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獣王国にて

アレンの告白

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入学式から数週間がたった。

僕たちがトレイルの学園に行く件だが、約1か月後になった。

なんでも、聖国と魔国の戦争があるそうだ。

僕は、聖国がとても嫌いなので参加したかったが、みんなに止められたから潔く諦めた。


そして僕は今、気になる人がいる、それはリナだ。

彼女は、ミレーナの護衛である時は表情は硬いが、それ以外の時は柔らかい表情をし、いつも一生懸命だ。

僕は、そこに惹かれたのかもしれない。

リナにこれからのことについて話を聞くと

「まだ何も決めていません。しかし、ミレーナ王女の護衛を任期まで続けたいと思います。」

と言われた。

これ以上踏み込めないので今度デートに誘いたいと思う。ナビさんから色々教えてもらったので大丈夫だと思う。


「リナ、今度暇な時ある?」

「そうですね、明日は、ちょうど学校休みで、護衛の仕事も休みなので大丈夫です!」

「じゃあどっかいかない?」

「いいですよ!」

「待ち合わせどこにしようか」

「アレンの家でいいですか?」

「いいよ。」


翌日

リナが家に来た。いつもは制服や防具をしているので私服を見るが初めてだが、とても似合ってる。いや本当にね。

「リナ、服にあってるね!」

「ありがとう」

「どこ行こうか」

「そうですね、どうしましょうか」

「そうだね、それならトレイル領に行かない?」

「いいですね」

僕たちは早速僕の転移でトレイル領に向かった。

ちなみに師匠の家に飛んだ。家族になんか言われたら面倒だからね

街を回っていると

「アレン坊、久しぶりだな、隣のは彼女かい?めでたいなあ!これ持ってけ」

とこの調子で色々渡され、このたびにリナは、顔を赤くしていた。

「そろそろ昼ごはん食べようか、何がいいかな?」

「そうですね、私はハンバーガーを食べてみたいです」

「いいよ。じゃあそこに行こうか。」



「アレン君久しぶりだね、注文はどうする?」

「僕はダブルチーズバーガー飲み物は、オレンジジュースで!」

「では私もそれでお願いします」


2、3分後注文が届いた。

やはり美味しい。リナも美味しそうに食べている。


「美味しかった。」

「ふふっそれはよかったよ」

僕たちは、お金を払い店を出た。もちろん奢ったが、リナは私は自分の分は払うと言って聞かなかったが、

店員さんが
「アレン君にご馳走になりな!」
と言ってくれたので、奢らせてくれた。

「ナビさんたちによろしくね!」
と去り際言われた。

「アレン、ナビさんって?」

なんかリナがニコニコしてる。

「師匠だよ、ここの店の料理は僕の師匠が教えたからね」

「そうなんだ、ほっ」

そして僕たちは色々お店を回ってると

「おう、アレンこんなとこで何してるんだ?この学園にはまだだろう。しかもアレンが女を連れてる!?ツトムさんに報告しなきゃ」
校長が声をかけてきた

「校長先生、師匠には内緒にして下さいよ。」

「え?校長先生?」

「そうだ。一応顔はこんなんだが、ツトムさんに校長をやらされてる。学園見てくか?」

「そうですね、お願いします。っていうかこんなとこで何を?」

「ああ、資材の調達だよ。早速行くぞ」




「今、座学やってる。後、ツトムさんの弟子も三人この学校に通ってるぞ!」

「やっぱりか。なんか師匠からもらったバッジが反応してるからね。」

「会ってみるか?」

「ええ是非」



校長室に三人と校長が入ってきた

「こんにちは、僕はアレン」

「私はリナです」

「僕はライオネル」

「私はナーシャ」

「僕はユウです」



「私じゃアレンに勝てないわ。」

「僕もだ」「僕もだね」

「まあ僕は師匠に教えてもらうのが早かったからね、でも2人はレアな魔眼持ちなんて珍しいね。」

と5人で楽しく会話をし、次に交換留学についての話題になった

「今度僕たちがこの学園に少しの間くるからよろしくね。」

「それは楽しみだわ。リナも来るの?」

「そうだね」

「じゃあアレン、今度一緒に森に行こうよ」

「いいよ、ユウも行こうよ」

「いいよ」

ちなみに森とは絶界の森だ

「おいみんなそろそろ」

「じゃあ僕らはこれで、みんなまた今度ね!」

「ナーシャまたね」


「「「またね!」」」



と僕たちは学園を出た。

「そろそろ夕食だね。レストラン行ってもいい?」

「いいよ。」


僕は、いつも行っている店に入った

「すいません2人いるんだけど大丈夫?」

「大丈夫ですよ。席はスター室でいいですか?」

「ありがとう」

スター室というのは、夜景を見れる席だ。

ここは、告白する時には一番の場所だ。

僕は料理が来る前にリナに告げることにした

「リナ、僕は君のことが好きなった。だから婚約してくれないか?」

「え?私でいいの?」

「うん、リナがいいんだ」

「私も実は、アレンのことが好きでした。」

「良かった。じゃあ時期を見て、結婚しよう。護衛の期間とかあるしね。実は僕心配だったんだ。」

「何がですか?」

「実は僕は、師匠に会う前は、体が弱かった。そして師匠に色々教えてもらって強くはなったが、多くの人がこの強さに近づいて来るから気を付けろと師匠に言われてね。そして僕は一応公爵家だから、この身分で近づいて来る人が多いんだ。それは、ミレーナもだね。僕はやらかしてるからね。」

「私は、貴族のアレンじゃなくて、強いアレンじゃない、私の目の前にいるアレンが好きになりました。だから、私はアレンの心が好きになりました。努力している人を認め、努力している人が困っていたら助ける。私はそういう姿に惹かれたのかもしれません。」 

「それは僕の方だよ。なんか気持ちが軽くなったな。リナありがとう。」

「いいえどういたしまして。」

「今度僕の師匠の家に行こうよ。リナを紹介したいんだ。」

「もちろん行こうね。」



この後運ばれた料理を美味しくいただき、家に帰った。

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