54 / 93
53話 反撃を
しおりを挟む
会議室を出てしばらく王宮の中を歩いていくと、2メートルはある扉の前で立ち止まった。
「ここだ」
「ここにみんなが……」
不安が押し寄せ、規則的になる心臓の鼓動が体の中から響き渡る。
この扉を開けたらまた絶望してしまうかもしれない。
そんな考えが頭をよぎるなか、俺は扉に手を当てて前に強く押した。
ギィィィ……
「これ……どういうことだよ……」
扉が開かれて、俺の目の前に広がった光景は悲惨な状態そのものであった。
扉の先の部屋ではファイアーウルフ達が手当てを受けていて、体中に怪我を負って血に染まる者や、腕や足などに包帯を何重にも巻いている者もいた。
俺と別れた後に何があったんだ……。
「まだ詳しく話を聞いてないからわからないが、兵士に呼ばれて俺が門に駆けつけたら、大怪我を負ったこの者達がいた」
「またあいつらにやられたのか……。この部屋以外にもいるんだろ?」
「いや、これで全員だ」
「は……?そんなわけないだろ。だってどう考えても少なすぎる……」
本来ならファイアーウルフ達は500人近くいるはずだ。
だが、この部屋には100人程度しかいない。
それでこの部屋以外はもういないって……他の皆んなはどこに行ったんだよ……。
とにかく、早くエンファを見つけて話を聞かないと。
不安で震える体をなんとか落ち着かせて、横たわる怪我人で出来た通路を歩いて行き、エンファを探した。
「リウス様だ……」
「これで捕まった仲間が助かるぞ……!」
捕まった?まさか……!
こうなった原因を聞くために、俺は足を止めて近くのファイアーウルフ達に近寄った。
「ちょっと聞いてもいいか。捕まったって他の――」
「リウスじゃないか」
ファイアーウルフに質問をしようとした時に、横から俺の耳に目的の人物の声が入ってきた。
「エンファ……!よかった、無事……ではなさそうだな」
エンファは、頭を包帯で巻かれていて、腕にも怪我をした跡があった。
「そうだな。そこそこの傷を負ったさ」
前と変わらない調子で笑ってくるけど、やっぱり傷は痛いんだろうな。
どうしても笑顔が引き攣ってしまっている。
「なぁ、エンファ。俺と別れた後に何があったんだ?」
「実は……」
エンファは、笑顔から暗い表情に変わって思い口を開いて俺に何があったかを教えてくれた。
エンファの話をまとめると、俺と別れた後に全員で獣人の国に移動していると、どこからか現れた敵が攻撃を仕掛けてきて戦闘状態になったらしい。
だけど、敵はファイアーウルフ達を殺すことなく捕まえていき、ここにいる者達はなんとか逃げきることに成功したとのこと。
だが、敵の兵士がファイアーウルフ達を殺さなかったのは不幸中の幸いだ。
本来なら殺すことが目的だったはずなのに、殺さずに捕まえるということは新たな目的が出来たのだろうな。
「俺が弱いばかりに……すまなかったな……」
「エンファが謝るなよ。俺だって――」
「そうです。悪いのは俺です」
エンファの謝罪に続いて、後ろから俺達の様子を見ていたファイアーウルフの一人が前に出てきた。
「俺は短い間でしたが、カロス様に戦い方を教えてもらいました。それなのに……俺は……皆んなも、フェイ様も守ることができなかった……!」
一人の者の言葉により、少しざわついていた空間が一瞬にして静まり返った。
「君は?」
歯を食いしばり、拳を握るファイアーウルフは、俺が質問をすると慌てて自己紹介をした。
「申し遅れました。俺の名前はミルマと言います」
特に聞いたことのない名前だな。
でも、カロスに戦い方教えてもらったとなると、こいつは特別な力を持っているんだろうな。
「わかった。ところでミルマ、もう一つ質問をしてもいいか?」
「はい」
「お前は皆んなを助けたいか?」
「はい、仲間を助けたいです」
「わかった。皆んな、聞いてくれ」
ミルマの覚悟を確認した後に、広い空間で発せられた俺の声は静まり返った部屋に響き渡っていった。
「これから、敵に捕まった者を救出しに行こうと思う」
「それは本当ですか!」
「これで妻も助かる……!」
静まり返っていた空間は、一気に活気が溢れ出した。
「誰か協力してくれる人は――」
「俺たちも協力しよう」
「ムラルドル……」
扉の近くで話を聞いていたムラルドルは、俺達のところに歩きながら声を上げた。
「俺たちに協力すると言うことは、ムラルドルの仲間を傷つけるかもしれないんだぞ」
この先何があるかわからない。
どれだけの人数が残っているのかわからないし、俺たちよりも強いやつがいるかもしれない。
そんな状況で傷を負わないということは、まず不可能だろう。
「確かにな。戦場という場所では何があるかわからない。実際に、俺の配下達も戦場に出ていって戻って来なかった奴もいる。だけど……」
ムラルドルは一旦そこで止めて、また言葉を続けた。
「だけど、俺たちは借りを返したい。ミミィの命の恩人に協力しない者はこの国にはいないだろう」
「でも、それがこの国の民が傷ついていいことにはならない」
「そうだな。でも、俺たちが守りたい命をリウス、お前は守ってくれたんだ。なら、お前が守りたい命は、俺たちが守るべき命でもある」
絶対に助ける、ムラルドルの瞳にはそんな意思が籠っていた。
「わかった。その協力に感謝するよ」
「そうと決まれば作戦を立てなくてはな。会議室に戻ろう」
前回、ファイアーウルフ達と立てた作戦は失敗に終わり、フェイを死なせてしまった。
だから、今回の作戦は必ず成功させて、もう誰も死なせない。
「ここだ」
「ここにみんなが……」
不安が押し寄せ、規則的になる心臓の鼓動が体の中から響き渡る。
この扉を開けたらまた絶望してしまうかもしれない。
そんな考えが頭をよぎるなか、俺は扉に手を当てて前に強く押した。
ギィィィ……
「これ……どういうことだよ……」
扉が開かれて、俺の目の前に広がった光景は悲惨な状態そのものであった。
扉の先の部屋ではファイアーウルフ達が手当てを受けていて、体中に怪我を負って血に染まる者や、腕や足などに包帯を何重にも巻いている者もいた。
俺と別れた後に何があったんだ……。
「まだ詳しく話を聞いてないからわからないが、兵士に呼ばれて俺が門に駆けつけたら、大怪我を負ったこの者達がいた」
「またあいつらにやられたのか……。この部屋以外にもいるんだろ?」
「いや、これで全員だ」
「は……?そんなわけないだろ。だってどう考えても少なすぎる……」
本来ならファイアーウルフ達は500人近くいるはずだ。
だが、この部屋には100人程度しかいない。
それでこの部屋以外はもういないって……他の皆んなはどこに行ったんだよ……。
とにかく、早くエンファを見つけて話を聞かないと。
不安で震える体をなんとか落ち着かせて、横たわる怪我人で出来た通路を歩いて行き、エンファを探した。
「リウス様だ……」
「これで捕まった仲間が助かるぞ……!」
捕まった?まさか……!
こうなった原因を聞くために、俺は足を止めて近くのファイアーウルフ達に近寄った。
「ちょっと聞いてもいいか。捕まったって他の――」
「リウスじゃないか」
ファイアーウルフに質問をしようとした時に、横から俺の耳に目的の人物の声が入ってきた。
「エンファ……!よかった、無事……ではなさそうだな」
エンファは、頭を包帯で巻かれていて、腕にも怪我をした跡があった。
「そうだな。そこそこの傷を負ったさ」
前と変わらない調子で笑ってくるけど、やっぱり傷は痛いんだろうな。
どうしても笑顔が引き攣ってしまっている。
「なぁ、エンファ。俺と別れた後に何があったんだ?」
「実は……」
エンファは、笑顔から暗い表情に変わって思い口を開いて俺に何があったかを教えてくれた。
エンファの話をまとめると、俺と別れた後に全員で獣人の国に移動していると、どこからか現れた敵が攻撃を仕掛けてきて戦闘状態になったらしい。
だけど、敵はファイアーウルフ達を殺すことなく捕まえていき、ここにいる者達はなんとか逃げきることに成功したとのこと。
だが、敵の兵士がファイアーウルフ達を殺さなかったのは不幸中の幸いだ。
本来なら殺すことが目的だったはずなのに、殺さずに捕まえるということは新たな目的が出来たのだろうな。
「俺が弱いばかりに……すまなかったな……」
「エンファが謝るなよ。俺だって――」
「そうです。悪いのは俺です」
エンファの謝罪に続いて、後ろから俺達の様子を見ていたファイアーウルフの一人が前に出てきた。
「俺は短い間でしたが、カロス様に戦い方を教えてもらいました。それなのに……俺は……皆んなも、フェイ様も守ることができなかった……!」
一人の者の言葉により、少しざわついていた空間が一瞬にして静まり返った。
「君は?」
歯を食いしばり、拳を握るファイアーウルフは、俺が質問をすると慌てて自己紹介をした。
「申し遅れました。俺の名前はミルマと言います」
特に聞いたことのない名前だな。
でも、カロスに戦い方教えてもらったとなると、こいつは特別な力を持っているんだろうな。
「わかった。ところでミルマ、もう一つ質問をしてもいいか?」
「はい」
「お前は皆んなを助けたいか?」
「はい、仲間を助けたいです」
「わかった。皆んな、聞いてくれ」
ミルマの覚悟を確認した後に、広い空間で発せられた俺の声は静まり返った部屋に響き渡っていった。
「これから、敵に捕まった者を救出しに行こうと思う」
「それは本当ですか!」
「これで妻も助かる……!」
静まり返っていた空間は、一気に活気が溢れ出した。
「誰か協力してくれる人は――」
「俺たちも協力しよう」
「ムラルドル……」
扉の近くで話を聞いていたムラルドルは、俺達のところに歩きながら声を上げた。
「俺たちに協力すると言うことは、ムラルドルの仲間を傷つけるかもしれないんだぞ」
この先何があるかわからない。
どれだけの人数が残っているのかわからないし、俺たちよりも強いやつがいるかもしれない。
そんな状況で傷を負わないということは、まず不可能だろう。
「確かにな。戦場という場所では何があるかわからない。実際に、俺の配下達も戦場に出ていって戻って来なかった奴もいる。だけど……」
ムラルドルは一旦そこで止めて、また言葉を続けた。
「だけど、俺たちは借りを返したい。ミミィの命の恩人に協力しない者はこの国にはいないだろう」
「でも、それがこの国の民が傷ついていいことにはならない」
「そうだな。でも、俺たちが守りたい命をリウス、お前は守ってくれたんだ。なら、お前が守りたい命は、俺たちが守るべき命でもある」
絶対に助ける、ムラルドルの瞳にはそんな意思が籠っていた。
「わかった。その協力に感謝するよ」
「そうと決まれば作戦を立てなくてはな。会議室に戻ろう」
前回、ファイアーウルフ達と立てた作戦は失敗に終わり、フェイを死なせてしまった。
だから、今回の作戦は必ず成功させて、もう誰も死なせない。
0
お気に入りに追加
1,090
あなたにおすすめの小説
【本編完結】魔眼持ちの伯爵令嬢〜2度目のチャンスは好きにやる〜
ロシキ
ファンタジー
魔眼、それは人が魔法を使うために絶的に必要であるが、1万人の人間が居て1人か2人が得られれば良い方という貴重な物
そんな魔眼の最上級の強さの物を持った令嬢は、家族に魔眼を奪い取られ、挙句の果てに処刑台で処刑された
筈だった
※どこまで書ける分からないので、ひとまず長編予定ですが、区切りの良いところで終わる可能性あり
ローニャの年齢を5歳から12 歳に引き上げます。
突然の変更になり、申し訳ありません。
※1章(王国編)(1話〜47話)
※2章(対魔獣戦闘編)(48話〜82話)
※3章前編(『エンドシート学園』編)(83話〜111話)
※3章後編(『終わり』編)(112話〜145話)
※番外編『王国学園』編(1話〜)
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
【完結】底辺冒険者の相続 〜昔、助けたお爺さんが、実はS級冒険者で、その遺言で七つの伝説級最強アイテムを相続しました〜
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
試験雇用中の冒険者パーティー【ブレイブソード】のリーダーに呼び出されたウィルは、クビを宣言されてしまう。その理由は同じ三ヶ月の試験雇用を受けていたコナーを雇うと決めたからだった。
ウィルは冒険者になって一年と一ヶ月、対してコナーは冒険者になって一ヶ月のド新人である。納得の出来ないウィルはコナーと一対一の決闘を申し込む。
その後、なんやかんやとあって、ウィルはシェフィールドの町を出て、実家の農家を継ぐ為に乗り合い馬車に乗ることになった。道中、魔物と遭遇するも、なんやかんやとあって、無事に生まれ故郷のサークス村に到着した。
無事に到着した村で農家として、再出発しようと考えるウィルの前に、両親は半年前にウィル宛てに届いた一通の手紙を渡してきた。
手紙内容は数年前にウィルが落とし物を探すのを手伝った、お爺さんが亡くなったことを知らせるものだった。そして、そのお爺さんの遺言でウィルに渡したい物があるから屋敷があるアポンタインの町に来て欲しいというものだった。
屋敷に到着したウィルだったが、彼はそこでお爺さんがS級冒険者だったことを知らされる。そんな驚く彼の前に、伝説級最強アイテムが次々と並べられていく。
【聖龍剣・死喰】【邪龍剣・命喰】【無限収納袋】【透明マント】【神速ブーツ】【賢者の壺】【神眼の指輪】
だが、ウィルはもう冒険者を辞めるつもりでいた。そんな彼の前に、お爺さんの孫娘であり、S級冒険者であるアシュリーが現れ、遺産の相続を放棄するように要求してきた。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
伝説の魔術師の弟子になれたけど、収納魔法だけで満足です
カタナヅキ
ファンタジー
※弟子「究極魔法とかいいので収納魔法だけ教えて」師匠「Σ(゚Д゚)エー」
数十年前に異世界から召喚された人間が存在した。その人間は世界中のあらゆる魔法を習得し、伝説の魔術師と謳われた。だが、彼は全ての魔法を覚えた途端に人々の前から姿を消す。
ある日に一人の少年が山奥に暮らす老人の元に尋ねた。この老人こそが伝説の魔術師その人であり、少年は彼に弟子入りを志願する。老人は寿命を終える前に自分が覚えた魔法を少年に託し、伝説の魔術師の称号を彼に受け継いでほしいと思った。
「よし、収納魔法はちゃんと覚えたな?では、次の魔法を……」
「あ、そういうのいいんで」
「えっ!?」
異空間に物体を取り込む「収納魔法」を覚えると、魔術師の弟子は師の元から離れて旅立つ――
――後にこの少年は「収納魔導士」なる渾名を付けられることになる。
「おっさんはいらない」とパーティーを追放された魔導師は若返り、最強の大賢者となる~今更戻ってこいと言われてももう遅い~
平山和人
ファンタジー
かつては伝説の魔法使いと謳われたアークは中年となり、衰えた存在になった。
ある日、所属していたパーティーのリーダーから「老いさらばえたおっさんは必要ない」とパーティーを追い出される。
身も心も疲弊したアークは、辺境の地と拠点を移し、自給自足のスローライフを送っていた。
そんなある日、森の中で呪いをかけられた瀕死のフェニックスを発見し、これを助ける。
フェニックスはお礼に、アークを若返らせてくれるのだった。若返ったおかげで、全盛期以上の力を手に入れたアークは、史上最強の大賢者となる。
一方アークを追放したパーティーはアークを失ったことで、没落の道を辿ることになる。
「魔物肉は食べられますか?」異世界リタイアは神様のお情けです。勝手に召喚され馬鹿にされて追放されたのでスローライフを無双する。
太も歩けば右から落ちる(仮)
ファンタジー
その日、和泉春人は、現実世界で早期リタイアを達成した。しかし、八百屋の店内で勇者召喚の儀式に巻き込まれ異世界に転移させられてしまう。
鑑定により、春人は魔法属性が無で称号が無職だと判明し、勇者としての才能も全てが快適な生活に関わるものだった。「お前の生活特化笑える。これは勇者の召喚なんだぞっ。」最弱のステータスやスキルを、勇者達や召喚した国の重鎮達に笑われる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴォ
春人は勝手に召喚されながら、軽蔑されるという理不尽に怒り、王に暴言を吐き国から追放された。異世界に嫌気がさした春人は魔王を倒さずスローライフや異世界グルメを満喫する事になる。
一方、乙女ゲームの世界では、皇后陛下が魔女だという噂により、同じ派閥にいる悪役令嬢グレース レガリオが婚約を破棄された。
華麗なる10人の王子達との甘くて危険な生活を悪役令嬢としてヒロインに奪わせない。
※春人が神様から貰った才能は特別なものです。現実世界で達成した早期リタイアを異世界で出来るように考えてあります。
春人の天賦の才
料理 節約 豊穣 遊戯 素材 生活
春人の初期スキル
【 全言語理解 】 【 料理 】 【 節約 】【 豊穣 】【 遊戯化 】【 マテリア化 】 【 快適生活スキル獲得 】
ストーリーが進み、春人が獲得するスキルなど
【 剥ぎ取り職人 】【 剣技 】【 冒険 】【 遊戯化 】【 マテリア化 】【 快適生活獲得 】 【 浄化 】【 鑑定 】【 無の境地 】【 瀕死回復Ⅰ 】【 体神 】【 堅神 】【 神心 】【 神威魔法獲得 】【 回路Ⅰ 】【 自動発動 】【 薬剤調合 】【 転職 】【 罠作成 】【 拠点登録 】【 帰還 】 【 美味しくな~れ 】【 割引チケット 】【 野菜の種 】【 アイテムボックス 】【 キャンセル 】【 防御結界 】【 応急処置 】【 完全修繕 】【 安眠 】【 無菌領域 】【 SP消費カット 】【 被ダメージカット 】
≪ 生成・製造スキル ≫
【 風呂トイレ生成 】【 調味料生成 】【 道具生成 】【 調理器具生成 】【 住居生成 】【 遊具生成 】【 テイルム製造 】【 アルモル製造 】【 ツール製造 】【 食品加工 】
≪ 召喚スキル ≫
【 使用人召喚 】【 蒐集家召喚 】【 スマホ召喚 】【 遊戯ガチャ召喚 】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる