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王都にて

努のいない日常 その2

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sideヒナ
王都へ出発する前日、私とアカリは、ナビさんに呼ばれました。

「2人はツトム好き?」 


うっ、た、確かにツトムのことが好きです。もうひとつ前の関係に進みたいと思います。


しかし私はずっと1人だったしそれに、何より私は、召喚された身。


そして、今の生活に十分満足しています。


だから、これ以上を求めるのは、少し身が引けます。


「我はツトムの従魔であるが、ツトムのことが好きだ。」


「私も好きです。」


「なら2人ツトムと結婚しない?」


すごい前進しましたね。


「だが私は、ドラゴンであるし。」


「私も天使だから」


そう私たち2人はツトムと種族が違います。 


「あれ?私言ってなかったけ?もともと私ってツトムのスキルだったんだよね。そんなの関係ないよ?」


「「え?」」


ツトムのスキルだったの?


「私のこの体は、ツトムに作ってもらったんだよね。だから大丈夫だよ。しかもツトムは人間やめてるようなもんだからね。2人ならいけるよ!」


「じゃあ我はツトムに言ってみよう。」


「わ、私も言う」


もう覚悟は決めました。


「じゃあ、、」


と私たちはツトムの告白の作戦をあらゆる状況に対応できるように立てました。






翌日、案の定修行のために自宅に行った。


私たち2人だけツトムについて行った。キョウヤとメイはナビに話を通してもらい馬車に残ってもらった。


さあ勝負は2日目です。なので1日目は、アカリと共に告白の練習です。




そして昨日一日みっちり練習しました。
 

とうとう本番になりました


「よしじゃあ帰るか。アレンはもう一人で帰れるから。それぞれ転移で帰るか。」


「ツトムちょっと待って。」
と私は言いました。


「おういいぞ。じゃあアレン先に行っていてくれ!」


よし計画通りです。このまま平常心で行きます。


「分かりました。」


「ん?それでどうしたんだ?」


「「私と結婚してください!」」


アーー~言ってしまった恥ずかしい。隣を見るとアカリが顔を赤くしています。もしかして私もこんな顔をしているのかな?。恥ずかしい。


「ひとつ聞きたいんだけど。俺にはもう二人の妻がいるけどいいのか?」


それはもうナビに聞いている。ナビとセイカさんがもう妻であることを。私も加わりたい!
 

「「私、我はツトムが好き(なのだ)」」


「わかった。じゃあ2人は俺の妻だな。西郷アカリ、西郷ヒナ、これから俺の妻としてよろしくな。あと指輪を渡すからこっち来て」


やったあーーー!指輪をもらったしかも薬指だよ!

「じゃあ戻るぞ。」


と馬車に戻ってくるとみんなが私たちを祝ってくれた。


後から聴くとナビ曰く、ツトムは絶対オーケーするから、もうすでに準備していたのこと。


それを前に言ってくれたらもう少し緊張せずできたのに。


まあいずれにしても結婚できて良かった


sideナビ
最近ヒナとアカリの反応が少し変です。もしかしてツトムが好きなのでしょうか?2人はいい子ですし仲が良いから是非結婚してほしいですね。


いや私が提案しましょう。私が恋のキューピットになるのです!


ツトムに2人のことを聞いてみました。
「とてもいい奴らだよな一緒にいて楽しいし。」


「では2人を妻にどうですか?」
 

「いやさすがに。俺じゃもったいなよ。」


そうでしたこの人以外に自己評価低かったんでした。そうでなければあんなに修行をしてませんね


「もし告白されたらどうするんですか?」
 

「そりぁ。受けるだろ」
 

よし言質を取りました。


あとは2人に提案して告白するだけです





2人が馬車に戻ってきました。とてもニコニコしています。これは、成功しましたね。よかったです。







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