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獣王国にて
聖国改造と視察
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sideツトム
聖国での戦争が片付いたらしく、聖国に来て欲しいとシンから言われたので聖国へと訪れた。
聖国は戦争からトレイル領から支援といって色々な職人が派遣されて街が生まれ変わったらしい。
やり過ぎてない事祈るばかりだ。俺も人のことを言える立場では無いがあいつらならやりかねん。
「ツトムさん、お久しぶりです。」
俺たちの事をシンと他の臣下達は出迎えてくれた。そんな事する必要は無いんだけどな。
他の臣下たちは人族と魔族がごちゃ混ぜだ。ここは元々人族だから臣下が魔族でも大丈夫だったのだろうか。
最悪、力で黙らせてれば良いと思うけどさ。シンはしないだろうがアレンなら普通にやりそうだからな。
「シンか、なんかやつれてないか?」
元々、シンはガッチリと爽やかイケメンだったけど、今はちょっと老けた感じがする。
「あはは、そうですかね?ツトムさん、とりあえず入って下さい。恐らく、私の思いが分かると思います」
「そ、そうか、」
俺たちはシンの案内で生まれ変わった聖国に入ったけど、なんじゃこれ!!
「なぁ、シンこれって」
「聖国が改造されてしまいました、面影が無くなりましたね、私も一体どうすれば良いか、」
改造って言っても、どう見ても江戸時代を思わせる街並みだぞ。
地面はしっかりと整備された石畳でゴミ一つ落ちてない、そこら辺は清潔感が出るようにしてるんだよなぁ。
そして、家屋とと言うと木造建築でどれも茶色で趣があるように感じる。
聖国に入ったばかりでこんなに凄いとは中枢までいったらどんなにヤバいのだろうか。
生産組合達、少し気合を入れ過ぎだろ、好き勝手出来る土地と思ってやったんだろうが、やり過ぎだわ。
「シン、元々この国ってどんなところだったんだ?」
「元々は普通の街のような感じでしたよ、このような感じでは無かったです、それを一週間も掛からずやってしまうので、気付いたらこうなってました」
元々は王国のような感じだったらしいが、やはり相当変えたらしい。
一週間も経たずにやってしまったので、口出しも出来ずもう出来上がっていたと、少しやつれている理由がわかった気がする。
「シン、また後で話を聞こう」
「ありがとうございます、これだけが悩みの種じゃ無いんですけど」
なんか不穏な言葉が聞こえたが聞き流しておこう、今は聞くタイミングじゃ無いと思うからな。
俺たちは王城へといくつにつれて、商店なども賑わってきている。生産組合を初めとするトレイル領の連中で殆どを独占しきっている状態だ。
というか目に入る奴は全て何処かで見たことあるような、というか商会や店を表すマークが全て同じような気がするんだけど。
「聖国の商会はかなり腐敗してましたので、処分しました。そのため残っていたのは小さな商会で殆どがサイゴウ商会の傘下となっています」
「サイゴウ商会って?」
「トレイル領にある商会ですけど、名前が無かったのでツトムさんの名前を借りたと言ってしましたけど」
「確かそんな話もあったような、無かったような。まぁ、別に良いんだけどさ。」
サイゴウ商会って確かに俺の名前は西郷と書くけどサイキョウなんだけどな。
細かい事はよそう、間違えられる事はよくあった事だからな。
それにしても栄え過ぎだ、ここが改造されてからそんなに経ってないのに、どうしてこんなに栄えているんだよ。
俺の弱い頭じゃ分からないため、ナビに聞いてみると、聖国が中心となって他国に輸出などをしているそうだ。
獣国には食料とポーションを、魔国には魔道具を、森国には布などを輸出しているため、聖国ではなく商業国みたいになっているそうだ。
そのため、入国手前からしっかり道などは整備されており馬車が横に何台も通れるように作ってある。
道も綺麗だし揺れる無いだろうな、この国を商業国として生まれ変わろうとさせているのか。
シンもよく考えたじゃないか、俺では思いつかないアイディアだな。
「これは私が考えたわけじゃ無いんですよ、王城に行けば分かると思いますので、早く行きましょう。私の最大の悩みの種です、ハァ」
なんかそう聞いたら、少し足が重たくなるけど、俺たちは元聖国の新しくなった城へと向かった。
聖国の城は全て壊したらしい、クソな王族が使っていた嫌なイメージぶっ壊すためにもそういう類のものは全て壊したらしい。
そして建て替えた建物は、どう見ても寝殿造の昔ながらのたてものだった。ここまで和にしなくても良いだろう。
木に囲まれて、ここは違う世界みたいだな。そうなると着ている服が似合ってないけど。
「シン様、其方の方が?」
「ああ、そうだよ、」
シンは出迎えてくれた人を見るに、顔をあからさまに引き攣らせてそう返した。
「元聖国の王女でした、アリーシャと申します。この度は視察に訪れて頂き感謝申し上げます。またサイゴウ商会を腐敗した国に派遣して頂き深く感謝申しあげます。」
この王女、凄いキレ者ってぽいな。ナビと話が合いそうな気がする。
「ツトム様、ナビ様、シン様を籠絡するにはどのようにすれば良いでしょうか?私の精一杯の誘惑に全く響かないのです。」
なるほど、悩みの種とはこのことか。
「元聖国の王女の私のことがお嫌いなのでしょうか、私はこんなに愛を伝えてますのに」
悩みの種は大きそうだ
大変、遅くなってしまい申し訳ございません。色々と忙しく投稿出来ませんでした。これからは最低週一で投稿したいと思いますのでよろしくお願いします。
また、他の作品も色々投稿致しますのでそちらも是非閲覧してみて下さい。そちらの方はかなりストックもあるのでかなりの頻度で投稿します。
聖国での戦争が片付いたらしく、聖国に来て欲しいとシンから言われたので聖国へと訪れた。
聖国は戦争からトレイル領から支援といって色々な職人が派遣されて街が生まれ変わったらしい。
やり過ぎてない事祈るばかりだ。俺も人のことを言える立場では無いがあいつらならやりかねん。
「ツトムさん、お久しぶりです。」
俺たちの事をシンと他の臣下達は出迎えてくれた。そんな事する必要は無いんだけどな。
他の臣下たちは人族と魔族がごちゃ混ぜだ。ここは元々人族だから臣下が魔族でも大丈夫だったのだろうか。
最悪、力で黙らせてれば良いと思うけどさ。シンはしないだろうがアレンなら普通にやりそうだからな。
「シンか、なんかやつれてないか?」
元々、シンはガッチリと爽やかイケメンだったけど、今はちょっと老けた感じがする。
「あはは、そうですかね?ツトムさん、とりあえず入って下さい。恐らく、私の思いが分かると思います」
「そ、そうか、」
俺たちはシンの案内で生まれ変わった聖国に入ったけど、なんじゃこれ!!
「なぁ、シンこれって」
「聖国が改造されてしまいました、面影が無くなりましたね、私も一体どうすれば良いか、」
改造って言っても、どう見ても江戸時代を思わせる街並みだぞ。
地面はしっかりと整備された石畳でゴミ一つ落ちてない、そこら辺は清潔感が出るようにしてるんだよなぁ。
そして、家屋とと言うと木造建築でどれも茶色で趣があるように感じる。
聖国に入ったばかりでこんなに凄いとは中枢までいったらどんなにヤバいのだろうか。
生産組合達、少し気合を入れ過ぎだろ、好き勝手出来る土地と思ってやったんだろうが、やり過ぎだわ。
「シン、元々この国ってどんなところだったんだ?」
「元々は普通の街のような感じでしたよ、このような感じでは無かったです、それを一週間も掛からずやってしまうので、気付いたらこうなってました」
元々は王国のような感じだったらしいが、やはり相当変えたらしい。
一週間も経たずにやってしまったので、口出しも出来ずもう出来上がっていたと、少しやつれている理由がわかった気がする。
「シン、また後で話を聞こう」
「ありがとうございます、これだけが悩みの種じゃ無いんですけど」
なんか不穏な言葉が聞こえたが聞き流しておこう、今は聞くタイミングじゃ無いと思うからな。
俺たちは王城へといくつにつれて、商店なども賑わってきている。生産組合を初めとするトレイル領の連中で殆どを独占しきっている状態だ。
というか目に入る奴は全て何処かで見たことあるような、というか商会や店を表すマークが全て同じような気がするんだけど。
「聖国の商会はかなり腐敗してましたので、処分しました。そのため残っていたのは小さな商会で殆どがサイゴウ商会の傘下となっています」
「サイゴウ商会って?」
「トレイル領にある商会ですけど、名前が無かったのでツトムさんの名前を借りたと言ってしましたけど」
「確かそんな話もあったような、無かったような。まぁ、別に良いんだけどさ。」
サイゴウ商会って確かに俺の名前は西郷と書くけどサイキョウなんだけどな。
細かい事はよそう、間違えられる事はよくあった事だからな。
それにしても栄え過ぎだ、ここが改造されてからそんなに経ってないのに、どうしてこんなに栄えているんだよ。
俺の弱い頭じゃ分からないため、ナビに聞いてみると、聖国が中心となって他国に輸出などをしているそうだ。
獣国には食料とポーションを、魔国には魔道具を、森国には布などを輸出しているため、聖国ではなく商業国みたいになっているそうだ。
そのため、入国手前からしっかり道などは整備されており馬車が横に何台も通れるように作ってある。
道も綺麗だし揺れる無いだろうな、この国を商業国として生まれ変わろうとさせているのか。
シンもよく考えたじゃないか、俺では思いつかないアイディアだな。
「これは私が考えたわけじゃ無いんですよ、王城に行けば分かると思いますので、早く行きましょう。私の最大の悩みの種です、ハァ」
なんかそう聞いたら、少し足が重たくなるけど、俺たちは元聖国の新しくなった城へと向かった。
聖国の城は全て壊したらしい、クソな王族が使っていた嫌なイメージぶっ壊すためにもそういう類のものは全て壊したらしい。
そして建て替えた建物は、どう見ても寝殿造の昔ながらのたてものだった。ここまで和にしなくても良いだろう。
木に囲まれて、ここは違う世界みたいだな。そうなると着ている服が似合ってないけど。
「シン様、其方の方が?」
「ああ、そうだよ、」
シンは出迎えてくれた人を見るに、顔をあからさまに引き攣らせてそう返した。
「元聖国の王女でした、アリーシャと申します。この度は視察に訪れて頂き感謝申し上げます。またサイゴウ商会を腐敗した国に派遣して頂き深く感謝申しあげます。」
この王女、凄いキレ者ってぽいな。ナビと話が合いそうな気がする。
「ツトム様、ナビ様、シン様を籠絡するにはどのようにすれば良いでしょうか?私の精一杯の誘惑に全く響かないのです。」
なるほど、悩みの種とはこのことか。
「元聖国の王女の私のことがお嫌いなのでしょうか、私はこんなに愛を伝えてますのに」
悩みの種は大きそうだ
大変、遅くなってしまい申し訳ございません。色々と忙しく投稿出来ませんでした。これからは最低週一で投稿したいと思いますのでよろしくお願いします。
また、他の作品も色々投稿致しますのでそちらも是非閲覧してみて下さい。そちらの方はかなりストックもあるのでかなりの頻度で投稿します。
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