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第1話「のろま『タンク』のアルガス」
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「おっせーんだよ!この───のろまが!」
───カァン♪
「うぐッ!」
大量の荷物と共に、重武装で汗だくになった俺───重戦士アルガスは、パーティのリーダーであるジェイスに罵倒されていた。
口だけならまだしも、ポーションに空き瓶を投げつけられ───カァン♪ と良い音をさせられてしまい、情けない気持ちがさらに強くなった。
「きゃははは♪ イイ音ぉ~。かぁんッ♪ だって!」
調子に乗った神官職のメイベルも、面白がって石を投げつけてくる。
それはポーションの空き瓶の比でなく、こぶし大の堅く重いものだ。
「ぐぁ!」
ゴキン! とちょっとヤバ気な音を立てて、鋼の鎧に凹みができる。鎧なしで喰らえばただでは済まないだろう。
いや、どうかな……。
あんがい俺なら、鎧なしでも耐えきれそうだ。
なんたって、俺はパーティの盾役で、その防御力は「8800」もあるのだ。
いわゆる防御に極振りという奴で、他のステータスを無視してガンガン防御力ばか向上させていた。
8800という数字は、神が人類に授けたと言われるステータスによって、「重戦士」という職業とともに、容易に読むことができた。
「───ぜぇぜぇ、た、頼むから無茶言わないでくれ……!」
「口答えしてないでさっさと来い! のろまタンクがぁ!」
先日、無茶な探索のせいで荷物持ちの奴隷が死んだ。
まだ幼さの残る少女だったが、天職「ポーター」を持っていたがために運悪く人攫いに攫われ、格安で売られていたのだ。
その時点で彼女はかなり衰弱していたのだが……、
それをジェイスがさらに安値で買い───こき使ったあげく、酷使の末に死なせてしまった。
見捨てられ、魔物の群れの前に放置された彼女は魔物にズタズタにされた……。
あの少女の死に様は哀れで仕方なかったが、当時のアルガスにはどうにもできなかった。
職業「重戦士」なんて仰々しい名前の天職を授かって入るものの、アルガスのパーティ内での立ち位置は、荷運びの奴隷とさほど変わらない。
そして、荷運び専任の少女がいなくなった今、思った通りアルガスが荷物運びまでさせられているのだ。
(───くそ……フルプレートアーマーにタワーシールド、そのうえ護身用の剣まで持っているんだぞ!?)
その重量がどれほどのものか分かっているのか?!
その上、探索用の物資まで背負わされて───……。
魔物の跋扈する荒野で、ちょっとした丘を越えるだけでもアルガスにとっては重労働だ。
職業特性として、膂力は人並み外れて高い「重戦士」だが、ただでさえ重い鎧にパーティ全員の荷物だ。
もうどう見ても、殺しにかかっているとしか思えない。
アルガスの所属する「光の戦士たち」は、5人編成のパーティなのだが、偵察に行っている二人の分も含めて五人分の物資と重装備でアルガスは息も絶え絶え。
だが、休憩が欲しいと言えば、ノロマなお前のせいで進行が遅れていると言われ、
ならば、荷物を分担してくれと言えば、ノロマなんだから役に立てという。
だいたい、ジェイスの無茶苦茶な方針で、渋々ながらアルガスは防御力に極振りする羽目になっているというのに……!
「ち……。これじゃ、ちっとも捗らねぇな。割に合わねぇクエストだぜ」
「ちょっとー。新しい杖買ってくれるんでしょ~ねー?」
ピンクの空気を醸し出しながらメイベルとジェイスがイチャコラくっ付き始める。
自分たちだけは軽装で、荷物すら持っていないのだからそりゃあ気楽だろうさ。
「わかってるっつの。その前に新しい荷物持ち雇わねぇとな」
「えー……。また小汚い子連れてくるの~」
小汚い子……。
こき使われ、ロクな食事も与えられずに衰弱し──────。
最後は魔物の群れの前に囮として放置され、ボロ雑巾のように死んでしまった少女のことだろうか……。
…………名前も知らない哀れな少女だった。
「しゃーねだろ? 見ろよ、アルガスの奴を。……あれしきの荷物でヒーヒー言ってやがるんだぜ。ノロマがさらにノロくなったら使えたもんじゃない」
「もー。じゃあ、せめてかわいい男の子にしてよ」
「ダメだ。お前、手ぇ出すじゃん」
「いいじゃん。減るもんじゃなし───ジェイスだって、前の子に酷いことしてたの知ってるんだから」
「あ、言うなっつの! 俺の潔癖なイメージ崩れるだろうが」
何が潔癖だ。
女とくれば、とっかえひっかえしやがって!!
その上、俺の大事な──────。
「「おーい!!」」
物思いをかき消すように、逼迫した声が前方から響く。
そちらを注視して見れば───。
「───ジェイス、敵襲よ!!」
「はやくフォーメーションを組んでください! 急いで!!」
斥候に行っていた軽戦士のリズと、賢者のザラディンが大慌てで前方から駆けてきた。
彼女たちの顔色からも、かなりの強敵───それも大群だと想定できる。
「ち! ノロマのアルガスが、ウスノロだからこんな場所で!」
「ねぇ。場所が悪いよ? どうするの?!」
ジェイスは大剣を引き抜くと、メイベルを背後に庇い、テキパキと指示を出し始める。
パーティに戻ったリズとザラディンを収容すると、すぐさま戦闘隊形に組みこんだ。
「戦闘隊形──────パンツァーフロントだ!!」
ほぅら、来た……!
「おい、さっさと前に出ろ! のろまタンクがぁ!!」
クソ!!
「わかってるよ!」
ズシン、ズシン、ズシン!!
重々しい足音を立ててアルガスがパーティの前面に布陣する。
盾役が前方で敵を食い止め、近距離と中距離で敵を仕留めていく典型的な陣形───それが、パンツァーフロントだ。
その盾となるのは、当然───のろまタンクと呼ばれたアルガス。
彼の唯一にして無比の、極振り防御力を最大限に活かす戦場だ。
鋼の鎧、鋼鉄製のタワーシールド、敵をいなす為の剣!!
総重量200kg超の鋼鉄の塊を身に纏ったアルガスが、パーティの前方に押しやられたのだ!
「じぇ、ジェイス?! また、アルガス一人に任せるの!?」
弓を構えたリズが───唯一、アルガスを信頼している彼女だけが、パーティのリーダーであるジェイスに詰め寄ってくれた。
もっとも、無駄だとは分かっている。
「それがアイツの役目だ! いいから戦闘の準備をしろ───それよりも敵はなんだ?」
「そ、そんな?!」
ギリリと歯を食いしばる様にしてジェイスを睨み付けるリズだったが、途中で観念したのか、
「…………ハイオークの群れよ!」
は、ハイオークだぁ?!
アルガスはギョッと目を剥いてジェイスを振り返るも、奴は表情を変えない。
それどころか、ニヤリと嫌味な一瞥をくれやがった。
「大丈夫だ。アルガスなら耐えきれるさ──敵が鈍器持ちでもなッ!!」
くそッ!
さ、最悪だ!!
「なるほど……。ジェイス様、アルガスの防御力をあげる支援魔法をかけますか?」
ザラディンがジェイスに提案するも。
「バーカ。それは俺達に掛けてくれっつーの。アイツの防御力をあげても損するだけさ」
カンスト間近の防御力に支援を上乗せしても無駄になる───そう言いたいらしい。
「ははは、確かにノロマ野郎には無駄な魔力ですね。おっと、では素早さを上昇させましょうか?」
───くくくく。
ザラディンの野郎まで尻馬に乗ってアルガスを馬鹿にする。
なんたって、ジェイスは公称での勇者の称号もち。
おかげで我々は、Lvだけはやたらと高い、Sランクの称号を持った勇者パーティってやつだ。
そんな無敵のパーティのはずなのに、極振りを強いられたアルガスのステータスは歪に上昇してしまっている。
攻撃力も敏捷も魔力も並み程度。
防御力だけが歪に高いな、通称:のろまタンク──────前衛職という名の体のいい肉壁がアルガスの役目だった。
「───来たぞ!! アルガスの背後から大魔法をブチかましてやれ!!」
そして、棍棒や戦槌を装備したハイオークの集団が丘の影から姿を現した。
フルプレートアーマーの天敵のような武器───『鈍器』を大量に携えて……。
───カァン♪
「うぐッ!」
大量の荷物と共に、重武装で汗だくになった俺───重戦士アルガスは、パーティのリーダーであるジェイスに罵倒されていた。
口だけならまだしも、ポーションに空き瓶を投げつけられ───カァン♪ と良い音をさせられてしまい、情けない気持ちがさらに強くなった。
「きゃははは♪ イイ音ぉ~。かぁんッ♪ だって!」
調子に乗った神官職のメイベルも、面白がって石を投げつけてくる。
それはポーションの空き瓶の比でなく、こぶし大の堅く重いものだ。
「ぐぁ!」
ゴキン! とちょっとヤバ気な音を立てて、鋼の鎧に凹みができる。鎧なしで喰らえばただでは済まないだろう。
いや、どうかな……。
あんがい俺なら、鎧なしでも耐えきれそうだ。
なんたって、俺はパーティの盾役で、その防御力は「8800」もあるのだ。
いわゆる防御に極振りという奴で、他のステータスを無視してガンガン防御力ばか向上させていた。
8800という数字は、神が人類に授けたと言われるステータスによって、「重戦士」という職業とともに、容易に読むことができた。
「───ぜぇぜぇ、た、頼むから無茶言わないでくれ……!」
「口答えしてないでさっさと来い! のろまタンクがぁ!」
先日、無茶な探索のせいで荷物持ちの奴隷が死んだ。
まだ幼さの残る少女だったが、天職「ポーター」を持っていたがために運悪く人攫いに攫われ、格安で売られていたのだ。
その時点で彼女はかなり衰弱していたのだが……、
それをジェイスがさらに安値で買い───こき使ったあげく、酷使の末に死なせてしまった。
見捨てられ、魔物の群れの前に放置された彼女は魔物にズタズタにされた……。
あの少女の死に様は哀れで仕方なかったが、当時のアルガスにはどうにもできなかった。
職業「重戦士」なんて仰々しい名前の天職を授かって入るものの、アルガスのパーティ内での立ち位置は、荷運びの奴隷とさほど変わらない。
そして、荷運び専任の少女がいなくなった今、思った通りアルガスが荷物運びまでさせられているのだ。
(───くそ……フルプレートアーマーにタワーシールド、そのうえ護身用の剣まで持っているんだぞ!?)
その重量がどれほどのものか分かっているのか?!
その上、探索用の物資まで背負わされて───……。
魔物の跋扈する荒野で、ちょっとした丘を越えるだけでもアルガスにとっては重労働だ。
職業特性として、膂力は人並み外れて高い「重戦士」だが、ただでさえ重い鎧にパーティ全員の荷物だ。
もうどう見ても、殺しにかかっているとしか思えない。
アルガスの所属する「光の戦士たち」は、5人編成のパーティなのだが、偵察に行っている二人の分も含めて五人分の物資と重装備でアルガスは息も絶え絶え。
だが、休憩が欲しいと言えば、ノロマなお前のせいで進行が遅れていると言われ、
ならば、荷物を分担してくれと言えば、ノロマなんだから役に立てという。
だいたい、ジェイスの無茶苦茶な方針で、渋々ながらアルガスは防御力に極振りする羽目になっているというのに……!
「ち……。これじゃ、ちっとも捗らねぇな。割に合わねぇクエストだぜ」
「ちょっとー。新しい杖買ってくれるんでしょ~ねー?」
ピンクの空気を醸し出しながらメイベルとジェイスがイチャコラくっ付き始める。
自分たちだけは軽装で、荷物すら持っていないのだからそりゃあ気楽だろうさ。
「わかってるっつの。その前に新しい荷物持ち雇わねぇとな」
「えー……。また小汚い子連れてくるの~」
小汚い子……。
こき使われ、ロクな食事も与えられずに衰弱し──────。
最後は魔物の群れの前に囮として放置され、ボロ雑巾のように死んでしまった少女のことだろうか……。
…………名前も知らない哀れな少女だった。
「しゃーねだろ? 見ろよ、アルガスの奴を。……あれしきの荷物でヒーヒー言ってやがるんだぜ。ノロマがさらにノロくなったら使えたもんじゃない」
「もー。じゃあ、せめてかわいい男の子にしてよ」
「ダメだ。お前、手ぇ出すじゃん」
「いいじゃん。減るもんじゃなし───ジェイスだって、前の子に酷いことしてたの知ってるんだから」
「あ、言うなっつの! 俺の潔癖なイメージ崩れるだろうが」
何が潔癖だ。
女とくれば、とっかえひっかえしやがって!!
その上、俺の大事な──────。
「「おーい!!」」
物思いをかき消すように、逼迫した声が前方から響く。
そちらを注視して見れば───。
「───ジェイス、敵襲よ!!」
「はやくフォーメーションを組んでください! 急いで!!」
斥候に行っていた軽戦士のリズと、賢者のザラディンが大慌てで前方から駆けてきた。
彼女たちの顔色からも、かなりの強敵───それも大群だと想定できる。
「ち! ノロマのアルガスが、ウスノロだからこんな場所で!」
「ねぇ。場所が悪いよ? どうするの?!」
ジェイスは大剣を引き抜くと、メイベルを背後に庇い、テキパキと指示を出し始める。
パーティに戻ったリズとザラディンを収容すると、すぐさま戦闘隊形に組みこんだ。
「戦闘隊形──────パンツァーフロントだ!!」
ほぅら、来た……!
「おい、さっさと前に出ろ! のろまタンクがぁ!!」
クソ!!
「わかってるよ!」
ズシン、ズシン、ズシン!!
重々しい足音を立ててアルガスがパーティの前面に布陣する。
盾役が前方で敵を食い止め、近距離と中距離で敵を仕留めていく典型的な陣形───それが、パンツァーフロントだ。
その盾となるのは、当然───のろまタンクと呼ばれたアルガス。
彼の唯一にして無比の、極振り防御力を最大限に活かす戦場だ。
鋼の鎧、鋼鉄製のタワーシールド、敵をいなす為の剣!!
総重量200kg超の鋼鉄の塊を身に纏ったアルガスが、パーティの前方に押しやられたのだ!
「じぇ、ジェイス?! また、アルガス一人に任せるの!?」
弓を構えたリズが───唯一、アルガスを信頼している彼女だけが、パーティのリーダーであるジェイスに詰め寄ってくれた。
もっとも、無駄だとは分かっている。
「それがアイツの役目だ! いいから戦闘の準備をしろ───それよりも敵はなんだ?」
「そ、そんな?!」
ギリリと歯を食いしばる様にしてジェイスを睨み付けるリズだったが、途中で観念したのか、
「…………ハイオークの群れよ!」
は、ハイオークだぁ?!
アルガスはギョッと目を剥いてジェイスを振り返るも、奴は表情を変えない。
それどころか、ニヤリと嫌味な一瞥をくれやがった。
「大丈夫だ。アルガスなら耐えきれるさ──敵が鈍器持ちでもなッ!!」
くそッ!
さ、最悪だ!!
「なるほど……。ジェイス様、アルガスの防御力をあげる支援魔法をかけますか?」
ザラディンがジェイスに提案するも。
「バーカ。それは俺達に掛けてくれっつーの。アイツの防御力をあげても損するだけさ」
カンスト間近の防御力に支援を上乗せしても無駄になる───そう言いたいらしい。
「ははは、確かにノロマ野郎には無駄な魔力ですね。おっと、では素早さを上昇させましょうか?」
───くくくく。
ザラディンの野郎まで尻馬に乗ってアルガスを馬鹿にする。
なんたって、ジェイスは公称での勇者の称号もち。
おかげで我々は、Lvだけはやたらと高い、Sランクの称号を持った勇者パーティってやつだ。
そんな無敵のパーティのはずなのに、極振りを強いられたアルガスのステータスは歪に上昇してしまっている。
攻撃力も敏捷も魔力も並み程度。
防御力だけが歪に高いな、通称:のろまタンク──────前衛職という名の体のいい肉壁がアルガスの役目だった。
「───来たぞ!! アルガスの背後から大魔法をブチかましてやれ!!」
そして、棍棒や戦槌を装備したハイオークの集団が丘の影から姿を現した。
フルプレートアーマーの天敵のような武器───『鈍器』を大量に携えて……。
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