続・君につづく道

第34部 理でもわかるエッチ講座

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私が驚いていると、先生はニッコリと微笑んで、

「女性は、自分の中に赤ちゃんがいることを感じることができるけど、男性はそれがないから、こういう写真とか映像を見て、初めて実感する人、とても多いんですよ」

と優しく言うと、理は恥ずかしそうに俯いて、

「すんません」

と小さく言った。そんな理の姿を見て、私もジン…と感動してしまう。

「これからどんどん大きくなるし、形もどんどん出来てくるのよ。どんな子になるか、楽しみでしょ？これからは外の声も聞こえるようになります。ママの声、パパの声、たくさん聞かせてあげてくださいね」

「はい…！」

私は先生の言葉に大きく頷くと、理はギュッと手を握りしめてくれた。

「じゃ、服を整えて、隣の診察室に来てくださいね」



私は理と一緒に診察室に入って、女医の外崎先生は、エコー写真を私に渡してくれた。私はその写真を理に渡して一緒に覗き込むと、理は生卵を触るみたいに、恐る恐る写真を摘んで見入っている。

「おおおっ」

子供みたいだ。でも、私も嬉しい。二人でエコー写真を見つめていると、先生は微笑んでデスクに肘をつくと、

「つわりは落ち着きましたか？」

と訊ねてきて、私は頷いた。