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第6章 裏切りは突然に
第80話 向ける背中
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「朱組、突撃よ!目標は敵の殲滅!情けは無用よ!」
「「「「「はい、組長!!!!!」」」」」
「「「「「了解です、姉貴!!!!!」」」」」
あの時、カグヤさんと共にギルドで助けた娘達と奴隷商で新たに加わった組員達が元気よく返事をする。私達朱組は総勢11名。通常、幹部である上司の皆さんは組のメンバーとしてカウントしない。しかし、組長では収集や判断がつかない事例が起こった時などは一緒になって解決への道を探ってくれる。そして、現在。私達10人の組長達"十長"はそれぞれ組員を率いて、各地でアスターロ教の教徒達の殲滅に当たっていた。
「組長!予定通り、私は空からの空撃と援護に回ります!」
「ええ、お願い」
頼もしい副長、獣人族の鳥種であるネネの声を聞きながら、私は全体の指揮を取る為、動き出すのだった。
「蒼組、攻撃開始だ!」
「「「「「うおおおおっっ~~~!!!!!」」」」」
「絶対に許さねぇ!」
「同感ね。心は炎のように燃やし、動きは冷静にかつ、確実に行いましょう」
「了解!」
「「冷静、確実!!」」
蒼組は組長であるモールを筆頭に貧民街で出会った親子達と同じ地区の者達で構成されている。総勢16名。副長はアルスであり、他の者達は組長だけではなく、彼ら親子のこともまた慕っている。それは彼らの強さだけが要因という訳ではなく、彼らのこれまで紡いできた絆とその団結力に魅入られたからに他ならない。何にせよ、志を一つにした者達の力は凄まじい。何も知らない第三者が見れば、その戦場において同情されるのは間違いなく、あちらだろう。
「銅組、いくわよ~」
「「「「「了解です!!!!!」」」」」
銅組は組長リーム、副長がエルザと言い、リーム以外は全員エルフの女性達である。総勢18名。以前、集落で助けたエルフの女性達をリームが勧誘した際、それならば他の仲間達もぜひということでエルフの里へと赴き、希望者を募ったところ、それだけの数となったのである。これだけのレベル上げを終えた戦士達が駆け抜ける戦場は敵からしたら、地獄以外の何物でもないのであった。
「玄組、行きますわ!」
「「「「「はい!!!!!」」」」」
「本当に大丈夫でしょうか?」
「テレサ、まだそんなことを言っているんですの?シンヤ様からお墨付きを頂いているでしょう?」
「そうですよね。この子達もいまや立派な冒険者ですもんね」
玄組の組長はリーゼ、副長はテレサという。総勢22名。この組は以前、リーゼが訪れた孤児院でシスターをしていたテレサと子供達で構成されている。テレサは元々魔法が少し使えるだけであったが、ティアが組んだレベル上げメニューによって今では副長として、しっかりと役目を果たせるだけの力を身に付けている。子供達も年頃のせいか、学んだことをスポンジのごとく吸収していく為、どんどんと成長していき、現在Aランク冒険者と遜色ない程にまでなっている。そして今回、自分達が一体どこまで成長しているのかを試せる絶好のチャンスが巡ってきたのだ…………これはとても心配である、主に相手が…………
「緑組、用意はいいか?」
「いつでもいいぜ、兄貴」
緑組は組長フェンド、副長をライアンとする組だ。総勢27名。フェンド以外は全員、元白虎盗賊団のメンバーである。以前、フェンドから勧誘を受け、最初は渋々受け入れたのだが、いざクランに入ってみるとガラッと意識が変わったのである。クランマスターの実力をまざまざと見せつけられ、組長や幹部の凄さを知ってからは自分の組の長を兄貴、その上司を大兄貴と今では呼ぶようになったのだ。当然、今回も自分達の身命を賭す気で臨んでいるのだが、敵からしたら、そこまでやる気になられるのは大分迷惑な話なのであった。
「灰組、行くぞ!」
「「「「「了解!!!!!」」」」」
灰組は組長をケープ、副長をレーンとする組である。総勢21名。全員ケンタウロス族で構成されており、ケープの故郷の者達の中の希望者からなる騎馬部隊だ。クランの中でも奇襲や狩猟、戦闘など肉体的な活動においては幹部を除けば、1・2を争う程であり、有事の際は他の組を行き来し、サポートも熟すなど1組に1人は欲しい存在である。しかし、今回は他の組とは距離が離れている為、余裕ができれば駆けつけるという形になっている。どちらにしても敵からしたら、こんな戦闘集団が襲いかかってきたら、尻尾を巻いて逃げ出す他、道はないだろう。
「橙組、行きやすかい」
「やってやるぜ!」
「生まれ変わった俺達を見せてやる」
橙組は組長ヒュージ、副長がマーゼである。総勢10名。組員は皆、以前闘技場で出会った者達で構成されており、数こそ少ないものの、元から戦闘に長けた者達を勧誘しまくった結果、少数精鋭で強者揃いの組が出来上がった。そこにティアのレベル上げメニューの経験が加わればどうなるか……………敵にしてみたら最悪。絶対に戦いたくない恐怖の集団と言わざるを得ないだろう。
「白組、準備はできておるか?」
「ええ、いつでも」
白組組長オウギ、副長マヤ。そして、それを支える妖怪達で構成された組、総勢30名。全ての組の中で最も数が多く、本来であれば統率などとれたものではない。しかし、そこは組長であるオウギの人徳とさらにそのオウギが尊敬するクランマスターを実際に見て感じた器と力の大きさにより、多くの妖怪達が付き従う形となった。これぞ、まさしく百鬼夜行。敵目線で言えば、戦う前から恐怖し、白旗を上げてしまうことだろう。
「桃組、戦う準備はいいかな?」
「「「「「完璧です!!!!!」」」」」
桃組の組長はアゲハ、副長はシズカである。総勢12名。今はなきホスベルの街で出会った少女達が組員として、加わわったのであるがもしかしたら彼女達が一番やる気に満ち溢れているのかもしれない。何故なら、今回の敵が自分達を連れ去ろうとした仇敵であることと何より、組長であるアゲハ自身が故郷を滅ぼされているのだ。その怒りや憎悪が組員にも伝播し、より一層肩に力が入るのである。敵もまさか、自分達に復讐しようとする者がいるとは思ってもみないだろう。自業自得とは正にこのことである。
「紫組、用意はいいアルか?」
「いいぜ!ふ~腕が鳴るな!」
紫組は組長バイラ、副長メアリーの組だ。総勢27名。組員はバイラを除けば全員、元海賊である。元々海上での戦闘が得意ということだったが、陸上での戦闘も出来ない訳ではなかった。しかし、そこで満足してはならないのがこのクラン。ティアのレベル上げメニューを死ぬ気で行い、魔物や盗賊と戦う日々。気が付けば1週間、2週間と時間が経っており、その度に強くなっている自分を実感できた。そうして迎えたこの日。なんでも今回の敵は世界中を恐怖に陥れようとする組織なのだと。ちょうどいい。何の気兼ねもなく潰せる相手だ。自分達の強さが一体どこまで世の中の悪意に対抗できるのか、これでハッキリすると……………目をギラつかせている彼女達を見て、敵は自分達のしてきたことに後悔し始めていた。しかし、それももう遅い。すぐそこまで来ているのだ。強者の圧倒的な力という制裁が。
――――――――――――――――――――
組長や組員達が各地で動き回っている中、クランの幹部達もアスターロ教の幹部達を標的にそれぞれが移動していた。そんな中…………
「おい、ノエ!一体、どこまで行くんだよ!こっちに敵の幹部はいないはずだぞ?」
「……………」
「どうした?黙ってないで何とか」
「カグヤ……………ごめんね」
「は?一体、何を…………ぐはっ!」
突然、人気のない森の中に血と苦痛の声が飛ぶ。気が付けば、今まで纏っていた黒衣を脱ぎ捨て、新たに黒いローブを纏ったノエ。銅鎚ミョルニルを肩に担ぎ、倒れ伏したカグヤを見下ろすその瞳には何も映っていないのか、濁り切っていた。やった方とやられた方、加害者と被害者。その双方とも同じクランに所属し、同時期に仲間となった筈のいわば戦友。古参として、今までもそしてこれからもクランを支えることをモットーにしていた。それが何故、このようなことになっているのか…………カグヤにはノエの考えていることがサッパリ分からなかった。
「な、何でノエが……………」
「………………」
やっと絞り出して言った言葉。それに対して、無言で背を向けるノエ。気のせいか、少しだけ肩が震えているような気がする。
「おい!何とか言えよ!」
「っ!!」
カグヤの強く想いのこもった言葉にさすがに無視はできないと思ったのか、一言だけこう言った。
「……………さようなら」
「「「「「はい、組長!!!!!」」」」」
「「「「「了解です、姉貴!!!!!」」」」」
あの時、カグヤさんと共にギルドで助けた娘達と奴隷商で新たに加わった組員達が元気よく返事をする。私達朱組は総勢11名。通常、幹部である上司の皆さんは組のメンバーとしてカウントしない。しかし、組長では収集や判断がつかない事例が起こった時などは一緒になって解決への道を探ってくれる。そして、現在。私達10人の組長達"十長"はそれぞれ組員を率いて、各地でアスターロ教の教徒達の殲滅に当たっていた。
「組長!予定通り、私は空からの空撃と援護に回ります!」
「ええ、お願い」
頼もしい副長、獣人族の鳥種であるネネの声を聞きながら、私は全体の指揮を取る為、動き出すのだった。
「蒼組、攻撃開始だ!」
「「「「「うおおおおっっ~~~!!!!!」」」」」
「絶対に許さねぇ!」
「同感ね。心は炎のように燃やし、動きは冷静にかつ、確実に行いましょう」
「了解!」
「「冷静、確実!!」」
蒼組は組長であるモールを筆頭に貧民街で出会った親子達と同じ地区の者達で構成されている。総勢16名。副長はアルスであり、他の者達は組長だけではなく、彼ら親子のこともまた慕っている。それは彼らの強さだけが要因という訳ではなく、彼らのこれまで紡いできた絆とその団結力に魅入られたからに他ならない。何にせよ、志を一つにした者達の力は凄まじい。何も知らない第三者が見れば、その戦場において同情されるのは間違いなく、あちらだろう。
「銅組、いくわよ~」
「「「「「了解です!!!!!」」」」」
銅組は組長リーム、副長がエルザと言い、リーム以外は全員エルフの女性達である。総勢18名。以前、集落で助けたエルフの女性達をリームが勧誘した際、それならば他の仲間達もぜひということでエルフの里へと赴き、希望者を募ったところ、それだけの数となったのである。これだけのレベル上げを終えた戦士達が駆け抜ける戦場は敵からしたら、地獄以外の何物でもないのであった。
「玄組、行きますわ!」
「「「「「はい!!!!!」」」」」
「本当に大丈夫でしょうか?」
「テレサ、まだそんなことを言っているんですの?シンヤ様からお墨付きを頂いているでしょう?」
「そうですよね。この子達もいまや立派な冒険者ですもんね」
玄組の組長はリーゼ、副長はテレサという。総勢22名。この組は以前、リーゼが訪れた孤児院でシスターをしていたテレサと子供達で構成されている。テレサは元々魔法が少し使えるだけであったが、ティアが組んだレベル上げメニューによって今では副長として、しっかりと役目を果たせるだけの力を身に付けている。子供達も年頃のせいか、学んだことをスポンジのごとく吸収していく為、どんどんと成長していき、現在Aランク冒険者と遜色ない程にまでなっている。そして今回、自分達が一体どこまで成長しているのかを試せる絶好のチャンスが巡ってきたのだ…………これはとても心配である、主に相手が…………
「緑組、用意はいいか?」
「いつでもいいぜ、兄貴」
緑組は組長フェンド、副長をライアンとする組だ。総勢27名。フェンド以外は全員、元白虎盗賊団のメンバーである。以前、フェンドから勧誘を受け、最初は渋々受け入れたのだが、いざクランに入ってみるとガラッと意識が変わったのである。クランマスターの実力をまざまざと見せつけられ、組長や幹部の凄さを知ってからは自分の組の長を兄貴、その上司を大兄貴と今では呼ぶようになったのだ。当然、今回も自分達の身命を賭す気で臨んでいるのだが、敵からしたら、そこまでやる気になられるのは大分迷惑な話なのであった。
「灰組、行くぞ!」
「「「「「了解!!!!!」」」」」
灰組は組長をケープ、副長をレーンとする組である。総勢21名。全員ケンタウロス族で構成されており、ケープの故郷の者達の中の希望者からなる騎馬部隊だ。クランの中でも奇襲や狩猟、戦闘など肉体的な活動においては幹部を除けば、1・2を争う程であり、有事の際は他の組を行き来し、サポートも熟すなど1組に1人は欲しい存在である。しかし、今回は他の組とは距離が離れている為、余裕ができれば駆けつけるという形になっている。どちらにしても敵からしたら、こんな戦闘集団が襲いかかってきたら、尻尾を巻いて逃げ出す他、道はないだろう。
「橙組、行きやすかい」
「やってやるぜ!」
「生まれ変わった俺達を見せてやる」
橙組は組長ヒュージ、副長がマーゼである。総勢10名。組員は皆、以前闘技場で出会った者達で構成されており、数こそ少ないものの、元から戦闘に長けた者達を勧誘しまくった結果、少数精鋭で強者揃いの組が出来上がった。そこにティアのレベル上げメニューの経験が加わればどうなるか……………敵にしてみたら最悪。絶対に戦いたくない恐怖の集団と言わざるを得ないだろう。
「白組、準備はできておるか?」
「ええ、いつでも」
白組組長オウギ、副長マヤ。そして、それを支える妖怪達で構成された組、総勢30名。全ての組の中で最も数が多く、本来であれば統率などとれたものではない。しかし、そこは組長であるオウギの人徳とさらにそのオウギが尊敬するクランマスターを実際に見て感じた器と力の大きさにより、多くの妖怪達が付き従う形となった。これぞ、まさしく百鬼夜行。敵目線で言えば、戦う前から恐怖し、白旗を上げてしまうことだろう。
「桃組、戦う準備はいいかな?」
「「「「「完璧です!!!!!」」」」」
桃組の組長はアゲハ、副長はシズカである。総勢12名。今はなきホスベルの街で出会った少女達が組員として、加わわったのであるがもしかしたら彼女達が一番やる気に満ち溢れているのかもしれない。何故なら、今回の敵が自分達を連れ去ろうとした仇敵であることと何より、組長であるアゲハ自身が故郷を滅ぼされているのだ。その怒りや憎悪が組員にも伝播し、より一層肩に力が入るのである。敵もまさか、自分達に復讐しようとする者がいるとは思ってもみないだろう。自業自得とは正にこのことである。
「紫組、用意はいいアルか?」
「いいぜ!ふ~腕が鳴るな!」
紫組は組長バイラ、副長メアリーの組だ。総勢27名。組員はバイラを除けば全員、元海賊である。元々海上での戦闘が得意ということだったが、陸上での戦闘も出来ない訳ではなかった。しかし、そこで満足してはならないのがこのクラン。ティアのレベル上げメニューを死ぬ気で行い、魔物や盗賊と戦う日々。気が付けば1週間、2週間と時間が経っており、その度に強くなっている自分を実感できた。そうして迎えたこの日。なんでも今回の敵は世界中を恐怖に陥れようとする組織なのだと。ちょうどいい。何の気兼ねもなく潰せる相手だ。自分達の強さが一体どこまで世の中の悪意に対抗できるのか、これでハッキリすると……………目をギラつかせている彼女達を見て、敵は自分達のしてきたことに後悔し始めていた。しかし、それももう遅い。すぐそこまで来ているのだ。強者の圧倒的な力という制裁が。
――――――――――――――――――――
組長や組員達が各地で動き回っている中、クランの幹部達もアスターロ教の幹部達を標的にそれぞれが移動していた。そんな中…………
「おい、ノエ!一体、どこまで行くんだよ!こっちに敵の幹部はいないはずだぞ?」
「……………」
「どうした?黙ってないで何とか」
「カグヤ……………ごめんね」
「は?一体、何を…………ぐはっ!」
突然、人気のない森の中に血と苦痛の声が飛ぶ。気が付けば、今まで纏っていた黒衣を脱ぎ捨て、新たに黒いローブを纏ったノエ。銅鎚ミョルニルを肩に担ぎ、倒れ伏したカグヤを見下ろすその瞳には何も映っていないのか、濁り切っていた。やった方とやられた方、加害者と被害者。その双方とも同じクランに所属し、同時期に仲間となった筈のいわば戦友。古参として、今までもそしてこれからもクランを支えることをモットーにしていた。それが何故、このようなことになっているのか…………カグヤにはノエの考えていることがサッパリ分からなかった。
「な、何でノエが……………」
「………………」
やっと絞り出して言った言葉。それに対して、無言で背を向けるノエ。気のせいか、少しだけ肩が震えているような気がする。
「おい!何とか言えよ!」
「っ!!」
カグヤの強く想いのこもった言葉にさすがに無視はできないと思ったのか、一言だけこう言った。
「……………さようなら」
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