけたこと言ってんな…さらに王女を壊して飼う…?裏で操るって言うことか…?この先良いことなんて待ってない、それだけはわかる…怖い…こんな気持ちになるのは王宮でのあの時以来だ…
「全く…お前たちは…ふむ、しかしそれも一つの手か…煩い王女が静かになる…扱いやすい存在…それはいい事だな…
ミーシア王女…?どうしますか?余りにも理解できずに煩いとそこの男どもに心が壊れるまで貪られてしまいますよ…?…………まぁいずれ他国へ売る目的もあるのでそれは最終手段………
王女?次、口答えすれば犯すよう許可を出しましょう、静かにしていてくださいね」
ヘリックとかいう男の言葉にミーシア王女は泣きながら何度も頷く、信じていた相手からの裏切りだ相当のショックなのだろう
王女という身分上処女性は必須、おれを処分するためにフリでも危ういのに実際に純潔を奪われたら王女として終わりだ
ぐしゃぐしゃになった髪の毛をそのままに泣くミーシア王女を放置し、ヘリックとかいう男はおれの前に来た…しゃがみ込みおれを覗く男の表情からは何を考えているかわからない…どす黒い沼の様な目…怖い…
「性奴隷くん……いや、異世界からの迷い人くん…と言うべきでしょうか?お待たせしました
さて…素直に浄化について教えてくれるなら私たちはあなたを処分しなくて済むのです、浄化はどの程度できますか?僅かとはどの程度なのか、祈りを込め浄化するのか…違う方法なのか…
私達の期待に答えくれれば一生部屋からは出られませんが自由な生活を約束してあげれますよ…?」
監禁されて自由な生活ってなんだよ、矛盾してるじゃねぇか…畜生…正直に話してはだめだ、グレスの言う最悪の未来直行だ…一生飼われて搾取される未来…嫌だ…
「あ……すいません……おれ、おれ……自分の力が…わからないんです………ごめんなざい…怒らないでください…」
王女にキレている所を見ると生意気なのと煩いのが嫌いなはずだ…なら逆の存在で入ればいい…これ以上の暴力されたら本当に逃げられなくなる…
怒鳴る事はなくヘリックとかいう男はおれを見てくる…何を考えているか本当にわからないその目で
「確かに…あの辺境伯がお前の力はこうなんだよなど丁寧に教えるとは思えませんね…しかし嘘を付いている可能性もある…さて、異世界人くんはどちらでしょう?
最悪、その隷属の首輪の所有権を私が貰って命令できれば簡単なんですけどね…仲間が到着するまでそこまで時間もない…浄化が使えないのであればただのゴミだ、辺境伯の態度を見ていると連れ歩くリスクの方が大きいでしょう……
暴力では途中で死んでしまう事もある…ふむ…
お前たち、異世界人くんを傷付けずに吐かせなさい、快楽で身体を落としてもいい、一応ここまで来れば犯していい約束でしたからね報酬も込で、吐かせなさい」
ヘリックとかいう男は、おれが…もっとも避けたかった事を言い出した
王女の教育も同時に行う
そう言っておれの唇を舐めた方の男はおれを性的に尋問、もう一人は王女を拘束し、これからおれがされる事を見せ逆らえばこうなると刷り込みをする
そうヘリックとかいう男は言った
おれを犯すと言った男に拘束されたまま、ベロリと
また唇を舐められる…嫌だ、嫌だ…気持ち悪い…殴られたほうがマシだ…でも口を開いたら舌を入れられそうで怖い…嫌だ…嫌だ……
「おい、口開けろよ性奴隷?暴力禁止されてんだよ、やさしく天国見せてやる俺にその態度はなんだ?…………無視かよ………………おい、王女の指でも折れ、この異世界人がおれを拒否したら王女が泣くってどうだ?
いい案じゃねぇか?」
ミーシア王女の絶望的な表情がおれの目に映る
何いってんだこいつ…王女を骨折とかで傷つけたら…この国境付近なら辺境伯の…最悪、グレスの責任になる可能性だって
グレスの名声に傷が着く可能性だってあるのに…!!下手したら戦争にだって……………嫌だ…グレスが傷付く方が嫌だ…
おれが我慢すれば…全て収まるなら…
もうグレスだけって言ったのに…ごめん、ごめん…………グレス…グレス以外受け入れたくない…でも、ごめん…
おれは男へ懇願するしかない
「や、やめてください…王女様には手を出さないで…ください」
おれの震える声に男はニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべる
「そうだ、俺の言うことを拒否すれば王女が傷つくぜ?素直に情報喋るなよ?俺が十分楽しんでからだ性奴隷♡口を開けろ、舌を突き出して俺に奉仕…出来るよな?」
男は口を開けおれに近づけてくる…息がかかるほど近く、生臭い嫌な匂いがする…でも躊躇っていられない
舌を伸ばし男の乾いた唇を舐める、もっと近くへと誘う様に、男の近付いた唇に舌を割り入れ、男の舌へ自らの舌を重ね軽く扱き口内に呼び込む…
いつもグレスに、するように…グレスがしてくれるように…
男の口はむせ返るような嫌な匂いがする…清潔じゃない匂い…嫌悪感と不快感で気持ち悪くなるが拒否は出来ない
気持ち悪さで涙が出て来る…ぐちゅぐちゅと舌を絡め、舌先を愛撫し、男の口内を撫でる…唾液だけは飲みたくない…グレス以外のものは飲みたくなくてだらだらと唾液をこぼして誤魔化していた
暫く男がおれからのキスを堪能すると、満足したのか口が離される、間に唾液が糸を引き、おれは胸元まで唾液でびちゃびちゃだ
「性奴隷ちゃん♡キスうめぇじゃねぇか…相当の仕込まれてるだろ?見ろよ俺のペニス、性奴隷ちゃんのご奉仕で勃起してるぜ?」
グリグリと股間を押し付けられ…獣人特有の大きなペニスがズボンを押し上げて主張してくる…
口の中気持ち悪い…押し付けられる男の性器が気持ち悪い…気持ち悪い気持ち悪い…
よだれで濡れた口元、涙で濡れた顔を見て男は更に興奮しているようで嫌になる…
「ぁ゙ー泣き顔いいな?まじでさぁ…次は俺の…口で奉仕しようか?性奴隷ちゃん♡お前の中に入れてもらえるペニス様にご挨拶しろ
最後は後ろの穴、俺なしじゃ生きていけないくらい掘り返してやるから楽しみにしておけよ?
ヘリックさんに頼んで俺の性奴隷にしてやってもいいぜ?」
絶対に嫌だ…死んだほうがマシだ…
でも、死んだら2度グレスに会えない
………その方が嫌だ
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