上 下
8 / 12
第一章

第八話 開花と任務

しおりを挟む
僕らはサラのルロロの書を試してみるべく、ダンジョンに来ていた。
ダンジョンに入ろうとすると、どこからか機械的な声が聞こえた。

「どの階層に行かれますか?
 1階層、11階層を選択してください。」
「11階層です。」
「5秒後にワープします。お連れの方がいらっしゃれば、どこかお体に触れておいてください。」
 
その音声を聞きサラは僕の指を握ってくる。

「それではワープします。」

その音声の後すぐに目の前の光景は変わり、階段の前に立っていた。

「11階層に到着しました。お気をつけて行ってください。なお、帰りの際も階段に入ると同じような音声が流れます。」

「よし、サラ行くよ!」
「うん!」

そう言って僕らは11階層の攻略に向かった。

11階層からは魔物の系統が変わり、鳥系の魔物となる。
ドロップ品も肉となり、毛皮よりもより貢献度が上がるらしい。

ダンジョンを歩いていると早速魔物とエンカウントした。
エンカウントしたのはパスロー。
パスローは鳥系の魔物の中では下級に位置し、手の平に乗せる事が可能な程小さい雀型モンスターだが、群れて行動することが多いため討伐は少し困難とされている。
今回も群れでいる。数にして約10体以上。
その数を前にして、少し足がすくんでいるサラを見かねた僕はサラの肩を後ろ方叩く。

「サラ、君なら大丈夫だ。自信を持て行ってこい!」

僕がそう声をかけると、サラはフッと大きく息を付き

「レオパルド!行くよ!」
「ガルルルル」

そう言って彼女とレオパルドは大量のパスローと向き合った。

先に攻撃を仕掛けたのはパスローの方だった。
群れの中の数体がサラ達目がけて飛んでくる。
レオパルドが飛びつき、噛みつく。
が、レオパルドの攻撃を逃れたパスローがサラの方に向かってくる。
鋭いくちばしがサラの顔目掛けて飛んでいく。
サラはしゃがみ、間一髪でそれを躱す。
レオパルドが何体か倒したがまだ10体はいる。
パスローは続けて今度は残り一気に飛んでくる。
サラはルロロの書を開き、魔法を唱える。

「ディレイ・タイム」

そんな、声と共に周りモノの動きが全てゆっくりになる。
ミドルの動きもパスローの攻撃も止まっているかのように見える。
普通の速さで動けているのはサラとレオパルドだけだ。
サラとレオパルドは目を合わせると、
レオパルドはパスローを一体一体噛みついて倒していく。
全てのパスローを倒しきった瞬間、周りの速さは元に戻り、サラは膝から崩れ落ちる。

「な、何が起きたんだ?」

僕は一瞬のうちに目の前のパスローが全滅しているのに驚きを隠せなかった。

「サラさんがやったのですよ。」
「サラが?」

そう言ってくるのは僕の後ろでサラ達を見ていたアストレアだ。
僕はその言葉を聞き、サラ達に聞く。

「サラ、何をしたんだ?」
「ディレイ・タイムという魔法を使い時間を引き延ばし、周りの動きが遅くなったときにレオパルドに倒してもらいました。でも、魔法を使うと魔力の消費があるらしく、今回のは少しキャパオーバーでした。」

そう言ってエヘヘと笑うサラを僕は苦笑いで見ることしかできなかった。

それから、サラにはアストレアが魔力を少し分けてあげたらしくそのままダンジョンを回った。

サラはそれからも他の魔法、相手を一定時間凍らせるアイスやダメージを与え続けるポイズンなどぶっ壊れとも感じる魔法を使い魔物を討伐していった。

僕とアストレアも少しはバトルをしたかったのだが、出る幕は一つもなかった。



冒険ギルドにドロップ品を提出し、サラの才能開花の一日は幕を閉じたのだった。




それから日は経ち、約二週間。
僕らはダンジョンの12階層から19階層までの魔物を討伐していった。
燕型のラスワロー、フクロウ型のオウル、鶏型のチッキーやコカッチー、それぞれがそれぞれの特徴があり討伐するのは困難とされているが、今の僕らにはそんなことは関係なかった。
僕の魔道具カトラス、パートナーのアストレア、仲間のサラとルロロの書とパートナーのレオパルド。それぞれが仕事を全うし、休憩もはさみながら余裕でここまでたどり着くことが出来た。
そして、ついに今日20階層のボスと戦う日が来た。
20階層のボスはハヤブサ型のファルーバ。
ファルーバはトライガルとは違い一体のみのボスだが、飛ぶことが出来るという点で脅威とされている。

ダンジョンに入り11階層から魔物を討伐しながら、19階層の入り口の大きな門の前まで到着した。

「サラ、準備はいい?」
「はい!」
「アストレアもレオパルドもいいか?」
「はい!」
「ガルルルル!」
「よし、前回のボスと同じように気を引き締めて行くぞ!」

僕らはそう言って、門を開き中へ入っていった。

中に入ると、周りを囲む灯篭に火が付く。
その中心に目を向けると、羽を閉じたたずんでファルーバ待ち構えていた。
大きさもトライガルと同じぐらいだ。
おそらくボスは大体同じような大きさなのだろう。

ピュ~ェェェッ

僕たちの姿を確認し、ファルーバは一度咆哮すると、翼を広げ大きく羽ばたかせ飛び立った。

「サラ、今回はサラの遠距離攻撃がカギだ。
 遠慮なくぶっ放せ!!」
「はい!」
「アストレアはさらに透過をかけてやれ。」
「俺とレオパルドでファルーバの気を引き付ける。」
「分かりました。」

そう言って僕はファルーバの方へ走って行く。
レオパルドはワールウィンドを使いファルーバに攻撃。
それをファルーバは軽い身のこなしで躱し、翼を強く羽ばたかして強風を起こす。
僕らはそれに耐えきれず、飛ばされてしまう。
後ろで飛ばされずに済んだサラはアイスの魔法を唱える。
ファルーバは一瞬氷漬けにされ、攻撃がやむがすぐに回復する。
すかさずサラは今度はポイズンの魔法をかける。
今度は効果があったようで、ファルーバの動きが少し鈍くなり、飛行高度も少し落ちてくる。
その隙を見て、僕はカトラスを短剣に変え、ファルーバ向かってジャンプで攻撃する。
それと同時にレオパルドも壁踏み台に、ファルーバに向かい飛び上がり噛みつく。
同時に大ダメージを食らったファルーバは地面に叩きつけられる。
が、ファルーバが再び飛び上がるのに時間はほとんどなかった。
トライガルのときと同様、雰囲気が変わった。
ファルーバは飛び上がったと思うと今度は翼を閉じ、高速で回転を始めた。
そして、地面に穴を開け、潜っていった。

次の瞬間、足元に大きな揺れを感じる。
そして、大きな衝撃と共に僕とレオパルドは突き飛ばされてしまう。
そして、ファルーバはまた空中へ戻る。
今度は、アストレアが剣を手に取り、ファルーバへ攻撃を仕掛ける。
目にも止まらない速さでファルーバの右翼の根本付近に近づき、そこに剣を振り下ろす。
ファルーバの右翼は綺麗に切断され、再びファルーバは地面に落とされる。
だがその攻撃はトドメにはならない。
再び飛び上がろうともがくファルーバ。
そこに、サラの魔法が襲い掛かる。

「バーニング!!」

そうサラが叫ぶと、ファルーバの体は燃え始めた。
そして、咆哮をしながらファルーバは消滅していった。

僕らは20階層のボス、ファルーバを討伐したのだった。

僕らはファルーバのドロップ品である、肉を回収しダンジョンを後にし、冒険ギルドへ向かった。



冒険ギルドに到着し、受付のいつものお姉さんにドロップ品を提出する。

「ファルーバの肉ですね。20階層攻略おめでとうございます。」
「ありがとうございます。」
「お二人とものギルドカードに貢献度を反映しておきました。
 次回のダンジョンからは21階層から始めることが出来るようになりました。
 ダンジョンに入るときに選択できます。
 あと、明日の朝に冒険ギルドに来てもらえますか?ゴートテイマーのコスモス様がお呼びです。」
「分かりました。明日の朝また来ますね。ありがとうございます。」

僕らは家に帰り、それぞれ床に就いた。








翌朝、僕らは昨日言われた通り冒険ギルドに来ていた。
冒険ギルド到着すると、また例の部屋まで連れていかれた。

「ご、ご無沙汰してます。コスモス様。」
「コスモスさん、毎度毎度暇なんですか?」
「ひどいなミドル君。僕も仕事で来てるんだ。まあ、座りたまえ。」

僕はゴートテイマーに促されるまま椅子に腰かける。

「それで、今回はどんなご用件で?」

僕がそう尋ねる。

「前回君たちにお願いした魔物特異化事件の話だよ。また、キング・クロンダールのような魔物が今度は山の上の町、ミスーに現れた。今回の魔物はキング・ワイバーンだ。通称空飛ぶトカゲと呼ばれている。通常のワイバーンならギルドの依頼で何とかなるのだが、今回はキング・ワイバーン。火を吐いたりと魔法を使ってくるので、厄介なのだ。君たちがダンジョンの20階層を攻略したと聞き、同じ空飛ぶ魔物関係で絶好のタイミングだと思い、呼んだということだ。どうだい?協力してくれるかい?」

この人は僕らがダンジョン攻略にひと段落して、断る理由がない状況で頼んできたのだ。結構やり手だな、そう思いながら隣に座っているサラに目くばせをする。
サラも同じ考えだったらしく、僕らは頷きあう。そしてゴートテイマーに返事をする。

「分かりました。受けましょう。」
「そうか。感謝するよ。出発は明後日、できれば一週間以内に討伐してくれ。」

僕らはそれから詳しい話を聞き、ギルドを後にし、そのままダンジョンへ向かった。
今回は先に進むのではなく、今までの階層を再び回った。

しばらくダンジョンを回っていると、

「ミドル様、わたくしのレベルが20になり、また新しいスキルを覚えました。」
「おお、久しぶりだな。今度はどんなものを覚えたんだ?」
「精神感応(テレパシー)です。」
「テレパシーか。少し試してみるか。」

そう言って僕はサラ達を置いて、一人でダンジョンの外へ出た。

『ミドル様、聞こえますか?』
『ああ、聞こえる。ちなみにどれくらいの距離まで話せるんだ?』
『距離は今は分かりません。しかし、限度はあると思われます。』
『そうか。サラとかとも話せるのか?』
『ミドル~。聞こえる~?』
『聞こえるぞ。』
『アストレアさんすごいね!』
『そうだな。あいつにはいつも驚かされてばかりだ。
 今からそっちに戻る。もう少しダンジョンを探索してから帰ろう。』
『分かった!』

僕らはしばらく、探索しドロップ品を冒険ギルドに全て提出し家に帰る。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「隊長~。大変だ~。」
「ハケスにレノン。久しぶりだな。そんなに焦ってどうしたんだ?」
「あいつが、あいつが生きてるかもしれない・・・・」
「あいつって誰だよ。」

サモンズは笑いながらハケスに尋ねる。

「あいつだよ。隊長がダンジョンに落とした。」


「「エンニオ・ミドルだよ!!」」


ハケスとレノンが口をそろえて発したその名前にサモンズは固まる。

「い、今何て?」

自分の聞き間違いであることを祈るようにサモンズはもう一度問う。

「エンニオ・ミドルが生きてるかもしれないんだよ!」

二度同じ名前を聞き、サモンズも聞き間違いではないことを確信する。

「どういうことだ!?詳しく説明しろ!」

「ハケスと一緒にサモ・・・・。」

レノンは口を閉じる。このことを詳しく説明しようとするとサモンズを殺そうとしていた計画がばれてしまう。そう思ったからだ。

「どうした!?早く教えろ!」

「レノンと一緒に街を歩いていたら、レノンのパートナーのスクアラルが鳴き始め、いきなりある方向に飛び始めた。それを追ってくと遠くに二つの人影が見えたんだ。その一つは、エンニオ・ミドルのようだった。だが、確信を持つ前にその人影はいきなり消えてしまったんだ。」

黙ったままのレノンに変わりハケスがかいつまんで説明する。

「そいつは幽霊じゃないのか?」
「幽霊なんかじゃない。あれは絶対人だった。」
「そうか、あいつが生きているとは思えないが万が一だ。手を打っておく。
 報告ありがとな。」
「俺らも協力するからな。」
「ああ、いつでも頼ってくれ。」

そうしてミドル生存説が少しづつ流れ始めた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

劣等生のハイランカー

双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す! 無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。 カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。 唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。 学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。 クラスメイトは全員ライバル! 卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである! そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。 それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。 難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。 かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。 「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」 学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。 「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」 時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。 制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。 そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。 (各20話編成) 1章:ダンジョン学園【完結】 2章:ダンジョンチルドレン【完結】 3章:大罪の権能【完結】 4章:暴食の力【完結】 5章:暗躍する嫉妬【完結】 6章:奇妙な共闘【完結】 7章:最弱種族の下剋上【完結】

勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした

赤白玉ゆずる
ファンタジー
【10/23コミカライズ開始!】 『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました! 颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。 【第2巻が発売されました!】 今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。 イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです! 素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。 【ストーリー紹介】 幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。 そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。 養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。 だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。 『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。 貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。 『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。 『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。 どん底だった主人公が一発逆転する物語です。 ※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

現代ダンジョンで成り上がり!

カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる! 現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。 舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。 四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。

ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者

哀上
ファンタジー
チートを貰い異世界転生。何も成し遂げることなく35年……、ついに前世の年齢を超えた。 ※この小説は他サイトにも投稿しています。

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。

大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった! でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、 他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう! 主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!? はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!? いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。 色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。 *** 作品について *** この作品は、真面目なチート物ではありません。 コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております 重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、 この作品をスルーして下さい。 *カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。

婚約破棄騒動に巻き込まれたモブですが……

こうじ
ファンタジー
『あ、終わった……』王太子の取り巻きの1人であるシューラは人生が詰んだのを感じた。王太子と公爵令嬢の婚約破棄騒動に巻き込まれた結果、全てを失う事になってしまったシューラ、これは元貴族令息のやり直しの物語である。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生

野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。 普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。 そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。 そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。 そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。 うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。 いずれは王となるのも夢ではないかも!? ◇世界観的に命の価値は軽いです◇ カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

ゴミスキルでもたくさん集めればチートになるのかもしれない

兎屋亀吉
ファンタジー
底辺冒険者クロードは転生者である。しかしチートはなにひとつ持たない。だが救いがないわけじゃなかった。その世界にはスキルと呼ばれる力を後天的に手に入れる手段があったのだ。迷宮の宝箱から出るスキルオーブ。それがあればスキル無双できると知ったクロードはチートスキルを手に入れるために、今日も薬草を摘むのであった。

処理中です...