2 / 32
2話 ひつじはお昼寝する
しおりを挟む
煙の中から姿を現したモンスターは全身真っ白なもこもこした毛に覆われている。
頭に黒の博士帽をちょこんとのせて、黒のアカデミックローブを着ている。
短くて丸い腕でその体格からは大きく見える赤色の本を抱えている。
そして、短くて丸い足で立っている。
人形のような可愛い二足歩行のひつじはそのまん丸な目でノアを見つめていた。
まるで人形のようなひつじのモンスター。
「なにこれーーーーーーめちゃくちゃ可愛いんですけど。なんなの、なんなの、こんなの知らないんでけど」
「すっ、すっごくもふもふしてそうだね」
二人の熱に怯えたのか、ひつじはテクテクと歩いてきてノアの足にしがみついて二人から身を隠した。
その二足歩行のひつじは二人からすればどストライクの可愛らしい見た目をしていた。
アマンダの好みである人型でコスプレを楽しめる。
ほのかの好みのふわふわもこもこモンスター。
「あぁ、脅かしちゃってごめんね。でもどうして最初からそんなコスプレしてるのか気になってさ。ちょっとお姉さんに触ら……じゃない、検証させてもらえないかな」
アマンダの指が変な動きをしている。
「だっ、ダメだよアマンダ。この子怯えてるよ」
ほのかはアマンダを止めているように見せて徐々に距離を詰めてきている。
ひつじの服を掴む力が強くなる。
「二人とも本当にそれ以上はダメだよ」
「はーい、ごめんごめん冗談だからね」
「ごめんなさい」
「でも俺も初めて見た従魔だな」
-インフォメーション-
従魔を仲間にしました。名前をつけてください。
「名前か……」
「いくつか候補を出してこの子に決めて貰えばいいんじゃない」
「じゃあ、『ぽむ』とかどうかな」
「『ウィズダム』なんてどう?」
真っ先にほのかが答えて、アマンダが続く。
「どういう意味なんだ?」
「なんとなく可愛いから」
「ウィズダムの花言葉が賢いだから、見るからに賢そうじゃないか」
「まぁ、悪くはないけど断然こっちの方が気にいるはずだぞ、『バフォメット』だ」
ノアの厨二病が爆発した壊滅的なネーミングセンスに二人と一匹は心の距離を話す。
「ノア……バフォメットは山羊の悪魔だよ」
アマンダは冷静にツッコミを入れる。
「ノア君、それはひどいよ……」
ほのかは残念そうな目でノアを見ている。
「メェ……」
(えっ、二人だけではなくひつじにまでそんな目をされるとは)
ノアは本気でかっこいいと思っているがあまりにも反応が悪かった。
「メェメェ」
ひつじはほのかを指差した。
「ぽむがいいのか?」
ノアが尋ねると大きく頷く。
「じゃあ、ぽむに決定だな」
「よろしくぽむちゃん」
「よろしくねぽむちゃん」
「メェ」
二人はかがんでぽむと握手をする。
ノアは画面のパーティ一覧にぽむが表示されているのを確認して能力チェックをする。
種族はファンシービースト、職業は魔法使い。
装備品はアカデミックキャップ、アカデミックローブ、魔導書(赤)を装備している。
ノアは狙っていた狼やカラスではなかったがその愛らしさとDランクの上に珍しいと思われる種族で大満足の結果だった。
本来、モンスターに職業はないがファンシービーストの種族特性が職業持ちである。
「じゃあ、私たちは従魔専門店に行くから」
「じゃあね、ノア君、ぽむちゃん」
二人は時間をかけてじっくりとパートナーを決めるらしくここでお別れとなった。
足元で可愛く二人に手を振るぽむを見て、ノアの心は癒される。
「じゃあ行こうか」
「メェ」
ノアは冒険者ギルドに行って登録し、ゴブリン狩りのクエストを受注する。
帝都の門を出ると、既に至る所でゴブリンが狩られている。
いい具合に一匹でウロウロしてるゴブリンを見つけた。
「ぽむ、いけるか?」
ゴブリンもノア達に気づいた。
「メェェェ」
力強く頷くと魔導書を適当なところで開き、左手で抱え込むように持って右手をゴブリンの方へ向ける。
「メェ(プチファイヤ)」
ぽむの手から人の頭サイズの炎の玉が放たれてゴブリンの顔に直撃したが、ゴブリンは前に歩いてくる。
「ぽむ逃げろ!!」
(まずいっ、間に合うか!?)
迫りくるゴブリンにぽむは魔導書を落として手で目を覆ってビビっている。
そんな姿も可愛いと思いつつもゴブリンとぽむの間に体を入れて攻撃からぽむを守るように抱き抱える。
「メェェ」
「……」
(攻撃が来ない?)
背を向けていたが攻撃はなく、ゴブリンは前のめりになりながらそのまま倒れて動かなかった。
「ぽむ、よかった。それにしても一撃で倒せるのは凄いじゃないか」
「メェェ」
涙目に鳴りながらも右手を高く上げて勝利のポーズを取っている。
「ぽむどうする? 行けるか?」
「メェェ」
頭を下げて項垂れている。
ノアが画面を見るとぽむのMPはすっからかんになっていた。
これでは戦いようがない。
「少し休憩にしよう」
ノアは所持アイテムにある青色のポーションを見つめる。
チュートリアルクエストのクリア報酬で貰ったMPポーションだがこれは美味しくない。
効率がという意味ではなく単純に味が良くない。
ノアはそんな不味いポーションをぽむに飲ませるのも気が引けるし、そんなに焦っても仕方がないと休憩を選択した。
安全地帯の木を見つけ背を預ける。
初期スタート地点付近にだけある安全地帯にいればモンスターは手出ししてこない。
ぽむもノアの後をテクテクとついてきて木にもたれかかる。
そして目を閉じて瞑想を始めた。
瞑想は精神を集中することによってMPの自然回復が早くなるスキルで魔法使いなどのMPを多く消費する職業には有用なスキルであり、ぽむが最初から覚えていたスキルだ。
ノアはぽむの瞑想が終わるのを待つ間に先程の戦闘の反省をする。
(プチファイヤの射程は2メートル程で一撃で倒せなかったら反撃をされる。ぽむは動きが遅いから攻撃されそうになったら俺が担いで逃げるしかないな)
少し待てば全快するはずだが、ぽむが中々目を開けないのを不思議に思い、画面を確認するがMPは既に満タンになっている。
耳をかざすと「ぷすぅー」という鼻息を立てて眠っている様子で頭をノアの体に寄せてきた。
なんとも愛らしい寝姿にノアは起こす気などさらさらなれずにぽむを眺める。
「カッコいいモンスターを従魔として狙っていたけど、これはこれでありだな」
(なんだか見てるこっちまで眠くなってしま……う……)
ノアが目を開けると空がオレンジ色に輝いていて、夕日が沈み始めていた。
起きたときの体の揺れでぽむも目を覚まし、目をこすっている。
「見てみろ、夕日が綺麗だな」
(こんな美しい景色を前にほのぼのとした時間を過ごせるのもルキファナス・オンラインのいいところだよな)
「メェメェ」
頭に黒の博士帽をちょこんとのせて、黒のアカデミックローブを着ている。
短くて丸い腕でその体格からは大きく見える赤色の本を抱えている。
そして、短くて丸い足で立っている。
人形のような可愛い二足歩行のひつじはそのまん丸な目でノアを見つめていた。
まるで人形のようなひつじのモンスター。
「なにこれーーーーーーめちゃくちゃ可愛いんですけど。なんなの、なんなの、こんなの知らないんでけど」
「すっ、すっごくもふもふしてそうだね」
二人の熱に怯えたのか、ひつじはテクテクと歩いてきてノアの足にしがみついて二人から身を隠した。
その二足歩行のひつじは二人からすればどストライクの可愛らしい見た目をしていた。
アマンダの好みである人型でコスプレを楽しめる。
ほのかの好みのふわふわもこもこモンスター。
「あぁ、脅かしちゃってごめんね。でもどうして最初からそんなコスプレしてるのか気になってさ。ちょっとお姉さんに触ら……じゃない、検証させてもらえないかな」
アマンダの指が変な動きをしている。
「だっ、ダメだよアマンダ。この子怯えてるよ」
ほのかはアマンダを止めているように見せて徐々に距離を詰めてきている。
ひつじの服を掴む力が強くなる。
「二人とも本当にそれ以上はダメだよ」
「はーい、ごめんごめん冗談だからね」
「ごめんなさい」
「でも俺も初めて見た従魔だな」
-インフォメーション-
従魔を仲間にしました。名前をつけてください。
「名前か……」
「いくつか候補を出してこの子に決めて貰えばいいんじゃない」
「じゃあ、『ぽむ』とかどうかな」
「『ウィズダム』なんてどう?」
真っ先にほのかが答えて、アマンダが続く。
「どういう意味なんだ?」
「なんとなく可愛いから」
「ウィズダムの花言葉が賢いだから、見るからに賢そうじゃないか」
「まぁ、悪くはないけど断然こっちの方が気にいるはずだぞ、『バフォメット』だ」
ノアの厨二病が爆発した壊滅的なネーミングセンスに二人と一匹は心の距離を話す。
「ノア……バフォメットは山羊の悪魔だよ」
アマンダは冷静にツッコミを入れる。
「ノア君、それはひどいよ……」
ほのかは残念そうな目でノアを見ている。
「メェ……」
(えっ、二人だけではなくひつじにまでそんな目をされるとは)
ノアは本気でかっこいいと思っているがあまりにも反応が悪かった。
「メェメェ」
ひつじはほのかを指差した。
「ぽむがいいのか?」
ノアが尋ねると大きく頷く。
「じゃあ、ぽむに決定だな」
「よろしくぽむちゃん」
「よろしくねぽむちゃん」
「メェ」
二人はかがんでぽむと握手をする。
ノアは画面のパーティ一覧にぽむが表示されているのを確認して能力チェックをする。
種族はファンシービースト、職業は魔法使い。
装備品はアカデミックキャップ、アカデミックローブ、魔導書(赤)を装備している。
ノアは狙っていた狼やカラスではなかったがその愛らしさとDランクの上に珍しいと思われる種族で大満足の結果だった。
本来、モンスターに職業はないがファンシービーストの種族特性が職業持ちである。
「じゃあ、私たちは従魔専門店に行くから」
「じゃあね、ノア君、ぽむちゃん」
二人は時間をかけてじっくりとパートナーを決めるらしくここでお別れとなった。
足元で可愛く二人に手を振るぽむを見て、ノアの心は癒される。
「じゃあ行こうか」
「メェ」
ノアは冒険者ギルドに行って登録し、ゴブリン狩りのクエストを受注する。
帝都の門を出ると、既に至る所でゴブリンが狩られている。
いい具合に一匹でウロウロしてるゴブリンを見つけた。
「ぽむ、いけるか?」
ゴブリンもノア達に気づいた。
「メェェェ」
力強く頷くと魔導書を適当なところで開き、左手で抱え込むように持って右手をゴブリンの方へ向ける。
「メェ(プチファイヤ)」
ぽむの手から人の頭サイズの炎の玉が放たれてゴブリンの顔に直撃したが、ゴブリンは前に歩いてくる。
「ぽむ逃げろ!!」
(まずいっ、間に合うか!?)
迫りくるゴブリンにぽむは魔導書を落として手で目を覆ってビビっている。
そんな姿も可愛いと思いつつもゴブリンとぽむの間に体を入れて攻撃からぽむを守るように抱き抱える。
「メェェ」
「……」
(攻撃が来ない?)
背を向けていたが攻撃はなく、ゴブリンは前のめりになりながらそのまま倒れて動かなかった。
「ぽむ、よかった。それにしても一撃で倒せるのは凄いじゃないか」
「メェェ」
涙目に鳴りながらも右手を高く上げて勝利のポーズを取っている。
「ぽむどうする? 行けるか?」
「メェェ」
頭を下げて項垂れている。
ノアが画面を見るとぽむのMPはすっからかんになっていた。
これでは戦いようがない。
「少し休憩にしよう」
ノアは所持アイテムにある青色のポーションを見つめる。
チュートリアルクエストのクリア報酬で貰ったMPポーションだがこれは美味しくない。
効率がという意味ではなく単純に味が良くない。
ノアはそんな不味いポーションをぽむに飲ませるのも気が引けるし、そんなに焦っても仕方がないと休憩を選択した。
安全地帯の木を見つけ背を預ける。
初期スタート地点付近にだけある安全地帯にいればモンスターは手出ししてこない。
ぽむもノアの後をテクテクとついてきて木にもたれかかる。
そして目を閉じて瞑想を始めた。
瞑想は精神を集中することによってMPの自然回復が早くなるスキルで魔法使いなどのMPを多く消費する職業には有用なスキルであり、ぽむが最初から覚えていたスキルだ。
ノアはぽむの瞑想が終わるのを待つ間に先程の戦闘の反省をする。
(プチファイヤの射程は2メートル程で一撃で倒せなかったら反撃をされる。ぽむは動きが遅いから攻撃されそうになったら俺が担いで逃げるしかないな)
少し待てば全快するはずだが、ぽむが中々目を開けないのを不思議に思い、画面を確認するがMPは既に満タンになっている。
耳をかざすと「ぷすぅー」という鼻息を立てて眠っている様子で頭をノアの体に寄せてきた。
なんとも愛らしい寝姿にノアは起こす気などさらさらなれずにぽむを眺める。
「カッコいいモンスターを従魔として狙っていたけど、これはこれでありだな」
(なんだか見てるこっちまで眠くなってしま……う……)
ノアが目を開けると空がオレンジ色に輝いていて、夕日が沈み始めていた。
起きたときの体の揺れでぽむも目を覚まし、目をこすっている。
「見てみろ、夕日が綺麗だな」
(こんな美しい景色を前にほのぼのとした時間を過ごせるのもルキファナス・オンラインのいいところだよな)
「メェメェ」
0
お気に入りに追加
65
あなたにおすすめの小説
私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。
木山楽斗
恋愛
伯爵令嬢であるアルティリアは、婚約者からある日突然婚約破棄を告げられた。
彼はアルティリアが上から目線だと批判して、自らの妻として相応しくないと判断したのだ。
それに対して不満を述べたアルティリアだったが、婚約者の意思は固かった。こうして彼女は、理不尽に婚約を破棄されてしまったのである。
そのことに関して、アルティリアは実の父親から責められることになった。
公にはなっていないが、彼女は妾の子であり、家での扱いも悪かったのだ。
そのような環境で父親から責められたアルティリアの我慢は限界であった。伯爵家に必要ない。そう言われたアルティリアは父親に告げた。
「私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。私はそれで構いません」
こうしてアルティリアは、新たなる人生を送ることになった。
彼女は伯爵家のしがらみから解放されて、自由な人生を送ることになったのである。
同時に彼女を虐げていた者達は、その報いを受けることになった。彼らはアルティリアだけではなく様々な人から恨みを買っており、その立場というものは盤石なものではなかったのだ。
今さら、私に構わないでください
ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。
彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。
愛し合う二人の前では私は悪役。
幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。
しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……?
タイトル変更しました。
自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!
ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。
ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。
そしていつも去り際に一言。
「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」
ティアナは思う。
別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか…
そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。
よくある婚約破棄なので
おのまとぺ
恋愛
ディアモンテ公爵家の令嬢ララが婚約を破棄された。
その噂は風に乗ってすぐにルーベ王国中に広がった。なんといっても相手は美男子と名高いフィルガルド王子。若い二人の結婚の日を国民は今か今かと夢見ていたのだ。
言葉数の少ない公爵令嬢が友人からの慰めに対して放った一言は、社交界に小さな波紋を呼ぶ。「災難だったわね」と声を掛けたアネット嬢にララが返した言葉は短かった。
「よくある婚約破棄なので」
・すれ違う二人をめぐる短い話
・前編は各自の証言になります
・後編は◆→ララ、◇→フィルガルド
・全25話完結
前世で処刑された聖女、今は黒薬師と呼ばれています
矢野りと
恋愛
旧題:前世で処刑された聖女はひっそりと生きていくと決めました〜今世では黒き薬師と呼ばれています〜
――『偽聖女を処刑しろっ!』
民衆がそう叫ぶなか、私の目の前で大切な人達の命が奪われていく。必死で神に祈ったけれど奇跡は起きなかった。……聖女ではない私は無力だった。
何がいけなかったのだろうか。ただ困っている人達を救いたい一心だっただけなのに……。
人々の歓声に包まれながら私は処刑された。
そして、私は前世の記憶を持ったまま、親の顔も知らない孤児として生まれ変わった。周囲から見れば恵まれているとは言い難いその境遇に私はほっとした。大切なものを持つことがなによりも怖かったから。
――持たなければ、失うこともない。
だから森の奥深くでひっそりと暮らしていたのに、ある日二人の騎士が訪ねてきて……。
『黒き薬師と呼ばれている薬師はあなたでしょうか?』
基本はほのぼのですが、シリアスと切なさありのお話です。
※この作品の設定は架空のものです。
※一話目だけ残酷な描写がありますので苦手な方はご自衛くださいませ。
※感想欄のネタバレ配慮はありません(._.)
待ち焦がれてラブ・バージン 職なしパテシエールと訳あり御曹司の甘くおかしなプライマリー
国府知里
恋愛
新米パテシエールの宮岡アンナは就職活動のために参加したパーティで、財閥御曹司ジェイダンにむりやり唇を奪われてしまった! 自分勝手で強引なジェイダン手を焼きながらも、次第に惹かれていくアンナ。でもアンナには絶対に恋をしないと誓った≪秘密≫があって……。甘い焼き菓子が縁を結ぶ、ちょっと不思議な溺愛じれキュンラブストーリー。
** ** ** ** ** ** ** **
ハーフの訳あり御曹司
戸川・カートランド・ジェイダン
「僕のことを好きになってくれ。僕が想っているのと同じくらいに」
×
恋をしないと決めている求職中のパテシエール
宮岡アンナ
「あなたのような人に、かまっている暇は私にはないのよ!」
** ** ** ** ** ** ** **
本作品はアプリでご覧いただくほうがとてもスムーズなのでお勧めです。便利な「しおり」機能をご利用いただくとさらに読みやすいです。さらに本作を「お気に入り」登録して頂くと、最新更新のお知らせが届きますので、こちらもご活用ください。
婚約破棄と追放をされたので能力使って自立したいと思います
かるぼな
ファンタジー
突然、王太子に婚約破棄と追放を言い渡されたリーネ・アルソフィ。
現代日本人の『神木れいな』の記憶を持つリーネはレイナと名前を変えて生きていく事に。
一人旅に出るが周りの人間に助けられ甘やかされていく。
【拒絶と吸収】の能力で取捨選択して良いとこ取り。
癒し系統の才能が徐々に開花してとんでもない事に。
レイナの目標は自立する事なのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる