続・君につづく道

第35部 サプライズを計画しよう

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「そうね。でも、私は美夜のこと、本当の妹みたいに思ってるわよ。一人っ子だから、妹欲しかったし。だから、嬉しい。萌梨もいたら、3人で笑い合えたのにね！」

「楽しかっただろうなぁ。3人か！」

「どんな話し、してたんだろうね。三人だと」

「きっと、祐にぃと滋と、坂井さんの悪口に花が咲いてるよね」

美夜が笑いながら言うと、私も頷いて笑った。

「あ、でも、萌梨は祐さんのことは悪く言わなそう！圭太くんのこととかも相談したり？」

「あるかもね！」

私たちは何度も顔を見合わせて笑い合っていると、駅から少し離れたところにあるジュエリーショップの前に来た。

「あ、ねぇ。ちょっと寄ってみない？」

「え？こんな高いとこ。滋にねだるつもり？」

私が驚いて美夜の顔を覗き込んで言うと、美夜の瞳はキラキラしている。

「下調べして、連れてこ！」

「理には、無理だなぁ、きっと。買ってくれたことないし、私は別に…欲しくけどね」

「まぁまぁ。入ってみよ。見るだけ」

美夜は強引にそう言って、店の入り口のドアを開けて中に入って行った。