ケモ好き男子は萌えています！

神様に甘やかされるってナニ？

甘やかし

｢ぅ……ぁ、の……｣

｢うん｣

ケモさんは僕を見つめて、頷いている。
本当に、叩かれたりしないかな

｢す、少しだけ、さわ、らせて……くださぃ｣

言えた！カタコトだけど
許してくれるかな

｢はい、よく出来ました。君が満足するまで触りなさい｣

ケモさんがそう言った瞬間、嬉しくて｢本当!?｣って叫んでしまった。
しまった、今度こそ叩かれる！
そう思ったのに

｢あのね、僕は君の事を叩きもしないし、嫌に思ったりしない。逆に、君を甘やかせたい。今まで頑張ってきた分、沢山、沢山ね｣

この人は、僕の事を知っている？
そんな話し方だった
信じていいのかな……でも、怖くない
この人は怖くない。

｢あ、甘えて、いいの？｣

恐る恐る聞くと、ケモさんは微笑んで、僕を抱き締めた

｢あぁ、私は君の事を愛しているよ｣

ケモさんは、やっぱりフワフワしていた。
勿論、心もフワフワなんだ