日本語教師日誌2

藤堂Máquina

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7月31日

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7月31日

今日は予定に反して授業が一つあった。
ノルウェーの学生で、時々予約してくる学生。
明るく理解も早いため、言い方は良くないのかもしれないがボーナスステージと言ったところだ。
今日は夕方からの遅い時間帯であったが、どうやら学生のいる場所は深夜1時ほどであったようだ。
時差は7時間であり、こちらが夕方ということはそういうことである。
理由は最近仕事の時間が夕方から夜までらしく、うまく時間が合わないらしい。
午前中は空いているらしいのだが日本語の勉強はできない。
それもそのはず、最近私の方が朝の時間の予約をできなくした。
私が朝起きられないからである。
しかし私の方も今や学生や時間を選んでいるほどの余裕はない。
そのため予約できる時間を増やさなかったものの、予約する前にメッセージをくれたら特別に開けることを伝えた。
そのため、私は再び朝6時半頃に起きて7時からの授業に備えなければならなくなった。
果てして私は起きれるのだろうか。
今日の授業の内容は「どうして~ですか?」と「~から」だった。
そのため学生の好きな「焼肉」をテーマに、「どうして焼肉が好きですか?」と聞いたところ、限られた語彙を最大限に活用して焼肉の良さを語ってくれた。
結局「~から」は使わなかったのは残念だったが、張り切って話してくれるので良い。
「~から」は使わなかったが。
それからもう一つ、かなり前に授業を学生からメッセージが来たため色々準備をしなければならない。
どうやら語彙の解説がほしいようで、授業の予約する旨のメッセージをいただいた。
確かに外国語を勉強する際、語彙だけではなく使い方も教えてほしいということはよくある。
そのためそのようなリクエストをするというのはよく分かる。
最近予約をしていなかったのは自分で勉強していたからだという。
真面目でいい学生である。
だからこそ語彙の使い方をしっかり勉強したいのだろう。
よく分かる。
よく分かるのだが、一度に15時間分の予約を普通するものなのかどうかは分からない。
んー。
語彙だけでそんなに説明することがあるのだろうか。
学生が作ってきた作文の添削がメインらしいのだが、そんなに話すこともない気がする。
コマ数が保証されているのはいいことだが、学生の期待に応えなければならない。
これは骨の折れる仕事かもしれない。
前回の仕事に問題がなかったからまた来てくれたのだろうが、こちらとしての不安の方が大きい。
また胃が痛くなりそうだ。
実際は痛くならないのだが。
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