305 / 416
第14章 獣人族領
第305話 ウィア・ベンガル
しおりを挟む
アタイは獣人族領にある中で最も大きな
国"ビスト"で生まれた。それも第一王
女として……………。"ベンガル家"とい
えば、獣人族領の中では知らぬ者なしと
言われた由緒正しい家系であり、その強
さもまた群を抜いていた。元々、獣人族
の特性として"強者こそが正義"という
ものがあった。意見が分かれた時や白黒
はっきりつけたい事案が発生した時はそ
の解決手段が武力を伴う実戦となること
がほとんどだったのだ。そして、それは
王族であっても例外ではなく、人の上に
立ち国民達を束ねる存在もまた強くなく
てはならなかった。
「ウィア!どこにいるんだ!」
アタイは歴代のベンガル家の中でも特に
活発で周りの者達も手を焼いていた。誰
が付けたのか、"お転婆姫"という名が
国民達にも浸透した程だ。そして、その
日もまたいつもと同じように城の中を駆
け回っていた…………………あの人に会う
までは。
「絶対に見つかるもんか。もう堅苦しい
ことをさせられるのはうんざりだ」
「何がそんなに嫌なんだ?」
「っ!?だ、誰だ!」
アタイは急に目の前に現れた男を警戒し
た。それはこの世界ではまず目にするこ
とのない黒髪黒眼の男だった。歳はおお
よそ30代半ば~40代程か。長身であ
り、引き締まった肉体と鋭い眼光を持ち
合わせ、漂う雰囲気からして只者ではな
い。しかし、それに反して服装はだいぶ
質素なものだった。白いヨレヨレのシャ
ツに生地の薄いズボン、ボロボロの靴と
いった軽装備でこんなところに単身で乗
り込むにはあまりにも適さないものだっ
た。自慢ではないが"ビスト"は鉄壁の
要塞と言われており、そこを相手にする
のであれば、複数の国をまとめて相手し
た方がマシだというのが獣人族達の常識
だった。そして、ベンガル家はその最後
の砦なのだ。間違ってもこんな男が落と
せる訳がない。当時のアタイはそんなこ
とを考えていた。
「いきなり話しかけて悪かったな。俺
は……………だ。たまたま城の中を歩いて
いたら、活きのいい嬢ちゃんがいたんで
な」
「たまたま?ここはそんな軽い感覚で訪
れるような場所じゃないぞ!それとアタ
イに対しては家族以外はみんな敬語で話
す。間違っても"嬢ちゃん"なんて言う
奴はいない」
「だから、俺が怪しいってか?まぁ、確
かに見た目だけでいえばな………………だ
が、自分の中にある常識を他の奴に当て
はめちゃいけねぇ。なんせ、世界は広い
んだ」
「……………広い?この世界が?」
「ああ。まだまだ嬢ちゃんの知らないこ
とはこの世界に腐る程ある。美味い飯、
多種多様な種族、百戦錬磨の戦士、そし
て自由がモットーの冒険者……………まだ
見たこともねぇ、ありとあらゆるものが
そこにはある。きっとこんな狭い檻の中
じゃ、味わえないぜ」
「ゴクリッ…………………ほ、本当か?」
「ああ。俺は態度や服装は適当だが、嘘
は付かねぇ」
今思えば、何故男の言うことを信じたの
かは分からない。だが、男には謎の説得
力があったのだ。だから、言ってしまっ
たのだ。
「見てみたい……………」
「そうか。じゃあ…………」
「ウィア!こんなところにいたのか!」
男がそこまで言ったところで父がこちら
に向かって来るのが分かり、アタイは非
常に焦った。もちろん自分自身が見つか
ることもまずかったのだが、それ以上に
ぱっと見不審者にしか見えない男の存在
がバレてしまう方がやばかった。話した
感じ、そこまで悪い人には思えないこの
人が不審者として、もし父に殺されてし
まったら………………。仮にもアタイは王
女だ。おいそれと近付いてしまえば、重
い処分を下されることだってあるだろ
う。アタイは戦々恐々としながら父を待
った。
「全く、ちょこまかと逃げ回りおって。
お前は相変わらず……………ん?お前
は………………」
終わった。アタイはそう思った。父が男
に気付いてしまったのだ。まぁ、そりゃ
気が付かない方が無理がある。なんせ男
は父が向かってくる間も一切微動だにせ
ず、その場に立ち尽くしていたのだか
ら。
「おおっ、………………か!来てくれたの
か!」
「よぉ。噂のアムール・ベンガルがどん
なもんか見に来たぜ」
「待っていたぞ!こんなところで一体な
にをしている?」
「道に迷ってな。嬢ちゃんに案内しても
らっていたんだ。だから、あまり責めな
いでやってくれ」
「そうだったのか。ウィア、それならそ
うと早く言ってくれ」
「え?あ、ああ」
後で分かったことだが男は父に呼ばれ
て、ここを訪れたそうだ。なんでも男の
噂を聞いた父が一度でいいから手合わせ
願いたいと。しかし男は神出鬼没であ
り、あまり人の頼みを聞くようなタイプ
ではないことから、父もほぼ諦めていた
そうだ。ところが、男は予想に反してや
って来て、父との対面を果たした。ちな
みに2人の勝敗についてだが………………
なんと全くの互角だった。それまでアタ
イは父と肩を並べる程の実力者を見たこ
とがなかった為、かなり驚いた。その
後、用事は済んだとすぐに帰ろうとする
男を引き止め、なんとか自分も一緒に連
れて行ってはもらえないかと頼むアタイ
を見て、男は………………
「世界を見て回るのは楽じゃねぇ。命が
いくつあっても足りねぇぞ?それでも来
るか?」
と言った。アタイはそれに対して何の迷
いもなく、こう答えた。
「こんなところで一生を終えるのは嫌
だ。もちろん、家族や家臣達は大好き
だ。みんな、よくしてくれている。で
も、アタイはもっと色々なことが知りた
い!世界の広さを見てみたいんだ!」
「ないものねだりってやつ
か…………………ふんっ。いいだろう。そ
の代わり、死ぬ気で着いてこいよ?いち
いち振り返ったりしねぇからな」
「ああっ!臨むところだ!」
「よし。その青さを忘れるんじゃねぇ
ぞ」
それからのアタイは男とその仲間達と
色々なところを回り、様々なことを体験
した。目まぐるしく変わる毎日。城の中
では到底味わえない刺激的な経験にアタ
イは幸せを感じる日々だった。ところ
が、それも突如として終わりを迎えるこ
ととなる。25年前、男の解散宣言と共
に仲間達はバラバラになり、アタイは1
人になった。頼れる者もいない、という
よりも頼る訳にはいかないそんな状況下
でアタイはなんとか頑張ってここまでき
た。そして、今日………………不本意にも
アタイは30年振りに帰国することとな
った。
「お久し振りです…………………お父様」
手錠を嵌められたまま、王の間の中心に
立つアタイ。そんなアタイを見下ろす父
の顔は記憶の中のものよりもずっと老け
ていた。
国"ビスト"で生まれた。それも第一王
女として……………。"ベンガル家"とい
えば、獣人族領の中では知らぬ者なしと
言われた由緒正しい家系であり、その強
さもまた群を抜いていた。元々、獣人族
の特性として"強者こそが正義"という
ものがあった。意見が分かれた時や白黒
はっきりつけたい事案が発生した時はそ
の解決手段が武力を伴う実戦となること
がほとんどだったのだ。そして、それは
王族であっても例外ではなく、人の上に
立ち国民達を束ねる存在もまた強くなく
てはならなかった。
「ウィア!どこにいるんだ!」
アタイは歴代のベンガル家の中でも特に
活発で周りの者達も手を焼いていた。誰
が付けたのか、"お転婆姫"という名が
国民達にも浸透した程だ。そして、その
日もまたいつもと同じように城の中を駆
け回っていた…………………あの人に会う
までは。
「絶対に見つかるもんか。もう堅苦しい
ことをさせられるのはうんざりだ」
「何がそんなに嫌なんだ?」
「っ!?だ、誰だ!」
アタイは急に目の前に現れた男を警戒し
た。それはこの世界ではまず目にするこ
とのない黒髪黒眼の男だった。歳はおお
よそ30代半ば~40代程か。長身であ
り、引き締まった肉体と鋭い眼光を持ち
合わせ、漂う雰囲気からして只者ではな
い。しかし、それに反して服装はだいぶ
質素なものだった。白いヨレヨレのシャ
ツに生地の薄いズボン、ボロボロの靴と
いった軽装備でこんなところに単身で乗
り込むにはあまりにも適さないものだっ
た。自慢ではないが"ビスト"は鉄壁の
要塞と言われており、そこを相手にする
のであれば、複数の国をまとめて相手し
た方がマシだというのが獣人族達の常識
だった。そして、ベンガル家はその最後
の砦なのだ。間違ってもこんな男が落と
せる訳がない。当時のアタイはそんなこ
とを考えていた。
「いきなり話しかけて悪かったな。俺
は……………だ。たまたま城の中を歩いて
いたら、活きのいい嬢ちゃんがいたんで
な」
「たまたま?ここはそんな軽い感覚で訪
れるような場所じゃないぞ!それとアタ
イに対しては家族以外はみんな敬語で話
す。間違っても"嬢ちゃん"なんて言う
奴はいない」
「だから、俺が怪しいってか?まぁ、確
かに見た目だけでいえばな………………だ
が、自分の中にある常識を他の奴に当て
はめちゃいけねぇ。なんせ、世界は広い
んだ」
「……………広い?この世界が?」
「ああ。まだまだ嬢ちゃんの知らないこ
とはこの世界に腐る程ある。美味い飯、
多種多様な種族、百戦錬磨の戦士、そし
て自由がモットーの冒険者……………まだ
見たこともねぇ、ありとあらゆるものが
そこにはある。きっとこんな狭い檻の中
じゃ、味わえないぜ」
「ゴクリッ…………………ほ、本当か?」
「ああ。俺は態度や服装は適当だが、嘘
は付かねぇ」
今思えば、何故男の言うことを信じたの
かは分からない。だが、男には謎の説得
力があったのだ。だから、言ってしまっ
たのだ。
「見てみたい……………」
「そうか。じゃあ…………」
「ウィア!こんなところにいたのか!」
男がそこまで言ったところで父がこちら
に向かって来るのが分かり、アタイは非
常に焦った。もちろん自分自身が見つか
ることもまずかったのだが、それ以上に
ぱっと見不審者にしか見えない男の存在
がバレてしまう方がやばかった。話した
感じ、そこまで悪い人には思えないこの
人が不審者として、もし父に殺されてし
まったら………………。仮にもアタイは王
女だ。おいそれと近付いてしまえば、重
い処分を下されることだってあるだろ
う。アタイは戦々恐々としながら父を待
った。
「全く、ちょこまかと逃げ回りおって。
お前は相変わらず……………ん?お前
は………………」
終わった。アタイはそう思った。父が男
に気付いてしまったのだ。まぁ、そりゃ
気が付かない方が無理がある。なんせ男
は父が向かってくる間も一切微動だにせ
ず、その場に立ち尽くしていたのだか
ら。
「おおっ、………………か!来てくれたの
か!」
「よぉ。噂のアムール・ベンガルがどん
なもんか見に来たぜ」
「待っていたぞ!こんなところで一体な
にをしている?」
「道に迷ってな。嬢ちゃんに案内しても
らっていたんだ。だから、あまり責めな
いでやってくれ」
「そうだったのか。ウィア、それならそ
うと早く言ってくれ」
「え?あ、ああ」
後で分かったことだが男は父に呼ばれ
て、ここを訪れたそうだ。なんでも男の
噂を聞いた父が一度でいいから手合わせ
願いたいと。しかし男は神出鬼没であ
り、あまり人の頼みを聞くようなタイプ
ではないことから、父もほぼ諦めていた
そうだ。ところが、男は予想に反してや
って来て、父との対面を果たした。ちな
みに2人の勝敗についてだが………………
なんと全くの互角だった。それまでアタ
イは父と肩を並べる程の実力者を見たこ
とがなかった為、かなり驚いた。その
後、用事は済んだとすぐに帰ろうとする
男を引き止め、なんとか自分も一緒に連
れて行ってはもらえないかと頼むアタイ
を見て、男は………………
「世界を見て回るのは楽じゃねぇ。命が
いくつあっても足りねぇぞ?それでも来
るか?」
と言った。アタイはそれに対して何の迷
いもなく、こう答えた。
「こんなところで一生を終えるのは嫌
だ。もちろん、家族や家臣達は大好き
だ。みんな、よくしてくれている。で
も、アタイはもっと色々なことが知りた
い!世界の広さを見てみたいんだ!」
「ないものねだりってやつ
か…………………ふんっ。いいだろう。そ
の代わり、死ぬ気で着いてこいよ?いち
いち振り返ったりしねぇからな」
「ああっ!臨むところだ!」
「よし。その青さを忘れるんじゃねぇ
ぞ」
それからのアタイは男とその仲間達と
色々なところを回り、様々なことを体験
した。目まぐるしく変わる毎日。城の中
では到底味わえない刺激的な経験にアタ
イは幸せを感じる日々だった。ところ
が、それも突如として終わりを迎えるこ
ととなる。25年前、男の解散宣言と共
に仲間達はバラバラになり、アタイは1
人になった。頼れる者もいない、という
よりも頼る訳にはいかないそんな状況下
でアタイはなんとか頑張ってここまでき
た。そして、今日………………不本意にも
アタイは30年振りに帰国することとな
った。
「お久し振りです…………………お父様」
手錠を嵌められたまま、王の間の中心に
立つアタイ。そんなアタイを見下ろす父
の顔は記憶の中のものよりもずっと老け
ていた。
0
お気に入りに追加
620
あなたにおすすめの小説
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
おもちゃで遊ぶだけでスキル習得~世界最強の商人目指します~
暇人太一
ファンタジー
大学生の星野陽一は高校生三人組に事故を起こされ重傷を負うも、その事故直後に異世界転移する。気づけばそこはテンプレ通りの白い空間で、説明された内容もありきたりな魔王軍討伐のための勇者召喚だった。
白い空間に一人残された陽一に別の女神様が近づき、モフモフを捜して完全復活させることを使命とし、勇者たちより十年早く転生させると言う。
勇者たちとは違い魔王軍は無視して好きにして良いという好待遇に、陽一は了承して異世界に転生することを決める。
転生後に授けられた職業は【トイストア】という万能チート職業だった。しかし世界の常識では『欠陥職業』と蔑まされて呼ばれる職業だったのだ。
それでも陽一が生み出すおもちゃは魔王の心をも鷲掴みにし、多くのモフモフに囲まれながら最強の商人になっていく。
魔術とスキルで無双し、モフモフと一緒におもちゃで遊んだり売ったりする話である。
小説家になろう様でも投稿始めました。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる