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王都にて
王都のスラムにて
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冒険者ギルドから出た俺たちは、キョウヤとメイと別れ、それぞれ別行動することにした。
「すまんが、俺らここら辺のこと分からないからアレンに案内をお願いしてもいいか?」
「大丈夫ですよ。」
王都を一通り見終わった頃
「ここに孤児院とかないのか?」
「いやあるにはあるんですけど、少し郊外に作られてます。おそらく景観を損わせないために。」
いやいやその方が印象悪くなるだろ?ここは王族な貴族は孤児院を見捨てる街って。ここら辺の王族や貴族は馬鹿なのか?
俺が動くには、王族の許可いるだろうし、この様子を見ると王族や貴族は国民のことを金を搾取するだけの奴とでも思っているかもしれない。思っていない奴もいるかもしれないが、前者の方が圧倒的に多いだろうな。予想だけど。
まあ、他のやつが孤児院への支援金を横領している可能性もあるけど、それに気づかないのは、王族の怠慢だな。
「その孤児院に案内してくれるか?」
「分かりました。」
孤児院までの道中、やはりここら辺の人々はあまり食べれてなさそうだな。痩せているいる奴らが多い。というか会うもの全員が痩せている
「おい兄ちゃん。金くれ!」
なかなか担当直入に言ってくるな
「なぜだ?」
「そ、それは、、」
「言えないのか?教えてくれたらあげてもいいぞ?」
「みんなのために食べ物を持っていかないといけないから。」
うーーんやっぱりここにいる奴らは団結力強くて、優しいやつが多いな。自分も腹が減っているにも関わらず他人のことを考え、食料を持っていこうとしているのは、すごいな。
「分かった。俺らをそこに連れて行ってくれないか?みんなにご馳走するよ。」
と言い亜空間に入っている食べ物見せた
「分かった。」
「あとお世話になっている大人とかいたら呼んできてくれるかな」
子供達のもとへ向かうと、やはりひどい有様だった。四肢の欠損や痩せこけている者などさまざまだった。
「アレンとアカリとお前(絡んできた子供)は、この食事をみんなに配ってくれ。ヒナと俺は、みんなを治療するぞ。」
各々自分の役割を果たし、みんなに食事を与えた頃、数人の青年がやって来た。
「子供達に食べ物を与えたのはあんた達か、礼を言う。俺らもあいつらがお腹すいているのを見るのが、つらかったんだ。」
少し涙ぐんでいた。それほどまで辛かったのだろう。
彼らのことを聞くと、冒険者をしているのと、バイトをしている者がいた。
「そういえばここにいる他の奴らはなんかしているのか?」
「ああ、ここには、闇ギルドがあって。ここで活動している。しかし悪い奴らを暗殺したり、金をとったりして、たまにここでみんなに食事を振る舞ってくれるからあまり悪い奴らではないがな。」
「あれ?おまえは闇ギルドじゃないのか?」
と冒険者の格好している者に尋ねた。
「いや俺は違う。兄貴からお前は正しい道を歩めと言われたから。だから兄貴は、闇ギルドの者だがな。」
「分かった。できればその闇ギルドに明日でいいから。会わせてくれないか?」
「わかった。兄貴に聞いてはみるが、出来るか分からない。」
「ああ、あとこの子供達はトレイル領の学校に入学しないか?お金は俺が持つから。」
「トレイル領って、最近スラムが無くなったっていうところだよな。」
もうそれを知っているのか。
「そうそう。俺から子供らに言っとくからさ、ここで子供の未来を決めるのはもったいないだろう?」
「そうだな。じゃあお願いできるか?」
「ああ、大丈夫だ。さっき子供達から許可は取ったからな。じゃあ早速行くか。みんな手を繋いで」
俺たちはトレイル領に行き、校長に話をつけた。
俺が戻ってくると
「おい!急にいなくなってビックリしたぞ。子供達は無事なんだろうな!」
「ああ大丈夫だ。安心してくれ。心配だったら見てくるか?」
と言い転移して子供を見てもらい。納得してもらった。
「あのさ、ここに孤児院あるって聞いたけどどこにあるんだ?」
「ああ、孤児院はあるが建物しかないんだ。王族から、支援を打ち切られてさらにここに移されたから。もう、もぬけの殻だから行ったっても誰もいないよ。」
「そうか。」
アレンはこの現象にとても不満を持っているようだが、自分の今の地位や資金では何もできないから、怒っているのだろうな。優しいからなあ。
「あとは、提案なんだが、闇ギルドの奴らとここにいる希望者をトレイル領に行って仕事についてもらいたいんだがいいか?あとトレイル領の奴らも元スラムの奴らだっからお前らを虐げたりしないし、逆に変な貴族来たらぶっ飛ばすとか言ってるからな。まあそんだけ強いんだがな。ちなみに王都の城にいる一番強いやつよりあいつら強いから権力なんて意味持たない。」
「俺らがいっていいのか?」
「ああ、もちろん。人手不足らしいから。」
「少し待ってくれないか?みんなで話し会いたい。」
「分かった。とりあえず一週間分の食料とお金置いておくから、決まったらここにいる奴らに伝えてくれ。」
「何から何まですまないな。」
「ああ、いいよ。また明日、闇ギルドに案内してくれ。」
「ああ、分かったよ。」
と言い俺たちは王都のスラムを出た。
「すまんが、俺らここら辺のこと分からないからアレンに案内をお願いしてもいいか?」
「大丈夫ですよ。」
王都を一通り見終わった頃
「ここに孤児院とかないのか?」
「いやあるにはあるんですけど、少し郊外に作られてます。おそらく景観を損わせないために。」
いやいやその方が印象悪くなるだろ?ここは王族な貴族は孤児院を見捨てる街って。ここら辺の王族や貴族は馬鹿なのか?
俺が動くには、王族の許可いるだろうし、この様子を見ると王族や貴族は国民のことを金を搾取するだけの奴とでも思っているかもしれない。思っていない奴もいるかもしれないが、前者の方が圧倒的に多いだろうな。予想だけど。
まあ、他のやつが孤児院への支援金を横領している可能性もあるけど、それに気づかないのは、王族の怠慢だな。
「その孤児院に案内してくれるか?」
「分かりました。」
孤児院までの道中、やはりここら辺の人々はあまり食べれてなさそうだな。痩せているいる奴らが多い。というか会うもの全員が痩せている
「おい兄ちゃん。金くれ!」
なかなか担当直入に言ってくるな
「なぜだ?」
「そ、それは、、」
「言えないのか?教えてくれたらあげてもいいぞ?」
「みんなのために食べ物を持っていかないといけないから。」
うーーんやっぱりここにいる奴らは団結力強くて、優しいやつが多いな。自分も腹が減っているにも関わらず他人のことを考え、食料を持っていこうとしているのは、すごいな。
「分かった。俺らをそこに連れて行ってくれないか?みんなにご馳走するよ。」
と言い亜空間に入っている食べ物見せた
「分かった。」
「あとお世話になっている大人とかいたら呼んできてくれるかな」
子供達のもとへ向かうと、やはりひどい有様だった。四肢の欠損や痩せこけている者などさまざまだった。
「アレンとアカリとお前(絡んできた子供)は、この食事をみんなに配ってくれ。ヒナと俺は、みんなを治療するぞ。」
各々自分の役割を果たし、みんなに食事を与えた頃、数人の青年がやって来た。
「子供達に食べ物を与えたのはあんた達か、礼を言う。俺らもあいつらがお腹すいているのを見るのが、つらかったんだ。」
少し涙ぐんでいた。それほどまで辛かったのだろう。
彼らのことを聞くと、冒険者をしているのと、バイトをしている者がいた。
「そういえばここにいる他の奴らはなんかしているのか?」
「ああ、ここには、闇ギルドがあって。ここで活動している。しかし悪い奴らを暗殺したり、金をとったりして、たまにここでみんなに食事を振る舞ってくれるからあまり悪い奴らではないがな。」
「あれ?おまえは闇ギルドじゃないのか?」
と冒険者の格好している者に尋ねた。
「いや俺は違う。兄貴からお前は正しい道を歩めと言われたから。だから兄貴は、闇ギルドの者だがな。」
「分かった。できればその闇ギルドに明日でいいから。会わせてくれないか?」
「わかった。兄貴に聞いてはみるが、出来るか分からない。」
「ああ、あとこの子供達はトレイル領の学校に入学しないか?お金は俺が持つから。」
「トレイル領って、最近スラムが無くなったっていうところだよな。」
もうそれを知っているのか。
「そうそう。俺から子供らに言っとくからさ、ここで子供の未来を決めるのはもったいないだろう?」
「そうだな。じゃあお願いできるか?」
「ああ、大丈夫だ。さっき子供達から許可は取ったからな。じゃあ早速行くか。みんな手を繋いで」
俺たちはトレイル領に行き、校長に話をつけた。
俺が戻ってくると
「おい!急にいなくなってビックリしたぞ。子供達は無事なんだろうな!」
「ああ大丈夫だ。安心してくれ。心配だったら見てくるか?」
と言い転移して子供を見てもらい。納得してもらった。
「あのさ、ここに孤児院あるって聞いたけどどこにあるんだ?」
「ああ、孤児院はあるが建物しかないんだ。王族から、支援を打ち切られてさらにここに移されたから。もう、もぬけの殻だから行ったっても誰もいないよ。」
「そうか。」
アレンはこの現象にとても不満を持っているようだが、自分の今の地位や資金では何もできないから、怒っているのだろうな。優しいからなあ。
「あとは、提案なんだが、闇ギルドの奴らとここにいる希望者をトレイル領に行って仕事についてもらいたいんだがいいか?あとトレイル領の奴らも元スラムの奴らだっからお前らを虐げたりしないし、逆に変な貴族来たらぶっ飛ばすとか言ってるからな。まあそんだけ強いんだがな。ちなみに王都の城にいる一番強いやつよりあいつら強いから権力なんて意味持たない。」
「俺らがいっていいのか?」
「ああ、もちろん。人手不足らしいから。」
「少し待ってくれないか?みんなで話し会いたい。」
「分かった。とりあえず一週間分の食料とお金置いておくから、決まったらここにいる奴らに伝えてくれ。」
「何から何まですまないな。」
「ああ、いいよ。また明日、闇ギルドに案内してくれ。」
「ああ、分かったよ。」
と言い俺たちは王都のスラムを出た。
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