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旅立ち
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「ピピピピッピピピっ」
朝5時にセットしていた目覚ましの音が小さな部屋の中で穏やかでない自己主張を行う。
ベッドから一人の男が起き上がって目覚ましを止めた。
男は優しく日の光が差し込む部屋の窓を全開にして朝の新鮮な空気を思いっきり吸い込んだ。
冷たい空気が男の意識を一気に覚醒までもっこさせる。
「やっと……、やっとこの日がやってきた」
まだ誰も起きていない時間に響く声は静かだったがこの言葉には確かな思いがあるのを感じさせられた。
「零、起きてるか?」
外から男を呼ぶ声がした。男にはそれが誰の声かわかっているようだった。
「今行く」
男は自分の勉強机の上にちゃんと手紙を置いたことを確認すると、昨日のうちから用意していた靴を履いて窓から外に飛び出した。
昔から山を駆け回った身としてはこれくらい造作もない。
無駄に着地を決めると俺は迎えに来た親友にいたずらっ子の笑をプレゼントする。
「急ごうぜ。もたもたしていると近所の人に見つかるぞ」
「それは大変だな」
「なに他人事みたいに言ってんだ、走るぞ」
「へいへい」
男は最後に名残惜しそうに自分の生家を見つめていたが、やがて決心したように前を向いて走り出した。
ぽつりぽつりと道端に咲く桜の木が、男たちを見送るようにその枝を揺らした。
彼らがまたここに戻ってくるのには早くても2年後となる。
「お前達待っていたぞ、早く乗れ」
「悪いな、じっちゃん、学校までよろしく頼むぜ」
「おう、まかせとけ」
男達の威勢の良い会話が登り始めた朝日を背にかわされた。
彼らの前には土の滑走路に佇む一機の飛行機がある。
大気が揺れ、朝の冷気が一瞬にして飛散した。
故郷の地面に強烈な振動を伝え3人の乗る『彩雲』が飛び立った。
最高速度は時速609.5km、航続距離5,308km、をほこる偵察機である。
一番前の操縦席にはじっちゃんが、真ん中の席には零が、一番後ろの席には隼人が搭乗した。
「それにしてもよくじっちゃんは、こんなレアな飛行機持ってたな。まぁ今更驚かないけど流石だよ」
俺はいつものことながら尊敬半分、呆れ半分で突っ込みを入れた。
「何と言っても仙人のあだ名を持ってるくらいだからね」
それに続けて先ほど零を呼びにきた男はふざけたような話し方で、それでも内容は大真面目だというように切り返してくる。
実際、この爺さんの年齢はかるく90歳を超えている。それなのにあまりにピンピンしているために悪魔に魂を売ったなんて噂になってしまっている人なのだ。
それでここらの出身の人は皆この爺さんのことを敬意(?)をこめて仙人と呼んでいるのだ。
しかしながら実はこの仙人というあだ名はこの人の経歴を見るとあながち間違っていないというのだから驚きである。
と、いうのも昔はあの大戦において単機で敵機5機と互角以上に戦える実力を持っていた歴戦の戦士だったのである。
1対5の戦いで互角以上の戦いをするなどいくら歴戦の戦士といえどもまさに仙人くらいしかできそうにないことである。
まぁ今ではその大戦も終わり、地球平和への道を歩んでいる状況となっている。
その取り組みとして、軍事開発の禁止が発表された事は代表例だろうか。
けど、だからと言って空賊まがいのような小さな悪はどこの時代にも居るわけで、飛行機での生活が基本となった現代では輸送機や新米飛行機乗りなどの航空弱者を墜として自分の撃墜数を増やそうとする悪共が居るわけなのである。
その行為も脱出用バルーン等の技術が開発されたことによる被撃墜死亡率のほぼ完全0パーセント化に背景があるのは皮肉なところだろうか。
他には〝ランキング制〟も空賊行為の拡大に繋がっているという見方もある。
しかし、ランキング制は一応エントリー者は全て識別信号が与えられており、正体が簡単にバレるためその動きは顕著であるという見方の方が有力であった。
まぁ、この爺さんも今では退職してはいるのだが、そんな奴らが一向に減らないため、昔、派遣の護衛会社に務めた経験を活かして趣味の程度で護衛任務をこなして小遣い稼ぎをしている。
つまり、この爺さんは今でもフリーで活動しているベテラン中のベテランの飛行機乗りなのである。
「そういえばお前達に話さなければならないことがあったんじゃった!」
俺の中で現在進行形の人物紹介を受けていた爺さんだが実は俺達とは師弟関係にある。
勿論、爺さんが師匠である。
「なんだよ急に、びっくりしたじゃないか!」
「まあまあ零は一旦落ち着いて、柄にもなく師匠が今旅立とうとする弟子に向けて言葉をくれるそうなんだから」
隼人が茶化した態度で俺に大人しく話を聞くように促した。そんなことを言われなくても俺は話を聞く気は満々だった。
何と言っても尊敬する師匠の話である。
もっと実力を上げるためにもそして……澄清の翼を手に入れる為にも……。
空で語られる師匠の言葉を聞き逃す気はさらさらなかった。そう感じているのは隼人も一緒のようだった。
俺と隼人は伊達にガキの頃からつるんでいたいた訳ではない、お互いの考えていることなど目を合わせれば理解できるほどには俺達の絆は出来ていた。
「そんなに期待されても困るんじゃけどな……まず質問じゃがお前達強くなりたいか?」
いつになく師匠の顔は真剣だった。
「「当たり前だろ!!」」
俺と隼人の声がピタリと重なる。
師匠は俺と隼人の目をかわるがわる見つめたかと思うと、ふと、納得するようなそぶりを見せて静かに頷いた。
「お前達が強くなるためには仲間が必要じゃ、それを覚えておくがよい……。お前達の思いは確かに受け取ったよ、昔のつて等を使ってお前達は同じ小隊に配属されるように手配してある。小隊編成を楽しみにしておれ」
「仲間とは俺た……」
俺の言葉は形を作る前に突然の無線によって遮られた。
“ここからはラバウル航空高等学校の空域となります。ご用件のない場合はお引き取り願いますが、新入生の送迎でございますでしょうか?”
「ああ、新入生2人を連れている」
無線越しに師匠と学校側とのやり取りがしばらく続いた。
どうも入学式にまぎれてやってくるヒットマンに警戒しているらしく学校空域に入ってきた飛行機には必ず無線をいれているらしい。
“失礼致しました!それでは南側の滑走路をご利用ください”
どうも話はついたようだった。途中師匠が何か言ってからは学校側の対応が不気味なほど早かったことや、結構偉そうな人に一時的に話す人が変わったりしたこと以外は普通に話が済んだようだった。
『顔が広いと何かと便利じゃぞ』と、昔言われた事があったがこういう時に役に立つんだなと認識できた出来事であった。
学校で1番大きい滑走路に俺達の乗る彩雲が着陸した。俺達2人と師匠は滑走路に降りて向かい合っていた。
「じゃあなお前達立派な戦闘機乗りになれよ」
師匠としての言葉ではなく、小さい頃から飛行機に乗せて遊んでくれた近所の爺さんの顔がそこにはあった。俺の胸が急に熱くなった。
「ああ、俺は絶対爺さんを超えるような立派な戦闘機乗りになってやる。それまで生きてろよ」
「僕も師匠を超えるような立派な戦闘機乗りになれるように頑張るよ。だから、首を洗って待っててね」
朝の始まりの光が差し込む飛行場で新米の戦闘機乗りと古参の戦闘機乗りとの間に未来の戦いが約束された。
2人が去り、滑走路には古参の戦闘機乗りだけが残された。
「2人が澄清の翼に至らんことを……」
それは彼が口癖のように口にしていた言葉だった。
彼の顔は戦闘機乗りの顔に戻っていた。だがその瞳に勇ましさはなく遠い戦友を思う悲しい光を浮かばせていた。
……坂井さん
師匠の小さなつぶやきは風のいたずらによって遠くへと運ばれた。
朝5時にセットしていた目覚ましの音が小さな部屋の中で穏やかでない自己主張を行う。
ベッドから一人の男が起き上がって目覚ましを止めた。
男は優しく日の光が差し込む部屋の窓を全開にして朝の新鮮な空気を思いっきり吸い込んだ。
冷たい空気が男の意識を一気に覚醒までもっこさせる。
「やっと……、やっとこの日がやってきた」
まだ誰も起きていない時間に響く声は静かだったがこの言葉には確かな思いがあるのを感じさせられた。
「零、起きてるか?」
外から男を呼ぶ声がした。男にはそれが誰の声かわかっているようだった。
「今行く」
男は自分の勉強机の上にちゃんと手紙を置いたことを確認すると、昨日のうちから用意していた靴を履いて窓から外に飛び出した。
昔から山を駆け回った身としてはこれくらい造作もない。
無駄に着地を決めると俺は迎えに来た親友にいたずらっ子の笑をプレゼントする。
「急ごうぜ。もたもたしていると近所の人に見つかるぞ」
「それは大変だな」
「なに他人事みたいに言ってんだ、走るぞ」
「へいへい」
男は最後に名残惜しそうに自分の生家を見つめていたが、やがて決心したように前を向いて走り出した。
ぽつりぽつりと道端に咲く桜の木が、男たちを見送るようにその枝を揺らした。
彼らがまたここに戻ってくるのには早くても2年後となる。
「お前達待っていたぞ、早く乗れ」
「悪いな、じっちゃん、学校までよろしく頼むぜ」
「おう、まかせとけ」
男達の威勢の良い会話が登り始めた朝日を背にかわされた。
彼らの前には土の滑走路に佇む一機の飛行機がある。
大気が揺れ、朝の冷気が一瞬にして飛散した。
故郷の地面に強烈な振動を伝え3人の乗る『彩雲』が飛び立った。
最高速度は時速609.5km、航続距離5,308km、をほこる偵察機である。
一番前の操縦席にはじっちゃんが、真ん中の席には零が、一番後ろの席には隼人が搭乗した。
「それにしてもよくじっちゃんは、こんなレアな飛行機持ってたな。まぁ今更驚かないけど流石だよ」
俺はいつものことながら尊敬半分、呆れ半分で突っ込みを入れた。
「何と言っても仙人のあだ名を持ってるくらいだからね」
それに続けて先ほど零を呼びにきた男はふざけたような話し方で、それでも内容は大真面目だというように切り返してくる。
実際、この爺さんの年齢はかるく90歳を超えている。それなのにあまりにピンピンしているために悪魔に魂を売ったなんて噂になってしまっている人なのだ。
それでここらの出身の人は皆この爺さんのことを敬意(?)をこめて仙人と呼んでいるのだ。
しかしながら実はこの仙人というあだ名はこの人の経歴を見るとあながち間違っていないというのだから驚きである。
と、いうのも昔はあの大戦において単機で敵機5機と互角以上に戦える実力を持っていた歴戦の戦士だったのである。
1対5の戦いで互角以上の戦いをするなどいくら歴戦の戦士といえどもまさに仙人くらいしかできそうにないことである。
まぁ今ではその大戦も終わり、地球平和への道を歩んでいる状況となっている。
その取り組みとして、軍事開発の禁止が発表された事は代表例だろうか。
けど、だからと言って空賊まがいのような小さな悪はどこの時代にも居るわけで、飛行機での生活が基本となった現代では輸送機や新米飛行機乗りなどの航空弱者を墜として自分の撃墜数を増やそうとする悪共が居るわけなのである。
その行為も脱出用バルーン等の技術が開発されたことによる被撃墜死亡率のほぼ完全0パーセント化に背景があるのは皮肉なところだろうか。
他には〝ランキング制〟も空賊行為の拡大に繋がっているという見方もある。
しかし、ランキング制は一応エントリー者は全て識別信号が与えられており、正体が簡単にバレるためその動きは顕著であるという見方の方が有力であった。
まぁ、この爺さんも今では退職してはいるのだが、そんな奴らが一向に減らないため、昔、派遣の護衛会社に務めた経験を活かして趣味の程度で護衛任務をこなして小遣い稼ぎをしている。
つまり、この爺さんは今でもフリーで活動しているベテラン中のベテランの飛行機乗りなのである。
「そういえばお前達に話さなければならないことがあったんじゃった!」
俺の中で現在進行形の人物紹介を受けていた爺さんだが実は俺達とは師弟関係にある。
勿論、爺さんが師匠である。
「なんだよ急に、びっくりしたじゃないか!」
「まあまあ零は一旦落ち着いて、柄にもなく師匠が今旅立とうとする弟子に向けて言葉をくれるそうなんだから」
隼人が茶化した態度で俺に大人しく話を聞くように促した。そんなことを言われなくても俺は話を聞く気は満々だった。
何と言っても尊敬する師匠の話である。
もっと実力を上げるためにもそして……澄清の翼を手に入れる為にも……。
空で語られる師匠の言葉を聞き逃す気はさらさらなかった。そう感じているのは隼人も一緒のようだった。
俺と隼人は伊達にガキの頃からつるんでいたいた訳ではない、お互いの考えていることなど目を合わせれば理解できるほどには俺達の絆は出来ていた。
「そんなに期待されても困るんじゃけどな……まず質問じゃがお前達強くなりたいか?」
いつになく師匠の顔は真剣だった。
「「当たり前だろ!!」」
俺と隼人の声がピタリと重なる。
師匠は俺と隼人の目をかわるがわる見つめたかと思うと、ふと、納得するようなそぶりを見せて静かに頷いた。
「お前達が強くなるためには仲間が必要じゃ、それを覚えておくがよい……。お前達の思いは確かに受け取ったよ、昔のつて等を使ってお前達は同じ小隊に配属されるように手配してある。小隊編成を楽しみにしておれ」
「仲間とは俺た……」
俺の言葉は形を作る前に突然の無線によって遮られた。
“ここからはラバウル航空高等学校の空域となります。ご用件のない場合はお引き取り願いますが、新入生の送迎でございますでしょうか?”
「ああ、新入生2人を連れている」
無線越しに師匠と学校側とのやり取りがしばらく続いた。
どうも入学式にまぎれてやってくるヒットマンに警戒しているらしく学校空域に入ってきた飛行機には必ず無線をいれているらしい。
“失礼致しました!それでは南側の滑走路をご利用ください”
どうも話はついたようだった。途中師匠が何か言ってからは学校側の対応が不気味なほど早かったことや、結構偉そうな人に一時的に話す人が変わったりしたこと以外は普通に話が済んだようだった。
『顔が広いと何かと便利じゃぞ』と、昔言われた事があったがこういう時に役に立つんだなと認識できた出来事であった。
学校で1番大きい滑走路に俺達の乗る彩雲が着陸した。俺達2人と師匠は滑走路に降りて向かい合っていた。
「じゃあなお前達立派な戦闘機乗りになれよ」
師匠としての言葉ではなく、小さい頃から飛行機に乗せて遊んでくれた近所の爺さんの顔がそこにはあった。俺の胸が急に熱くなった。
「ああ、俺は絶対爺さんを超えるような立派な戦闘機乗りになってやる。それまで生きてろよ」
「僕も師匠を超えるような立派な戦闘機乗りになれるように頑張るよ。だから、首を洗って待っててね」
朝の始まりの光が差し込む飛行場で新米の戦闘機乗りと古参の戦闘機乗りとの間に未来の戦いが約束された。
2人が去り、滑走路には古参の戦闘機乗りだけが残された。
「2人が澄清の翼に至らんことを……」
それは彼が口癖のように口にしていた言葉だった。
彼の顔は戦闘機乗りの顔に戻っていた。だがその瞳に勇ましさはなく遠い戦友を思う悲しい光を浮かばせていた。
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