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黒幕は爆笑している2
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本人、もとい本キュバスは至って真剣に考えようとしていたのだが、そういう状況は笑いの沸点を下げる。
穴の使用用途を知っている分、逆さまにハマっている黒騎士の格好はとても間抜けに見えた。
さながらパンツを逆に履いているような。
「すまん、向こうもたぶんかなり危機感を持って真面目に行動してるんだろうな、って思うんだが。その真面目さがかえって面白くなっちまって」
モニターの向こうでは黒騎士が身をよじって脱出を試みていた。
『ぐわぁー!』と声が聞こえてきそうな動き方は必死であることは伝わるものの、その様がまたキューの笑いを引き起こす。
「嫌がる相手を同意なしにサキュバス仕様の道具を使わせ、その抵抗具合を眺めて笑ってるって自覚あります?」
「やめてくれ、文章にするの、」
順調に黒幕度合いを上げているキューを尻目に、テンリィはモニターへ視線を戻す。
穴に対象がはまったことを感知し、機械触手は自動的に稼働し始めていた。
今は抵抗を更に奪い取るため、動きを鈍くする薬液を注入する触手が黒騎士に近づいている。
しかし注入する先の尻はなく、代わりに存在しているのは鎧と兜。
本来ならば通常と違うハマり方を検知して触手は停止するはずなのだが、今回それは止まらなかった。
相手は激しく動いているため、薬液の投与は必須だと結論を出したらしい。
そうして突っ込んだのは、兜の目のあたりに開けられたスリットであった。
ずぼぉ!
『うわぁー!』
「あははははは!!」
穴の使用用途を知っている分、逆さまにハマっている黒騎士の格好はとても間抜けに見えた。
さながらパンツを逆に履いているような。
「すまん、向こうもたぶんかなり危機感を持って真面目に行動してるんだろうな、って思うんだが。その真面目さがかえって面白くなっちまって」
モニターの向こうでは黒騎士が身をよじって脱出を試みていた。
『ぐわぁー!』と声が聞こえてきそうな動き方は必死であることは伝わるものの、その様がまたキューの笑いを引き起こす。
「嫌がる相手を同意なしにサキュバス仕様の道具を使わせ、その抵抗具合を眺めて笑ってるって自覚あります?」
「やめてくれ、文章にするの、」
順調に黒幕度合いを上げているキューを尻目に、テンリィはモニターへ視線を戻す。
穴に対象がはまったことを感知し、機械触手は自動的に稼働し始めていた。
今は抵抗を更に奪い取るため、動きを鈍くする薬液を注入する触手が黒騎士に近づいている。
しかし注入する先の尻はなく、代わりに存在しているのは鎧と兜。
本来ならば通常と違うハマり方を検知して触手は停止するはずなのだが、今回それは止まらなかった。
相手は激しく動いているため、薬液の投与は必須だと結論を出したらしい。
そうして突っ込んだのは、兜の目のあたりに開けられたスリットであった。
ずぼぉ!
『うわぁー!』
「あははははは!!」
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