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王都にて

関係者の処罰とこれからの計画

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アレンと王族の会談が終わってから


数日後、王家から第二王子と第一王子の廃嫡が発表された。また多くの商人と貴族が処罰されいなくなった。


された理由も公開されたがこれが王家が発表されたことにより、好感度がちょっぴり上がった。


国民からは、バカな貴族を王家が見張っているとわかった。たとえ王子だったとしても。しかし、それにつけ上がるバカがいたが騎士により捕まえられた。そのため国民が安心して暮らせるようになった。


また商人たちからは、もう無理なことを言われないから生き生きとしていた。しかし、トレイル領や元スラムのところは関係なしに働いていたらしい。


これらのことから息子がやらかしたことを加味してもちょっぴり好感度が上がった。


そして帝国に宣戦布告されたことも発表されたが規模や作戦がこちらに筒抜けだっため、国民からは勝ち戦だと思わせた。


まあ情報をグリムから王家が買っていた。ちなみに調べたのは、情報組合。



そして今現在、トレイル領に弟子たちとグリム、組合のトップ、元スラムの責任者、そして何故かトレイル家の夫人2人と長男、次男、クリスがいる。


なぜかって?俺が聞きたいよ。


「そういえばなんで俺たち呼ばれたの?」


それにアレンが答えた
「戦争の対処について会議するためです。」 


いやね俺いらなくね?薄々気づいてたよ。でも帝国の方を探知してみても強くてもせいぜい修行以前のクロードより少し強いくらいだからね。


「了解。まあ俺は手を出さないから。自宅に引き籠ろうと思うし。」


「分かりました。ではこの街について話し合いましょう。」

「まず帝国の情報だが、、」
と情報組合が帝国について話し始めた。
その主な内容は次の三つだった。



1、この戦争は皇帝と第一皇子により画策され、反対する貴族や不満を持つ者は権力で黙らせたらしい


2、兵は当初十万だったが、奴隷やスラムの人たちを無理やり徴兵し、現在十五万らしい。


3、相手はたかが王国だからといって密偵も出さずに、余裕ぶっているらしい。こちらに情報が筒抜けということも知らずに


「奴隷の人とスラムの人は救えませんかねえ。」


「この領地にあと1万が入れますが残りの4万人は出来ないですね。」


この発言により一気に場が重くなる。


「じゃあ街作ればいいじゃん?お前らならできるだろ?土地はクロードが戦争で活躍して土地を貰えばいい。まあそれはグリムとかに任せるけど。街なんてお前ら本気でやれば一夜漬けでできるし。」


みんなが驚いてるな。そんな驚くことか?


まあツトムはこんなこと言っていいるが、出来なくもないため、なぜこんなことおもいつかなかったのか?と思っている者と、はあ?こんなこと出来るわけがないと思っている者に分かれていた。


前者はもちろん、組合の人たちと弟子、そしてグリム。後者はグリムの家族だった。


「それいいですね。」
と組合の人が賛成した。まあクロードの頑張りが最低条件だが。


「そんなこと出来るのか?」
と長男のユリウスが聞いてきた。


「ああ出来るだろ?」
と組合の奴らに聞くと

「「「勿論だ!」」」
と返ってきた


やる気満々だな。少し引くくらい。


そしてこれからの計画を立て始めた。


まずトレイル領と元スラムは結界で囲む。その道具は生産組合により作る。と同時に常時四人以上で結界を張るらしい。これだなにが起きても安全だな。後ろを心配しながら戦いたくないからな。


次に、開戦と同時に情報組合とアレクにより奴隷とスラムの人たちを一時的に拐うらしい。一応、空間魔法で最大限に広げた家?においておく。


最後にクロードが皇帝と第一皇子の首を取り、トレイル領の騎士たちが活躍する。その活躍の褒美で土地をもらう。これが一番簡単かもしれない。


ちなみにすでにトレイル領の騎士たちもダンジョンと修行場を活用しており王国で最も強い軍になっている。


一見できなさそうだが、こいつらじゃ片手間でやるから大丈夫だろ。


まあこれで戦争は大丈夫そうだから戦争が終わるまでの二週間ぐらい自宅でだらだらしよう!



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