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第14章 獣人族領
第325話 結婚式
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それは連盟との戦争が終
わり、シンヤ達がフリーダムのクランハ
ウスへと帰還してから数日が経った時の
ことだった。
「唐突だが、結婚式を挙げたいと思う」
「「「「「は?」」」」」
シンヤは突然、そんなことを言い出した
のだ。すると両隣に座るティアとサラを
除くその場の全員が驚いた。ちなみに現
在、彼らがいるのは最も大きな会議室で
あり、シンヤ達に加えて幹部全員が集ま
っていた。
「それって………………一体誰のだ?」
ほとんどの者が呆気に取られる中、カグ
ヤは恐る恐るといった感じでシンヤに訊
いた。
「俺達のだ」
「「「「「なっ!?」」」」」
またもや驚く面々。何も聞かされていな
かったことに加えて、それが自分達のも
のとなれば、この反応も当然だった。し
かし、先程からティアとサラはしたり顔
で頷いており、それに違和感を覚えたア
スカは思わず突っ込んだ。
「あの…………何でティアさんとサラさ
んは全く驚いていないんですか?」
「そんなの決まっているじゃないです
か」
「?」
「私達は既に知っていたからですわ」
「「「「「………………」」」」」
ティアとサラの答えに室内に静寂が訪れ
る。そこですかさずシンヤはフォローを
入れた。
「実はティアの祖父母の家にいる時に急
に思い付いてな。お前らも分かっている
とは思うが、俺達は常に忙しい。そし
て、この世界ではいつ誰がどうなっても
おかしくはない。だから、後悔が残らな
いよう一生に一度の幸せなビッグイベン
トは絶対にやりたいと思ってな」
「シンヤ……………」
「シン、ヤ…………」
「シンヤさん………」
「シンヤ……………」
「シンヤ殿…………」
「マスター…………」
「盟主様……………」
「シンヤ……………」
皆が感動する中、ドルツとニーベルは顔
を見合わせて、肩を竦める。と、そこで
急に不安を覚えたカグヤはシンヤへ問い
かけた。
「"俺達の"って言ってたけど、具体的
には誰と誰のことだ?まさか、シンヤと
結婚できるのは1人だけとか……………」
「そんな訳ないだろ。俺はお前らを等し
く愛しているんだ」
「っ!?そ、そうだよな。疑って悪い」
「カグヤ、お前はいつも自分に自信がな
いな」
「だ、だって仕方ないだろ!アタシ以
外、みんな綺麗で女らしくて……………」
「いいか、カグヤ?よく聞け。お前だっ
て美しいし、色気が半端じゃないぞ。現
にすれ違う男達がアホ面下げてお前のこ
とを見ているんだ。それのどこが女らし
くないんだ?」
「っ!?」
「それに俺はお前の容姿だけではなく、
内面も好きだ。何もそれはカグヤだけに
言えることではなく、ここにいる全員が
そうだ。だから、自分に自信を持て」
「わ、分かったから、これ以上はやめて
くれ!!」
「カグヤ、照れているんですか?可愛い
ですね」
「う、うるさいぞティア!!」
―――――――――――――――――――――
よく晴れた日の朝。適度な気温と頬を撫
でる心地良い風に包まれながら、一生に
一度のおめでたい式が開かれた。場所は
クランハウスの敷地内に作られた教会で
あり、そこには今回の主役の親族達が参
列していた。皆、この日を待ちに待ち望
んでおり、招待状を受け取った日から終
始、どこか落ち着きのない毎日を送って
いた。だが、それも今日でおしまい。な
んてったって、実際に目の前で可愛い娘
達の晴れ姿を見ることができるのだか
ら……………ちなみに式は滞りなく進ん
だ。特殊な素材で作られた窓から差し込
む光によって、教会内はどこか神秘的な
雰囲気を醸し出しており、それは今日と
いう特別な日に花を添えてくれた。プロ
グラム的にはまず最初に花嫁それぞれが
美しいドレスに身を包み、赤いカーペッ
トを歩いた。その際に最も親しい親族が
腕を貸してくれたのだが、全員がもれな
く感極まって涙を流していた。そして、
花嫁全員が揃ったところで1人1人挨拶
をしていった。
「おばあちゃん、おじいちゃん。会って
そんなに経っていないのに出席してくれ
てありがとう」
「何を言っているんだい。大切な孫娘の
晴れ舞台を見に行かなくてどうする」
「そうだ。こんなめでたい日に呼んでく
れて、むしろ、こちらがお礼を言う立場
だ」
「ありがとう……………じゃあ、2人共よ
く聞いてね。私、ティアは今日を持って
"ティア・モリタニ"となり、シンヤ・
モリタニの伴侶となります」
「良かったね。おめでとう」
「ティア、おめでとう。俺は自分のこと
のように嬉しいぞ」
このような感じで全員の挨拶が進み、そ
れが終わると今度はシンヤが前へと歩み
出て、話し始めた。
「ご来場の皆様に聞いて欲しいことがあ
る。俺、シンヤ・モリタニはここにいる
妻達全員を幸せにすると誓おう。もし、
それが果たせなければ、俺をあなた達の
好きなようにして構わない。俺のことが
憎ければ煮るなり焼くなり好きにしてく
れ。何か望むものがあるのなら、要求し
てくれ。すぐに手配する。そして、何か
気に入らなければ言ってくれ。早急に改
善しよう………………俺がここまで言える
のはそれだけ妻達への想いが強いから
だ。であればこそ、もし彼女達の幸せを
実現できないのなら、俺は俺自身がひど
く許せない。そうなったら、俺は夫失格
であり、皆様から責められるのは当然の
ことだ」
シンヤはそこまで言い切ると黙って聞き
入っている参列者を見渡してから、息を
大きく吸って高らかにこう宣言した。
「ティア、サラ、カグヤ、ノエ、アス
カ、イヴ、ラミュラ、スィーエル、レオ
ナ、ローズ………………俺はここにいる妻
達全員を愛している。そして、一生大切
にすると誓おう!!」
「「「「「「「「「「私達もシンヤ・モ
リタニを夫として深く愛し、彼を一生支
え続けると誓いま
す!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
その瞬間、教会内に大きな拍手の花が咲
いた。皆、とても幸せそうに微笑みなが
ら、新郎新婦を温かく送る。
「…………あれ?俺の出番、必要ないん
じゃね?」
そんな中、神父を任されたドルツはこの
状況に苦笑せざるを得なかった。
わり、シンヤ達がフリーダムのクランハ
ウスへと帰還してから数日が経った時の
ことだった。
「唐突だが、結婚式を挙げたいと思う」
「「「「「は?」」」」」
シンヤは突然、そんなことを言い出した
のだ。すると両隣に座るティアとサラを
除くその場の全員が驚いた。ちなみに現
在、彼らがいるのは最も大きな会議室で
あり、シンヤ達に加えて幹部全員が集ま
っていた。
「それって………………一体誰のだ?」
ほとんどの者が呆気に取られる中、カグ
ヤは恐る恐るといった感じでシンヤに訊
いた。
「俺達のだ」
「「「「「なっ!?」」」」」
またもや驚く面々。何も聞かされていな
かったことに加えて、それが自分達のも
のとなれば、この反応も当然だった。し
かし、先程からティアとサラはしたり顔
で頷いており、それに違和感を覚えたア
スカは思わず突っ込んだ。
「あの…………何でティアさんとサラさ
んは全く驚いていないんですか?」
「そんなの決まっているじゃないです
か」
「?」
「私達は既に知っていたからですわ」
「「「「「………………」」」」」
ティアとサラの答えに室内に静寂が訪れ
る。そこですかさずシンヤはフォローを
入れた。
「実はティアの祖父母の家にいる時に急
に思い付いてな。お前らも分かっている
とは思うが、俺達は常に忙しい。そし
て、この世界ではいつ誰がどうなっても
おかしくはない。だから、後悔が残らな
いよう一生に一度の幸せなビッグイベン
トは絶対にやりたいと思ってな」
「シンヤ……………」
「シン、ヤ…………」
「シンヤさん………」
「シンヤ……………」
「シンヤ殿…………」
「マスター…………」
「盟主様……………」
「シンヤ……………」
皆が感動する中、ドルツとニーベルは顔
を見合わせて、肩を竦める。と、そこで
急に不安を覚えたカグヤはシンヤへ問い
かけた。
「"俺達の"って言ってたけど、具体的
には誰と誰のことだ?まさか、シンヤと
結婚できるのは1人だけとか……………」
「そんな訳ないだろ。俺はお前らを等し
く愛しているんだ」
「っ!?そ、そうだよな。疑って悪い」
「カグヤ、お前はいつも自分に自信がな
いな」
「だ、だって仕方ないだろ!アタシ以
外、みんな綺麗で女らしくて……………」
「いいか、カグヤ?よく聞け。お前だっ
て美しいし、色気が半端じゃないぞ。現
にすれ違う男達がアホ面下げてお前のこ
とを見ているんだ。それのどこが女らし
くないんだ?」
「っ!?」
「それに俺はお前の容姿だけではなく、
内面も好きだ。何もそれはカグヤだけに
言えることではなく、ここにいる全員が
そうだ。だから、自分に自信を持て」
「わ、分かったから、これ以上はやめて
くれ!!」
「カグヤ、照れているんですか?可愛い
ですね」
「う、うるさいぞティア!!」
―――――――――――――――――――――
よく晴れた日の朝。適度な気温と頬を撫
でる心地良い風に包まれながら、一生に
一度のおめでたい式が開かれた。場所は
クランハウスの敷地内に作られた教会で
あり、そこには今回の主役の親族達が参
列していた。皆、この日を待ちに待ち望
んでおり、招待状を受け取った日から終
始、どこか落ち着きのない毎日を送って
いた。だが、それも今日でおしまい。な
んてったって、実際に目の前で可愛い娘
達の晴れ姿を見ることができるのだか
ら……………ちなみに式は滞りなく進ん
だ。特殊な素材で作られた窓から差し込
む光によって、教会内はどこか神秘的な
雰囲気を醸し出しており、それは今日と
いう特別な日に花を添えてくれた。プロ
グラム的にはまず最初に花嫁それぞれが
美しいドレスに身を包み、赤いカーペッ
トを歩いた。その際に最も親しい親族が
腕を貸してくれたのだが、全員がもれな
く感極まって涙を流していた。そして、
花嫁全員が揃ったところで1人1人挨拶
をしていった。
「おばあちゃん、おじいちゃん。会って
そんなに経っていないのに出席してくれ
てありがとう」
「何を言っているんだい。大切な孫娘の
晴れ舞台を見に行かなくてどうする」
「そうだ。こんなめでたい日に呼んでく
れて、むしろ、こちらがお礼を言う立場
だ」
「ありがとう……………じゃあ、2人共よ
く聞いてね。私、ティアは今日を持って
"ティア・モリタニ"となり、シンヤ・
モリタニの伴侶となります」
「良かったね。おめでとう」
「ティア、おめでとう。俺は自分のこと
のように嬉しいぞ」
このような感じで全員の挨拶が進み、そ
れが終わると今度はシンヤが前へと歩み
出て、話し始めた。
「ご来場の皆様に聞いて欲しいことがあ
る。俺、シンヤ・モリタニはここにいる
妻達全員を幸せにすると誓おう。もし、
それが果たせなければ、俺をあなた達の
好きなようにして構わない。俺のことが
憎ければ煮るなり焼くなり好きにしてく
れ。何か望むものがあるのなら、要求し
てくれ。すぐに手配する。そして、何か
気に入らなければ言ってくれ。早急に改
善しよう………………俺がここまで言える
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だ。であればこそ、もし彼女達の幸せを
実現できないのなら、俺は俺自身がひど
く許せない。そうなったら、俺は夫失格
であり、皆様から責められるのは当然の
ことだ」
シンヤはそこまで言い切ると黙って聞き
入っている参列者を見渡してから、息を
大きく吸って高らかにこう宣言した。
「ティア、サラ、カグヤ、ノエ、アス
カ、イヴ、ラミュラ、スィーエル、レオ
ナ、ローズ………………俺はここにいる妻
達全員を愛している。そして、一生大切
にすると誓おう!!」
「「「「「「「「「「私達もシンヤ・モ
リタニを夫として深く愛し、彼を一生支
え続けると誓いま
す!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」
その瞬間、教会内に大きな拍手の花が咲
いた。皆、とても幸せそうに微笑みなが
ら、新郎新婦を温かく送る。
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