日本語教師日誌

6月30日

6月30日

今日の授業は一つ。
現地の授業だけった。
月の変わり目だからからか、今週は授業の予約が殆どない。
世界的な病も関係があるのかもしれないが、実際のところは分からない。
去年は少し多かっただけに、急に授業がなくなると不安でしょうがない。
昨日も入っていた予約がキャンセルされてしまったため、一つも無くなってしまった。
そのためこの日誌も書けなかったのだが、今週は個人的な創作ものを書こうと思っている。
さて、授業についてだが、授業は教科書を読んでいくのが中心だ。
それは私の意思ではなく、学校から言われていることだ。
それに従っている限りは準備がかなり楽なのだが、最近教えてる身としても退屈になってきた。
私は会話が好きなのだが、学生たちは与えられた教科書を読むのに必死で、聴解能力が少し遅れてきたように思う。
正確に言えば、そのまま聴く能力に関してはそれほど問題ないのだが、語彙を変えたり、応用的なことをするとすぐに分からなくなってしまう。
できるだけ会話を増やそうにも、オンラインで7人相手に授業をするとなると、発言する時間はどうしても少なくなる。
その上、授業のうちの半分は漢字と語彙に使わなければならないため、会話の時間は余計に少なくなる。
多分教科書に従っている限りは発話の時間を取れないだろう。
そのため、次の授業ではもう少し外れたことをしてみようと思う。
今のテーマは「こそあど」のため、位置などを表す図やイラストなどを用意しなければならないため、まずは自分の持っている資料や教材を探さなければならない。
無ければ自分で書いてもいい。
どうせほかの授業はあまりないのだ。
黙々と読んでいるだけのクラスは面白くないし、覚えられるとも思えない。
今用意しなければならないのはそれと、来週の漢字テストである。
それはあまり時間がかからないはずのため、それほど問題ではないのだが、学生の満足する授業をしなければ先生としては良くないため、学校の顔として気を引き締めなければならない。