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夏休み
8月12日 夏休み、隣の席の女の子と家でイチャイチャしました。
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昨日、遊園地で思いっきりはしゃいだこともあってか、俺が目を覚ました時には時計の針は11時を指していた。
起き上がろうとしたとき、俺の体に何かがのしかかっていることに気が付いた。
目を向けると俺が掛けている布団の上に和奏が乗っかって眠っていた。
「おーい、和奏~。」
俺がどれだけ呼んでも和奏は起きる気配がない。
俺は彼女を起こしているとふと思ったことがあった。
布団を通して和奏を感じられているなら、今ここで布団ごと彼女を包み込んだらハグが出来るのではないかと。
俺は欲望を抑えきれずに行動する。
ゆっくりと起こさないように布団ごと彼女を包み込むように両手を回す。
俺の両腕の中には確かに何かを感じる。
俺はしばらくその感覚に浸っていると
「んんん~。ふんふふ。」
布団の中から和奏の声がする。
俺は両腕を話し、布団を開くととろんとした目の和奏がこっちを向いていた。
「おはよう、大地。」
「ご、ごめん。起こしちゃった。」
「うんん。最高の目覚めだよ。」
彼女は笑顔でそう言った。
俺はその笑顔にやられてしまい、もう一度彼女を布団で包み込む。
「もう。苦しいよ。」
「知らない。」
それから俺たちは布団を介して、延々とスキンシップした。
手を合わせることから、くすぐりあったり、ハグをしたり。
今までできなかったことをして思う存分イチャイチャしあった。
しかし、
「今日はおしまいにしよ。夜ご飯食べようよ。」
しばらく経ったのちに和奏がそう俺に言った。
「そうだね。」
俺はその言葉に少しガッカリしたが、言われた通りイチャイチャは終わってしまった。
「明日ね、神社に行きたい。」
夜ご飯を食べた後二人でテレビを見ながらゆっくりしていると和奏がそんなことを言い出した。
「神社?」
「うん、安和《あんな》神社。」
安和神社は和奏が神様である神社で、今度最後の花火大会が行われるはずだ。
「花火大会は15日だよね?」
「目的は花火大会じゃないよ。」
「そうなの?それじゃあ、何をしに行くの?」
「それは明日になってからのお楽しみ。大地、とってもびっくりすると思うよ。」
「それじゃあ、楽しみに待っとく。」
「うん。待ってって。」
和奏は含みのある笑みを浮かべながらそう言った。
明日何があるのかと考え、そう言えば明日からお盆だなとふと思う俺だった。
――――――――――――
残り19日。
起き上がろうとしたとき、俺の体に何かがのしかかっていることに気が付いた。
目を向けると俺が掛けている布団の上に和奏が乗っかって眠っていた。
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俺がどれだけ呼んでも和奏は起きる気配がない。
俺は彼女を起こしているとふと思ったことがあった。
布団を通して和奏を感じられているなら、今ここで布団ごと彼女を包み込んだらハグが出来るのではないかと。
俺は欲望を抑えきれずに行動する。
ゆっくりと起こさないように布団ごと彼女を包み込むように両手を回す。
俺の両腕の中には確かに何かを感じる。
俺はしばらくその感覚に浸っていると
「んんん~。ふんふふ。」
布団の中から和奏の声がする。
俺は両腕を話し、布団を開くととろんとした目の和奏がこっちを向いていた。
「おはよう、大地。」
「ご、ごめん。起こしちゃった。」
「うんん。最高の目覚めだよ。」
彼女は笑顔でそう言った。
俺はその笑顔にやられてしまい、もう一度彼女を布団で包み込む。
「もう。苦しいよ。」
「知らない。」
それから俺たちは布団を介して、延々とスキンシップした。
手を合わせることから、くすぐりあったり、ハグをしたり。
今までできなかったことをして思う存分イチャイチャしあった。
しかし、
「今日はおしまいにしよ。夜ご飯食べようよ。」
しばらく経ったのちに和奏がそう俺に言った。
「そうだね。」
俺はその言葉に少しガッカリしたが、言われた通りイチャイチャは終わってしまった。
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「それは明日になってからのお楽しみ。大地、とってもびっくりすると思うよ。」
「それじゃあ、楽しみに待っとく。」
「うん。待ってって。」
和奏は含みのある笑みを浮かべながらそう言った。
明日何があるのかと考え、そう言えば明日からお盆だなとふと思う俺だった。
――――――――――――
残り19日。
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