17 / 103
8月15日
しおりを挟む
8月15日
今日の授業は3つ。
各二時間。
長かった。
普段から学校の授業が2コマ入っているため、そこに個人の授業が入るだけで重いのだが、そこに連続で二時間入るだけで重みが変わる。
いや、多分一時間が2人でもそれはそれで大変で、頭をリセットしないといけなくなるため、連続でよかったのかもしれない。
土曜日は午前中も授業の予約を許可している。
許可しているというか、午後は学校の授業が入っているため午前を断ると、学校の授業だけになる。
他の曜日も午前中の予約を許可しようとも思うが、この先の自分のことも分からないため、とりあえず触らないことにする。
まず初めに言っておきたいのが、今日の午前中は語彙のクラスであり、その時に「道具」という言葉の使い方を扱った。
道具という言葉を直接扱ったわけではなく、「道具」や「ツール」「方法」など、似ている言葉を比較した時に出てきただけである。
言葉自体はもっとレベルの低いものであり、今更改めて説明するものではない。
ここで述べる理由はそれをホワイトボードに書き、何回も見ているときに起こったことである。
ホワイトボードに書き何回も書いているうちに私はゲシュタルト崩壊を起こしたのだ。
教師なら割とよくあることで、なにも珍しいことはない。
一応説明しておくと、ゲシュタルト崩壊とは、同じ字などを何回も見ているうちに、それが正しい形かどうか疑わしくなってくるような、自信がなくなってくるような、そんな現象である。
さて、ゲシュタルト崩壊を起こした私がどうなったかと言うと、今度はそれが「道真」に見え始めた。
教師だけに学問の神様が舞い降りたとでも言うのだろうか。
そう思ってから見るたびに道真が脳裏をよぎる。
さすがに言い間違えるようなことはなかったが、気になって仕方がない。
もう「道具」と書いて「みちざね」と読むのではないかと思っているうちに次のテーマに移行できたために問題は起きなかったが、あと10分、いや、あと5分それについての説明をしなければならなかったら失敗していたのだろうと思う。
おかげでもう書くことを忘れてしまった。
午後の授業もなんとなく済ませてなんとなく問題はない感じだったような気がする。
午後の学生はひらがなとカタカナを読めるようになってほしい。
多分それだけ。
今日の授業は3つ。
各二時間。
長かった。
普段から学校の授業が2コマ入っているため、そこに個人の授業が入るだけで重いのだが、そこに連続で二時間入るだけで重みが変わる。
いや、多分一時間が2人でもそれはそれで大変で、頭をリセットしないといけなくなるため、連続でよかったのかもしれない。
土曜日は午前中も授業の予約を許可している。
許可しているというか、午後は学校の授業が入っているため午前を断ると、学校の授業だけになる。
他の曜日も午前中の予約を許可しようとも思うが、この先の自分のことも分からないため、とりあえず触らないことにする。
まず初めに言っておきたいのが、今日の午前中は語彙のクラスであり、その時に「道具」という言葉の使い方を扱った。
道具という言葉を直接扱ったわけではなく、「道具」や「ツール」「方法」など、似ている言葉を比較した時に出てきただけである。
言葉自体はもっとレベルの低いものであり、今更改めて説明するものではない。
ここで述べる理由はそれをホワイトボードに書き、何回も見ているときに起こったことである。
ホワイトボードに書き何回も書いているうちに私はゲシュタルト崩壊を起こしたのだ。
教師なら割とよくあることで、なにも珍しいことはない。
一応説明しておくと、ゲシュタルト崩壊とは、同じ字などを何回も見ているうちに、それが正しい形かどうか疑わしくなってくるような、自信がなくなってくるような、そんな現象である。
さて、ゲシュタルト崩壊を起こした私がどうなったかと言うと、今度はそれが「道真」に見え始めた。
教師だけに学問の神様が舞い降りたとでも言うのだろうか。
そう思ってから見るたびに道真が脳裏をよぎる。
さすがに言い間違えるようなことはなかったが、気になって仕方がない。
もう「道具」と書いて「みちざね」と読むのではないかと思っているうちに次のテーマに移行できたために問題は起きなかったが、あと10分、いや、あと5分それについての説明をしなければならなかったら失敗していたのだろうと思う。
おかげでもう書くことを忘れてしまった。
午後の授業もなんとなく済ませてなんとなく問題はない感じだったような気がする。
午後の学生はひらがなとカタカナを読めるようになってほしい。
多分それだけ。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる