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第15章 親子喧嘩
第344話 最終進化
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キョウヤとの一件があってから、2週間
程が経った。この間に色々なことがあっ
たが、最も大きなことは久しぶりにシン
ヤがぐっすりと眠れたことである。普段
から組織の長として、多忙なシンヤの睡
眠時間は圧倒的に少ない。元々、生い立
ちのせいもあって、熟睡をしないという
癖がついていたのだが何もそれだけが理
由ではない。皆の為に常に考えを巡らせ
たり、動いたりしているうちに気が付け
ば1日が終わってしまっているというの
がほとんどだからだ。しかし、今回はテ
ィアを筆頭に"黒天の星"の全メンバー
がシンヤに対して、しばらくゆっくりし
て欲しいと懇願してきたのである。今ま
でならば、それに対していくらか反論す
ることもできただろうが皆の表情を見た
シンヤはそうすることができなかった。
結果的にそのおかけで毎日ぐっすりと眠
り疲れを取ることができたの
だ………………まぁ、途中で我慢できず隠
れて仕事はしていたのだが。
「お前ら、ありがとな。おかげでバッチ
リ回復したわ」
そして、本日シンヤは久しぶりに幹部全
員を会議室へと呼び、開口一番にお礼を
言っていた。
「大丈夫じゃないのは百も承知ですが形
式上、お聞かせ下さい………………シンヤ
さん、もう大丈夫ですか?」
そんなシンヤにティアが代表して、問い
かける。その表情は一瞬だけ辛いものに
なったものの、すぐに真顔へと戻ってい
た。
「ああ……………もう大丈夫だ」
「……………そうですか。かしこまりまし
た。"黒天の星"はシンヤさんをお待ち
しておりました。そして……………」
その直後、全員が声を揃えてこう言っ
た。
「「「「「おかえりなさい!!!!!」」」」」
「ああ、ただいま」
それが合図だった。今、この瞬間から皆
の求めるシンヤ・モリタニが戻ってきた
という……………
「早速だが、俺が休息期間中に考えてい
たことを伝えたいと思う」
そして、今日からまたいつものよう
に……………とはならなかった。シンヤが
驚くべき言葉を発したからである。
「俺は母親に会いに行こうと思う」
「「「「「っ!?」」」」」
その瞬間、この場にいる全員がビックリ
して思わず、シンヤを凝視した。ティア
ですら、そうだった。
「……………どういうことですか?」
恐る恐る慎重に質問するティア。その表
情は困惑で一杯だった。
「その前にまずは俺のステータスを見て
くれ」
そう言って、シンヤは自身のステータス
を表示し、皆に見えるようにした。
―――――――――――――――――――――――
シンヤ・モリタニ
性別:男 種族:神人 年齢:18歳
Lv 50
HP 5000000/5000000
MP 5000000/5000000
ATK 5000000
DEF 5000000
AGI 5000000
INT 5000000
LUK 測定不能
固有スキル
生殺与奪・神眼・王の権威・魔の境地・
守護神・叡智・サイボーグ・炎熱操作・
戦士の誓い・透過・明鏡止水・勇者王・
大革命・大黒柱・リセット・未来視・写
し鏡・世界旅行・天岩戸
武技スキル
刀剣術:Lv.MAX
体術 :Lv.MAX
魔法
全属性魔法
装備
黒衣一式(統神級)
黒刀ムラクモ(天神級)
称号
異世界からの来訪者・運の女神の加護・
逆境に抗いし者・ご都合主義・恐怖を与
える者・武神・魔神・魔物キラー・絶望
の森の主・統率者・盗賊キラー・スキル
ホルダー・進化者・英雄・救世主・邪神
殺し・昇華せし者・殻を破りし者・偉業
を達成した者・超越者・到達者・失いし
者・追い求める者・乗り越える者
※レベル限界に達しました。最終進化へ
移行しますか?
(はい/いいえ)
→「はい」を選択した場合、あなたの種
族は"下級神"となり、自動的に天界へ
と招待されます。その際、同行者を計1
2名まで同行させることができます
→「いいえ」を選択した場合、あなたの
種族は変わらず、特に生活に支障が出る
訳でもありません。しかし、この選択は
一度きりです。もし、「いいえ」を選んで
しまえば、二度と最終進化を果たすこと
はできなくなります。熟考の末、選択す
ることをお勧め致します
―――――――――――――――――――――――
「こりゃ、またとんでもねぇな」
最初に口を開いたのはドルツだった。そ
れに続いて、ラミュラも言葉を発する。
「ああ……………最後の部分は今のシンヤ
殿に限っては一択しかないだろう」
「ってか、文章も"はい"を選択させる
ように仕向けているわね」
次にローズが思案顔で頷きながら口にし
た。そこに追従する形で眉根を寄せたカ
グヤは呟いた。
「意図的なのか、はたまた…………ただの
偶然か」
「偶然な訳ないデス!!これは見え透い
た罠デス!!」
「そうなの!!きっと盟主様を誑かそう
とする性悪女の仕業なの!!」
「ちょっと2人共、落ち着いて
よ……………ってか、性悪女っ
て……………システムの文章に男も女もな
いでしょ」
「ノエも、怪しいと、思う」
「そうですよね。タイミングがタイミン
グですし」
「ふむ。これまでの発言か察するに皆は
シンヤの父上の言葉を信じておるという
ことじゃな」
皆も各々の意見を口にする。そうして、
最後に残った2人のうち、まずはサラが
発言した。
「イヴの言葉じゃないですけど……………
シンヤさん、あなたはキョウヤさん、い
え、お義父様の言葉を信じ
ていますの?」
「ああ」
「ではお義母様が本当に"
神"であらせられると?」
「ああ」
「それで"天界"へと向かいたいという
訳ですのね?でも、本当に"神"という
ものが存在するとして、それが"天界"
にいるとは限りませんわ」
「いや、奴は間違いなく"天界"にいる」
「仮にも実の母を"奴"呼ばわり
は……………」
「俺にはその権利がある。俺はどこまで
いってもキョウヤの……………親父の味方
だ。親父には助けてやって欲しいと言わ
れたが、俺と親父を置いて出て行った奴
のことはそう簡単に許せそうにな
い……………直接会って理由を問いただ
し、その答えによっては………………」
「シンヤさん」
まるでその続きを言わせまいとするかの
ようにここでティアが口を挟む。そんな
ティアへシンヤはゆっくりと視線を向け
た。
「何だ?」
「では最終進化を行い、"天界"へ向か
うということでよろしいでしょうか?」
やけに冷静なティアに対して、皆は訝し
げな視線を向ける。しかし、ティアはそ
れらを気にも留めず、シンヤへ真っ直ぐ
視線を注いでいた。
「ああ。そのつもりだ」
「……………そうですか……………なら」
たっぷりと間を空けて言葉を口にしたテ
ィアは最後に覚悟を決めた表情をしなが
ら、こう言った。
「私達も同行させて下さい」
程が経った。この間に色々なことがあっ
たが、最も大きなことは久しぶりにシン
ヤがぐっすりと眠れたことである。普段
から組織の長として、多忙なシンヤの睡
眠時間は圧倒的に少ない。元々、生い立
ちのせいもあって、熟睡をしないという
癖がついていたのだが何もそれだけが理
由ではない。皆の為に常に考えを巡らせ
たり、動いたりしているうちに気が付け
ば1日が終わってしまっているというの
がほとんどだからだ。しかし、今回はテ
ィアを筆頭に"黒天の星"の全メンバー
がシンヤに対して、しばらくゆっくりし
て欲しいと懇願してきたのである。今ま
でならば、それに対していくらか反論す
ることもできただろうが皆の表情を見た
シンヤはそうすることができなかった。
結果的にそのおかけで毎日ぐっすりと眠
り疲れを取ることができたの
だ………………まぁ、途中で我慢できず隠
れて仕事はしていたのだが。
「お前ら、ありがとな。おかげでバッチ
リ回復したわ」
そして、本日シンヤは久しぶりに幹部全
員を会議室へと呼び、開口一番にお礼を
言っていた。
「大丈夫じゃないのは百も承知ですが形
式上、お聞かせ下さい………………シンヤ
さん、もう大丈夫ですか?」
そんなシンヤにティアが代表して、問い
かける。その表情は一瞬だけ辛いものに
なったものの、すぐに真顔へと戻ってい
た。
「ああ……………もう大丈夫だ」
「……………そうですか。かしこまりまし
た。"黒天の星"はシンヤさんをお待ち
しておりました。そして……………」
その直後、全員が声を揃えてこう言っ
た。
「「「「「おかえりなさい!!!!!」」」」」
「ああ、ただいま」
それが合図だった。今、この瞬間から皆
の求めるシンヤ・モリタニが戻ってきた
という……………
「早速だが、俺が休息期間中に考えてい
たことを伝えたいと思う」
そして、今日からまたいつものよう
に……………とはならなかった。シンヤが
驚くべき言葉を発したからである。
「俺は母親に会いに行こうと思う」
「「「「「っ!?」」」」」
その瞬間、この場にいる全員がビックリ
して思わず、シンヤを凝視した。ティア
ですら、そうだった。
「……………どういうことですか?」
恐る恐る慎重に質問するティア。その表
情は困惑で一杯だった。
「その前にまずは俺のステータスを見て
くれ」
そう言って、シンヤは自身のステータス
を表示し、皆に見えるようにした。
―――――――――――――――――――――――
シンヤ・モリタニ
性別:男 種族:神人 年齢:18歳
Lv 50
HP 5000000/5000000
MP 5000000/5000000
ATK 5000000
DEF 5000000
AGI 5000000
INT 5000000
LUK 測定不能
固有スキル
生殺与奪・神眼・王の権威・魔の境地・
守護神・叡智・サイボーグ・炎熱操作・
戦士の誓い・透過・明鏡止水・勇者王・
大革命・大黒柱・リセット・未来視・写
し鏡・世界旅行・天岩戸
武技スキル
刀剣術:Lv.MAX
体術 :Lv.MAX
魔法
全属性魔法
装備
黒衣一式(統神級)
黒刀ムラクモ(天神級)
称号
異世界からの来訪者・運の女神の加護・
逆境に抗いし者・ご都合主義・恐怖を与
える者・武神・魔神・魔物キラー・絶望
の森の主・統率者・盗賊キラー・スキル
ホルダー・進化者・英雄・救世主・邪神
殺し・昇華せし者・殻を破りし者・偉業
を達成した者・超越者・到達者・失いし
者・追い求める者・乗り越える者
※レベル限界に達しました。最終進化へ
移行しますか?
(はい/いいえ)
→「はい」を選択した場合、あなたの種
族は"下級神"となり、自動的に天界へ
と招待されます。その際、同行者を計1
2名まで同行させることができます
→「いいえ」を選択した場合、あなたの
種族は変わらず、特に生活に支障が出る
訳でもありません。しかし、この選択は
一度きりです。もし、「いいえ」を選んで
しまえば、二度と最終進化を果たすこと
はできなくなります。熟考の末、選択す
ることをお勧め致します
―――――――――――――――――――――――
「こりゃ、またとんでもねぇな」
最初に口を開いたのはドルツだった。そ
れに続いて、ラミュラも言葉を発する。
「ああ……………最後の部分は今のシンヤ
殿に限っては一択しかないだろう」
「ってか、文章も"はい"を選択させる
ように仕向けているわね」
次にローズが思案顔で頷きながら口にし
た。そこに追従する形で眉根を寄せたカ
グヤは呟いた。
「意図的なのか、はたまた…………ただの
偶然か」
「偶然な訳ないデス!!これは見え透い
た罠デス!!」
「そうなの!!きっと盟主様を誑かそう
とする性悪女の仕業なの!!」
「ちょっと2人共、落ち着いて
よ……………ってか、性悪女っ
て……………システムの文章に男も女もな
いでしょ」
「ノエも、怪しいと、思う」
「そうですよね。タイミングがタイミン
グですし」
「ふむ。これまでの発言か察するに皆は
シンヤの父上の言葉を信じておるという
ことじゃな」
皆も各々の意見を口にする。そうして、
最後に残った2人のうち、まずはサラが
発言した。
「イヴの言葉じゃないですけど……………
シンヤさん、あなたはキョウヤさん、い
え、お義父様の言葉を信じ
ていますの?」
「ああ」
「ではお義母様が本当に"
神"であらせられると?」
「ああ」
「それで"天界"へと向かいたいという
訳ですのね?でも、本当に"神"という
ものが存在するとして、それが"天界"
にいるとは限りませんわ」
「いや、奴は間違いなく"天界"にいる」
「仮にも実の母を"奴"呼ばわり
は……………」
「俺にはその権利がある。俺はどこまで
いってもキョウヤの……………親父の味方
だ。親父には助けてやって欲しいと言わ
れたが、俺と親父を置いて出て行った奴
のことはそう簡単に許せそうにな
い……………直接会って理由を問いただ
し、その答えによっては………………」
「シンヤさん」
まるでその続きを言わせまいとするかの
ようにここでティアが口を挟む。そんな
ティアへシンヤはゆっくりと視線を向け
た。
「何だ?」
「では最終進化を行い、"天界"へ向か
うということでよろしいでしょうか?」
やけに冷静なティアに対して、皆は訝し
げな視線を向ける。しかし、ティアはそ
れらを気にも留めず、シンヤへ真っ直ぐ
視線を注いでいた。
「ああ。そのつもりだ」
「……………そうですか……………なら」
たっぷりと間を空けて言葉を口にしたテ
ィアは最後に覚悟を決めた表情をしなが
ら、こう言った。
「私達も同行させて下さい」
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