続・君につづく道

びぅむ

文字の大きさ
上 下
333 / 652
第21部 嵐の前の温泉旅行 後編

6

しおりを挟む
「もう、我慢できないよぉ」

雪子はそう言って俺にしがみついてくる。俺は雪子の唇を少し離してその瞳を見つめると、

「雪子。ほんとに、可愛い。俺のものだ」

と言って唇を重ねると、雪子の中はきゅううっと締め付けてきた。

これ。俺の好きなヤツ。この締め付けが堪らない。

「理もだよ。私だけのなんだから、平田さんなんかに誘惑されないで」

「は?!え?そんなこと思ってたの?」

「…今更されないとは思っても、向こうはすごく好きみたいなんだもん。ムカつく」

妬いてたのか!!そうかそうか!

「お前、東京戻るなよ」

「え?」

「ずっとここに。俺のそばにいろよ。俺は、ずっとお前の中にいたい」

俺はそう言って、腰の動きにスピードをかけていくと、そこからは一気に上り詰めた。雪子はさらに激しく喘いで、俺の唇を指で触れてくると、俺は堪らずその指を一本一本舐めていった。雪子はそんな俺を見て、腰を動かして締め付けてくると、

「理…!気持ちいい…!いいっ…」

と喘ぎながら言って、かすかに笑っていた。

「雪子っ……お前も…」

「うん。…私もっ…!」

雪子は俺の肩に腕を回してしがみついてくると、密着したまま一緒に快楽の頂上へと昇り詰めた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

拝啓、婚約者さま

松本雀
恋愛
――静かな藤棚の令嬢ウィステリア。 婚約破棄を告げられた令嬢は、静かに「そう」と答えるだけだった。その冷静な一言が、後に彼の心を深く抉ることになるとも知らずに。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

社長室の蜜月

ゆる
恋愛
内容紹介: 若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。 一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。 仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

処理中です...