45 / 1,065
ラナキア洞窟攻略10
しおりを挟む
次の日。一行は朝食を食べ終えるとすぐさまキャンプを出発した。
床の溝に沿って奥へ奥へと進んでいく。しばらくの間、大きな障害はなかった。時折ニードルバットが襲ってくるのみだ。
「いい感じだな」
ジョゼフが言った。
「迷宮ってのは、発見されてすぐに攻略するのが一番楽だって聞くが、その通りかもしれねえ」
「そうですね」
ルカもジョゼフの意見に同意する。
一般的に、迷宮は発見された直後に攻略するのが最も何度が低いとされている。それは発見された直後の迷宮というのは『寝起き』だからだ、というのが冒険者たちの意見である。
迷宮内は濃い魔力の影響で独自の生態系が生まれている。これは見方を変えれば、迷宮内はある程度安定した状態であるという事だ。そういった状態の迷宮を、冒険者たちは『寝起き』の迷宮だと呼ぶ。このような迷宮は、比較的攻略が容易だ。
しかし、何度も冒険者が攻略に挑戦し、失敗して…を繰り返す事によって、迷宮では生態系が狂い迷宮内の魔力もどんどん歪さを増していく。その結果、迷宮内で突然変異的に強力な魔物が生まれたり、迷宮内の空間がねじれにねじれて複雑化していく。そういった迷宮は攻略が難しい。
皮肉な事に、冒険者が挑めば挑む程難易度を増していくのが迷宮という存在なのだ。
地面の溝は想像以上に長く続いていた。代り映えのしない景色にジョセフが飽きてきた頃…前方に湖が見えた。前日見た地底湖をさらに一回り大きくしたような巨大な湖。そしてその中央には、洞窟の中にあるには極めて異質な物体があった。
「建物…?」
アレクシアが呟く。
湖の中央にあったのは、石造りの建築物だ。それもかなりの大きさがある。ちょっとした貴族の屋敷ほどはあるだろうか。建物のある泉の中央までは、石畳の橋がかけられている。
「なんつーか、いかにも…って感じの建物だな」
「はい。あそこから強い魔力を感じます」
ジョゼフの言葉にルカは頷く。
「多分、あの建物がゴールです」
ゴール。すなわち、迷宮の最深部。魔力の塊…迷宮の核が存在する場所。
「ゲルトさんの推察が正しいなら、元々あの場所は古代の神殿だったんでしょう。そこに核があって…ボスがいる可能性も高いです」
ボス――迷宮の主。最後に待ち受ける最大の難関。迷宮の核と融合し、絶大な魔力を得た魔物の総称だ。とは言っても、ボスは迷宮を支配している訳ではない。むしろ、迷宮の魔力に支配されていると見るべきだろう。
迷宮の核を奪うため最深部へと到達した冒険者を阻む存在だ。ボスは迷宮内で最強の存在であり、他の魔物とは一線を画す実力を持つ。
「気を引き締めていかねえとな」
ジョゼフがそう言うと、三人も頷いた。周囲の安全を確認した後、ルカたちは神殿へと続く石造りの橋へと足を踏み入れた。
「…」
緊張の面持ちで橋を渡っていく。湖自体が広いため、橋も長い。200mほどあるだろうか。おそらく数百年以上は昔に建造された橋であるにもかかわらず老朽化している様子は見えなかった。古の技術のなせる技か、それとも迷宮の魔力の影響か。
橋を渡り終え、神殿へと到達する。入り口に扉のようなものはなく、そのまま中へ入る事ができた。ルカは入り口近くの壁に紋章のようなものを発見し足を止める。
「これは…」
ここに来る途中にあった溝に掘られていた紋章と同じもののようだ。しかし、溝に掘られていたものと違い浸食されておらずその形がはっきりと見て取れる。中央に羽の生えた獅子、さらにその口から出ている蛇が獅子を取り巻くように円を描いている紋章だ。
(禍々しい紋章…以前、本で見た事があるような…)
「ん…なんだ、この気持ち悪い紋章は…」
ルカが記憶を探っていると、ジョゼフも紋章に気がつき近寄った。その時、
「おお…」
と、呻くような声が二人の後ろから聞こえる。そちらへ視線を向ければ…ゲルトが顔を青ざめて――もっとも、彼は元々青ざめたような顔色なのだが、それをさらに青ざめさせて――口元を抑えていた。
「だ、大丈夫ですか?」
ルカがゲルトの身を案じる。彼の体に何か異変があったのでは…と思ったからだ。しかしそうではなかったようで、ゲルトは二、三度深呼吸すると落ち着きを取り戻した。彼がルカたちの前でこのような取り乱し方をするのは初めての事だ。
「…すみません、驚きのあまり少し取り乱してしまいました」
頭を左右に振り、ゲルトは壁の紋章に近付いた。そしてそれをゆっくりと指でなぞる。
「この紋章、間違いありません。ここは…邪神殿です」
「邪神殿…?」
聞きなれない言葉にジョセフが眉をひそめる。
「二千年前、世界を滅ぼしかけた邪神…人類最大の厄災。邪神デミウルゴスを祭る神殿です」
床の溝に沿って奥へ奥へと進んでいく。しばらくの間、大きな障害はなかった。時折ニードルバットが襲ってくるのみだ。
「いい感じだな」
ジョゼフが言った。
「迷宮ってのは、発見されてすぐに攻略するのが一番楽だって聞くが、その通りかもしれねえ」
「そうですね」
ルカもジョゼフの意見に同意する。
一般的に、迷宮は発見された直後に攻略するのが最も何度が低いとされている。それは発見された直後の迷宮というのは『寝起き』だからだ、というのが冒険者たちの意見である。
迷宮内は濃い魔力の影響で独自の生態系が生まれている。これは見方を変えれば、迷宮内はある程度安定した状態であるという事だ。そういった状態の迷宮を、冒険者たちは『寝起き』の迷宮だと呼ぶ。このような迷宮は、比較的攻略が容易だ。
しかし、何度も冒険者が攻略に挑戦し、失敗して…を繰り返す事によって、迷宮では生態系が狂い迷宮内の魔力もどんどん歪さを増していく。その結果、迷宮内で突然変異的に強力な魔物が生まれたり、迷宮内の空間がねじれにねじれて複雑化していく。そういった迷宮は攻略が難しい。
皮肉な事に、冒険者が挑めば挑む程難易度を増していくのが迷宮という存在なのだ。
地面の溝は想像以上に長く続いていた。代り映えのしない景色にジョセフが飽きてきた頃…前方に湖が見えた。前日見た地底湖をさらに一回り大きくしたような巨大な湖。そしてその中央には、洞窟の中にあるには極めて異質な物体があった。
「建物…?」
アレクシアが呟く。
湖の中央にあったのは、石造りの建築物だ。それもかなりの大きさがある。ちょっとした貴族の屋敷ほどはあるだろうか。建物のある泉の中央までは、石畳の橋がかけられている。
「なんつーか、いかにも…って感じの建物だな」
「はい。あそこから強い魔力を感じます」
ジョゼフの言葉にルカは頷く。
「多分、あの建物がゴールです」
ゴール。すなわち、迷宮の最深部。魔力の塊…迷宮の核が存在する場所。
「ゲルトさんの推察が正しいなら、元々あの場所は古代の神殿だったんでしょう。そこに核があって…ボスがいる可能性も高いです」
ボス――迷宮の主。最後に待ち受ける最大の難関。迷宮の核と融合し、絶大な魔力を得た魔物の総称だ。とは言っても、ボスは迷宮を支配している訳ではない。むしろ、迷宮の魔力に支配されていると見るべきだろう。
迷宮の核を奪うため最深部へと到達した冒険者を阻む存在だ。ボスは迷宮内で最強の存在であり、他の魔物とは一線を画す実力を持つ。
「気を引き締めていかねえとな」
ジョゼフがそう言うと、三人も頷いた。周囲の安全を確認した後、ルカたちは神殿へと続く石造りの橋へと足を踏み入れた。
「…」
緊張の面持ちで橋を渡っていく。湖自体が広いため、橋も長い。200mほどあるだろうか。おそらく数百年以上は昔に建造された橋であるにもかかわらず老朽化している様子は見えなかった。古の技術のなせる技か、それとも迷宮の魔力の影響か。
橋を渡り終え、神殿へと到達する。入り口に扉のようなものはなく、そのまま中へ入る事ができた。ルカは入り口近くの壁に紋章のようなものを発見し足を止める。
「これは…」
ここに来る途中にあった溝に掘られていた紋章と同じもののようだ。しかし、溝に掘られていたものと違い浸食されておらずその形がはっきりと見て取れる。中央に羽の生えた獅子、さらにその口から出ている蛇が獅子を取り巻くように円を描いている紋章だ。
(禍々しい紋章…以前、本で見た事があるような…)
「ん…なんだ、この気持ち悪い紋章は…」
ルカが記憶を探っていると、ジョゼフも紋章に気がつき近寄った。その時、
「おお…」
と、呻くような声が二人の後ろから聞こえる。そちらへ視線を向ければ…ゲルトが顔を青ざめて――もっとも、彼は元々青ざめたような顔色なのだが、それをさらに青ざめさせて――口元を抑えていた。
「だ、大丈夫ですか?」
ルカがゲルトの身を案じる。彼の体に何か異変があったのでは…と思ったからだ。しかしそうではなかったようで、ゲルトは二、三度深呼吸すると落ち着きを取り戻した。彼がルカたちの前でこのような取り乱し方をするのは初めての事だ。
「…すみません、驚きのあまり少し取り乱してしまいました」
頭を左右に振り、ゲルトは壁の紋章に近付いた。そしてそれをゆっくりと指でなぞる。
「この紋章、間違いありません。ここは…邪神殿です」
「邪神殿…?」
聞きなれない言葉にジョセフが眉をひそめる。
「二千年前、世界を滅ぼしかけた邪神…人類最大の厄災。邪神デミウルゴスを祭る神殿です」
21
お気に入りに追加
314
あなたにおすすめの小説
外れスキル『レベル分配』が覚醒したら無限にレベルが上がるようになったんだが。〜俺を追放してからレベルが上がらなくなったって?知らん〜
純真
ファンタジー
「普通にレベル上げした方が早いじゃない。なんの意味があるのよ」
E級冒険者ヒスイのスキルは、パーティ間でレベルを移動させる『レベル分配』だ。
毎日必死に最弱モンスター【スライム】を倒し続け、自分のレベルをパーティメンバーに分け与えていた。
そんなある日、ヒスイはパーティメンバーに「役立たず」「足でまとい」と罵られ、パーティを追放されてしまう。
しかし、その晩にスキルが覚醒。新たに手に入れたそのスキルは、『元パーティメンバーのレベルが一生上がらなくなる』かわりに『ヒスイは息をするだけでレベルが上がり続ける』というものだった。
そのレベルを新しいパーティメンバーに分け与え、最強のパーティを作ることにしたヒスイ。
『剣聖』や『白夜』と呼ばれるS級冒険者と共に、ヒスイの名は世界中に轟いていく――。
「戯言を。貴様らがいくら成長したところで、私に! ましてや! 魔王様に届くはずがない! 生まれながらの劣等種! それが貴様ら人間だ!」
「――本当にそうか、確かめてやるよ。この俺出来たてホヤホヤの成長をもってな」
これは、『弱き者』が『強き者』になる――ついでに、可愛い女の子と旅をする物語。
※この作品は『小説家になろう』様、『カクヨム』様にも掲載しております。
【二章開始】『事務員はいらない』と実家からも騎士団からも追放された書記は『命名』で生み出した最強家族とのんびり暮らしたい
斑目 ごたく
ファンタジー
「この騎士団に、事務員はいらない。ユーリ、お前はクビだ」リグリア王国最強の騎士団と呼ばれた黒葬騎士団。そこで自らのスキル「書記」を生かして事務仕事に勤しんでいたユーリは、そう言われ騎士団を追放される。
さらに彼は「四大貴族」と呼ばれるほどの名門貴族であった実家からも勘当されたのだった。
失意のまま乗合馬車に飛び乗ったユーリが辿り着いたのは、最果ての街キッパゲルラ。
彼はそこで自らのスキル「書記」を生かすことで、無自覚なまま成功を手にする。
そして彼のスキル「書記」には、新たな能力「命名」が目覚めていた。
彼はその能力「命名」で二人の獣耳美少女、「ネロ」と「プティ」を生み出す。
そして彼女達が見つけ出した伝説の聖剣「エクスカリバー」を「命名」したユーリはその三人の家族と共に賑やかに暮らしていく。
やがて事務員としての仕事欲しさから領主に雇われた彼は、大好きな事務仕事に全力に勤しんでいた。それがとんでもない騒動を巻き起こすとは知らずに。
これは事務仕事が大好きな余りそのチートスキルで無自覚に無双するユーリと、彼が生み出した最強の家族が世界を「書き換えて」いく物語。
火・木・土曜日20:10、定期更新中。
この作品は「小説家になろう」様にも投稿されています。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
『殺す』スキルを授かったけど使えなかったので追放されました。お願いなので静かに暮らさせてください。
晴行
ファンタジー
ぼっち高校生、冷泉刹華(れいぜい=せつか)は突然クラスごと異世界への召喚に巻き込まれる。スキル付与の儀式で物騒な名前のスキルを授かるも、試したところ大した能力ではないと判明。いじめをするようなクラスメイトに「ビビらせんな」と邪険にされ、そして聖女に「スキル使えないならいらないからどっか行け」と拷問されわずかな金やアイテムすら与えられずに放り出され、着の身着のままで異世界をさまよう羽目になる。しかし路頭に迷う彼はまだ気がついていなかった。自らのスキルのあまりのチートさゆえ、世界のすべてを『殺す』権利を手に入れてしまったことを。不思議なことに自然と集まってくる可愛い女の子たちを襲う、残酷な運命を『殺し』、理不尽に偉ぶった奴らや強大な敵、クラスメイト達を蚊を払うようにあしらう。おかしいな、俺は独りで静かに暮らしたいだけなんだがと思いながら――。
パーティーを追放された雑用係の少年を拾ったら実は滅茶苦茶有能だった件〜虐げられた少年は最高の索敵魔法を使いこなし成り上がる~
木嶋隆太
ファンタジー
大手クランでは、サポーターのパーティー追放が流行っていた。そんなとき、ヴァレオはあるパーティーが言い争っているのを目撃する。そのパーティーでも、今まさに一人の少年が追放されようとしていた。必死に泣きついていた少年が気になったヴァレオは、彼を自分のパーティーに誘う。だが、少年は他の追放された人々とは違い、規格外の存在であった。「あれ、僕の魔法ってそんなに凄かったの?」。何も知らない常識外れの少年に驚かされながら、ヴァレオは迷宮を攻略していく。
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
Sランクパーティから追放された俺、勇者の力に目覚めて最強になる。
石八
ファンタジー
主人公のレンは、冒険者ギルドの中で最高ランクであるSランクパーティのメンバーであった。しかしある日突然、パーティリーダーであるギリュウという男に「いきなりで悪いが、レンにはこのパーティから抜けてもらう」と告げられ、パーティを脱退させられてしまう。怒りを覚えたレンはそのギルドを脱退し、別のギルドでまた1から冒険者稼業を始める。そしてそこで最強の《勇者》というスキルが開花し、ギリュウ達を見返すため、己を鍛えるため、レンの冒険譚が始まるのであった。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる