やみ地蔵さま
決して手を触れちゃいけないと、ばあちゃんに何度も何度も言われていた。
その条件に当てはまる病院とお地蔵さまが、僕の家の近くにあった。
一人では病院の方角を見る事さえ怖かった僕だったけれど、近所に住んでいるさやちゃんが一緒に居てくれる時だけは、その怖さを忘れることが出来た。
でも、あの雨の日。
さやちゃんと初めての相合傘をしたあの日、あれだけ関わらないようにしていたはずのそれに、僕は関わってしまった。
その条件に当てはまる病院とお地蔵さまが、僕の家の近くにあった。
一人では病院の方角を見る事さえ怖かった僕だったけれど、近所に住んでいるさやちゃんが一緒に居てくれる時だけは、その怖さを忘れることが出来た。
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最後まで一気に読んでしまいました。
読みやすいですね。
さやちゃんが生きてるのは引っ越したからなのかな?それとも、ご両親にやみ?が流れて、ご両親が身代わりになったから?
やみ地蔵様、、怖いですね。
とても面白かったです。
ありがとうございます。
水は高いところから低いところへ流れていきます。子供としゃべるときにしゃがんで目線を合わせるように、水を受け止められるよう自らを「低く」する方法はきっとあるでしょう。
楽しんでいただけて何よりです。
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