続・君につづく道

びぅむ

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第7部 雪子と2人の恋のライバル

6

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もう。みんなの前で何言ってくれちゃってるのよ。

私はムッとしたものの、やっぱり嬉しい。愛されてるってことが、こんなにも…。



翌日。

朝方、理が帰ってきた。私は前もってメールを貰ってたし、気にせず一人で朝食を食べてる時に理が帰ってきた。

「あ、おかえりなさい。寝てないの?」

「あぁ。もう、眠い…。雪子は今から出勤か」

「うん」

理はフラフラ歩いて寝室に向かって歩いていくと、私は立ち上がって理の背中を追いかけて寝室に入った。

「大丈夫?」

「うん。寝れば大丈夫」

理はベッドにうつ伏せに倒れた。私はベッドに腰を下ろして、そんな理の頭をそっと撫でると、

「おにぎり、作っておくね。後で食べて。午後また仕事?」

と訊ねると、理は頷いて仰向けになると、私に向かって両手を広げた。

「ちょっとだけ、来て来て」

「え?私、もう支度しなきゃ」

「うん。分かってる。チャージさせて」

ニッコリと笑って理が言うと、私はなんだか微笑んで、ベッドに上がって理の胸に頬を乗せると、理は私の背中に腕を回してきつく抱きしめてくれた。

「汗臭い?」

「うん。汗臭い」

「ごめん」

素直に謝るから、なんか面白い。
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