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第36部 June bride
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俺は雪子の笑った顔を思い出しながらそう言うと、ゆっくりと立ち上がった。
「あ、花嫁さん、支度が出来たみたいですよ」
真波さんが微笑みながら俺たちを見て言うと、俺は腕を組んで美夜が現れるのを待った。
それは、白く細いラインが綺麗にしなやかに見えるドレス。肩は露出していて、レースの胸元。ウエストラインからもレースとビーズがちりばめられて、腰には大きなリボンがある。
「うわっ」
俺もさすがに驚いて、絶句した。が、一番驚いたのは、滋かもしれない。滋は目を丸くしたままゆっくりと立ち上がり、美夜に歩み寄って行った。
「美夜…!」
「し、滋」
美夜も頬を赤く染めて照れたように滋を見ると、2人は向かい合わせになってまた照れて、お互いの顔を見れずに俯いている。俺はそんな2人を見て、プッと吹き出した。
頑張れよ、滋。
美夜。
真波さんも嬉しそうに美夜に歩み寄ると、
「美夜ちゃん!素敵よ!これは、美夜ちゃんに譲るわよ!だって、美夜ちゃんに、すっごく似合ってるんだもの。ね?滋くん!!」
と言って、滋の背中を思い切り叩いた。
真波さん、いいね。ナイスパスだよ、それ。
滋はまだ顔を真っ赤にしたまま、
「え?!あ、う、うんっ?え?!」
とかなり動揺して答えて、恥ずかしそうに頭をかいていた。
「あ、花嫁さん、支度が出来たみたいですよ」
真波さんが微笑みながら俺たちを見て言うと、俺は腕を組んで美夜が現れるのを待った。
それは、白く細いラインが綺麗にしなやかに見えるドレス。肩は露出していて、レースの胸元。ウエストラインからもレースとビーズがちりばめられて、腰には大きなリボンがある。
「うわっ」
俺もさすがに驚いて、絶句した。が、一番驚いたのは、滋かもしれない。滋は目を丸くしたままゆっくりと立ち上がり、美夜に歩み寄って行った。
「美夜…!」
「し、滋」
美夜も頬を赤く染めて照れたように滋を見ると、2人は向かい合わせになってまた照れて、お互いの顔を見れずに俯いている。俺はそんな2人を見て、プッと吹き出した。
頑張れよ、滋。
美夜。
真波さんも嬉しそうに美夜に歩み寄ると、
「美夜ちゃん!素敵よ!これは、美夜ちゃんに譲るわよ!だって、美夜ちゃんに、すっごく似合ってるんだもの。ね?滋くん!!」
と言って、滋の背中を思い切り叩いた。
真波さん、いいね。ナイスパスだよ、それ。
滋はまだ顔を真っ赤にしたまま、
「え?!あ、う、うんっ?え?!」
とかなり動揺して答えて、恥ずかしそうに頭をかいていた。
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