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王都グニトリル

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「ここが、王都グニトリル…」

 ユニコーンに乗ったルカ達が到着したそこは、巨大な湖だった。一見すると海と見紛うほどのその巨大な湖の上に橋がかけられ、その先の島に都市が見える。

「都市としての規模はシュタインベルグ王都とほぼ同じ…だけど、外観は大きく違うね」

 とアレクシア。

 島の中心には、天を突く程に巨大な樹木がいくつか立ち並んでいる。その木を加工し、住居としているのだろう。

「まるでビルですねえ」

 安鶴沙がそんな呟きを漏らした。事実、目の前に広がる景色は彼女の知る大都会のビル郡を思わせた。

「驚いたかい?まあ、国外の人間がグニトリルに来る事はほとんどないからね。それじゃあ…行こうか」

 ジーラを先頭にして、一行は橋を渡り王都グニトリルへと入った。
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