ネオ日本国～カテゴリーベストセレクション～

こども園・学校・教育機関

第一話 「学級裁判」

委員長

「これから学級裁判を開始します」

陪審員達

「私たちは同じクラスメイトとして公平な判断をします」



原告

「私は小林くんに肩を叩かれたりしました」



委員長

では只今より証人尋問を行います

証人は前へ



証人A

「僕は小林くんが原告の陰口を言っていたのを聞いてます」

証人B

「小林くんは他の子にも肩を叩いたり悪口を言ってます」

証人C

「ウサギ小屋の掃除を頼んだのに無視されて」

「グラウンドに迷い込んだ犬にマジックペンで眉毛を書いたり」

クラス一同

「ウソだぁ～(笑)」

委員長

「静かにして下さい」

「以上です、陪審員は別室へ」



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委員長

「では陪審員達は判決を」

陪審員代表

「原告や被害生徒は何度もやめて欲しいと言ったのに

それをまったく聞かずにいじめを続けて

原告や被害生徒は辛く苦しい時間を過ごしました」



判決

「小林くんには構内のゴミ拾いをして貰おうと思いましたが」

「小林君は【ろうあ】で聴く事や話す事は出来ないので・・・」



「無罪とします」



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・解説・

小林君は【ろうあ】

つまり耳もあまり聞こえないし話す事もあまり出来ません

その事を踏まえてこの物語を紐解いて見て下さい


なぜ小林くんは無罪になったのか？

その上で下記の答え合わせをご覧下さい

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【答え合わせ】

小林くんが肩を叩いたのは

言葉が不自由で話しかける事が難しいから



小林くんは言葉を上手く話せなくて

会話が悪口や陰口に聞こえる

発言が意味不明に聞こえる



うさぎ小屋の掃除を口頭で頼んでも

耳が不自由で聞こえず無視したと思われた



犬に眉毛を書いたと言うのは

小林くんには聞こえないのをいい事に

証人Cが受け狙いで言った嘘