6 / 15
突然の旅立ち。
○したいほど嫌な奴がいます。テイク1!
しおりを挟む
唐突ではあるが現在、祭は森の中を散策している…アイドゥの元から逃げだして。
「へへっ!あいつ、俺が『しょんべん行ってくるからトイレに来んな!』って言ったら呑気に茶なんか飲みやがって…。まぁ?作戦通りだし?俺も逃げ出したかったから良かったけど!」
森の中を散策しながら自分がこちらの世界に来た”扉”を探しに行く。きらりと輝く金色の月のピアスを外したくても外すと何が起こるのか分からない謎の恐怖で祭は外せずにいる。そんな彼はなぜ逃げ出したのかと言えば…。
『君はこの水以外、ここで食料を食べてはいけない。…その代わり、俺の精液なら飲んでも良いよ?』
淹れても貰った茶を飲みながらアイドゥは祭に絶食宣言をしたのだ。驚いて茶を器官へと入れてしまい咽る祭に関わらず、アイドゥは話を進める。
『この世界で君みたいなおバカな人間が食べるのはちょ~っと厄介なんだよね~。でも人間って食べないと死ぬでしょ?だから俺の精液を食料にすればいいかな~って。』
『げっほげっほ!!!ふ…ふざけんな!なんでてめぇのザ○メン飲まないかんのじゃ!??』
顔を赤くして文句を言う祭に迫るのは顔だけは端正かつ美麗なチャイナ服を纏う青年のアイドゥである。彼は祭に迫ってにっこりと笑ってからとある言葉を口にした。
『デュラム。<マツリを拘束>して。」
「えっ??」
すると祭は動かなくなってしまった。何故か動かぬ身体に祭は顔を青くさせる。しかし口はちゃんと動くので祭はキャンキャンと子犬のように吠えるのだ。
『てめぇ!!なんかしたんだろ??…今度はてめぇのチ○コ噛み切って女にさせてやる!そんで俺に犯されて』
『何バカなこと言ってんの~?マツリは。…本当におバカさんで可愛いなぁ。』
-チュッ。
アイドゥに頬にキスをされた祭は本来であれば物騒ではあるものの飛び蹴りをしたいくらいの勢いで彼をぶっ倒したいいなのだが如何せん身体が動けずにいる。そしてそんな彼を見てアイドゥはにっこりと微笑んでからデュラムに命令するのだ。
『デュラム。<永続。マツリが俺に歯向かったら俺の目の前で射精>って記録しておいて。』
『はぁっ!??また何言いだして』
すると祭の耳元で輝く月のピアスが軽く揺れてきらりと輝いた。そして一瞬輝いたかと思えばピアスは揺れるのを止めて通常の状態に戻る。しかし何も分かっていない祭は動けない身体であるにも関わらず自身の右手だけ動かそうと力を込めてアイドゥに向ければ…なんと彼の頬を掠めたのだ。不敵に笑う祭と気配を察知して避けるアイドゥではあるが、彼は祭に関心を抱く。
『!!?術を破った?…ふふっ。やっぱり君は特別な存在なんだね。…でも。』
『ふぁっ!?いぁっぁ!!?なんか…ムズムズしてぇっ…。あぁぅっ!!??』
すると祭はズボン越しから射精をしてしまったのだ。恥ずかしさでいっぱいになる祭は動けないまま顔を真っ赤にすればアイドゥが耳元で囁くのだ。
『君のズボンが汚れちゃったね…。俺が拭いてあげようか?…淫乱おバカ君?』
『う…うるせぇ。…こんなの、卑怯…だ。』
恥ずかしさのあまり泣いてしまいそうになる祭はこの日からアイドゥに逆らうものなら恥ずかしい目に遭うことが分かった。
湖へと向かう祭はアイドゥの存在に恐れを抱いているものの今回は歯向かってはいない。…ただ逃亡して祖国へと帰りたいが為の行動だと考え直して自分の行動を正当化する。そして彼は湖へと向かう。
湖へと着いたが扉は存在しなかった。
「マジかよ…。無いのかよ。…あぁ。最悪。…どう帰れば。」
「帰るってどこに帰るのさ?」
「えっ?…誰だ?」
祭が声のする方へと向ければそこには白い妖精がそこに居た。白く長い髪はまるで雪のようであり美しく透明な羽は氷の結晶を想起させる。そんな彼女は祭の周囲を飛んでから彼の肩に乗るのだ。
「私はエルリアさね。ここの世界の主人に『あなたを見つけてきて。』って命令されたのさね。…あなたは異世界の人間さね?」
「あ…あぁ。…というか…、”さね”って。どんな方言?」
「ホウゲン?面白い表現を使うんさね~?やっぱ主(あるじ)の言う通り、面白くて可愛い奴っちゃね~。」
クスクスと笑うエルリアに祭は首を傾げるもののそんなことよりも今は扉の存在が大事であった。
「主?の存在はおいて置いていて…。お前」
「エルリアさね!エ・ル・リ・ア!」
有無を言わせぬようなエルリアの圧に祭は負ける。
「…エルリアは扉を知らないか?喋るんだ!そいつ!」
「トビラ…?さね?知らないさね。」
「知らない?本当にか?」
再度尋ねる祭にエルリアは考えてからこのような発言をする。
「主からこんなことを聞いた事があるさね。『異世界の扉開く時、勇者を連れて前に出ろ。』って。…この世界の勇者は”カギ”って意味さね。」
「カギって…。そんなのどこに」
「カギを探してるの?」
再び誰かに尋ねられて振り向いてみれば…自分の心を射止めた美少女のムーンがそこに居た。
「…ムーンちゃん?なんで、ここに?」
「なんでって…あなたに会いたかったから。」
にっこりと微笑むその可憐な姿は祭の中で誰かと似ている気がしたものの彼女の気持ちが嬉しかったのであった。
「へへっ!あいつ、俺が『しょんべん行ってくるからトイレに来んな!』って言ったら呑気に茶なんか飲みやがって…。まぁ?作戦通りだし?俺も逃げ出したかったから良かったけど!」
森の中を散策しながら自分がこちらの世界に来た”扉”を探しに行く。きらりと輝く金色の月のピアスを外したくても外すと何が起こるのか分からない謎の恐怖で祭は外せずにいる。そんな彼はなぜ逃げ出したのかと言えば…。
『君はこの水以外、ここで食料を食べてはいけない。…その代わり、俺の精液なら飲んでも良いよ?』
淹れても貰った茶を飲みながらアイドゥは祭に絶食宣言をしたのだ。驚いて茶を器官へと入れてしまい咽る祭に関わらず、アイドゥは話を進める。
『この世界で君みたいなおバカな人間が食べるのはちょ~っと厄介なんだよね~。でも人間って食べないと死ぬでしょ?だから俺の精液を食料にすればいいかな~って。』
『げっほげっほ!!!ふ…ふざけんな!なんでてめぇのザ○メン飲まないかんのじゃ!??』
顔を赤くして文句を言う祭に迫るのは顔だけは端正かつ美麗なチャイナ服を纏う青年のアイドゥである。彼は祭に迫ってにっこりと笑ってからとある言葉を口にした。
『デュラム。<マツリを拘束>して。」
「えっ??」
すると祭は動かなくなってしまった。何故か動かぬ身体に祭は顔を青くさせる。しかし口はちゃんと動くので祭はキャンキャンと子犬のように吠えるのだ。
『てめぇ!!なんかしたんだろ??…今度はてめぇのチ○コ噛み切って女にさせてやる!そんで俺に犯されて』
『何バカなこと言ってんの~?マツリは。…本当におバカさんで可愛いなぁ。』
-チュッ。
アイドゥに頬にキスをされた祭は本来であれば物騒ではあるものの飛び蹴りをしたいくらいの勢いで彼をぶっ倒したいいなのだが如何せん身体が動けずにいる。そしてそんな彼を見てアイドゥはにっこりと微笑んでからデュラムに命令するのだ。
『デュラム。<永続。マツリが俺に歯向かったら俺の目の前で射精>って記録しておいて。』
『はぁっ!??また何言いだして』
すると祭の耳元で輝く月のピアスが軽く揺れてきらりと輝いた。そして一瞬輝いたかと思えばピアスは揺れるのを止めて通常の状態に戻る。しかし何も分かっていない祭は動けない身体であるにも関わらず自身の右手だけ動かそうと力を込めてアイドゥに向ければ…なんと彼の頬を掠めたのだ。不敵に笑う祭と気配を察知して避けるアイドゥではあるが、彼は祭に関心を抱く。
『!!?術を破った?…ふふっ。やっぱり君は特別な存在なんだね。…でも。』
『ふぁっ!?いぁっぁ!!?なんか…ムズムズしてぇっ…。あぁぅっ!!??』
すると祭はズボン越しから射精をしてしまったのだ。恥ずかしさでいっぱいになる祭は動けないまま顔を真っ赤にすればアイドゥが耳元で囁くのだ。
『君のズボンが汚れちゃったね…。俺が拭いてあげようか?…淫乱おバカ君?』
『う…うるせぇ。…こんなの、卑怯…だ。』
恥ずかしさのあまり泣いてしまいそうになる祭はこの日からアイドゥに逆らうものなら恥ずかしい目に遭うことが分かった。
湖へと向かう祭はアイドゥの存在に恐れを抱いているものの今回は歯向かってはいない。…ただ逃亡して祖国へと帰りたいが為の行動だと考え直して自分の行動を正当化する。そして彼は湖へと向かう。
湖へと着いたが扉は存在しなかった。
「マジかよ…。無いのかよ。…あぁ。最悪。…どう帰れば。」
「帰るってどこに帰るのさ?」
「えっ?…誰だ?」
祭が声のする方へと向ければそこには白い妖精がそこに居た。白く長い髪はまるで雪のようであり美しく透明な羽は氷の結晶を想起させる。そんな彼女は祭の周囲を飛んでから彼の肩に乗るのだ。
「私はエルリアさね。ここの世界の主人に『あなたを見つけてきて。』って命令されたのさね。…あなたは異世界の人間さね?」
「あ…あぁ。…というか…、”さね”って。どんな方言?」
「ホウゲン?面白い表現を使うんさね~?やっぱ主(あるじ)の言う通り、面白くて可愛い奴っちゃね~。」
クスクスと笑うエルリアに祭は首を傾げるもののそんなことよりも今は扉の存在が大事であった。
「主?の存在はおいて置いていて…。お前」
「エルリアさね!エ・ル・リ・ア!」
有無を言わせぬようなエルリアの圧に祭は負ける。
「…エルリアは扉を知らないか?喋るんだ!そいつ!」
「トビラ…?さね?知らないさね。」
「知らない?本当にか?」
再度尋ねる祭にエルリアは考えてからこのような発言をする。
「主からこんなことを聞いた事があるさね。『異世界の扉開く時、勇者を連れて前に出ろ。』って。…この世界の勇者は”カギ”って意味さね。」
「カギって…。そんなのどこに」
「カギを探してるの?」
再び誰かに尋ねられて振り向いてみれば…自分の心を射止めた美少女のムーンがそこに居た。
「…ムーンちゃん?なんで、ここに?」
「なんでって…あなたに会いたかったから。」
にっこりと微笑むその可憐な姿は祭の中で誰かと似ている気がしたものの彼女の気持ちが嬉しかったのであった。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
反抗期真っ只中のヤンキー中学生君が、トイレのない課外授業でお漏らしするよ
こじらせた処女
BL
3時間目のホームルームが学校外だということを聞いていなかった矢場健。2時間目の数学の延長で休み時間も爆睡をかまし、終わり側担任の斉藤に叩き起こされる形で公園に連れてこられてしまう。トイレに行きたかった(それもかなり)彼は、バックれるフリをして案内板に行き、トイレの場所を探すも、見つからず…?
クソザコ乳首くんの出張アクメ
掌
BL
おさわりOK♡の家事代行サービスで働くようになった、ベロキス大好きむっつりヤンキー系ツン男子のクソザコ乳首くんが、出張先のどすけべおぢさんの家で乳首穴開き体操着でセクハラ責めされ、とことんクソザコアクメさせられる話。他腋嗅ぎ、マイクロビキニなど。フィクションとしてライトにお楽しみください。
ネタの一部はお友達からご提供いただきました。ありがとうございました!
pixiv/ムーンライトノベルズにも同作品を投稿しています。
なにかありましたら(web拍手)
http://bit.ly/38kXFb0
Twitter垢・拍手返信はこちらから
https://twitter.com/show1write
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
不運が招く人間兵器の異世界生活
紫苑
BL
「お嬢様っ!!!」
突如高級ホテルのロビーの一部、俺がこっそり護衛するお嬢様の箇所だけ光り輝き、そしてポッカリとお足元に穴が開いた。
助けようとしたお嬢様に足蹴にされ、まさか自分が穴に突き落とされようとは・・・・・・・。
辿り着いた先は、敵意剥き出しの豪華絢爛場。
俺はお役目全くなしということで、放逐され、殺されかけ、辿り着いた先は黒い靄が覆う森。
その原因を探り、浄化するために俺は森の中に入り、森を綺麗にする。
綺麗になった森に感づいたフィルハート帝国の第三王子殿下及び騎士団団長、騎士団副団長はそこに向かう。
そして、4人は出会うのであった・・・・・・・・。
「※」は年齢制限のお話です。(ムーンライトノベルズ様で先行掲載しています)
第11回BL小説大賞にエントリーしました!よろしくお願い致します。
ファンタジーな世界でエロいことする
もずく
BL
真面目に見せかけてエロいことしか考えてないイケメンが、腐女子な神様が創った世界でイケメンにエロいことされる話。
BL ボーイズラブ 苦手な方はブラウザバックお願いします
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる